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7時間睡眠の人は死亡率が最も低い!?|#ホンマでっかTV

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Sleeping Cat

by Michael Carian(画像:Creative Commons)

2010年4月6日放送の「ホンマでっかTV」で

「7時間睡眠の人は死亡率が最も低い!?」

「4時間睡眠の人は死亡率が1.6倍!?」

「睡眠時間が長いと死亡率が高くなる!?」

と、睡眠時間について取り上げられていました。

 

番組によれば、

日本人10万人の調査で男女共7時間睡眠の人が最も死亡率が低いという結果が出たそうです。

なぜ、7時間が良いのかという理由としては、人間は、4時間半で血中の老廃物をきれいにし、さらに2時間半で頭の中を整理する時間が必要なために、7時間が良いのではないかということでした。

 

この件について、少し検索してみました。

 

死亡率低い7時間睡眠 日本人11万人の調査結果 (共同通信)

日本人約11万人の睡眠時間を調べたところ、7時間(6・5-7・4時間)の人が死亡率が最も低く、それより長くても、短くても死亡率が高くなることが約10年間の追跡調査で分かった。

名古屋大学の玉腰暁子先生による研究結果によれば、睡眠時間7時間の人が死亡率が最も低いことがわかったそうです。

長く眠るほど寿命が縮む?睡眠時間と寿命の関係とは?

1980年代にアメリカで100万人以上を対象に行われた、睡眠時間と寿命の関係の調査では、予想外の結果が出ました。

1日に6.5〜7.5時間の睡眠をとっている人が最も死亡率が低く、それ以上およびそれ以下の時間、眠っている人は寿命が短くなる傾向にあったのです。

特に長く眠っているほうが問題で、7.5〜8.5時間以上の睡眠時間をとっている人は、6.5〜7.5時間睡眠の人よりも死亡率が20%もアップしました。

この調査は、日本で研究されたもののアメリカ版と言えます。

 

睡眠時間7時間未満の人はカゼをひきやすい、米大学が実験

(2009/1/13、AFPBB)

毎日の睡眠時間が7時間未満の人は、同8時間以上の人よりも3倍もカゼをひきやすい。

米カーネギーメロン大学(Carnegie Mellon University)によるこうした研究結果が、米国医学会の機関誌「Archives of Internal Medicine」(1月12日号)に発表された。

この記事によれば、睡眠時間が短いほどカゼをひきやすいことがわかったそうです。ただ、睡眠時間の長さが長ければ良いというわけではなく、睡眠の質が悪い場合でもカゼをひきやすいようです。

この記事を参考にすれば、睡眠障害(睡眠の質が悪い)により、免疫系の機能を低下してしまうため、病気になりやすいということが言えそうです。

 

5時間以下の睡眠続け死亡率1.7倍に 7時間寝よう

(2007/9/30、アメーバニュース)

この研究では、35歳から55歳のイギリスの公務員およそ10000人を対象に17年間にわたって、睡眠時間と健康状態を調査した。

これだけの研究期間と人件費を投じた大規模な研究は、今までに例がない。

結果として、平均の睡眠時間が5時間以下の勤労者は、それ以上の睡眠時間を確保している勤労者と比較して1.7倍以上の高い死亡率をとることがわかった。

残念ながら、データソースが書かれていないのですが、ひとつの参考とすると、睡眠時間が5時間以下の場合には、それ以上の睡眠時間を確保している人よりも死亡率が高くなるということです。

睡眠不足になると、病気になりやすいというニュース記事はよく見かけます。

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しかし、睡眠時間が7時間より長すぎても死亡率が高くなるという理由はわかりません。

番組の中では、睡眠中は血液の循環が少なく、体温も下がってしまうため、抵抗力が弱まるからではないかといっていました。

ただ言えるのは、睡眠時間の長さが大事というよりも、睡眠の質を良くすることの方が大事なようです。

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不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなる!

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■不眠は「うつ」のサイン?|睡眠不足が続く人は「鬱」状態になる率が高くなる!

no one sleeps

by andoni beristain(画像:Creative Commons)

お父さん、よく眠れていますか?不眠は「うつ」のサイン

(2008/10/20、日経ビジネスオンライン)

日本大学公衆衛生学教室が男女各1万人以上を対象にした調査によると、1日の平均睡眠時間が7時間より短くなればなるほど、また8時間より長くなればなるほどうつ状態の有病率が高いという結果が出ているそうです。

また別の調査によれば、社員の17%に不眠があり、不眠がないグループと比べ、不眠グループではうつ病と推測される人が男性で5倍、女性で2倍もみられたそうです。

記事によると、静岡県では、医師会と協力し、睡眠キャンペーンという啓発活動を行っているそうで、自己チェックできるリーフレットを配布しているそうです。

[自己チェックの例]

  • 2週間以上眠れない日が続く
  • 食欲がなく体重が減っている
  • だるくて意欲がわかない
  • 頭痛
  • めまい

記事では、以上のような症状があれば、専門医による受診をすすめていました。

気になる方は一度専門医に相談してみましょう。







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睡眠不足によって自動車事故のリスクが高くなる!?|全米自動車協会(AAA)交通安全財団

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■睡眠不足によって自動車事故のリスクが高くなる!?|全米自動車協会(AAA)交通安全財団

Drive

by Chase Elliott Clark(画像:Creative Commons)

2時間の睡眠不足、自動車事故のリスク倍増 米研究

(2016/12/7、CNN)

事故前の24時間にドライバーがどれだけ睡眠を取っていたかによって分類したところ、適切な睡眠時間とされている7時間超に比べて、4時間未満しか眠っていないと事故発生率は11.5倍、4~5時間だと4.3倍に跳ね上がった。

さらに5~6時間眠っていても事故は1.9倍、6~7時間で1.3倍に増えることが分かった。

米高速道路交通安全局(NHTSA)が調査したデータを全米自動車協会(AAA)交通安全財団が分析したところ、睡眠不足によって、自動車事故のリスクが高くなることがわかったそうです。




■まとめ

ウェアラブルデバイスで得た生体データによる病気の予兆を検知することで運転手の突然の体調変化による死亡事故を未然に防ぐシステムによれば、運転中に運転者の体調変化によって起こる交通事故は全交通死亡事故のうちの10%を占めているのですが、車に乗る前には健康(思い込みもあるかもしれません)であっても、突然脳卒中などの脳血管疾患や狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患に襲われてしまうかもしれないのです。

睡眠時間が減ると認知能力と反応速度が低下|ペンシルベニア大学で紹介したペンシルベニア大学の研究チームによれば、睡眠時間を1日6時間未満に制限するという実験を行うと、自分としては普段と変わらないような感じがしていても、実際は認知能力と反応速度が落ちていったそうです。

1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が過去最多の4割|厚生労働省 15年国民健康・栄養調査で紹介した厚生労働省の15年国民健康・栄養調査によれば、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合が、2003年の調査開始以降最多の約4割に達していますが、今回のデータを当てはめると、5~6時間眠っていても1.9倍事故が増えるということですので、事故を減らしていくにはいかに睡眠不足の運転手を減らしていくかがポイントになっていくかもしれません。







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何も装着しないで睡眠をモニタリングする方法(AIアルゴリズムを使用して無線信号を分析し測定値を睡眠ステージに変換)を開発|MIT・マサチューセッツ総合病院

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■何も装着しないで睡眠をモニタリングする方法(AIアルゴリズムを使用して無線信号を分析し測定値を睡眠ステージに変換)を開発|MIT・マサチューセッツ総合病院

Zen bedroom

by Isa(画像:Creative Commons)

睡眠をモニタリングする方法として、これまで着衣型ウェアラブルデバイスやFitbitのようなリストバンド型ウェアラブルデバイスを紹介してきました。

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また、睡眠時無呼吸症候群の検査のためには、ポリソムノグラフィー(PSG)という、指先につける機器だけではなく、心電図や脳波、鼻や口の気流測定、いびき音の測定、腹部の動きなどを見るセンサーなどを装着して、一晩休むという検査方法があることも紹介してきました。

今回紹介するのは、MITが開発したワイヤレス、つまり何も装着しないで睡眠をモニタリングする方法です。

New AI algorithm monitors sleep with radio waves Patients with sleep disorders could be studied nonintrusively at home using wireless signals.

(2017/8/6、MIT)

To make it easier to diagnose and study sleep problems, researchers at MIT and Massachusetts General Hospital have devised a new way to monitor sleep stages without sensors attached to the body. Their device uses an advanced artificial intelligence algorithm to analyze the radio signals around the person and translate those measurements into sleep stages: light, deep, or rapid eye movement (REM).

MITとマサチューセッツ総合病院の研究者は、睡眠障害の診断・研究を容易にするために、身体にセンサーを取り付けずに睡眠ステージをモニタリングする方法を開発しました。

デバイスには高度なAIアルゴリズムが使用され、人の周りの無線信号を分析し、その測定値を睡眠ステージ(浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠)に変換します。

Using this approach in tests of 25 healthy volunteers, the researchers found that their technique was about 80 percent accurate, which is comparable to the accuracy of ratings determined by sleep specialists based on EEG measurements.

健康なボランティア25名にこの手法でのテストを行なったところ、80%の正確さで、EEG(脳波:Electroencephalogram)測定に基づく睡眠の専門家によって決定された評価の精度に匹敵するものだったそうです。

“When you think about Parkinson’s, you think about it as a movement disorder, but the disease is also associated with very complex sleep deficiencies, which are not very well understood,” Katabi says.

Katabi教授によれば、パーキンソン病は非常に複雑な睡眠障害と関連していると考えられるそうで、このシステムを使用して、パーキンソン病の研究を行う予定なのだそうです。

また、アルツハイマー病や不眠、睡眠時無呼吸症候群のような睡眠障害の研究にも用いることができるそうです。

【関連研究】

WiGait: Measuring Walking Speed with Wireless




■まとめ

MITの研究者は、何も装着しないで睡眠をモニタリングする方法を開発しました。

この仕組みを用いれば、より自然に生体データを計測できると考えられますし、また、睡眠障害に関する研究が研究室から家庭へと移ることにより、研究がますます進むことが期待されます。

Meet the 3rd generation Nest Learning Thermostat

スマートホームのデバイスの一つとしてスマートサーモスタット「Nest」というさまざまなセンサーと人工知能が搭載された温度を調節する装置で、Nestと電化製品との連携によって、室温を快適に保ちながら、節電&省エネもできるというものを以前紹介しましたが、今回MITが開発したワイヤレスで睡眠をモニターできる技術と組み合わせれば、寝室をより快適にするためのデバイスにもなるのではないでしょうか?

RFID Light Bulb: Enabling Ubiquitous Deployment of Interactive RFID Systems

ディズニー研究機関、RFIDリーダー内蔵LED電球を開発–新規インフラ敷設が不要

(2017/8/4、CNET JAPAN)

Walt Disneyの研究機関Disney Researchは、RFIDリーダーやネットワーク通信機能を組み込んだLED電球を開発。電球用ソケットにねじ込んで構築、拡張できるRFIDシステムを提唱した。

また、Disney Researchが開発したRFIDリーダーやネットワーク通信機能を組み込んだLED電球と組み合わせるというアイデアも面白そうです。

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アメリカでは質の良い睡眠が最高のパフォーマンスを発揮するために欠かせないと感じている経営者・CEOが多い!

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■質の良い睡眠が最高のパフォーマンスを発揮するために欠かせないと感じている経営者が多い!

Gustavo Henrique para Premier Models Mgt

by Daniel M Viero(画像:Creative Commons)

経営者は敏感に感じ取っているのでしょうか、最近は質の良い睡眠が最高のパフォーマンスを発揮するために欠かせないと感じている経営者が多いようです。

起業家の成功の秘訣は「睡眠・食事・運動」で紹介したSquare社のキース・ラボイズ最高執行責任者(COO)が行なったチームの分析によれば、睡眠をしっかりとらないと、良い決定が下せないようです。

また、最高のパフォーマンスを発揮するためには、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは8時間、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは8時間、Google元会長エリック・シュミットは毎晩8時間半の睡眠をとるようにしているそうです。

短時間睡眠は時代遅れ 名だたるCEOが8時間宣言 アリアナ・ハフィントン流 最高の結果を残すための「睡眠革命」(4)

(2016/12/26、日経Gooday)

#TWITTER 創業者 JACK DORSEY が毎日チェックする「する/しない」リストを健康的な視点から見てみるによれば、7時間睡眠をするように心がけているそうです。

■まとめ

最近では「健康経営」に注目が集まっていますが、あなたが経営者ならあなた自身だけでなく、従業員の睡眠についてもサポートするといいのかもしれません。

よい睡眠をとることが良い生活につながるということが注目されることで、今後、従業員の睡眠をサポートする企業が就職活動先でも人気になったり、睡眠に関連した企業が投資先として人気になるかもしれませんね。







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