■高齢者宅には年475億円分の残薬(飲み残し・飲み忘れの薬)がある!?|解決する4つの方法
by Michael Nutt(画像:Creative Commons)
飲めずに「残薬」、山積み 高齢者宅、年475億円分か
(2015/4/8、朝日新聞デジタル)
日本薬剤師会は2007年、薬剤師がケアを続ける在宅患者812人の残薬を調査。患者の4割超に「飲み残し」「飲み忘れ」があり、1人あたり1カ月で3220円分が服用されていなかった。金額ベースでは処方された薬全体の24%にあたり、厚労省がまとめた75歳以上の患者の薬剤費から推計すると、残薬の年総額は475億円になるという。
高齢者宅の残薬の年総額は475億円にもなっているそうです。
糖尿病患者の治療継続は半数にとどまるによれば、糖尿病の合併症に不安を感じ、糖尿病の治療の重要性を認識していても、治療を継続できている人は半数なのだそうです。
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どんなに治療が大事だと認識していても、何らかの理由で治療が継続できないことがあるんですよね。
多種類を処方された場合など適切に服用できず、症状の悪化でさらに薬が増える悪循環もある。
処方された薬を適切に服用できずに、その結果、症状が悪化して薬が増えてしまい、また、その薬を飲み残してしまい、症状が更に悪くなっていく悪循環に陥ってしまうこともあるようです。
解決策としては、4つ。
1.服薬忘れ防止システム
いま注目のIot(モノのインターネット)を利用して、アプリや薬剤ケース・ボトルを連動させて薬を飲むタイミングを通知するシステムを開発するというアイデアがあります。
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さらに発展させて、服薬を一定期間忘れると、薬を処方・提供した薬剤師(薬局・病院)から一度連絡をするようにすると、よいかもしれません。
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2.処方薬を減らす
管理しきれないほどの多くの種類の薬があるので患者・医師も混乱しているかもしれません。
そこで、薬の種類をシンプルに管理できるようにすれば、できるかぎり処方薬を減らしていくことができるのではないでしょうか。
3.自動的に薬を投与するインプラント
生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズという記事で、このブログでは、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者の皮膚に超薄型で伸縮自在の電子装置を貼り付け、自動的に注射できるような仕組みというアイデアを考えてみました。
妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業によれば、海外では腕の内側などにホルモン剤を含んだ細長いプラスチック製の容器を埋め込む「避妊インプラント」が広く普及しているそうで、将来的には、糖尿病治療も同様の方法をとっていくことが予想されます。
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4.そもそも薬が必要なのか考える
症状の一部分だけを見て全体を見ていないことがあるかもしれません。
「木を見て森を見ず」ということですよね。
たしかに一部の症状は少し悪いかもしれないけど、薬を与えるほどではないケースもあるのではないでしょうか。
だからこそ、そもそも薬が必要なのかを考えることは重要になると思います。




