> 健康・美容チェック > オメガ3 > オメガ3の美肌効果|オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?
【目次】
■オメガ3の美肌効果
by Mitya Ku(画像:Creative Commons)
2017年4月6日放送の『美と若さの新常識~カラダのヒミツ~ 「スプーン1杯の魔法 食べるアブラの極意」』(NHK BSプレミアム)では、麻布大学の守口徹教授が行なったオメガ3入りのエサとオメガ3なしのエサをマウスに与えて、マウスの肌にどのような変化が起こるのかを調べる実験を紹介しました。
その結果、オメガ3なしのエサを食べたマウスが黒くくすんでいるのに対して、オメガ3入りエサを食べたマウスのほうが肌が若々しくピンク色の肌になるという結果が出ました。
■オメガ3を摂取するとなぜ美肌になるのか?
オメガ3が十分にあると、オメガ3は血管にも作用し、血管を拡張する力を持っているため、血流を改善することにより、血液の循環はとてもスムーズです。
その結果、肌には栄養分が運ばれていくことにより、皮膚の細胞の新陳代謝を活発にして、肌を美しくしてくれると考えられます。
しかし、血液中にオメガ3が不足すると、栄養分の運搬が滞ってしまいがちになり、新陳代謝が活発ではないため、肌が荒れてしまうと考えられます。
麻布大学の守口徹教授によれば、オメガ3が細胞にあると本来の細胞の機能が維持でき、皮脂の供給などすべてがバランスよくいくそうです。
また、分泌を促してくれる下の方の細胞にオメガ3がないと指令が来なくなるそうです。
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■まとめ
参考画像:水産物の消費動向|水産庁(スクリーンショット)
麻布大学の守口徹教授によれば、オメガ3は青魚などの魚から摂るのが一番効率よいそうですが、水産庁による国民一人当たりの魚介類と肉類の摂取量推移によれば、平成18年には初めて肉類の摂取量が魚介類を上回り、21年には肉類と魚介類の摂取量が上回り、その差が拡大しているそうです。
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一日に必要なオメガ3の摂取量としては、いわし・あじで100g程度、クロマグロ(大トロ)で30g程度、サバの缶詰約70gです。
調理方法によってはオメガ3が減少してしまいます。
大阪ガスの実験結果によれば、油で揚げると残るのは50%、フライパンで焼くと残るのは80%、グリルで焼くと残るのは90%なのだそうです。
【参考リンク】
- チャン レニー サンマのEPA・DHA保持率に及ぼす加熱調理の影響 http://doi.org/10.11402/ajscs.27.0_29
フライ、グリル、フライパン調理時の EPA 保持率はそれぞれ 43、77、91%であり、DHA ではそれぞれ 48, 75,99% であった。
- EPA、DHAは焼き魚とフライではどちらが多く残るのか?|大阪ガス
オメガ3が減少しないように青魚を調理して美肌になりましょう。
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