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リカレント教育とは?「学び直し教育」が普通の時代が来る!?|出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く #学び直し教育 のために5000億円投入する方針




■出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く学び直し教育のために5000億円投入する方針

 

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by University of the Fraser Valley(画像:Creative Commons)

「学び直し教育」推進に5000億円…大幅拡充

(2017/12/4、読売新聞)

出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く「リカレント(学び直し)教育」推進のため、政府は2019年度以降に約5000億円を投入する方針を固めた。

政府は出産・育児で退職した女性や定年退職した高齢者らがビジネスの技能を磨く「リカレント(学び直し)教育」推進のために約5000億円投入する方針なのだそうです。

■「リカレント教育」とは?

OECDのリカレント教育|文部科学省

リカレント教育という用語は,1969年5月に,ベルサイユで開かれた第6回ヨーロッパ文部大臣会議において,スウェーデンの文部大臣であったパルメ氏がスピーチの中で使ったのが最初と言われている。

この考え方は,OECD(経済協力開発機構)で注目され,1970年代に教育政策論として各国に普及していった。OECDは,1973年「リカレント教育一生涯学習のための戦略-」という報告書をまとめ,リカレント教育の概念を明らかにした。同報告書によれば,リカレント教育は,生涯学習を実現するために行われる義務教育以後の包括的な教育戦略であり,その特徴は,青少年期という人生の初期に集中していた教育を,個人の全生涯にわたって,労働,余暇など他の諸活動と交互に行う形で分散されることであるとされる。我が国では,還流教育と訳されたりもしたが,慣用語として定着せず,今日では一般にリカレント教育と称されている。

このリカレント教育は,次の理由から要請された。従来,教育の普及・充実は,青少年を主たる対象とした教育制度の延長として行われてきたが,このことは,青少年の社会参加を遅らせ,社会への貢献の機会を少なくするというおそれのあること,急激な社会変動に伴う新たな知識,技術の習得が求められることに対して,人生初期の教育だけで対処することは困難であること,労働経験・社会経験を積むことにより学習動機が生じ,この場合は青少年期における教育よりも学習の効率が高いということ等である。

リカレント教育という言葉の始まりは、1969年5月にスウェーデンの文相パルメさんによって提唱され、1970年代にOECDを通じて広められた概念です。

リカレントとは日本語では「還流」と訳されることもあったそうですが、定着しなかったため、現在では一般にリカレント教育と呼んでいるそうです。

リカレント教育は、変化のスピードが早い社会では、青少年期という人生の初期の教育だけでは、新たな知識や技術の習得をすることは難しくなっていること、また、社会経験を積むことによってもう一度学びたいという人は青少年期に学ぶよりも学習意欲が高まっていることから学習効率が高いなどの理由で、生涯を通じて、学習・労働・余暇などの活動を交互に、分散して行うという考え方のようです。

【参考リンク】




■「リカレント(学び直し)教育」が普通の時代が来る!?

これから「リカレント(学び直し)教育」が様々な年代で必要になることだと思います。

看護職員における就業者数の増加
看護職員における就業者数の増加

参考画像:看護職員の現状と推移(2014/12/1、厚生労働省)|スクリーンショット

具体的な例を挙げてみますと、看護職員の現状と推移(2014/12/1、厚生労働省)によれば、潜在看護職員は約71万人(潜在看護職員数は免許保持者数から64歳以下の就業者数を減じたもの(平成22年末推計:厚生労働科学研究))いるそうです。

看護師・看護職員の離職理由とは|看護師の離職率を改善するための提案では、1.妊娠・出産・結婚・子育て・配偶者の転勤といった人生の転機が理由、2.勤務時間が長い・超過勤務が多い・夜勤の負担が大きいといった労働条件が理由で辞めてしまった看護師さんたちがいますが、潜在看護師にいかにして復帰してもらうかが重要になっていると紹介しました。

その一つの方法として、復帰するに伴い、進歩している医療についていけるのかどうか不安に思っている潜在看護師に対して研修を行うという「学び直し」が挙げられます。

ヘルスケア分野でIOTを活用する実証実験開始|IOTで市民の健康データを取得し、新サービス創出、雇用創出、生活習慣病の予防を目指す|会津若松市によれば、福島県会津若松市がヘルスケア分野でIoTを活用したプラットフォーム事業の実証実験を開始し、スマホアプリやウェアラブルデバイスなどから取得した市民の様々な健康データを集約し、オープンデータ化し、そのデータを活用して新サービスの創出、データサイエンティストなどの雇用創出、医療費の削減などを目指していくとお伝えしましたが、「データサイエンティスト」という職業は現在最も必要とされる人材といえるのではないでしょうか。

AIによって雇用が減っていくのではないかという不安を抱えている人もいると思いますが、AIが活用されるような分野、より具体的には大量のデータから必要な情報を引き出すことが必要とされる分野では人材の取り合いが行なわれているのです。

AIの研究開発・産業化を担う人材育成の必要性
AIの研究開発・産業化を担う人材育成の必要性

参考画像:人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ(2017/3/31、人工知能技術戦略会議)|スクリーンショット

AI分野に対する人材が不足していて、2020年には国内で約4万8000人が不足するという調査(経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(平成28年3月、委託:みずほ情報総研株式会社))もあるそうです。

AI人材が約5万人不足、東大阪大のAI講座は即戦力育成の呼び水となるか

(2017/7/31、MONOIST)

2017~2019年度で総額約2億2000万円を投資し、3年間で250人以上のAI人材を育成する計画だ。

政府が2016年度に立ち上げた「人工知能技術戦略会議」では、AIの研究開発や産業化を担う人材育成を重視している。

AI人材の即戦力を育成することが急務となる中、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、電機や機械など製造業を中心にAI(人工知能)分野の即戦力人材を育成する特別講座「AIデータフロンティアコース」を、大阪大学と東京大学に開講すると発表しました。

【参考リンク】

求められる人材の知識・技能|人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ
求められる人材の知識・技能|人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ

参考画像:人工知能の研究開発目標と産業化のロードマップ(2017/3/31、人工知能技術戦略会議)|スクリーンショット

産業化ロードマップを実現するためには、3つの知識・技能を有する人材を育成することが求められるそうです。

1.人工知能技術の問題解決(AIに関する様々な知識、価値ある問題を見付け、定式化し、解決の道筋を示す能力)

2.人工知能技術の具現化(コンピュータサイエンスの知識、プログラミング技術)

3.人工知能技術の活用(具体的な社会課題に適用する能力)

その他にも、一度就職してみると、新たに学んでみたいことができたから大学院で学び直すという人もいるでしょうし、新しいキャリアアップのために大学での教育を受けなおすという人もいるでしょうし、自分がやりたい仕事のためには高卒資格、大卒資格が必要となるので学び直しをする人もいるでしょうし、人生100歳時代を迎えるにあたって、セカンドキャリア・サードキャリアというように新たな仕事を行うためにもう一度学び直すという人もいるでしょう。

ある人は「人に投資をすることが最もパフォーマンスのよい投資」だといっていましたが、今後必要となる仕事ややりたいことをするために「学び直し」をすることが普通のことになるでしょう。







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金融庁の「高校生のための金融リテラシー講座」が勉強になるとSNSで話題!老後に対する不安が少なくするためにも子供と一緒に大人も学ぼう!




人生の3大費用
人生の3大費用

参考画像:家計管理とライフプランニングより

金融庁の「高校向け 金融経済教育指導教材の公表について」が大人にも役立つとSNSで話題になりました。

2022年4月からの成年年齢引下げにより、「18歳」から携帯電話を契約する、一人暮らしの部屋を借りる、クレジットカードをつくる、ローンを組むなど様々な契約を自ら行えるようになったことから、自由度が高まったものの、その分早いうちから金融に関する知識を身につける重要性が高まりました。

「高校生のための金融リテラシー講座」は「使う」「備える」「貯める・増やす」「借りる」「金融トラブル」と項目別に「自分のこれからのライフプラン」「ライフプランを実現するために必要なお金をどう管理し、資産形成をしたらいいか」「金融トラブルへの対処法」を学ぶことができます。

金融リテラシー(マネーリテラシー)が低い人は老後の不安が多い!2つの理由|健康・お金のことを学ぶことが幸せな老後の秘訣|広島大学によれば、金融に詳しい人は老後に対する心配が少ない傾向があることがわかったそうです。

金融リテラシーが高い人ほど老後に対する不安が少ない理由としては2つあると考えられます。

1.金融リテラシーが高い人ほど資産が多いから

2.金融リテラシーの高さが将来の課題に対する対処への自信を深めるから

老後保障と介護保障の十分な準備ができておらず老後生活の不安を抱えている|平成28年度生活保障に関する調査によれば、老後生活(老後保障)と介護(介護保障)となると、十分な準備ができておらず、不安を抱えているようです。

その理由の一つとしては、金融や保険に関する知識不足があると考えられ、平成28年度生活保障に関する調査でも、金融・保険に関するいずれの知識についても「詳しくない」と答えた人が7割強となっています。

つまり、若いうちから金融知識を身につけることが老後に対する不安が少なくなりますし、その知識を身につけるのは大人になってからでも遅いことではありません。

ぜひみなさんも「高校生のための金融リテラシー講座」で学んでみてくださいね。

■「家計管理とプランニング」の要約

●正社員と正社員以外の年収の違いをみると、統計から試算したデータでは、正社員の場合、年齢が上がるにつれて収入が高くなる一方、正社員以外の場合は年齢によってあまり変わらず、大きな差があることが分かる。

●収入以外の面でも、労働時間や福利厚生、社会保険制度など、働き方によって様々な違いがあり、その違いがあることを知ったうえで、自分がどのように働くかを考え、選ぶことが重要。

●「教育」「住宅」「老後」が「人生の3大費用」

■「使う」の要約

家計管理では、収支を黒字にすることが基本で、貯蓄の発想を転換し、先に収入から一定額を貯蓄に回し、支出をやりくりするとお金がたまりやすくなる。

■「備える」の要約

●ライフプランに合わせて、社会保険、資産形成、民間保険(生命保険・損害保険)を組み合わせて利用する。

■「貯める・増やす」の要約

●リターンを獲得するにはリスクを取る必要があることを知る

●長期で投資を行うと、複利でリターンが大きくなることを知る。「複利」の効果は金利が高ければ高いほど、期間が長ければ長いほど、大きくなります。

●超低金利のもとでは、預貯金ではお金は増えず、また物価上昇(インフレ)すると、貯蓄の価値が目減りする可能性がある。

●金融商品を選ぶときのポイントとしては、安全性(お金が減らないかどうか)、収益性(どれくらい利益が期待できるか)、流動性(必要なときにお金を引き出しやすいかどうか)の3つの観点がある。安全性や流動性が高いものは、収益性が低くなり、一方、収益性が高いものは安全性や流動性が低くなるので、3つの基準すべてを満たす金融商品はないということを知っておく。

例えば、預金は、一般に「安全性」が高く、元本が確保され、「流動性」も高い(現金に換えやすい)、一方「収益性」は低くなる。リターンがゼロ、リスクもほぼゼロ。

債券は、「安全性」は、国債は国の信用力により高く、社債は発行した会社次第。「収益性」は、一般に預金よりも高いですが、満期前に売る場合には元本割れになる可能性もある。低リスク低リターン。

株式は、「安全性」は低いですが、高い「収益性」が期待できる金融商品。、ハイリスクハイリターン。
 
投資信託の収益性、安全性、流動性は、内容次第です。運用対象が債券中心、株式中心、不動産中心、海外資産中心などがある。

■「借りる」の要約

●お金を「借りる」ということは、将来の収入の先取り。

●クレジットカードも2回払いまでは手数料がかかりませんが、3回払い以上やリボ払いという払い方は高い手数料がかかります。

●毎月一定額を返済するリボルビング払い、通称リボ払いは、12-15%の手数料がかかると、借金の元本の部分がなかなか減らないのでトータルの支払いは結局は大きくなることに注意が必要。

■「金融トラブル」の要約

●ネットワークビジネスとも呼ばれる「マルチ商法」は、商品やサービスを契約して、次は自分が買い手を勧誘して、販売組織を拡大させていく取引のこと。

大学生を中心に広がっているのがバイナリーオプション取引などに関して、投資用のUSBメモリを高額で販売する詐欺的なトラブル。バイナリーオプション取引というのは、ある時点の価格が上がるか下がるかを予想して二者択一で選ぶという、非常にリスクの高い取引。

→ その他にも暗号資産や海外の不動産事業、SNS個人間融資など金融トラブルになるものがありますが、金融トラブルの重要なポイントは、情報の非対称性です。情報の非対称性とは、「売り手」と「買い手」の間において、「売り手」のみが専門知識と情報を有し、「買い手」はそれを知らないというように、双方で情報と知識の共有ができていない状態のことで、その状態を悪用して、「売り手」が「買い手」をだましてくることがあるのです。

■まとめ

老後に不安なこと|平成28年版厚生白書
老後に不安なこと|平成28年版厚生白書

参考画像:老後に不安なこと|平成28年版厚生白書|スクリーンショット

厚生労働省で行った意識調査で40歳以上の男女に「あなたにとって、老後に不安が感じられるものは何ですか?」と質問に対して、「健康上の問題(73.6%)」が最も多く、次いで「経済上の問題(60.9%)」となっています。

このように、人は年を重ねるにつれて、健康(自分自身や家族の健康)や老後の資産設計への関心が高くなっていきます。

「人生100歳時代」を迎えるにあたって、ポイントとなるのは、「いかに健康寿命(日常生活に制限のない期間)を長くするか」と「寿命が長くなっても、また万が一介護が必要になっても安心できるほどの老後の資産形成をしていること」です。

以前平均年齢100年時代をどう生きるかということを問われている本「ライフシフト」が話題になりました。

誰もが100歳まで生きることができるようになったときに、どのようなライフプランを立てたら良いのかというのは、これまで生きてきた人から学ぶことができないため、自分たちで考えていかなければならない問題です。

【関連記事】

老後の不安を少しでも小さくするためにも、健康寿命を長くすること、そして安心できる老後の資産形成をするために、学んで実践していきましょう!







P.S.

【関連記事】

STEAM教育|なぜ子供の教育に「Art(芸術)」が欠かせないのか?




【目次】

■STEAM教育|なぜ子供の教育に「Art(芸術)」が欠かせないのか?

City of the Future: Fourth Class at Tam High

by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)

大人にこそ必要な「STEAM+SF教育」とは何か

(2017/2/13、Forbes Japan)

就任当時のオバマ大統領は、OECDが世界の15歳を対象に実施するPISA(学習到達度調査)で、アメリカの子供たちの成績が低いことに驚き、小中学校での「STEM」教育あるいは「STEAM」教育に力を入れた。現在の子供たちが将来、よりよい職を得るために欠かせないと考えたのだ。

AMAZON、STEMおもちゃの定期購入サービスを開始|世界の教育は「遊びながら学ぶ」という方向に進んでいる!?で紹介しましたが、STEMとは、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)の頭文字をとった言葉で、当時のオバマ大統領が積極的に教育に取り入れようとしたことで注目されました。

President Obama on the Importance of STEM Education

この「STEM」にArt(芸術)を加えた言葉が「STEAM」です。

なぜ「Art(芸術)」が必要なのでしょうか?

この問いへの回答としては、「なぜデザインなのか 原研哉 阿部雅世 対談」の言葉が最も適切だと思います。

なぜデザインなのか。

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図工というのは、言い換えれば「クリエイティビティ」ですね。いま日本の基礎教育の中で図工の時間が減っているのですが、これはのりで色紙を貼るような「作業の時間」が減るのではなくて、「創造性」の時間が削減されていると考えたほうがいい。国語、算数、理科、社会、図工はあまりに身近になっているので、ピンと来ないところがありますが、言い換えれば「言語」「数学」「科学」「世界」「創造性」です。科学に創造性を掛け合わせるからノーベル賞級の独創的な研究が生まれる。クリエイティビティを過小評価してはいけないし、させてもいけない。

「Art(芸術)」は小学校の授業に当てはめると「図工(図画工作)」に当たり、この図工を「Creativity(創造性)」と言い換えると、図工の時間が減るということはクリエイティビティ(創造性)を大事にしていないということになります。




■なぜクリエイティビティ(創造性)が大事なの?

ではなぜクリエイティビティ(創造性)が大事なのでしょうか?

「創造力」に関しては「ファンタジア」(著:ブルーノ・ムナーリ)の言葉が印象的です。

ファンタジア

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創造力を刺激する遊びを通じて、子供の知識が広げられないと、すでに知っている事柄同士の関係を築くことはできない。仮に関係を築くことができたとしても、それは非常に限定された方法でなされたにすぎず、それでは子供のファンタジアを発達させるに至らない。

子供を創造力溢れ、のびのびしたファンタジアに恵まれた人間に育てたいなら、可能な限り多くのデータを子供に記憶させるべきだ。記憶したデータが多ければ、その分より多くの関係を築くことができ、問題に突き当たってもそのデータをもとに毎回解決を導き出すことができる。

創造力とは、知識同士の関係性をつなぎあわせ、それを表現する方法であるとするならば、ある問題に対して、国語(「言語」)、算数(「数学」)、理科(「科学」)、社会(「世界」)という授業で学んだ知識同士をつなぎ、どのような手段・方法で解決するかを考える上で欠かせないものです。

子供が描いた絵に対して大人が創造力があると表現することがありますよね。

なぜ大人は子供が描いた絵に対して創造力があると表現するのでしょうか。

それは、無関係なもの同士をつなげたことによって、大人では想像できなかったものを描いたからです。

ただ、それは、ランダムに組み合わせたものが意図せず偶然作られたもの(子供によっては意図して作るケースもあるかと思います)であり、また、子供たち自身がメッセージ性をもって作り上げたものではありません。

「ファンタジア」(著:ブルーノ・ムナーリ)にはこう書かれています。

無知こそが最大の自由を与えると信じるのは間違っている。
むしろ知識こそが自己表現の手段を完全に操る力を与えるのだ。
それにより、手段とメッセージに一貫性をもたせ、明確に自己表現できるようになる。

子供に対しては、遊びや授業を通して、様々な表現方法があることを記憶させることによって、自分が本当に伝えたい・解決したいことができた時に、最も気持ちと一致した表現方法で表現することができるはずです。

言葉で表現することや絵で表現すること、映像で表現すること、写真で表現することなど様々な表現方法がありますが、多くの知識を持つことが自己表現に役立つのです。

しかし、それは芸術家になれということではありません。

創造力は生きる上での大事な力になってくれます。

クリスマスにピザ店で持ち帰り用のピザを提供するのが遅いからと言って怒る人。

人にはどうすることもできないような大雪にもかかわらず、飛行機が飛べないことに対して怒る人。

このツイートでは「想像力」という言葉を使いましたが、創造力が欠けた人は変化に対応することが難しいのだと思います。

「ファンタジア」(著:ブルーノ・ムナーリ)

創造力を欠いた人は、人生で避けて通ることのできない様々な変化にうまく適応できない。例えば、多くの親が自分の子供を理解できなくなってしまうのがそうだ。

創造力のある人は常に共同体から文化を受け取り、そして与え、共同体とともに成長する。創造力のない人はだいたい個人主義的で頑なに自分の意見をほかの個人主義者のそれと対立させようとする。

創造力が欠けていると、それぞれの関係性を結びつけることが難しく、変化に対応するのが苦手になってしまうのでしょう。

創造力は人生を楽しく生きる上での大事な力になってくれるはずですので、子供の時から遊びや授業を通じて教えてほしいですね。

原田セザール実:科学好きの子供を作るには

(Aug 2015、TED Talk)

リンダ・リウカス:子供に楽しくコンピューターを教えるには(Oct 2015、TED Talk)







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「教育資金」に不安を感じる親は7割強!1位「どのくらい必要かわからない」6割弱|ジュニアNISAを活用して進学に向けての準備金を子供の時から準備しよう!




【目次】

■「教育資金」に不安を感じる親は7割強!1位「どのくらい必要かわからない」6割弱

子どもの将来に関して、それぞれどの程度不安を感じるか|子どもの教育資金に関する調査2018|ソニー生命
子どもの将来に関して、それぞれどの程度不安を感じるか|子どもの教育資金に関する調査2018|ソニー生命

参考画像:子どもの教育資金に関する調査2018(2018/1/25、ソニー生命)|スクリーンショット

子どもの教育資金に関する調査2018

(2018/1/25、ソニー生命)

≪教育資金≫では72.5%となり、進路に関する項目と同様、7割台となりました。

ソニー生命が、2017年11月24日~11月27日の4日間、大学生以下の子どもがいる20~59歳の男女1000名に対して行なった「子どもの教育資金に関する調査」によれば、子どもの将来について、親はどのようなことに不安を感じているのかという質問に対して、「教育資金」に不安を感じる親は7割強いることがわかりました。

教育資金に不安を感じる理由は何なのでしょうか?

 続いて、教育資金に不安を感じている人(725名)に、子どもの教育資金に不安を感じる理由を聞いたところ、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」が58.6%で最も多く、次いで、「収入の維持や増加に自信がない」が38.6%、「消費税10%への増税」が30.8%、「社会保険料の負担増」が27.0%、「収入が不安定」が23.2%となりました。

教育資金に不安を感じる理由としては、これからいくら必要になるのかわからないことや、社会の変化が大きくなる中で収入が維持できるかどうかわからないこと、消費税や社会保険料の負担が増えることが挙げられています。




■ジュニアNISAを活用して進学に向けての準備金を子供の時から準備しよう!

また、「教育資金に関して相談する人がいない」(11.3%)や「子育てのための社会環境が整っていない」(10.8%)といった回答もみられました。

教育資金に不安を感じる理由としては、「教育資金に関して相談する人がいない」と答えた人もいます。

ファイナンシャルプランナーのように、教育資金を相談できるサービスが必要になったり、親や祖父母が子ども・孫の将来に向けた長期投資「ジュニアNISA」の活用など金融知識を身につけることが重要になってきそうです。

ジュニアNISAの概要|金融庁
ジュニアNISAの概要|金融庁

参考画像:ジュニアNISAの概要|金融庁

ジュニアNISAは、未成年者を対象とした少額投資非課税制度で、未成年者(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税投資枠が設定され、上場株式、株式投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。

ジュニアNISAでは、進学や就職に向けての準備金を子供が小さい時から形成していったり、子供の投資教育によって「金融リテラシー」を身につけるといった使い方ができます。







【参考リンク】
続きを読む 「教育資金」に不安を感じる親は7割強!1位「どのくらい必要かわからない」6割弱|ジュニアNISAを活用して進学に向けての準備金を子供の時から準備しよう!

【夏休みの自由研究に!STEM教育に!】Ooho!(食べられる水の容器)|ペットボトルなどのゴミを出さずに水を持ち運べる!?




■Ooho!(食べられる水の容器:Edible Water Bottle)|ペットボトルなどのゴミを出さずに水を持ち運べる手段|夏休みの自由研究・STEM教育にも!

参考画像:Skipping Rocks Lab – Ooho! – Crowdcube pitch|Vimeoスクリーンショット

[vimeo]https://vimeo.com/211763394[/vimeo]

Skipping Rocks Lab – Ooho! – Crowdcube pitch

[vimeo]https://vimeo.com/210944106[/vimeo]

Ooho! Experience

食べられる水の容器「Ooho!」が実用化に向けて進んでいるそうです。

実はこの「Ooho!」は2年前にすでに話題になっていたそうで、実際に試してみた方もいるかもしれません。

【参考リンク】

簡単に言うと、化学反応を起こして「アルギン酸カルシウム」という水に溶けないゲル状の膜を作ることにより、液体を包み込むことができるというものです。

クリーンエア協議会によれば、廃棄されたプラスチックの240万トンのうち、50%近くがプラスチック製のボトルなのだそうで、私たちが利用しているプラスチック製のペットボトルを食べられる水の容器「Ooho!」に替えることができれば、ゴミを削減することにつながるというのが、英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生で、その学生たちが立ち上げたスタートアップ企業「Skipping Rocks Lab」の提案です。

夏休みの自由研究で何をしたらいいか迷っている子供さん、そのご両親は、様々なサイトで紹介されているレシピをもとにオリジナルの「Ooho!」を作ってみたり、プラスチックボトルのゴミ問題について取り上げてみるのもよいのではないでしょうか?

また、こうしたことに取り組むこと自体がSTEM教育にもつながると思いますので、学校の授業でも取り上げてみてもよいかもしれません。







【参考リンク】
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