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性差医療とは?|なぜ病気の発症に男女差があるのか?

Handshake man - women

by Flazingo Photos(画像:Creative Commons)




講演:危険因子の男女別頻度、グラフを交えて解説--富山で天野医師 /富山

(2009/7/28、毎日新聞)

性差医療とは、発症の男女比が圧倒的にどちらかの性に傾いている病気、また発症率が同じ程度でも男女間で臨床的な差がある病気などについて研究し、その結果を診断や治療法などに反映しようという医療改革。

病気の危険因子の男女別頻度を研究することによって、診断や治療法に生かそうとするのが「性差医療」のようです。

例えば、男女で2倍以上の死亡率の差がある疾患として、男性に多い疾患やがん、女性に多い痴呆や老衰が挙げられる。

また血圧やコレステロール値、血糖値、肥満度などは平均値に男女差がある。

このような疾患では、性差を考慮した医療の需要が高まっているが、まだまだ国内でも理解や認知度は低いのが現状だ。

なぜ病気の発症に男女差があるのかということを研究すれば、その病気の原因もつかめるかもしれませんし、また、より適切な治療法ができるかもしれません。

記事によれば、この考え方はまだまだ認知度が低いそうなのですが、ぜひ今後の医療に役立ててほしいですね。







女性メタボ、腹囲80センチ? =診断基準の見直しも-厚労省研究班

女性メタボ、腹囲80センチ? =診断基準の見直しも-3万人超解析・厚労省研究班

(2010/2/20、時事通信)

メタボリック症候群対策の特定健診をめぐり、厚生労働省の研究班は20日までに、3万人以上のデータ解析で、腹囲が大きいほど同症候群や心臓病などのリスクが高まるとする報告書をまとめた。

腹囲測定の有用性が裏付けられたといえるが、明確にリスクの高低を分ける数値を決めるのは困難で、女性の場合、現行の「90センチ以上」よりも「80センチ以上」が適切であることも示唆された。

厚労省研究班によれば、

  • 腹囲が大きいほど心筋梗塞や脳卒中などの病気になるリスクが高まる
  • 腹囲が大きいほど、メタボリックシンドロームのリスク要因(高血糖、脂質異常、高血圧)を2つ以上持つ率が高かった。
  • 女性の場合は、現在の腹囲基準「90cm以上」ではなく、「80cm以上」の方が適切である

との報告が出されました。

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マライア・キャリー激太りの予感?!

マライア・キャリー激太りの予感!むっちりな二の腕にメディアから散々な言われよう

(2010/2/16、シネマトゥデイ)

これまでに何度も、激太りを繰り返し、そのたびに話題になっていたマライア・キャリーが再び太りだしたと、騒がれている。

カナダのパームスプリングス国際映画祭に出席し、久々に人前でパフォーマンスを行ったマライアだが、映画祭とは関係ない体型にクレームをつけられてしまった。

マライアは以前から「わたしは太りやすいし、ポテトチップスが大好き」と認めていたが、一回太りだすと驚くほど体型が変わってしまいその後、短期間で急激なダイエットを行ってきたため専門家から危険と指摘されていた。

この記事で紹介されている専門家からも指摘されている通り、短期間で急激なダイエットは大変危険だと思います。

また、短期間で急激なダイエットとリバウンドを繰り返すと、今後やせづらくなってくるはずです。

※特に、余り運動をせずに、食事制限だけでダイエットした場合、短期間で急激なダイエットとリバウンドを繰り返すと、筋肉が落ちてしまい、徐々に代謝が低くなり、やせづらくなります。

体のためにも、短期間で急激なダイエットが必要のないライフスタイルへと変更してもらいたいですね。

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子どもの肥満は55歳になる前に死亡するリスクを高める

... and beat children at it!

by Connie Ma(画像:Creative Commons)




子どもの肥満は成人後の早期死亡の原因に、研究

(2010/2/13、AFPBB)

子ども時代に肥満児だった場合、55歳になる前に死亡するリスクが高まるとの調査結果が10日発行の医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された。

<中略>

また調査の結果、肥満児だった人の内因性死亡率は、子ども時代にやせていた人の約2倍にのぼることも分かった。

子供時代に肥満だった場合、大人になってから早い時期(55歳まで)になくなるリスクが高まるそうです。

子供の頃の肥満が、その人の寿命に大きく影響を与えるおそれがあるため、子供の頃からの教育が大事になってきそうです。







iPS細胞で老化や細胞のがん化にかかわるテロメア(Telomeres)の修復に成功|米ボストン小児病院などのチーム

Telomeres

by AJC1(画像:Creative Commons)




iPS細胞:作成技術で長寿に? 米チーム、老化にかかわるテロメア修復

(2010/2/18、毎日新聞)

染色体の両端部「テロメア」が異常に短くなる難病の患者の皮膚細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り、長さを回復させることに、米ボストン小児病院などのチームが成功した。

テロメアは老化や細胞のがん化にかかわることが知られており、生命活動の営み解明やがん治療に役立つ可能性がある。

17日付の英科学誌ネイチャー電子版で発表した。

ボストン小児病院などのチームによれば、老化や細胞のがん化にかかわることが知られているテロメアの修復(長さの回復)に成功したそうです。

チームは、先天性角化異常症という遺伝性疾患に着目。

テロメアを維持する酵素「テロメラーゼ」が不足してテロメアが短くなる難病で、老化が早まるほか貧血や皮膚の異常などが起こる。

<中略>

その結果、患者の元の細胞では、テロメラーゼを構成する分子の一部が不足しているにもかかわらず、iPS細胞ではテロメラーゼが正常に働くようになることを突き止めた。

また、テロメアが修復され、正常の長さに戻ることも発見した。

今回の研究が、老化現象の解明につながるかもしれません。