「子供」カテゴリーアーカイブ

子供における脳腫瘍は携帯電話の影響ではない?

IMG_0732

by Jason Lander(画像:Creative Commons)




携帯電話はがんの原因にならない…方に、新たな一票!

(2011/8/1、GIZMODE)

今回わかったのは、少なくとも幼児やティーンエイジャーにおける脳腫瘍は、携帯電話の影響ではないということです。

これは、スイス熱帯公衆衛星研究所のマーティン・ルースリ氏らが、ノルウェイ・デンマーク・スウェーデン・スイスの7歳から19歳までの子供1000人に対して行った調査に基づく結果です。

調査対象となった子供のうち、痛ましいことですが352人は脳腫瘍を発生してています。

その子供たちと同じデモグラフィックスの健康な子供たち646人が比較されました。

研究チームによる分析の結果、携帯電話利用と脳腫瘍には何も関係が見つかりませんでした。また、脳だけでなく頭部全体の腫瘍の増加に関しても携帯電話との関係は発見されませんでした。

スイス熱帯公衆衛星研究所のマーティン・ルースリ氏らが、子供1000人に対して行った調査に基づく結果によれば、携帯電話と脳腫瘍には関係がなかったそうです。

ただし研究チームでは、この結果は子供たちが携帯電話で通話よりメールやテキストメッセージの方を多用している傾向に影響されている可能性があるとしています。

子供たちの携帯電話の利用方法がメール中心である傾向から、はっきりと携帯電話と脳腫瘍都の間には関係がないとは言い切れないようです。







「性教育で興味がわき、子供の性環境が悪化」と保護者クレーム

先日、避妊しない女性たち 調査の6割「大丈夫な気がした」という記事で、妊娠を望んでいないにもかかわらず、約6割の女性が効果的な避妊をしていなかったことがわかったということをご紹介しましたが、現在の性教育はどのようになっているのでしょうか?

 

「性教育増進で興味がわき、性環境が悪化」と保護者クレーム

(2012/2/13、NEWSポストセブン)

ある日の中学校の保健体育の授業。性感染症の種類や、その恐ろしさが教えられていた。例えばエイズ。その予防法は「コンドームを使うこと」が大切だと先生がいう。しかし、実は今の日本では、いつ、どのようにコンドームを使えばいいか──つまり性交そのものに関わる直接的なことは教えることができないのだ。

その理由は、1999年に改訂された中学の学習指導要領に、性教育において「妊娠の経過は取り扱わない」と明記されたことにある。「妊娠の経過」には「性交」が含まれるので、日本の性教育では性交については教えていない。つまり、性交を教えずにコンドームを使うことを教えるという、ねじれが生じているのである。

「性器の名前や、セックスについて教える必要はまったくない」

「性教育を増進することによって、かえって性への興味がわき、子供の性環境が悪化する」

このような、保護者からの批判によって、実際には性教育が全く行なわれていない学校もあるほどだ。

性教育を行うことによって、性への興味が湧くと考えている保護者からの批判により、性教育の自粛ムードが広がっているそうです。

しかし、本当に性教育を行うことで性への興味が湧くのでしょうか。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」(著 ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー)にこのことに関連したことが紹介されています。

性的に積極的な方が仲間に好かれると信じている若者は、愛情を伴わない気軽なセックスをしがちである。

ネットワーク内で他人とつながる経路が多ければ多いほど、ネットワーク内を流れるものの影響を受けやすくなるのである。

パートナーの多い白人はパートナーの多い白人とセックスし、パートナーの少ない白人はパートナーの少ない白人とセックスする傾向があるのだ。

結果として、性感染症は性行動の活発な白人からなる中核部にとどまる。

また、今回紹介した本によれば、避妊具の使用といったさまざまな恋愛行動や性行為は、自分が属するネットワーク内でそうした行為がなされているかどうかに強い影響を受けるそうです。

大事なのは、仲間・ネットワークだと思うのです。

「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」には、より効果的に性感染症を防ぐためには、どうしたらよいかということも書かれています。

セーフセックスのキャンペーンを展開する場合、コミュニティの全メンバーに平等にメッセージを送るよりも、性行動の活発なメンバー(ネットワークの中核部、すなわちハブ)に直接伝えれば最も効果があがるという結論も得られた。

人々がリスクにさらされるかどうかは、その人がどんな人であるかより、誰と知り合いであるかで決まるのだ。

ネットワークの全体図を描き、社会的ネットワークのハブを見つけ出し、そのハブであるメンバーに対して、メッセージを伝えるというのが最も効果的なのだそうです。

 

【関連記事】

父親の浮気癖は息子に遺伝する?!

「父親の浮気癖は息子に遺伝する」チェコの研究で判明!

(2011/10/27、Menjoy!)

チェコのプラハにあるチャールズ大学を中心とする科学者チームは、86組のカップルを集め、男女の被験者に個別かつ極秘で、ふたりの関係やセックスに対する関心、家族背景および浮気について尋ねました。

その結果、父親が不誠実だと、その息子も浮気しやすいということが分かったのです。

研究リーダーのジャン・ハブリーチェック氏によると、男の子は『何が適切な行為なのか』『どんな悪事ならやりおおせるのか』自分の周囲を観察しながら成長するとのこと。その際、父親というのは良くも悪くも最大のお手本です。

一方、米国カルフォルニア大学の進化心理学者マーティー・ヘーズルトン氏によれば、女性は男性とは異なり、親の浮気の影響を受けません。

イギリスのニュースサイト『Mail Online』が紹介したこの研究によれば、父親の浮気癖は息子に遺伝するそうです。

容姿が似るだけでなく、浮気癖まで遺伝してしまうとは驚きですが、しかも、この浮気癖の遺伝は、「父から息子へ」という男性特有の現象だというのです。

 

■浮気をする理由

男性はなるべく多くの相手を得ようとするのに対し、女性は最高のパートナー・良き父を求めるのです。

今回の研究結果は、男性は女性よりも性欲によって浮気を起こしやすいという考えを実証しています。

男性が本命の相手との関係に満足しているかどうかは、浮気の可能性とは無関係だと分かったのです。

つまり、男性は「セックスしたい」「もっとたくさんセックスの相手が欲しい」という理由で浮気するのであって、妻との関係にうんざりしているから浮気するわけではありません。

一方、女性は本命との関係に何か不満なことがある場合に浮気しやすくなります。女性は、新しいパートナーを見つけるために浮気するのです。

男性は性欲によって浮気を起こしやすく、女性は、本命に不満があり、新しいパートナーを見つけるために浮気するそうです。

 

P.S. 母親の浮気癖が息子に遺伝するということはないのかどうか、気になります。

 

【関連記事】

現代の幼児は、泳ぐことや靴紐を締めることよりも早く、ITスキルを覚える

Alessi's turn on the iPad

by Marcus Kwan(画像:Creative Commons)




今どきの幼児:2割近くがiPhone操作可能

(2011/1/26、Wired)

セキュリティ・ソフトウェア・ベンダーの米AVG社が発表した新しい調査報告(PDF)によると、現代の幼児たちは、泳ぐことや「靴紐を自分で締める」といった技能を習得するよりもずっと早く、IT技術のスキルを覚えるのだ。

米AVG社によれば、現代の子供は、泳ぐことや靴紐を締めることよりも早く、ITスキルを覚えるそうです。

AVG社では、米国、カナダ、英国、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、日本、オーストラリア、ニュージーランドの、2歳から5歳の子供を持つ2200人の親たちを対象に調査を行なった。

そのうち19%が、自分の子供は、スマートフォンのアプリケーションにアクセスする方法を知っていると答えた。これは年齢の高い子供だけではない。2歳から3歳の子供の17%も、アクセスする方法を知っているという。さらに、58%がコンピュータ・ゲームをプレイできるし、25%はウェブ・ブラウザーを開いて使うことができるという。

対照的に、2歳から3歳の幼児のうち、自分で靴の紐を締められるのはわずか9%に過ぎず、大人の助けなく泳げる幼児の割合は20%、自転車に乗れる幼児は43%だった。

このことから思ったことは、ITに関するスキルのほうが、泳ぐことや靴を締めることよりも簡単なのか、楽しいのかはわかりませんが、早く習得することができるということです。

つまり、親たちが思っているよりも早くそうした環境に適応するということですね。

A Magazine Is an iPad That Does Not Work.m4v







【関連記事】

ノートPC利用の男性はご用心、無線LANで精子損傷の恐れ

Geeky Nap - IMG_5006

by Mireille Raad(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 不妊 > 男性不妊 > ノートPC利用の男性はご用心、無線LANで精子損傷の恐れ




ノートPC利用の男性はご用心、無線LANで精子損傷の恐れ

(2011/12/2、AFPBB)

男性がノートパソコンで無線LANを使うと精子が損傷するかもしれない、とする研究結果が前週、医学誌「Fertility and Sterility(生殖能力と不妊)」に発表された。

先日、えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分になっている!?という記事をご紹介しましたが、今回の記事によれば、男性がノートパソコンで無線LANを使うと精子が損傷するかもしれないという研究が発表されたそうです。

今回の研究内容は以下のとおり。

アルゼンチンの研究チームは仮説を証明するため、データをダウンロード中のノートパソコンの近くに健康な精液を置いた。

4時間後、精液中の精子の25%が活動を停止していた。

ノートパソコンから離れた場所に置かれた対照群では、活動停止は14%にとどまった。

また、ノートパソコンに近い精子では、対照群の3倍以上にあたる9%がDNAに損傷を受けていた。

この原因は何なのでしょうか?

無線インターネットから放出される電磁波だと同研究は指摘している。

ただし、現段階での結果は最終的なものではなく、さらなる研究が必要だという。

電磁波が関係あるかもしれないそうですが、まだはっきりとはわかっていないようです。

一方、同誌に同時掲載された米ストーニーブルック大学(Stony Brook University)のチームの研究では、男性被験者29人の陰嚢のそばに温度センサーを設置し、膝の上でノートパソコンを使ってもらう実験を行った。

10~15分後にセンサーを確認したところ、温度は精子の生産を阻害するレベルに達していたという。

精子の生産を最大にするためには、睾丸の温度を体温より1~2度低く保つ必要がある。

同研究によると、ノートパソコンを膝の上で1時間使うと、睾丸の温度が2.5度上がる可能性があるという。

精子の生産を最大にするためには、睾丸の温度を体温より1~2度低く保つ必要があるそうですが、ノートパソコンを膝の上で1時間使うと、睾丸の温度が2.5度上がる可能性があるそうです。

【関連記事】

【感想】

先日、えっ! 20代男性の精子数は、40代の半分になっている!?で、日本やデンマークの若い男性の精子数が減少しているという話題を紹介しましたが、もしかすると、世界的に同じようなことが起こっているため、こうした研究が行われているのかもしれませんね。







【関連記事】

【関連記事】

【関連ワード】