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オメガ3脂肪酸は精子によい影響がある|脂肪分の高い食事が精子に影響する?

【目次】




■脂肪分の高い食事が精子に影響する

Bistro Cheny

by ismael villafranco(画像:Creative Commons)

要注意!脂肪のとりすぎは男性機能に悪影響あると判明

(2012/3/12、Menjoy)

2012年3月14日に学術誌『Human Reproduction』に発表されたハーバード大学メディカルスクールの研究チームによる研究で、脂肪分の高い食事を摂取していると精子の数が減少し、子どもをもつことが困難になる可能性があることが示されました。

研究チームが2006年から2010年にかけて、ほとんどが太っているかもしくは太り気味にある、99人の平均年齢36歳の非喫煙者の男性を3つのグループにわけ、彼らの脂肪摂取量と精子の状態について調査しました。

その結果、最も高い脂肪摂取量のグループは、最も低い脂肪摂取量のグループと比較して 、より不完全な 精子であることがわかりました。

不完全であるということは、それだけ妊娠の可能性を低める可能性があります。この結果における脂肪とは、“飽和脂肪酸”のことです。

最近では、飽和脂肪酸の取りすぎと心疾患との関連が指摘されており、健康のために過剰摂取を避けることがさけばれていますが、精子にも影響することがわかったのです。

ハーバード大学メディカルスクールの研究チームによる研究によれば、脂肪(飽和脂肪酸)分の高い食事を摂取していると精子の数が減少し、子どもをもつことが困難になる可能性があるそうです。

しかし、脂肪の中にはいい脂肪もあります。




■精子にいい脂肪もある

飽和脂肪酸とは対照的に、魚や植物油に含まれる“オメガ3脂肪酸”は精子によい影響があることが研究チームによって示されました。

最も多くのオメガ3脂肪酸を消費しているグループは、最も低い摂取量のグループに比べ、わずかではあったものの完全な精子をもっていることがわかりました。

飽和脂肪酸の摂取量を減らし、オメガ3脂肪酸の摂取量を増やすようにすれば、健康の維持だけではなく、生殖行動にもよい結果が導き出されるのです。

魚や植物油に含まれるオメガ3脂肪酸は精子によい影響があるそうです。

飽和脂肪酸の摂取量を減らし 、オメガ3脂肪酸の摂取量を増やすようにしましょう。




【関連記事】

P.S.

ジャンクフードは精子を損傷する、米研究

ジャンクフードを食べている男性は、健康な食生活の男性と比較すると、精子の品質が低いということがわかったそうで、特に精子の能力が低くなるのは、トランス脂肪酸の多い食品を食べていた男性だったそうです。

やはり健康な食事が健康な精子を作ると言っても過言ではないといえるのではないでしょうか。

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【関連記事】

その他にも、男性機能低下には、亜鉛が良いと言われています。

男性機能低下は亜鉛で防げる?|ホンマでっかTV

男性機能低下を防ぐには、亜鉛。

亜鉛を多く含む食品は、牡蠣(カキ)。

⇒ 亜鉛 について詳しくはコチラ

⇒ 牡蠣(カキ)の栄養 について詳しくはコチラ

【関連ページ】

滋養強壮に良い食べ物

亜鉛

また、精子を作るために不可欠な亜鉛が含まれていることも、カキをして強精・強壮のための貝類の王者たらしめているのでしょう。

亜鉛には、ホルモンバランスを整える働きがあります。

男性の場合、亜鉛が不足すると、セックスの衰え、前立腺肥大、精子減少、インポテンツ(生殖能力の低下)、ED(勃起不全)などが心配があります。

亜鉛は、性ホルモンの合成をサポートして、精子を作ったり、精子の運動を活発にする働きがあるので、男性には是非摂ってほしいミネラルです。

時にはサプリメントを上手に利用しましょう。

【精子 関連記事】

【関連ワード】

高齢出産のメリットとリスクとは?

Pregnant

by Vladimir Pustovit(画像:Creative Commons)




大丈夫ですか?先天異常、ダウン症の可能性がこれだけ高まる 国民的大問題高齢出産のリスクを考える

(2012/6/28、現代ビジネス)

世界中の医師に最も読まれている権威ある医学誌『The New England Journal of Medicine』では、40歳で妊娠した女性の流産率は全体の50%以上、生まれてきた子供がダウン症になる確率は約100分の1になるという調査結果が発表されている。ちなみに20歳の母親からダウン症児が生まれる確率は1667分の1、25歳では1200分の1であり、実に12〜16倍以上の開きがある。

40歳で妊娠した女性の流産率は全体の50%以上、生まれてきた子供がダウン症になる確率は約100分の1になるという調査結果が発表されているそうです。

なぜこれほどまで高齢出産のリスクは高いのでしょうか。

京都大学医学部教授の菅沼信彦医師が解説する。

「女性が高齢になると、卵子も老化していくと考えられます。卵子は、女性が胎児のときに一生分が作られます。ですから、卵子が卵巣の中にある期間が長くなるほど、遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下してしまう。ダウン症をはじめ、生まれてくる胎児の先天的な異常や疾患は、この卵子の老化が原因のひとつになっています。

また、流産はごく普通の妊娠でも1割前後発生しますが、その原因のほとんどが染色体の異常によるものです。母親が年をとるごとに染色体の異常も起こりやすくなりますから、したがって高齢出産では流産の確率も高まるわけです」

他にも遺伝子異常による先天性疾患には、心臓の変形など重い障害を伴い、生後1年で90%が亡くなるエドワーズ症候群やパトー症候群などがある。発生割合は3000〜5000分の1と低いが、高齢出産でリスクが高まる点はダウン症と同様だ。

卵子が老化すること(遺伝を司る染色体やDNAにダメージが蓄積され、細胞分裂の力も低下)が、胎児の先天的な疾患や流産の原因の一つになっているようです。

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だからといって、高齢出産が全くダメだというわけではありません。高齢出産にもメリットがあります。

ある程度のキャリアを積んでいれば、人脈ができているでしょうし、また経済的にも余裕が出てくるはずです。

また、いろいろな人生経験を積むわけですから、子育てにも余裕が出てくるのではないでしょうか。

では、どのようにしたらよいのかというのは、現実的には、結婚年齢はこの20年で男性は2歳、女性は3歳上昇していて、初産は30歳超、晩婚・晩産化進むという傾向にありますが、生物学的には、できる限り30歳までに初産を済ませておいたほうがよいようです。







産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャル

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by Thomas Grunert(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 不妊 > 産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャル




2012年6月23日放送のNHKスペシャルでは、「産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~」が取り上げられました。

続きを読む 産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~|NHKスペシャル

【ジカ熱】 WHOが緊急事態宣言|ジカ熱と小頭症との関係が強く疑われるため

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by (画像:Creative Commons)




【追記(2017/2/2)】

ジカ熱大流行から1年、戸惑う小頭症児の母親たち ブラジル

(2017/1/12、AFPBB)

ブラジル政府は、2015年に始まったジカウイルスの感染拡大による小頭症の新生児について、これまでに2289人を確認したとしている。その一方で、当局によると、小頭症との疑いがあるケースは3144件に上るという。

ジカ熱の流行から1年が経過した今では、メディアで取り上げられることがなくなりましたが、ジカウイルスの影響で小頭症の新生児が生まれたブラジルでは、親たちが育児に悩んでいるそうです。

ジカ熱「緊急事態」宣言=小頭症と関連「強い疑い」―WHO

(2016/2/2、時事通信)

世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は1日、ブラジルなど中南米を中心に流行している感染症「ジカ熱」に関し、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

 

ジカ熱とは、2015年5月以降中南米で感染が広がっている蚊が媒介する感染症です。

■ジカ熱とは

ジカ熱は「ジカウイルス」を持つ蚊に刺されることで発症するウイルス性の感染症です。感染すると3日から12日間ほどの潜伏期間の後、発熱や頭痛、それに関節痛などの症状を引き起こします。ワクチンや特効薬はなく、対症療法が中心となりますが、同じように蚊がウイルスを媒介とする
「デング熱」と比べると比較的症状は軽く、多くの場合1週間ほどで回復します。

病気としての症状としては比較的軽いため、ジカ熱に感染したと気づく人も少ないのではないでしょうか。

ただ、一番の問題となっているのが、ジカ熱と小頭症との関係です。

■小頭症との関係

WHO ジカ熱 緊急事態宣言

(2016/2/2、NHK)

ブラジルでは、ジカ熱の流行と同じ時期に「小頭症」の子どもが相次いで報告され、関連が指摘されています。「小頭症」は脳の発達が遅れることで知的障害などを引き起こす病気です。
病気の主な原因は▽遺伝子の異常や▽妊娠中に母親が何らかのウイルスに感染することで、赤ちゃんにも感染してしまうことなどです。

ジカ熱に対してWHOが緊急事態と宣言している理由としては、ブラジルで先天的に頭の小さく脳の発達に遅れが見られる「小頭症」の新生児が増えており、ジカ熱が妊婦に感染することによって小頭症に何らかの影響を与えているのではないかという疑いがあるそうです。

インタビュー:ブラジルのジカ熱流行、予想以上に深刻=保健相

(2016/2/2、ロイター)

ブラジルは感染が最も深刻とみられている。

カストロ保健相はインタビューで「ジカ熱の感染者のうち80%には目立った症状が現れない。多くの人々が症状のないまま感染しているため、状況は我々の想定よりも深刻だ

ジカ熱の症状は発熱等ですが、ジカ熱感染者の80%は目立った症状がないまま感染しているそうです。

自分が感染しているかどうかわからないため、妊婦にとっては特に不安でしょう。

現在のところ、有効な治療法やワクチンがないということで、今後ワクチンの発見が期待されます。

それでは、仕事や旅行で中南米に行く機会がある人はどのような点を気をつければいいのでしょうか?

■ジカ熱を予防するには?

WHO ジカ熱 緊急事態宣言

(2016/2/2、NHK)

チャン事務局長は「妊娠している女性は感染が拡大している地域への渡航を延期することが望ましい」と述べたうえで「やむを得ず渡航する場合は、長袖や長ズボンを着用し、外出を控えるなど対策を講じてほしい」と呼びかけるとともに、各国に流行の拡大を防ぐための措置を徹底するよう勧告しました。

まとめます。

  • 妊娠中の女性はジカ熱の流行地域への渡航を慎重に検討する
  • ジカ熱は蚊が媒介する感染症であるため、蚊に刺されないように長袖や長ズボンの着用や虫よけスプレーの使用などで対処する
■まとめ

8月にはリオデジャネイロ五輪も行われますので、人が多く集まることが予想されます。

それまでにジカ熱の感染拡大防止を行い、ワクチンが発見されて欲しいものです。







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「先天性疾患を予防のため葉酸を添加して」専門医ら食品メーカーに要望

FMSC Distribution Partner - Honduras

by Feed My Starving Children (FMSC) (画像:Creative Commons)




葉酸を添加して…専門医ら食品メーカーに要望「先天性疾患を予防」

(2015/9/2、読売新聞)

先天性の脳や脊髄の病気予防のため、野菜などに含まれる栄養素の葉酸を加工食品に添加するように求める要望書を専門医らのグループがまとめ、日本パン工業会など6団体に送った。

専門医らのグループが業界団体に葉酸を加工食品に添加するように要望したそうです。

→ 葉酸を含む食べ物・葉酸の効果・妊娠と葉酸 について詳しくはこちら

葉酸の摂取で子どもの先天病「神経管欠損症(NTD)」の予防に成功‐アメリカによれば、アメリカでは子供の先天病「神経管欠損症」を予防するために、将来妊娠の可能性のあるすべての女性に対し、一日400μgの葉酸を摂取するよう推奨しており、1998年からはパンや穀類に100g当たり140μgの葉酸を強制的に加えるようにしたことで、年間約1300人の発症を未然に防いでいるそうです。

米国はじめ82か国では、穀類などに葉酸が添加され、二分脊椎の子どもが生まれる割合は減っているという。

日本においても、厚生労働省が、葉酸の1日の必要量は、約240μg。妊娠の可能性のある女性は約400μgを推奨しています。

葉酸は野菜と果物に含まれているものですから、日本でいえば、余りにも偏った食事でなければ、ある程度の葉酸は摂取できるものであり、妊娠の可能性のある女性が少し心掛ける程度でいいのではないでしょうか。

ただ、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しない単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%ということもありますので、もしかすると、日本でも葉酸が不足している世帯が増えているのかもしれません。

→ 葉酸を含む食べ物・葉酸の効果・妊娠と葉酸 について詳しくはこちら




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P.S.

葉酸取りすぎ、妊婦は注意 胎児に悪影響の可能性もによれば、葉酸を過剰に摂りすぎるのは注意が必要で、過剰に摂り過ぎると胎児に悪影響が出るおそれがあるということから、厚生労働省は、通常の食事以外に、加工食品やサプリメントで摂取する葉酸の1日の上限量を1ミリ・グラムと定めています。







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