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STEAM教育|なぜ子供の教育に「Art(芸術)」が欠かせないのか?




【目次】

■STEAM教育|なぜ子供の教育に「Art(芸術)」が欠かせないのか?

City of the Future: Fourth Class at Tam High

by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)

大人にこそ必要な「STEAM+SF教育」とは何か

(2017/2/13、Forbes Japan)

就任当時のオバマ大統領は、OECDが世界の15歳を対象に実施するPISA(学習到達度調査)で、アメリカの子供たちの成績が低いことに驚き、小中学校での「STEM」教育あるいは「STEAM」教育に力を入れた。現在の子供たちが将来、よりよい職を得るために欠かせないと考えたのだ。

AMAZON、STEMおもちゃの定期購入サービスを開始|世界の教育は「遊びながら学ぶ」という方向に進んでいる!?で紹介しましたが、STEMとは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉で、当時のオバマ大統領が積極的に教育に取り入れようとしたことで注目されました。

President Obama on the Importance of STEM Education

この「STEM」にArt(芸術)を加えた言葉が「STEAM」です。

なぜ「Art(芸術)」が必要なのでしょうか?

この問いへの回答としては、「なぜデザインなのか 原研哉 阿部雅世 対談」の言葉が最も適切だと思います。

なぜデザインなのか。

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図工というのは、言い換えれば「クリエイティビティ」ですね。いま日本の基礎教育の中で図工の時間が減っているのですが、これはのりで色紙を貼るような「作業の時間」が減るのではなくて、「創造性」の時間が削減されていると考えたほうがいい。国語、算数、理科、社会、図工はあまりに身近になっているので、ピンと来ないところがありますが、言い換えれば「言語」「数学」「科学」「世界」「創造性」です。科学に創造性を掛け合わせるからノーベル賞級の独創的な研究が生まれる。クリエイティビティを過小評価してはいけないし、させてもいけない。

「Art(芸術)」は小学校の授業に当てはめると「図工(図画工作)」に当たり、この図工を「Creativity(創造性)」と言い換えると、図工の時間が減るということはクリエイティビティ(創造性)を大事にしていないということになります。




■なぜクリエイティビティ(創造性)が大事なの?

ではなぜクリエイティビティ(創造性)が大事なのでしょうか?

「創造力」に関しては「ファンタジア」(著:ブルーノ・ムナーリ)の言葉が印象的です。

ファンタジア

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創造力を刺激する遊びを通じて、子供の知識が広げられないと、すでに知っている事柄同士の関係を築くことはできない。仮に関係を築くことができたとしても、それは非常に限定された方法でなされたにすぎず、それでは子供のファンタジアを発達させるに至らない。

子供を創造力溢れ、のびのびしたファンタジアに恵まれた人間に育てたいなら、可能な限り多くのデータを子供に記憶させるべきだ。記憶したデータが多ければ、その分より多くの関係を築くことができ、問題に突き当たってもそのデータをもとに毎回解決を導き出すことができる。

創造力とは、知識同士の関係性をつなぎあわせ、それを表現する方法であるとするならば、ある問題に対して、国語(「言語」)、算数(「数学」)、理科(「科学」)、社会(「世界」)という授業で学んだ知識同士をつなぎ、どのような手段・方法で解決するかを考える上で欠かせないものです。

子供が描いた絵に対して大人が創造力があると表現することがありますよね。

なぜ大人は子供が描いた絵に対して創造力があると表現するのでしょうか。

それは、無関係なもの同士をつなげたことによって、大人では想像できなかったものを描いたからです。

ただ、それは、ランダムに組み合わせたものが意図せず偶然作られたもの(子供によっては意図して作るケースもあるかと思います)であり、また、子供たち自身がメッセージ性をもって作り上げたものではありません。

「ファンタジア」(著:ブルーノ・ムナーリ)にはこう書かれています。

無知こそが最大の自由を与えると信じるのは間違っている。
むしろ知識こそが自己表現の手段を完全に操る力を与えるのだ。
それにより、手段とメッセージに一貫性をもたせ、明確に自己表現できるようになる。

子供に対しては、遊びや授業を通して、様々な表現方法があることを記憶させることによって、自分が本当に伝えたい・解決したいことができた時に、最も気持ちと一致した表現方法で表現することができるはずです。

言葉で表現することや絵で表現すること、映像で表現すること、写真で表現することなど様々な表現方法がありますが、多くの知識を持つことが自己表現に役立つのです。

しかし、それは芸術家になれということではありません。

創造力は生きる上での大事な力になってくれます。

クリスマスにピザ店で持ち帰り用のピザを提供するのが遅いからと言って怒る人。

人にはどうすることもできないような大雪にもかかわらず、飛行機が飛べないことに対して怒る人。

このツイートでは「想像力」という言葉を使いましたが、創造力が欠けた人は変化に対応することが難しいのだと思います。

「ファンタジア」(著:ブルーノ・ムナーリ)

創造力を欠いた人は、人生で避けて通ることのできない様々な変化にうまく適応できない。例えば、多くの親が自分の子供を理解できなくなってしまうのがそうだ。

創造力のある人は常に共同体から文化を受け取り、そして与え、共同体とともに成長する。創造力のない人はだいたい個人主義的で頑なに自分の意見をほかの個人主義者のそれと対立させようとする。

創造力が欠けていると、それぞれの関係性を結びつけることが難しく、変化に対応するのが苦手になってしまうのでしょう。

創造力は人生を楽しく生きる上での大事な力になってくれるはずですので、子供の時から遊びや授業を通じて教えてほしいですね。

原田セザール実:科学好きの子供を作るには

(Aug 2015、TED Talk)

リンダ・リウカス:子供に楽しくコンピューターを教えるには(Oct 2015、TED Talk)







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Amazon、STEMおもちゃの定期購入サービスを開始|世界の教育は「遊びながら学ぶ」という方向に進んでいる!?




■Amazon、STEMおもちゃの定期購入サービスを開始|世界の教育は「遊びながら学ぶ」という方向に進んでいる!?

boys, making planes

by woodleywonderworks(画像:Creative Commons)

以前に子供のおもちゃからヒントを得て、様々な医療ツールを開発しているManu Prakash(マヌ・プラカシュ)さんの研究チームを紹介しました。

マヌ・プラカシュさんは、世界的な健康問題を解決するのに役立つことを目指すだけでなく、子供たちの科学教育にも役立てたいと考えているようですが、Amazonは、“STEM” [Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)]の分野に絞った教育おもちゃの定期購入サービスを始めるそうです。

Amazon、科学おもちゃの定期購入サービスを開始

(2017/1/25、TechCrunch)

今日(米国時間1/24)Amazonは、親たちに向けた新しい定期購入サービス、STEM Clubを公開した。月々19.99ドルで、毎月自宅に教育玩具が送られてくる。

STEM教育には注目が集まっています。

President Obama on the Importance of STEM Education

こうしたおもちゃと触れて遊んでいるうちに、自然と学べているというのが理想だと感じたのですが、もしかすると、子供における教育の形というのは今後こうなっていくのかもしれません。

猪子寿之の〈人類を前に進めたい〉第6回「もう一つの“体育”で、『身体的知』(身体を固定しない“知性”)を鍛えたい」

(2016/3/1、ほぼ日刊惑星開発委員会)

これまでの学校や知的な訓練って、身体を固定して、もっと具体的に言えば椅子に座って働かせる知性なんだと思うんだよ。

<中略>

「図書室は静かに」というじゃない。この言葉に象徴されるように、従来の知性というのは、まさに美術館でパースペクティブのある絵画を見るときのように身体を固定して、他者も意識していなくて、インプットの情報量がほとんどない中で大脳をフル回転させる知性なんだよね。そもそも文章や記号というもの自体が、情報量としてはバイト数のほとんどないものだしね。でもさ、一方でたとえば、「IQよりも社会性のほうが社会的成功には関連性がある」みたいな主張の論文なんかがあるんだよ。
 それって、「社会性」がバズワードになっているだけで、要は椅子に座っていなくて、図書館みたいな特殊な状況ではない――外部からのインプット情報が極めて多くて、目も耳も感覚を全て使っているような――状態での、人間の能力のことなんじゃないかな。

「チームラボアイランド 学ぶ!未来の遊園地」は未来の教育の形!?で今回体験してみて感じたのは、『身体的知』の話です。

『移動する知性』|「アイデアと移動距離は比例する」(高城剛)をダニエル・ゴールマンと猪子寿之を参考に考えてみる。では、自分なりに猪子寿之さんの考え方を次のように解釈しました。

従来の知性というのは、身体を固定して働かせる知性が重視されていましたが、その状態というのは、自分自身が固定されていた状態で、相手も意識していない状態のため、インプットされる情報量が限られています。

『身体的知』(身体を固定しない知性)というのは、自ら移動しながら(身体が固定されておらず)、相手を意識した状態であるため、そこには五感をフルに働かせたことでおびただしい量のデータのインプットが得られます。

今回体験した「チームラボアイランド 学ぶ!未来の遊園地」ではこの考えを実際のモノとして表現したもののように感じました。

ものがどのようにしたら変化をするのか、お互いがどのように影響しあうのかなどを遊ぶように体験する中で自然と学んでいくことができる、アートでありながら、いろんなことを学ぶことができる新しい形の教育のように感じました。

世界の教育は「遊びながら学ぶ」という方向に進んでいるのかもしれません。







P.S.
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貧困状態の子供の学力は小学4年生(10歳)を境に急激に低下する!




【目次】

■貧困状態の子どもの学力は小学4年生(10歳)を境に急激に低下する

生活保護世帯と経済的に困窮していない世帯の偏差値の推移(国語)|日本財団
生活保護世帯と経済的に困窮していない世帯の偏差値の推移(国語)|日本財団

参考画像:家庭の経済格差と子どもの認知・非認知能力格差の関係分析 2.5万人のビッグデータから見えてきたもの(2017年11月、日本財団)|スクリーンショット

家庭の経済格差と子どもの認知・非認知能力格差の関係分析 2.5万人のビッグデータから見えてきたもの

(2017年11月、日本財団)

貧困状態にあると、学力は低くなる傾向があり、特に小学校4年生(10歳)以降で学力が大きく低下する。

日本財団によれば、貧困状態の子供の学力は小学4年生(10歳)を境に急激に低下することがわかったそうです。

貧困家庭の子供の脳の表面積は、裕福な家庭の子供よりも最大で6%小さい!?で取り上げたコロンビア大学の神経科学者キンバリー・ノーブル博士らのチームが行なった調査によれば、貧困家庭の子供の脳の表面積は、裕福な家庭の子供よりも最大で6%小さいということがわかったそうです。

中流階級の家庭の子どもは貧しい家の子どもより2300万語多く言葉を聞いている?よれば、学校に入る前の段階で、イギリスに住む中流階級の子どもは貧しい家の子どもより、2300万語も多く言葉を聞いているということがわかりました。

生まれてから3歳までの間、裕福で安定した家庭で育つ子どもは貧しく不安定な家庭で育つ子供よりも、両親の口から肯定的な言葉を44万個以上も聞くのだそうですが、このことは子供の性格にも影響を与えると考えられます。




■非認知能力が認知能力を発達させる

家庭の経済格差と子どもの認知・非認知能力格差の関係分析 2.5万人のビッグデータから見えてきたもの

(2017年11月、日本財団)

「認知能力」とはIQや学業達成など、学力テスト等で測定可能な能力を指しており、「非認知能力」とは自制心、勤勉性、外交性、協調性などその他の要素を指す。

生活保護世帯の場合、小学校低学年の時点から、家の人への相談の可否、がんばっていることの有無、朝食を摂る習慣といった基礎的な項目が、非受給世帯に比べ低水準にある。

貧困世帯※のうち、学力が高い子どもと、学力が低い子どもを比較すると、学力の高い子どもは、生活習慣や学習習慣、思いを伝える力などが高水準にある。

自制心、勤勉性、外交性、協調性などの「非認知能力」は低学年時点から差が大きく、ただ貧困下でも学力の高い子どもは、非認知能力が高いということがわかったそうです。

非認知能力の差の例として有名なものに「マシュマロ実験(マシュマロテスト)」があります。

Oh, The Temptation

マシュマロテストとは、マシュマロをある一定時間待つことができると、マシュマロを一個もらえるというテストで、スタンフォード大学ウォルター・ミッシェルが行なった実験によれば、マシュマロを食べずに長い時間我慢できた子のほうが、僅かな時間でマシュマロを食べてしまった子よりも、後の学校の成績がはるかによく、問題行動も大幅に少なかったそうです。

『「無意識」があなたの一生を決める 人生の科学』(著:デイヴィッド・ブルックス)

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この実験で子供たちは、短期的な欲求と長期的な報酬の間の葛藤に直面することになる。より大きな長期的報酬を得るため、短期的な欲求を抑えることができる子かどうかが明らかになるのだ。

自制心の高い子供(マシュマロを2個もらえるまで待てる)
→少年期(学力が高い、誘惑に強い)
→青年期(教育水準が高い、肥満率が低い)

自制心の低い子供(マシュマロを待てずに一つ食べてしまう)
→少年期(学力が低い、気が散りやすい)
→青年期(教育水準が低い、肥満率が高い)







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【未来予測】子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせでお金について教育しよう!|バンドルカードでマネー教育




■【未来予測】子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせでお金について教育しよう!|マネー教育

Life

by Will Folsom(画像:Creative Commons)

子供のうちからお金についてどのように教育したらいいかと考えているご両親もいらっしゃるのではないでしょうか。

  • どのような使い方が賢い使い方なのか?
  • なぜ貯蓄が必要なのか(例:予期せぬ出費がある)
  • お金を殖やす方法(投資教育)
    ジュニアNISA/iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)

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その方法の一つとして、つかわれている方法が「おこづかい制度」「お小遣い帳をつける」です。

お金の重要性を勉強させるために、おこづかいをあげて、自分でお金を管理させる方法を実践している親御さんも多いですよね。

しかし、この「おこづかい制度」「お小遣い帳をつける方法」には弱点があります。

■「おこづかい制度」「お小遣い帳をつける方法」の弱点とは?

「おこづかい制度」「お小遣い帳をつける方法」の弱点とは、「現金」でおこづかいをあげていることにあります。

現金でお小遣いを上げる方法の場合、お小遣い帳(現金出納帳)をつけていない限りは、お金をどれくらい使って、どれくらい残って、その計算が合っているのかをチェックすることができません。

つまり、「おこづかい制度」「お小遣い帳をつける方法」は、お子さんが実際にしっかりと行わなければチェックすることができないため、お金の教育をやっているようでも、実はできていないのです。

これは子供だけの問題ではなく、大人も同じで、現金で支払いをしている場合、自分ときちんと現金出納帳をつけなければ、どれくらい使ったのかを把握することはできません。

それでは、どのようにすれば、お子さんのマネー教育のための「おこづかい制度」を有効なものにすることができるのでしょうか?

■子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせでお金について教育しよう!

まずは大人の場合から考えてみましょう。

大人がお金を管理する便利な方法としては、クレジットカード・デビットカードを使う方法があります。

大人でもクレジットカード・デビットカードで決済を管理すると、すべての支払いがデータとして残るため、どのくらい使ったかが一目瞭然です。

さらに便利な方法としては、家計簿アプリ(Zaim・マネーフォワード・Moneytreeなど)と銀行やクレジットカードとつなぐことで、自分で入力する手間なく、自動的に明細を記録するによって、資産管理ができるようになります。

お金を管理を難しくしている問題点は、「現金」でお小遣いをあげていることにあります。

つまり、お子さんの場合にも、現金以外でおこづかい制度を行ない、おこづかい帳をつけるようにすることが重要です。

「現金以外で子供にお小遣いを上げる以外にどんな方法があるの?」という疑問が出てくると思いますが、アメリカでは子供向けのデビットカードを提供するサービスがあります。

子ども向けデビットカードのGreenlightー店舗や限度額など細かな設定が可能

(2017/2/5、TechCrunch)

簡単にこのサービスのメリットをまとめます。

●親が、店舗やウェブサイトを特定して、子どもがどこでいくら使えるかというのを設定することができる

●親と子ども両方により、支出や貯蓄、寄付といったお金に関する全ての情報を確認できるようになり、お金の賢い使い方や、予期せぬ出費のための貯蓄の重要性、投資を通じて富を築く方法、信用力の重要性など、親がお金の面でも子どもを賢く育てられるような手助けになる

●カードが使用されるとすぐに親へ通知が飛び、どこでいくら使われたかというのが即座にわかる

そこで考えたのが「子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせでお金について教育しよう」というアイデアです。

子供(今回は小学生を対象にしています)にスマホを持たせるようにすでになっているご家庭や検討中のご家庭もあるかと思いますが、セキュリティ対策を行ない、安心して見れるインターネットサイトを制限し、通信費を少なくした子供用スマホがあれば、使わせてもいいかなというところは多いはずです。

以前おサイフケータイという機能がありましたが、ようやく最近スマホにもそうした機能が普及してきていますよね。

近い将来デビットカードをスマホに読み込んで利用できるようになるはずなので、子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせにより、ネットリテラシー教育+お金の教育の両方ができるようになります。

現時点では、Suicaなどのチャージ型の電子マネーやプリペイドカードを活用する方法が現実的ですね。(明細が残るようになるといいのですが)

■VANDLE CARD(バンドルカード)

【追記(2017/9/12)】

子供向けスマホ+デビットカードの組み合わせというアイデアに近いサービスを見つけました。

それが「VANDLE CARD(バンドルカード) 💳」です。

特徴をまとめます。

  • バンドルカードはVisaの加盟店で支払いができるVisaプリペイドカード。
  • バンドルカードはプリペイド式でお金をチャージした金額しか支払いできないので、使いすぎが心配な人も安心。
  • バンドルカードで支払いをすると、使ったお店と金額がリアルタイムに明細に記録され、同時に通知でお知らせがくるため、家計簿管理が簡単になる。
  • バンドルカードは、カードを使ったり、月の利用額が指定金額に達したりすると通知してくれるので、使いすぎや不正利用にすぐに気付くことができる。
  • チャージ方法は、コンビニ・クレジットカード・ドコモのケータイ支払い・ビットコイン・ネット銀行・銀行(ATMペイジー)。
  • メルカリの支払方法の中で、唯一クレジットカードは手数料がかからない支払方法ですが、中高生はクレジットカードが持てないため、手数料100円がかかるコンビニ決済、dケータイ払い、auかんたん決済などで支払う必要があります。年齢制限なし(未成年の方は保護者の同意が必要)のバンドルカードを使えば手数料なしでメルカリで購入することができます。
  • AmazonやZOZOTOWNなどでは、代引き手数料として300円前後が必要となりますが、クレジットカードを持てない中高生でもバンドルカードがあれば、代引き手数料がかからず購入ができます。

バンドルカードであれば、保護者の方が必要な金額だけをチャージして、お得な買い物をしてお金の使い方を学びながら、お金を管理する方法を学ぶことができるのではないでしょうか?

【参考リンク】




■まとめ

現金以外でおこづかい制度を行なうというアイデアを子供のうちからやることにはもう一つメリットがあります。

現金の流通をなくすことに近づくことです。

現金自体が流通している限りは現金がなくなることがないわけですから、それなら、子供のうちから現金に親しみをなくしてしまえば、若い人たちが電話やメールを使わなくなったように、自然と現金を持ち歩くことがなくなり、現金の流通がなくなると考えられます。

生体認証サービスも開発が進んでいますので、スマホでの決済を子供にさせるのは心配という方も少しずつその不安はなくなっていくでしょう。

【参考リンク】

【参考リンク】

子供のうちから、モバイル決済に親しみを持てば、新しいフィンテックサービスにも柔軟に対応できるようになると思いますし、また、お金の使い方・貯め方・殖やし方というマネーリテラシーが身につけば、お金に対する少々のトラブルがあっても乗り越えられるはずです。




現金の呪いーー紙幣をいつ廃止するか?

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P.S.
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リカレント教育とは?「学び直し教育」が普通の時代が来る!?|出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く #学び直し教育 のために5000億円投入する方針




■出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く学び直し教育のために5000億円投入する方針

UNIVERSITY_OF_THE_FRASER_VALLEY_PHOTOGRAPHY

by University of the Fraser Valley(画像:Creative Commons)

「学び直し教育」推進に5000億円…大幅拡充

(2017/12/4、読売新聞)

出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く「リカレント(学び直し)教育」推進のため、政府は2019年度以降に約5000億円を投入する方針を固めた。

政府は出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く「リカレント(学び直し)教育」推進のために約5000億円投入する方針なのだそうです。

■「リカレント教育」とは?

OECDのリカレント教育|文部科学省

リカレント教育という用語は,1969年5月に,ベルサイユで開かれた第6回ヨーロッパ文部大臣会議において,スウェーデンの文部大臣であったパルメ氏がスピーチの中で使ったのが最初と言われている。

この考え方は,OECD(経済協力開発機構)で注目され,1970年代に教育政策論として各国に普及していった。OECDは,1973年「リカレント教育一生涯学習のための戦略-」という報告書をまとめ,リカレント教育の概念を明らかにした。同報告書によれば,リカレント教育は,生涯学習を実現するために行われる義務教育以後の包括的な教育戦略であり,その特徴は,青少年期という人生の初期に集中していた教育を,個人の全生涯にわたって,労働,余暇など他の諸活動と交互に行う形で分散されることであるとされる。我が国では,還流教育と訳されたりもしたが,慣用語として定着せず,今日では一般にリカレント教育と称されている。

このリカレント教育は,次の理由から要請された。従来,教育の普及・充実は,青少年を主たる対象とした教育制度の延長として行われてきたが,このことは,青少年の社会参加を遅らせ,社会への貢献の機会を少なくするというおそれのあること,急激な社会変動に伴う新たな知識,技術の習得が求められることに対して,人生初期の教育だけで対処することは困難であること,労働経験・社会経験を積むことにより学習動機が生じ,この場合は青少年期における教育よりも学習の効率が高いということ等である。

リカレント教育という言葉の始まりは、1969年5月にスウェーデンの文相パルメさんによって提唱され、1970年代にOECDを通じて広められた概念です。

リカレントとは日本語では「還流」と訳されることもあったそうですが、定着しなかったため、現在では一般にリカレント教育と呼んでいるそうです。

リカレント教育は、変化のスピードが早い社会では、青少年期という人生の初期の教育だけでは、新たな知識や技術の習得をすることは難しくなっていること、また、社会経験を積むことによってもう一度学びたいという人は青少年期に学ぶよりも学習意欲が高まっていることから学習効率が高いなどの理由で、生涯を通じて、学習・労働・余暇などの活動を交互に、分散して行うという考え方のようです。

【参考リンク】




■「リカレント(学び直し)教育」が普通の時代が来る!?

これから「リカレント(学び直し)教育」が様々な年代で必要になることだと思います。

看護職員における就業者数の増加
看護職員における就業者数の増加

参考画像:看護職員の現状と推移(2014/12/1、厚生労働省)|スクリーンショット

具体的な例を挙げてみますと、看護職員の現状と推移(2014/12/1、厚生労働省)によれば、潜在看護職員は約71万人(潜在看護職員数は免許保持者数から64歳以下の就業者数を減じたもの(平成22年末推計:厚生労働科学研究))いるそうです。

看護師・看護職員の離職理由とは|看護師の離職率を改善するための提案では、1.妊娠・出産・結婚・子育て・配偶者の転勤といった人生の転機が理由、2.勤務時間が長い・超過勤務が多い・夜勤の負担が大きいといった労働条件が理由で辞めてしまった看護師さんたちがいますが、潜在看護師にいかにして復帰してもらうかが重要になっていると紹介しました。

その一つの方法として、復帰するに伴い、進歩している医療についていけるのかどうか不安に思っている潜在看護師に対して研修を行うという「学び直し」が挙げられます。

ヘルスケア分野でIOTを活用する実証実験開始|IOTで市民の健康データを取得し、新サービス創出、雇用創出、生活習慣病の予防を目指す|会津若松市によれば、福島県会津若松市がヘルスケア分野でIoTを活用したプラットフォーム事業の実証実験を開始し、スマホアプリやウェアラブルデバイスなどから取得した市民の様々な健康データを集約し、オープンデータ化し、そのデータを活用して新サービスの創出、データサイエンティストなどの雇用創出、医療費の削減などを目指していくとお伝えしましたが、「データサイエンティスト」という職業は現在最も必要とされる人材といえるのではないでしょうか。

AIによって雇用が減っていくのではないかという不安を抱えている人もいると思いますが、AIが活用されるような分野、より具体的には大量のデータから必要な情報を引き出すことが必要とされる分野では人材の取り合いが行なわれているのです。

AIの研究開発・産業化を担う人材育成の必要性
AIの研究開発・産業化を担う人材育成の必要性

参考画像:人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ(2017/3/31、人工知能技術戦略会議)|スクリーンショット

AI分野に対する人材が不足していて、2020年には国内で約4万8000人が不足するという調査(経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(平成28年3月、委託:みずほ情報総研株式会社))もあるそうです。

AI人材が約5万人不足、東大阪大のAI講座は即戦力育成の呼び水となるか

(2017/7/31、MONOIST)

2017~2019年度で総額約2億2000万円を投資し、3年間で250人以上のAI人材を育成する計画だ。

政府が2016年度に立ち上げた「人工知能技術戦略会議」では、AIの研究開発や産業化を担う人材育成を重視している。

AI人材の即戦力を育成することが急務となる中、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、電機や機械など製造業を中心にAI(人工知能)分野の即戦力人材を育成する特別講座「AIデータフロンティアコース」を、大阪大学と東京大学に開講すると発表しました。

【参考リンク】

求められる人材の知識・技能|人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ
求められる人材の知識・技能|人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ

参考画像:人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ(2017/3/31、人工知能技術戦略会議)|スクリーンショット

産業化ロードマップを実現するためには、3つの知識・技能を有する人材を育成することが求められるそうです。

1.人工知能技術の問題解決(AIに関する様々な知識、価値ある問題を見付け、定式化し、解決の道筋を示す能力)

2.人工知能技術の具現化(コンピュータサイエンスの知識、プログラミング技術)

3.人工知能技術の活用(具体的な社会課題に適用する能力)

その他にも、一度就職してみると、新たに学んでみたいことができたから大学院で学び直すという人もいるでしょうし、新しいキャリアアップのために大学での教育を受けなおすという人もいるでしょうし、自分がやりたい仕事のためには高卒資格、大卒資格が必要となるので学び直しをする人もいるでしょうし、人生100歳時代を迎えるにあたって、セカンドキャリア・サードキャリアというように新たな仕事を行うためにもう一度学び直すという人もいるでしょう。

ある人は「人に投資をすることが最もパフォーマンスのよい投資」だといっていましたが、今後必要となる仕事ややりたいことをするために「学び直し」をすることが普通のことになるでしょう。







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