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子供に魚を食べさせたほうが良い理由とは?|働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%




■子供に魚を食べさせたほうが良い理由とは?|働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%

界 加賀 朝食 鯵の干物

by Jun Seita(画像:Creative Commons)

日本の家庭の食卓から魚が消える 子どもの夕食に魚料理を調理する働く母親は9%に過ぎず

(2015/6/18、sankeibiz)

日本の働く母親500名を対象とした「子どもの栄養とDHA (ドコサヘキサエン酸)サプリメント」に関する意識調査の結果によれば、フルタイムまたはパートタイムで働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%だったそうです。

■なぜ魚を調理しないのか?

魚を調理しない理由としては、次のような理由があります。

  • 手間がかかる(35.2%)
  • 子どもが好まない(30.0%)
  • 新鮮な魚を入手しにくい(25.7%)
  • 食べるのが面倒(18.5%)
  • 魚が高価

企業側も骨を取った魚を提供したりしていますが、そもそも調理自体に手間がかかったり、食べるのが面倒だったりして、魚料理自体が好まれないことが調理をしない理由のようです。

■子供に魚を食べさせたほうが良い理由とは

現在進行中のオックスフォード大学の大規模研究でも、健康な学童期の児童のDHA濃度が低い場合、読解力や記憶力が低く、DHA摂取を増やすことで、児童の認知発達を向上させることがわかっています。

<中略>

DHAは子どもの脳の発達を促し、記憶力、集中力、読解力、視力などを向上させるほか、睡眠を改善させる働きもあります。

子どものDHA摂取と学習および行動能力に対する影響を研究している、オックスフォード大学のアレックス・リチャードソン博士によれば、現在の日本の子供の食事は魚料理中心だった昔に比べて肉料理中心になってきているため、オメガ3脂肪酸のDHAを摂取することがますます重要になっているそうです。

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■DHAをサプリメントで摂取することへの抵抗感

魚を食べなくなったことで不足しがちなDHAを、サプリメントで補うということには、働く母親にも抵抗があるようです。「自分の子どもが学童期を迎えたら、子どもの脳の発達や学習能力の向上に効果があるDHAサプリメントを摂取させる」と回答したのは14.6%にとどまりました

以前のニュースによれば、子供の1割程度がサプリメントを摂取しているそうで、今回のデータとほぼ同じ程度といえそうです。

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■まとめ

子どもに魚料理を作ってあげることは健康にもよいだけではありません。

将来の食の楽しみを増やすことにもつながるはずです。

いろんな食べ物に対する関心を持つことによって、大人になった時に、いろんな楽しみができてくるはずです。

働くママさんたちにとって、魚料理を作ることは大変だと思いますが、ぜひ魚を食べる機会を増やしてあげてくださいね。







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妊婦が魚を食べると、子供の認知機能が高まり、発達障害が起こりにくい

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【目次】




■妊婦が魚を食べると、子供の認知機能が高まり、発達障害が起こりにくい

Kiss the Fish

by Mark Mitchell(画像:Creative Commons)

妊婦が魚を食べると「子供の発達に好影響」という研究結果

(2016/1/23、Forbes)

妊婦が魚を食べるとその子供は認知機能が高まり、ASD(自閉症スペクトラム)等の発達障害が起こりにくいことが、スペインの環境疫学研究センターCREALの研究で分かった。

妊娠中に魚をたくさん食べた女性の子供は、認知機能テストでより高い得点を記録し、ASDなどの発達障害の発生も少ないことがわかったそうです。

妊娠中1週間340Gの魚を食べると胎児に良い?によれば、1週間に340g以下の魚類を摂っていた妊婦から生まれた子供は、340g以上摂っていた妊婦からの子供に比べて、言語能力、運動能力、社会性、すべての面で発達が遅れていたそうです。

■なぜ妊婦が魚を食べると子供の認知機能の発達のためにいいの?

妊娠初期(妊娠3ヵ月まで)に魚を摂取すると、子供の認知機能の発達に最も効果的なようだ。オメガ3脂肪酸と、いくつかの海藻に特有のドコサヘキサエン酸(DHA)が有効だと考えられている。DHAは一般的に、神経組織の発達や脳が機能するために必要な成分だからだ。

働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%|子供に魚を食べさせたほうが良い理由とはによれば、オックスフォード大学の大規模研究でも、健康な学童期の児童のDHA濃度が低い場合、読解力や記憶力が低く、DHA摂取を増やすことで、児童の認知発達を向上させることがわかっているそうです。

DHAは子どもの脳の発達を促し、記憶力、集中力、読解力、視力などを向上させるほか、睡眠を改善させる働きがあるそうです。

子どものDHA摂取と学習および行動能力に対する影響を研究している、オックスフォード大学のアレックス・リチャードソン博士によれば、現在の日本の子供の食事は魚料理中心だった昔に比べて肉料理中心になってきているため、オメガ3脂肪酸のDHAを摂取することがますます重要になっているそうです。

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■妊娠中にどれくらいの魚を摂取すればいいの?

アメリカで妊婦に勧められている魚の摂取量は週340グラムなのですが、この340gという数字は、FDA(米国食品医薬品局)のガイドラインで、水銀中毒のリスクを避けるために、妊婦の魚の摂取量は1週間に340gまでとしているようです。

魚に含まれる水銀が、胎児の神経系の発達に悪影響を及ぼす可能性があるのだ。アメリカ食品医薬品局(FDA)は妊娠中の女性に対し、メカジキやサメ、メキシコ湾のアマダイといった大型の魚は、少量でも摂取を控えるように呼びかけている。しかし、今回の調査では、クロマグロのような大型の魚による副作用は認められなかった。あるいは、そういった大型の魚に含まれる脂肪酸が、水銀による副作用を上回る効果を発揮している可能性もある。

しかし、今回の研究によれば、大型の魚も含め、魚を多く食べたことによる副作用は見られなかったそうです。

欧米人に比べて魚を多く食べる機会の多い日本人にとっては週340gという量は週2回青魚を食べれば十分摂取可能です。

サメ、メカジキ等の大型魚には水銀等を多く含んでいる可能性があるので、妊婦はその摂取を避けた方が良いとされていますが、私たちが日ごろから食べる機会が多いのは、イワシ、サバ、ニシン、ブリ、カツオ、マグロ、サケなどの青魚であり、それほど心配する必要はないと思います。

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貧困家庭の子供の脳の表面積は、裕福な家庭の子供よりも最大で6%小さい!?




Family having lunch at restaurant

by Tetra Pak(画像:Creative Commons)

「貧困家庭の子どもは脳まで小さい」という衝撃

(2015/5/26、.dot)

英ネイチャー誌によると、コロンビア大学の神経科学者キンバリー・ノーブル博士らのチームが全米1099人の子どもや若者に行った調査で、年収2万5千ドル(300万円)未満の貧困家庭の子どもたちの脳の表面積は、年収15万ドル(1800万円)以上の家庭の子どもより最大で6%小さいことが分かった。年収数千ドルの最貧困層になると、子どもの言語、読み書き、意思決定、記憶力などは特に低下。貧困が原因で感性や学習能力を刺激するための玩具などが不足し、親と過ごす時間も不十分であることが悪影響を及ぼしているという。

コロンビア大学の神経科学者キンバリー・ノーブル博士らのチームが行なった調査によれば、貧困家庭の子供の脳の表面積は、裕福な家庭の子供よりも最大で6%小さいということがわかったそうです。

その理由としてこの記事では2つ取り上げています。

1.貧困が原因で感性や学習能力を刺激するための玩具などが不足

2.親と過ごす時間も不十分である

 

1.貧困が原因で感性や学習能力を刺激するための玩具などが不足

刺激の多い環境ほど脳の働きが活発になる仕組みが解明によれば、刺激の多い環境ほど脳の働きが活発になる仕組み(海馬の神経細胞の成長を促す)が解明されたそうです。

間違いだらけの育児法|ホンマでっかTV 5月2日によれば、脳のネットワークの形成には、動く物&話しかけ&音楽が必要で、こうした刺激が豊富な環境で育てた方が子どもの脳は発達するそうです。

確かにおもちゃがあることで感性や学習能力が刺激されるのでしょうが、その理由を貧困とするのは残念ですよね。

こういうときこそ物がない時代の昔からの知恵を借りて創意工夫で遊ぶというのが大事なのではないでしょうか。

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2.親と過ごす時間も不十分である

中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?によれば、学校に入る前の段階で、イギリスに住む中流階級の子どもは貧しい家の子どもより、2300万語も多く言葉を聞いているということがわかりました。

生まれてから3歳までの間、裕福で安定した家庭で育つ子どもは貧しく不安定な家庭で育つ子供よりも、両親の口から肯定的な言葉を44万個以上も聞くのだそうですが、このことは子供の性格にも影響を与えると考えられます。

「2歳未満の子供にはテレビを見せないで」、米国小児科学会が指針によれば、テレビがついていると、親はあまりしゃべらなくなりますが、親が喋らないと、子供は親の言葉を聞くことができないために、言語の発達が遅れてしまうそうです。

つまり、大事なポイントは、親子間のコミュニケーションが十分に取れているかということ。

もっとしっかりと親子間のコミュニケーションをとってほしいですね。







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なぜ子ども・高齢者の体力は向上しているのに30代女性の体力は低下しているのか?|2015年度体力・運動能力調査

KAYA

by 古 天熱(画像:Creative Commons)




子ども、高齢者が向上=30代女性は低下、運動習慣で差―15年度体力調査

(2016/10/9、時事通信)

調査項目の成績を点数化した合計点は、小学生~大学生と高齢者で向上傾向が続き、65~69歳の女性、75~79歳の男女は過去最高を更新。一方で30代の女性は低下傾向が見られた。同庁は「運動習慣の差が影響している」とみている。

スポーツ庁が公表した2015年度「体力・運動能力調査」の結果によれば、小学生~大学生と高齢者で向上傾向が続いているそうです。

ただ、30代の女性は低下傾向にあるそうです。

その要因としては、30代女性は仕事や育児などで運動する時間を取れないことが考えられるそうです。

日本の働く女性は世界で一番寝ていない!?|睡眠時間が短い理由とは?によれば、日本の働く女性は世界一睡眠時間が短いそうで、その理由としては、仕事と家事のダブルワークに追われており、男性の家事・育児参加が充分でないことや会社のシステム上の問題がありそうです。







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2014年2月5日放送のNHKあさイチで「子どもの寝不足」について取り上げられていました。

そこで、今回は、子どもの睡眠不足と健康の関係について、これまでのブログ記事を参考に考えてみたいと思います。




■睡眠の現状

Killer Lunches...

by Jose Kevo(画像:Creative Commons)

日本の働く女性は世界一で一番寝ていない!?によれば、仕事と家事のダブルワークに追われており、男性の家事・育児参加が充分でないことや会社のシステム上の問題があることにより、日本の働く女性は世界一睡眠時間が短いそうです。

母親が忙しくて子どもの生活リズムが遅くなりがちになっていることも睡眠不足の子どもが増えている理由なのかもしれません。

■睡眠不足の原因

睡眠不足の原因として考えられるのは、スマホ・ケータイ・タブレットなどを就寝前に見ることによって睡眠時間が削られるだけでなく、眠りづらくなっているということです。

また、健康上や経済上、人間関係で不安なことがあると睡眠不足になりやすいです。

人は親しい人の影響を受けやすい(肥満はなぜ「伝染」するのか:実験結果)ため、家族のライフスタイルに影響を受けて、睡眠不足になっていることが考えられます。

 

■子どもの脳と睡眠の関係

なぜ、子どもに睡眠が必要なのでしょうか?

寝る子は「海馬」も育つによれば、よく寝る子どもほど「海馬」も育つということがわかったそうです。

また、うつ病やPTSD、高齢のアルツハイマー病患者では、海馬が縮小している場合があるので、若いうちに睡眠をしっかりとっておき海馬を大きくしておけばその発症リスクを下げられる可能性があるそうです。

睡眠には脳の老廃物を除去する働きがある!?によれば、人は眠っている時に記憶を再構成しているといわれていましたが、脳の中では、眠っている間に老廃物を排出する作業が行われ、また就寝中は目が覚めている時の10倍のスピードで行われているそうです。

女性が長い睡眠時間を必要とする理由は「脳」にあった!?によれば、記事の中で紹介されているラフバラー大学睡眠研究センター長のJim Horne教授によると、睡眠の主な役割は「脳の回復と修復」であり、女性は男性と比較すると脳の使い方がマルチタスクであるため、脳を回復させるためにも長い睡眠が必要になるそうです。

つまり、脳を回復・修復させるためにも、睡眠が重要だということです。

 

■睡眠不足がどのように健康に影響するか?

睡眠不足になると、健康にさまざまな悪影響があります。

睡眠不足がすべての原因とはいえないでしょうが、睡眠不足をもたらす生活習慣によって、太りやすくなり肥満の原因となったり、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まることが考えられます。

低体温の子ども、「意欲」が低下によれば、低体温の傾向にある子供は、眠気やダルさ、頭痛や腹痛、学習や運動意欲の低下といった症状が出ているようです。

その原因としては、生活リズムの乱れから体温調節に関わるホルモンや自律神経の働きがおかしくなっていることが関係しているようです。

睡眠時間を確保するという生活リズムを整えることが、良い生活習慣作りの一歩になるのではないでしょうか。

 

■睡眠不足を解消するには?

質のいい睡眠のための3か条とは

1.『寝る直前に熱いお風呂に入らないこと』

体温が上がりすぎると寝つきにくくなるので、熱いお風呂に入るなら就寝2時間前まで済ませるのがいい。

2.『寝る前のPCやモバイルチェックはしないこと』。

ある研究によれば、就寝前のメールチェックはエスプレッソ2杯分程度の覚醒作用があるといわれているそうです。

3.『帰りにコンビニに寄らないこと』。

コンビニの強い光は、睡眠に向かおうとする体にとっては刺激が強すぎるので、できるだけ避ける。

良い睡眠の秘訣は、朝は太陽の光を浴びることによれば、体内時計をリセットするためにも、また、メラトニンという睡眠に大きくかかわっているホルモン(脳内で分泌され、中枢神経に作用し眠気を引き起こす働き)を分泌させるためにも、毎朝太陽の光を浴びることは重要なのだそうです。

よく眠るために 深部体温下げる工夫

  • 入浴は、熱い湯を避け、ぬるめのお湯に浸かり、就寝1から2時間前までに済ませておくようにする。
  • 就寝前には激しい運動はせず、ストレッチやマッサージなどをしたほうが良い。
    運動する際は、夕方に行うようにしよう。
  • 夕食は、就寝3時間前までにできるだけ済ませるようにする。
  • お酒を飲むと眠りが浅くなりやすいので、寝酒は控えるようにする。

昼寝時間は10分がベスト?によれば、短すぎても効果がなく、長すぎると今度は頭が起きづらい状態になるため、昼寝をするなら10分がベストなのだそうです。







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