> 健康・美容チェック > 目の病気 > 花粉症の症状 > 目のかゆみ > どうして花粉症になると、まぶたが腫れるのか?その2つの原因|花粉症の症状
花粉症とは、花粉により、主に鼻の粘膜や目の粘膜に起こるアレルギー疾患で、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などの諸症状を引き起こします。
花粉症の時期には、まぶたが腫れるという症状が出る人がいると思いますが、なぜ花粉症になると、まぶたが腫れるのでしょうか?
【目次】
■花粉症の症状
【目の花粉症の症状 関連記事】
- どうして目に異物(花粉など)が入ると、目がかゆくなるのか?
- どうして花粉症になると、まぶたが腫れるのか?その2つの原因|花粉症の症状
- どうして花粉症になると、涙が出る(涙の量が増える)のか?|花粉症の症状
- なぜ花粉症で「目が痛い」という症状が出るの?|花粉症による目の痛み対策
- 実際に感じている花粉症の症状第1位は「目のかゆみ」
- 花粉症の症状:目のかゆみ・充血 洗いすぎは逆効果
【鼻の花粉症の症状 関連記事】
【のどの花粉症の症状 関連記事】
- なぜ花粉症になると「咳(せき)」が出るの?その原因|花粉症の症状
- 花粉症患者の約8割が実感するのどの異常の理由とは
- 花粉症の人で「口の中がピリピリしびれる」は要注意!野菜や果物でアレルギー反応が起きる!?
【肌の花粉症の症状 関連記事】
■どうして花粉症になると、まぶたが腫れるのか?
Hermes Rivera|unsplash
花粉症によってまぶたが腫れる原因としては大きく分けて2つ考えられます。
1.目のかゆみでまぶたをこすること
泣いた翌朝に目が腫れるという経験をしたこともあるのではないでしょうか?
これは泣くこと=涙が出たことによって目が腫れているわけではなく、涙を拭こうとするときに、まぶたをこすることによって、まぶたが腫れてしまっているのです。
ですから、泣きたい夜にはまぶたさえこすらなければ翌朝に目が腫れることはないのです。
2.アレルギー反応
目に異物(花粉など)が入ってくると、結膜で、異物の刺激に対して物質が出されます。
そして、その異物から目を守るために、血管に働きかけ、血管を拡張させて血流を増やしたり、目の粘膜の表面にある知覚神経を刺激して、目のかゆみを起こしたり、涙の量を増やしたりします。
その反応の一つとして、まぶたの腫れという症状が起きることがあります。
つまり、目のかゆみや目の腫れ、充血などは、入ってしまった異物を体外に出そうとするために起きているのです。
→ 花粉症の症状(目・鼻・のど) について詳しくはこちら
→ 秋の花粉症|9月・10月に目がかゆい・鼻水が出るなどの症状 について詳しくはこちら
→ 花粉症対策|マスク・メガネ・乳酸菌・ポリフェノール について詳しくはこちら
→ 目がかゆい|目のかゆみの原因・対策・対処法 について詳しくはこちら
■花粉症による目のかゆみ対策・対処法
●目を洗うときは注意が必要
花粉症対策のための目のケアとして多くの人が「目を洗う」と答えているそうですが、これが目のトラブルを招く恐れがあるようです。
花粉症の症状:目のかゆみ・充血 洗いすぎは逆効果によれば、洗いすぎると、目を保護している物質まで洗い流され、目に傷がつき、傷が増えると、粘膜が弱くなって花粉症の症状が出やすくなるそうです。
●コンタクトレンズ
コンタクトレンズ使用者で花粉症の方は、花粉症の時期はできれば眼鏡(花粉対策メガネなど)に変えたほうが良いようです。
どうしてもコンタクトレンズを使用したい人は、ハードレンズの場合は、洗浄専用液でしっかりこすり洗いし花粉を落とすようにし、ソフトレンズの場合は、一日使い捨てタイプを使用し、かゆくなったらすぐ取り換えるほうが良いようです。
きちんとした目のケアをして、花粉症の時期を乗り越えましょう。
●花粉症に効果的な食べ物の組み合わせは「飲むヨーグルト+ミカンの皮」
愛媛大の菅原卓也教授のグループによれば、ミカンの皮とヨーグルトに含まれる成分を同時に摂取すると、かゆみなどの花粉症の症状が和らぐ効果があるとする研究結果を発表したそうです。
「ノビレチン」と「βラクトグロブリン」という2つの成分の相乗効果は花粉による過剰な反応を弱め、化学物質の放出を抑えると考えられるそうです。
ミカンの皮は苦いので、飲むヨーグルト150mlとミカンの皮1個分を3等分にして朝・昼・夜に分けるとよいそうです。
■まとめ
花粉症になると、まぶたが腫れる原因としては大きく分けると、1.目のかゆみでまぶたをこすること、2.アレルギー反応、の2つが考えられます。
花粉症の症状として、花粉が目や鼻の粘膜に入ると、目がかゆくなり、目をこすってしまいますが、茶クマ(目の周りをこすることにより、目の周囲の皮膚にメラニン色素が沈着して茶色っぽく見える目の下のクマ)ができてしまうかもしれませんので、こすりすぎには注意が必要です。
【花粉症 関連記事】