「医学」カテゴリーアーカイブ

赤毛の人はより痛みに強いことが判明

Rebecca

by Andy / Andrew Fogg(画像:Creative Commons)




赤毛の人はより痛みに強いことが判明

(2012/3/9、GIZMODE)

赤毛の人はそうでない人よりも痛みに強い、と研究でわかったそうです。痛みに強いということは、辛い食べ物もへっちゃらということ。実験では、被験者の腕にとうがらし成分を注入。研究者の1人であるラース·アーレント·ニールセン教授(Lars Arendt-Nielsen)曰く、赤毛の被験者は他の人よりも特定の痛みに鈍く、どうやら体を守る力が強いようだという結果がでました。

赤毛の人はそうでない人よりも痛みに強いという結果が出たそうです。

その理由としてはまだ分かっていないようですが、

赤毛DNAには痛みへの耐性も組み込まれているのではないか

というように今後研究が進んで行きそうです。







「糖尿病網膜症」初期症状を薬で進行抑制|東北大グループ

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by Hunter Peddicord(画像:Creative Commons)

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「糖尿病網膜症」初期症状を薬で進行抑制 東北大グループ

(2012/9/5、河北新報)

東北大大学院医学系研究科の中沢徹教授(眼科)らの研究グループが、糖尿病の代表的な合併症で、失明につながることもある「糖尿病網膜症」の初期症状の進行を薬剤で遅らせることに成功した。

東北大大学院医学系研究科の中沢徹教授らの研究グループによれば、糖尿病網膜症の初期症状の進行を薬で遅らせることに成功したそうです。

→ 糖尿病網膜症の症状・治療・分類・予防 について詳しくはこちら。

東北大、糖尿病網膜症の「網膜神経節細胞死」の進行を遅らせることに成功

(2012/8/21、マイナビニュース)

東北大学は、千寿製薬の協力を得て、「糖尿病網膜症」の初期に生じる「網膜神経節細胞(RGC)死」に酸化ストレスと「カルパイン分子」の活性化が関わることをマウスモデルを用いて解明し、RGC死の進行を薬剤で遅延させることに成功したと発表した。

「糖尿病網膜症」の初期に生じる「網膜神経節細胞(RGC)死」に糖尿病に深く関連する酸化ストレスと細胞死が起きる際に活性化してさまざまなタンパク質を切断する「カルパイン分子」の活性化が関わることをマウスモデルを用いて解明し、抗酸化物質やカルパイン活性化を阻害する化合物「SNJ-1945」を投与したところ、RGC保護効果が認められました。

網膜の病気(加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・網膜色素変性症)に注意で取り上げた記事では、糖尿病網膜症は、糖尿病の進行を抑えるのが治療の基本なのだそうですが、血糖値を抑えても眼の症状だけは進行してしまう場合もあるということでしたので、今回の研究により患者の負担が減ることが期待されます。







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70歳以上で過体重の人は寿命が長い|オーストラリア研究

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by sima dimitric(画像:Creative Commons)




70歳以上で過体重の人は寿命が長い

(2010/2/4、いきいき健康)

太りすぎは生命を脅かすとよく言われるが、これに反して、70歳以上で過体重の人は正常体重の人に比べて10年間の死亡率が低いことがオーストラリアの研究で示された。

肥満は寿命を縮めるとばかり思っていましたが、この研究によれば、70歳以上で過体重の人は寿命が長いことがわかったそうです。

米国老年医学会(AGS)誌「Journal of American Geriatric Society」オンライン版に1月27日掲載(印刷版は2月号に掲載)されたこの研究は、過体重が心疾患をはじめとするさまざまな健康問題を引き起こすとする研究と矛盾するものである。

オーストラリアの研究によれば、70歳以上で過体重の人は正常体重の人に比べて10年間の死亡率が低いことがわかったそうです。

この研究によれば、過体重がすべての年代において、健康に影響を及ぼすとは言えないようです。

過体重(肥満の一歩手前)の人は正常体重の人に比べて死亡リスクが13%低かった。

しかし、肥満の人にはベネフィットは認められなかったという。

このほか、座りがちな生活をしていると死亡リスクが女性では2倍になり、男性では4分の1増大することも判明した。

研究著者らは、過体重や肥満を判定するシステムを再評価する時かもしれないと述べている。

過体重・肥満に対する基準を再度検討する必要があるのかもしれません。







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アミノアントラキノン(AAQ)の注射でマウスの視力回復 加齢黄斑変性や網膜色素変性症など失明を伴う目の病気の治療にも期待|米研究

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by Dan Foy(画像:Creative Commons)

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■アミノアントラキノン(AAQ)の注射でマウスの視力回復 加齢黄斑変性や網膜色素変性症など失明を伴う目の病気の治療にも期待|米研究

化学物質注射でマウスの視力回復、米研究

(2012/7/26、AFP)

アミノアントラキノン(AAQ)という化学物質を注射することで、目が見えなかったマウスの網膜細胞の光感受性を向上させ、視力の回復に成功したとする研究が25日の米脳神経科学誌「ニューロン(Neuron)」に発表された。黄斑変性症や網膜色素変性症といった一般的な目の病気による失明の治療に朗報となりそうだ。

マウスにアミノアラトラキノンという化学物質を注射すると、網膜細胞の光感受性を向上し、視力が回復したそうです。

論文共著者によれば、まだ物質の安全性と、人間への効果の有無を確認する必要があるそうですが、研究が上手く進めば、加齢黄斑変性や網膜色素変性症といった失明を伴う目の病気の治療にも期待ができそうです。







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2型糖尿病治療に肥満手術が有効=研究

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by Rodrigo Paredes(画像:Creative Commons)

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2型糖尿病治療に肥満手術が有効=研究

(2012/3/27、WSJ)

肥満症患者の血糖値をコントロールするのに肥満手術が投薬より有効であるとの研究が2つ発表され、肥満を伴う2型糖尿病患者の治療法の重要な選択肢の1つになり得るとして注目が集まっている。

肥満症患者の血糖値をコントロールするのに、肥満手術が有効であるという研究が行われているそうです。

糖尿病 について詳しくはこちら

米国および世界の糖尿病患者の増加は肥満の増加と連動している。

研究者らは成人した米国人の糖尿病患者2300万人のうち80%が太りすぎか肥満症だとみている。

特に肥満症の患者にとって、食事療法や運動、投薬を含む療法は長期的にほとんど効果がない。

数カ月間は改善しても、長期的に効果を持続させるのは困難だと研究者らは指摘する。

肥満症の患者にとって、食事療法や運動、投薬を含む療法は長期的に効果を持続させるのは難しいため、手術も治療法の選択肢の一つになりうるとして注目が集まっているようです。

1つ目の研究の筆頭執筆者でクリーブランド・クリニックの肥満・メタボリック研究所所長のフィリップ・シャウアー氏は、研究結果が「非手術療法でうまく管理できない肥満型の糖尿病患者にとっては特に、手術が糖尿病治療におけるよりスタンダードな治療法として考慮されるべきだというドアを開けた」と述べた。

ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニックで糖尿病患者を治療する内分泌科医のマリア・コロゾ=クラベル氏は「私たちが直面している最大の問題は、糖尿病に効果がある体重減に結びつくような肥満症治療がほかにないということだ」とし、「全員が肥満手術に適しているわけではないが、(研究結果は)2型糖尿病患者の治療法として積極的に考慮すべきだ(と示唆している)」と述べた。







P.S.

ただ今回のニュースは、主に欧米人向けの治療法と言えそうです。

それは、日本人を含むアジア人は、やせ型でも糖尿病になりやすく、今回のニュースで紹介したケースとは違うからです。

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糖尿病“やせ”の人こそ要注意

「日本人は糖尿病になりやすい」認知度は4割未満

以前の記事(「やせ形で糖尿病」リスク遺伝子発見-東大)によれば、遺伝子変異により、KCNJ15と呼ばれる遺伝子の働きが過剰に高まり、インスリンの分泌が不足するため、痩せ型でも糖尿病を発症する危険性が高まるのだそうです。

欧州の糖尿病患者には肥満が多いのに対して、日本を含むアジア各国では、肥満でない人の発症が多いそうです。

日本人は太っていなくても糖尿病になりやすい体質を持っているため、「自分は太っていないから糖尿病は大丈夫」と思うのではなく、生活習慣を見直し・改善するようにしてください。

日本人は、欧米人に比べて血糖値を下げるインスリン分泌能力が低いため、太っていなくても糖尿病になりやすいため、たとえやせていたとしても糖尿病になる可能性があるということでした。

異所性脂肪|世界一受けたい授業 7月9日

脂肪細胞が多い人は、太ってしまいますが、反面安全に脂肪を溜め込むことができることを証明しています。

しかし、なかなか太れない人の場合は、食べても全然太らない代わりに、脂肪細胞がいっぱいになり、異所性脂肪がたまってしまいます。

日本人とアメリカ人を比較すると、アメリカ人は、日本人に比べると皮下脂肪が付きやすい反面、異所性脂肪は少ないそうです。

※日本人には、“やせ形糖尿病”が多いと言われており、その理由としては、欧米人に比べて遺伝的にインスリンの分泌が少なく、太り過ぎる前に発症してしまうと言われていましたが、異所性脂肪が原因で病気になっているのかしれませんね。

「太れる(太ることができる」ということは、脂肪を安全に貯めこむということから考えると、体にとってはいいことということが言えそうです。

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血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品