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なぜ美顔器のイオンエフェクター(Panasonic Ion Effector)は強度近視(-6D以上)の人は使用できないの?その理由

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■なぜイオンエフェクターは強度近視(-6D以上)の人は使用できないの?その理由

導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86
導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86

参考画像:導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86「高分子浸透プレケアで高分子美容成分の浸透をアップ」【パナソニック公式】|スクリーンショット

Panasonicの導入美容器イオンエフェクターをチェックしていたところ、強度近視(-6D以上)の人は使用できないとあり、なぜ近視の人が使えないのか、気になったので調べてみました。

Panasonic Beauty PREMIUM イオンエフェクター

導入美容器 イオンエフェクター EH-ST86「高分子浸透プレケアで高分子美容成分の浸透をアップ」【パナソニック公式】

※イオンエフェクターとは、肌にうるおいや明るさが欲しいという人や、手持ちの化粧品の効果をアップしたい人におすすめの美容器です。

[イオンエフェクター]強度の近視の人(-6D以上)が使用できない理由は?

-6Dよりも強い近視の方につきましては、眼球の前後方向の長さが長いため、網膜が薄くなり、外部からの刺激に対して障害が発生しやすい方がおられます。

近視の人は使えますか?|Panasonic

強度の近視(-6D以上)の方は、
遠近を調節する網膜体筋の萎縮や眼底の萎縮の可能性が高く、
外部からの刺激に対して障害が発生しやすくなります。

このような方は目を打ったり、
自転車等の振動等の刺激に対しても網膜剥離の可能性があるため、
目もとエステはご使用いただかないようにお願いしております。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、強度近視になると、「眼軸長(がんじくちょう)」と呼ばれる眼球の奥行きが異常に延び、像が網膜より手前で結んでピンボケになります。

網膜剥離にご用心

(2015/8/22、チョイス@病気になったとき)

眼球の中は「硝子体(しょうしたい)」というゼリー状の組織で満たされています。

この「硝子体」は50代以降急激に液化が進み、「硝子体液(しょうしたいえき)」に変化していきます。

硝子体の液化によって、網膜が眼球の前方に引っ張られ、ちょっとした衝撃で網膜が破れるようになってしまいます。

近視の人は眼球の奥行きが長いため、網膜が引き伸ばされ、小さな穴があきやすいのです。

目は水風船みたいなものなので、目に強い衝撃を与えると網膜剥離のおそれがあるため、絶対に押してはいけないのですが、強度近視になると、眼軸長が長くなることで網膜が引き伸ばされることで小さな穴が開きやすくなります。

つまり、イオンエフェクターによる振動によって障害が発生しやすくなるため、このような注意書きをされていると考えられます。

反対に、ちゃんと書いてくれているので安心ですよね。




■まとめ

イオンエフェクターのような振動する美顔器・美容器に限らず、目を強くこすることでも目には衝撃を与えてしまい、網膜剥離の原因となってしまいます。

特に強度の近視の人は、衝撃に弱いと考えられますので、注意しましょう。

目(目の周り)はやさしく触れるようにしてくださいね。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら

→ 網膜剥離とは|網膜剥離の症状・原因・見え方 について詳しくはこちら




ちなみに、次に当てはまる人も使用しないようにアドバイスされていますので、購入の際の参考にしてくださいね。

安全に関するご注意|Panasonic

妊娠中の方は使用しない
>> ホルモンバランスが不安定で肌トラブルの原因になります。
アレルギー体質の方
皮膚病およびアトピー性皮膚炎の方
敏感肌の方
>> 肌・身体のトラブルの原因になります。
心臓疾患の方
顔面の神経障害のある方
糖尿病の方
出血性疾患・血友病疾患などの血液異常の方
高血圧の方
歯の治療中の方
網膜はく離のある方、あった方
強度の近視の方(-6D以上)
骨折・整形などで顔面にメタル・シリコン・プラスチックなどの埋め込み手術を受けた方
幼児や成長期の子供、および自分で意思表示のできない方
熱さ感を自覚できない方
交通事故などによる頭部および眼科的後遺症がある方
目の手術をおこなった方(レーシック手術を受けた方はかかりつけの医師にご相談のうえご使用ください)
>> 事故や体調不良、失明の原因になります。




バイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを発見|#慶應義塾大学

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 近視 > バイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを発見|慶應義塾大学




■バイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを発見|慶應義塾大学

ヒヨコ実験近視モデルにおけるバイオレット光の近視進行抑制効果
ヒヨコ実験近視モデルにおけるバイオレット光の近視進行抑制効果

参考画像:現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光― (2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)|スクリーンショット

現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光―

(2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)

バイオレット光を浴びたヒヨコの近視進行が抑制され、バイオレット光を浴びたヒヨコの目で近視進行を抑制する遺伝子として知られている Early growth response 1 (EGR1 [ZENK, zif268])が上昇していることがわかり、バイオレット光が近視進行を抑制するメカニズムとして EGR1 が関与している可能性を明らかにしました。

慶應義塾大学医学部眼科学教室(坪田一男教授)、光生物学研究室(主任研究員:栗原俊英特任講師)の鳥居秀成特任助教らは、ヒヨコを用いた動物実験とヒトの臨床研究を通じて、360-400 nm の光(バイオレット光)が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを世界で初めて発見しました。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、近視は多くの場合、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が伸びることで、像が網膜より手前で結んでピンボケになる、つまり近視が進行すると考えられています。

今回の研究によれば、360-400 nm の光(バイオレット光)を浴びたヒヨコの目では近視進行を抑制する遺伝子として知られている Early growth response 1 (EGR1 [ZENK, zif268])が上昇していることで、近視の進行が抑制されている可能性があることがわかったそうです。

異なる透過率をもったコンタクトレンズ装用による眼軸長変化量の比較
バイオレット光(VL)を透過するコンタクトレンズを装用している群は、透過を抑制した群に比べて眼軸長変化量が少ない。

参考画像:現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光― (2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)|スクリーンショット

また、臨床研究からもバイオレット光を透過するコンタクトレンズを装用している人の方が、バイオレット光を透過しないコンタクトレンズや眼鏡を装用している人よりも眼軸長伸長が抑制されていること、眼鏡を装用していると近視が進行することが示唆されました。

また、これまでの研究からもバイオレット光を透過するコンタクトレンズをつけている人の方が、バイオレット光を透過しないコンタクトやメガネをつけている人よりも眼軸長伸長が抑制されていることがわかっているそうです。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

なぜこれほどまでに近視が増えると予想されるのか、都市部に近眼人口が集中しているという事実から2つの理由があると考えていました。

1.VDT症候群

VDTとは、Visual Display Terminal(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)の略で、パソコンなどの画面表示装置を備えたコンピュータ機器のことをいいます。

VDTによって仕事は合理化され、効率が良くなっているようなのですが、VDT作業が増えるに伴い、目はますます疲れるようになっています。

2.スマホ

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」によれば、スマホとパソコンとで異なるのが「距離」。

パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、手に持って操作するため、距離を近づけて使用してしまい、近い人は15センチ程度で使用している人もいます。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行なっているのですが、スマホを見る際には、パソコンよりも距離が近くなっているため、この毛様体筋にさらに負担がかかっていると考えられます。

オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない
オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない

参考画像:現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光― (2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)|スクリーンショット

さらに現在私達が日常的に使用している LED や蛍光灯などの照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことがわかりました。即ち現代社会においてはバイオレット光が欠如しており、これが近視の世界的な増大と関係している可能性があります。

しかし、今回の研究によれば、私たちが使用している照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、また、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことから、バイオレット光が少なくなっていることが世界的に近視が増大している可能性が考えられるそうです。

近視の発症・進行メカニズムが解明されることによって、新しい治療法が開発され、世界の近視で悩む人が少なくなるといいですね。

近視 について詳しくはこちら




■近視の予防法

Women, Sunglasses

by Sascha Kohlmann(画像:Creative Commons)

近視の予防法を参考に近視にならないように注意してくださいね。

目を休める

スマホやパソコンをよく見ている人(VDT症候群)は定期的に目を休めることが重要です。

例えば、スマホやPCでインターネットのページ読み込み中は、遠く(5mぐらいでいい)を見るようにするなど。

ピントを合わせる毛様体筋は、遠くをみるとリラックス、近くをみると緊張するので、一時間に一度は遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげましょう。

目に優しい環境作り

●寝るときの携帯電話の使い方は、枕を高くして、体を起こして目の正面で見るようにしましょう。

寝たままで携帯電話を使うと、回旋(外回旋)という動きをして目が疲れてしまうためです。

●暗いところではパソコンの後ろに照明を置きましょう。

周りが明るいと光の量を減らすために瞳を小さくしてしまうためです。

●距離を一定にするため、子どもにタブレット端末を使わせる場合には、書見台に固定するとよいでしょう。

目の調節機能のトレーニングを行う

■目のストレッチ方法

  1. 人差し指にしっかりとピントを合わせ、3秒数えます。
  2. 今度は、2~3m先の対象物に目線を送り、ピントを合わせて3秒数えます。
  3. これを交互に10回繰り返します。

※ここまでが1セット、1日3~4セット行うと効果的。

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■8点ぐるぐるトレーニング

上・右上・右・右下・下・左下・左・左上・上

8方向に眼球を動かします。

※右回り・左回りを1セットとして、3セット行なう。

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蒸しタオルで目を暖め血行をよくする

目の筋肉のこりを和らげることができます。

また、目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

ただ、目を温めればよいというわけではなく、仕事中(まだ目を使うとき)は目を冷やすようにし、寝る前に眼の筋肉を温め、目の筋肉をほぐすようにするとよいようです。

目の周囲をマッサージする

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

近視の子供が将来「病的近視」により失明するリスクを眼底検査で早期発見

東京医科歯科大学の大野京子教授と横井多恵助教の研究グループによれば、眼球がいびつに変形し、視神経や網膜に障害が起きて失明につながる目の病気である「病的近視」の患者には、子どもの時から視神経に異常が現れる(視神経の周囲に萎縮が起きている)ことがわかったそうです。

つまり、子どもの時に、「病的近視」と「学童近視」(眼鏡矯正などで視力を維持できる近視)を早期に見分けることができることによって、「病的近視」の子どもの症状の進行を抑える治療を行うことができれば、失明を食い止めることにつながるということですね。

【関連記事】

普段から目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用する

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【参考リンク】
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眼球壁への線維芽細胞移植による近視進行抑制効果|東京医科歯科大学

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■眼球壁への線維芽細胞移植による近視進行抑制効果|東京医科歯科大学

「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―
「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―

参考画像:「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果― (2017/4/7、東京医科歯科大学プレスリリース)|スクリーンショット

「皮膚から採取可能な線維芽細胞の眼球壁への移植により、近視進行を抑える」― ラット近視モデルに対するヒト線維芽細胞移植による近視進行抑制効果―

(2017/4/7、東京医科歯科大学プレスリリース)

結果として眼軸長の延長と屈折度は線維芽細胞非移植群に比べ、ともに40%の抑制できることが明らかになりました(図1)。

また、眼球を摘出し、眼球に定着したコラーゲンについて組織染色を行ったところ、強膜外層に新しいコラーゲンの層が形成されており、強膜を補強していることがわかりました(図2)。

東京医科歯科大学の大野京子教授と吉田武史講師の研究グループは、近視進行モデルのラットの眼球壁である強膜周囲にヒト線維芽細胞を移植することで、強膜へのコラーゲン供給が強膜を補強し、眼球強化を行なった結果、屈折異常や眼軸長延長の抑制効果、つまり、近視の進行を抑制することができることがわかったそうです。




■研究の背景

今回、研究チームは、近視眼の強膜が、眼球延長に伴い、厚さが薄くなるだけでなく、強膜の主成分であるコラーゲンとコラーゲンを生成する線維芽細胞がともに減少することに着目し、線維芽細胞を強膜周囲に移植し、コラーゲンを生成、定着させることで強膜を補強すれば、眼軸長の延長を抑制できるのではないかと考えました。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、近視は多くの場合、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が伸びることで、像が網膜より手前で結んでピンボケになる、つまり近視が進行すると考えられています。

近視進行抑制治療として眼軸長の延長を抑える試みは世界各国で行われてきましたが、これまでに確立された治療法はなかったそうです。

■まとめ

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

また、デジタルデバイスの普及によって、目を酷使する人口が増えたために、近視(近眼)人口が増えていくことが予想されます。

今回の方法は、線維芽細胞の眼球への移植によって近視進行を予防できる可能性があり、また自分自身の細胞を用いる自己移植であれば安全性も高くなることが期待されます。

新しい治療法が開発されることで、世界の近視で悩む人が少なくなるといいですね。

→ 近視(強度近視・仮性近視)とは|近視の症状・原因・予防 について詳しくはこちら




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【関連記事】
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バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|#慶應義塾大学【論文・エビデンス】

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【目次】

■バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|慶應義塾大学

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by Fabrice Florin(画像:Creative Commons)

バイオレットライトが成人の強度近視患者に対しても近視進行を抑制する可能性を発見― 強度近視による失明予防に一歩前進か ―

(2017/11/22、慶應義塾大学ニュースリリースPDF)

研究グループは、成人強度近視患者に対し屈折矯正手術である有水晶体眼内レンズ挿入術を施行し、手術後 5 年間の近視の進行を 2 種類のレンズ群間で比較しました。その結果、2種類のレンズ群間で術後 5 年間の眼軸長伸長量に有意差を認めました。その違いを高次収差や残余乱視、有水晶体眼内レンズの分光透過率、モデル眼を用いた軸外収差シミュレーションなど多方面から比較検討し、結論として、有水晶体眼内レンズの分光透過率以外は有意な差を認めず、バイオレットライトの透過率の違いが、今回の結果の差を生み出している可能性が示唆されました。

バイオレット光が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを発見|慶應義塾大学では、慶應義塾大学医学部眼科学教室(坪田一男教授)、光生物学研究室(主任研究員:栗原俊英特任講師)の鳥居秀成特任助教らは、ヒヨコを用いた動物実験とヒトの臨床研究を通じて、360-400 nm の光(バイオレット光)が近視進行(眼軸長伸長)を抑制することを世界で初めて発見しています。

慶應義塾大学医学部眼科学教室の坪田一男教授、根岸一乃教授、栗原俊英特任准教授、鳥居秀成助教らは、既にバイオレットライトが若年者(13~18 歳時)の眼軸長伸長抑制に有効である可能性を報告しており、今回の研究により、バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見しました。




■背景

世界の近視人口は増加傾向にあり、2050 年には約 50 億人となると予測され、そのうち、強度近視は約 10 億人に達すると報告されています。(Holden BA. et al. Ophthalmology. 2016)しかし、失明の可能性がある成人の強度近視患者に対し、これまで、近視進行抑制に効果があるとされる有効な眼軸長伸長抑制の方法はありませんでした。

2050年までに50億人が近視(近眼)になると予想されている!?で紹介した豪州のニューサウスウェールズ大学のBrien Holden研究所によれば、2050年までに50億人が近視になっていると予想されるそうです。

オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない
オフィス内、社内、病院内では360-400nmのバイオレット光がほとんどない

参考画像:現代社会に欠如しているバイオレット光が近視進行を抑制することを発見―近視進行抑制に紫の光― (2016/12/26、慶應義塾大学ニュースリリース)|スクリーンショット

さらに現在私達が日常的に使用している LED や蛍光灯などの照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことがわかりました。即ち現代社会においてはバイオレット光が欠如しており、これが近視の世界的な増大と関係している可能性があります。

しかし、以前紹介した研究によれば、私たちが使用している照明にはバイオレット光はほとんど含まれておらず、また、眼鏡やガラスなどの材質もバイオレット光をほとんど通さないことから、バイオレット光が少なくなっていることが世界的に近視が増大している可能性が考えられるそうです。

■まとめ

強度近視は日本において、失明(視覚障害 1 級)の原因の第 4 番目に挙げられ(厚労省平成 17 年度研究報告書)失明のリスクが非常に高いことで知られています。

強度近視は第2位の失明原因|強度近視で起こりやすい4つの病気によれば、強度近視には次のような特徴があります。

【強度近視の特徴】

  • 40~50代に多い
  • 両目に起こりやすい
  • 強度近視では、眼球の奥行きである「眼軸長(がんじくちょう)」が正視(像が正しく網膜に結ぶ)より3・5ミリ以上長いことが推定されている
  • 黄斑部が障害されやすいため、早期から高度な視力障害が起こりやすい
  • 遺伝的要因が大きい
  • しかし、パソコンや携帯ゲームなどの増加など環境要因の影響もあるのではないか

今回の研究によれば、バイオレットライトが若年層だけでなく、成人の強度近視患者の眼軸長伸長を抑制する可能性があり、将来的には、眼軸長伸長を止めるような治療法が生まれるかもしれません。

近視 について詳しくはこちら







【参考リンク(論文・エビデンス)】

続きを読む バイオレットライトが成人の強度近視患者の近視進行(眼軸長伸長)を抑制する可能性を発見|#慶應義塾大学【論文・エビデンス】

緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|#この差って何ですか

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 緑内障 > 緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|この差って何ですか?

2016年6月12日放送の「この差って何ですか?」(18時30分~19時56分)では、「緑内障に、なりやすい人なりにくい人の差」について取り上げました。




【目次】

  1. 「緑内障に、なりやすい人なりにくい人の差」
  2. 緑内障とは
  3. 緑内障の症状
  4. 眼圧が上昇する原因
  5. 緑内障のリスクファクター
  6. 緑内障の予防
  7. 緑内障の治療

■「緑内障に、なりやすい人なりにくい人の差」は「近視」

folk med bøker

by Studieforbund VOFO(画像:Creative Commons)

緑内障患者の約6割が「近視」なのだそうです。

→ 近視(強度近視・仮性近視) について詳しくはこちら

近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになり、眼圧が高くなくても、圧力を受けてしまっているようです。

番組で紹介した緑内障チェック方法は視野の欠損がわかる「ノイズフィールドチェック法」です。

「ノイズフィールドチェック法」は、片方の目ずつ、砂嵐の映像の真ん中の点を見て、周りに視野の欠損がないかをチェックする方法です。

番組で紹介していた方法に近い動画を紹介します。

緑内障 簡易 検査  glaucoma Inspection

■緑内障の人の差

2018年8月7日放送の「この差って何ですか?」では「緑内障の人の差」について取り上げました。

番組ではマスの見え方によって緑内障の可能性をチェックできるテストをおこないました。

片目を隠し、マス目を見てマス目の白い点を10秒見るを両目で行ない、マス目が欠けて見えると緑内障の可能性があるそうです。

また、緑内障には急性緑内障もあり、黒目と白目の境目に充血がある場合には急性緑内障の可能性があるので、眼科で診てもらうことをアドバイスしていました。

■緑内障とは

緑内障とは、目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧のために、視神経が障害され、視野が欠けてくる病気。

緑内障は失明原因の1位の目の病気です。

岐阜県多治見市で行われた疫学調査によれば、40歳以上の20人に1人が緑内障だったそうです。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら

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■緑内障の症状

緑内障は、視野が欠損したり、視力が低下しますが、タイプによりそのスピードは異なり、徐々に進む症状と急速に悪化する症状があります。

一般的に緑内障は、自覚症状がほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多いようです。

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■眼圧が上昇する原因

人間の目は、目から入った情報を網膜で感知し、視神経を介して脳に信号を送り、見たものを認識しています。

眼圧は眼球内を満たしている「房水(ぼうすい)」という液体で、一定に保たれており、房水は、隅角(ぐうかく)という出口から眼球外に排出されています。

しかし、房水の流れに障害が起こることで、眼圧が上昇すると、視神経が圧迫されて、血液の循環が悪くなり、「視野が狭くなる」「視野が欠ける」といった症状が現れます。

緑内障の発症メカニズムから大きく分けると、開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障の2つのタイプに分けられます。

緑内障の原因(眼圧が高くなる) はこちら

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■緑内障のリスクファクター

  • 血縁者に緑内障の人がいる。(遺伝性要因)
  • 加齢(岐阜県多治見市で行われた疫学調査によれば、40歳以上の20人に1人が緑内障)
  • 強度の近視
  • 低体温
  • 冷え性
  • 低血圧
  • 頭痛持ち
  • 糖尿病

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■緑内障の予防

緑内障は、早期発見が大事ですので、眼科での定期的な検査(緑内障ドック)が一番の予防法といえます。

緑内障は、眼圧測定だけではわからないため、眼底検査、視野検査などが必要となります。

眼科検診で失明が36%減少する!|緑内障・糖尿病網膜症・変性近視・加齢黄斑変性・白内障が失明の主な原因で紹介した杏林大学大学院医学研究科の山田昌和教授(眼科)によれば、眼科検診によって5つの病気の発見率や失明の減少率を調べたところ、失明は緑内障で45%減したそうです。

中高年になると、目の病気になる人が増えてきますので、失明を防ぐためにも、40歳をめどに一度眼科検診を受けてみて、定期的に眼科で診てもらうことをオススメします。

また、緑内障は、ぶつかって眼圧が上昇する場合や生まれつき(隅角が未発達)でない場合には、生活習慣(糖分の摂りすぎ、血液がドロドロ、眼精疲労、ストレス、運動不足など)と何らかの関係があるのではないかと考えられています。

緑内障の治療・予防には、栄養補助食品(ルテイン・カシス等)や生活習慣の見直しなどによる日頃からのケアが重要です。

緑内障の予防(食事・サプリメント) についてさらに詳しくはこちら

【関連記事】

→カシスサプリ選びに悩むあなたに
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■緑内障の治療

緑内障の治療は、薬を(目薬)使って眼圧を下げることにより、眼圧をコントロールしていきますが、十分に効果が出ない場合は、手術やレーザー治療を行います。

緑内障の治療(目薬・手術) はこちら

■まとめ

緑内障とは、目が正常な機能を保てる「適正な眼圧」以上の眼圧のために、視神経が障害され、視野が欠けてくる病気で、失明原因の1位の目の病気です。

40歳以上の20人に1人が緑内障ですので、身近な目の病気ともいえます。

ぜひ緑内障について考えてみてくださいね。

→ 緑内障の症状・原因・眼圧・予防 について詳しくはこちら







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続きを読む 緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|#この差って何ですか