「目の病気」カテゴリーアーカイブ

まつ毛が目を保護するために果たしている機能とは?

健康・美容チェック > 目の病気 > まつ毛 > まつ毛が目を保護するために果たしている機能とは?




■まつ毛が目を保護するために果たしている機能とは?

Ice-Cold Brown-Stained Tropical Blue Eyes

by Stefan Insam(画像:Creative Commons)

まつ毛の役割と最適な長さが最新の研究で明らかに

(2015/2/26、ナショナルジオグラフィック)

適切な長さのまつ毛は目からの水分蒸発量を最大で50%カットできるという。

また、まつ毛は空中に浮遊する細かい粉塵の量を半減させ、細菌やその他の病原菌が眼球の表面に付着するのを防ぐ。

長いまつ毛は女性が魅力的な目に見せるための大事な要素となっていますが、決してそれだけが役割ではありません。

まつ毛には目を保護するという大事な役割があります。

  • 目からの水分蒸発量を最大で50%カット
  • 塵や細菌、その他の病原菌が眼球の表面に付着するのを防ぐ

研究チームがコンピューターでシミュレーションを行ったところ、短いまつ毛にも目の表面から空気の流れをそらす効果があることがわかった。長いまつ毛のほうが空気の流れをより効果的に導くものの、限度があった。実際には、目の幅の1/3よりも長いまつ毛は目の方向へより多くの空気を送り込んでいた。

まつ毛があることによって、目の表面から空気の流れをそらす効果があり、そのことによって、目を乾燥させるのを防ぎ、目にゴミが付着するのを防いでいるそうです。

→ 健康的なまつ毛を育てる方法 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む まつ毛が目を保護するために果たしている機能とは?

目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」




■目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」
目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

参考画像:ViaOpta Simulator|iPhone(itunes)|スクリーンショット

以前電気通信大学の「失禁研究会」が開発した失禁体験装置「ユリアラビリンス」とは?|教育や医療・介護の現場で役立つ可能性では失禁を疑似体験できる装置を紹介しましたが、スマホやVRビューワーで目の病気を疑似体験できるアプリが登場しています。

「ViaOpta Simulator」では、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、緑内障、白内障などの症状による視力低下を疑似体験することができるそうです。

ViaOpta Simulator|iPhone(itunes)

ViaOpta Simulator|Android(Google Play)

「ViaOpta EyeLife」は、VRビューワーを使い、糖尿病黄斑浮腫、近視性脈絡膜新生血管、網膜静脈閉塞症によってどのくらい見えにくい生活をしているのかを疑似体験することができるそうです。

ViaOpta EyeLife|iPhone(itunes)

ViaOpta EyeLife|Android(Google Play)

【参考リンク】

→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら




■まとめ

病気の中には本人にとっては深刻なものでもうまくその症状を伝えられず、どれくらい深刻な症状なのか周りからするとよくわからないものもあります。

このようなスマホアプリやVRを活用して、自分では体験することができない病気やけがの症状を体験する機会が増えれば、病気に対する理解が深まり、もう少しやさしい目で世界を見ることができるようになるのではないでしょうか?







【関連記事】
続きを読む 目の病気への理解を深めるためにスマホやVRビューワーで疑似体験できるアプリ「ViaOpta Simulator」「ViaOpta EyeLife」

緑内障治療に期待 新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功|東北大

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 緑内障 > 緑内障の治療(目薬・手術) > 緑内障治療に期待 新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功|東北大大・トプコン




■緑内障治療に期待 新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功|東北大

角膜の模式図と点眼薬の眼内移行性
角膜の模式図と点眼薬の眼内移行性

参考画像:新規ナノ粒子点眼薬の開発と緑内障治療への応用(2017/3/9、東北大学多元物質科学研究所)|スクリーンショット

新規ナノ粒子点眼薬の開発と緑内障治療への応用

(2017/3/9、東北大学多元物質科学研究所)

今回、笠井教授らは緑内障の治療薬であるブリンゾラミド(商品名:エイゾプト)に難水溶化を施した誘導体を合成し、独自のナノ粒子化技術である「再沈法注 1」を駆使して、ブリンゾラミド誘導体のナノ粒子点眼薬を作製することに成功しました。

東北大学多元物質科学研究所の笠井均教授らの共同研究グループは、高い眼内移行性を有するナノ粒子点眼薬の開発に成功したそうです。

■背景・課題

一般的な点眼薬は、親水性化合物の水溶液であり、疎水的な角膜上皮を透過することが困難です。疎水的な化合物がマイクロ粒子の分散液として点眼薬に使用されることもありますが、サイズが大きいため、最表層のタイトジャンクションを透過しにくいという課題がありました。

角膜の表層には、水と混ざりにくい性質を持つ角膜上皮があり、外部からの異物の侵入を防ぐためのバリア機能があることにより、水と結びつきやすい性質を持つ一般的な点眼薬が通り抜けることは難しいという課題があったそうです。

また、角膜上皮の最表層は細胞が密に接着し、タイトジャンクション(隣り合う上皮細胞を連続的につなぎ、様々な分子が細胞間を通過するのを防ぐ、細胞間結合のこと)を形成しているのですが、点眼薬として水と混ざりにくい性質を持つ化合物のマイクロ粒子ではサイズが大きいために、タイトジャンクションを通り抜けることは難しいという課題があったそうです。




■解決策

そこで、疎水性化合物のナノ粒子を点眼することができれば、サイズが小さいためにタイトジャンクションを透過し、疎水的な化合物の集合体であるため、疎水的な角膜上皮も透過可能となると着想しました。さらに、ナノ粒子表面は電荷を帯びやすいため親水的な性質も有していること、また、角膜上皮で加水分解注 3 された場合に親水的な分子となる設計にすることでも、角膜実質を透過することが期待できます。

東北大学多元物質科学研究所の笠井均教授らの共同研究グループは、マイクロ粒子よりもさらに小さく、水に溶けにくい性質を持つ化合物のナノ粒子を点眼することができれば、水に溶けにくい性質を持つ角膜上皮も通り抜けることが可能ではないかと考えたそうです。

そこで、緑内障の治療薬に難水溶化を施した誘導体を合成し、ナノ粒子化技術である「再沈法(対象有機化合物の溶液を貧溶媒中に注入し、急速に溶質を再沈澱させるとこで有機ナノ粒子を作製する手法)」によって、ナノ粒子点眼薬を作成し、ラットに投与し眼圧効果効果を検討したところ、高い薬理効果を確認したそうです。

■今後の可能性

今回の研究で作製したナノ粒子点眼薬は、緑内障治療薬だけでなく、そのほかの目の病気の治療にも応用することができるのではないかと期待されます。

→ 緑内障とは|緑内障の症状・原因・予防・チェック について詳しくはこちら

【関連記事】







カシス・ルテイン・ブルーベリー専門店

カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリが、今なら最大20%引きの初回購入者価格・スーパーセール中!

カシスの健康効果 について詳しくはこちら

→カシスサプリ選びに悩むあなたに
→カシスサプリ通販専門店

カシス・ルテイン・ブルーベリー専門店

今なら最大20%引きのお得な初回購入者価格・まとめ買いセール特価で購入できます!

【関連記事】
続きを読む 緑内障治療に期待 新規ナノ粒子点眼薬の開発に成功|東北大

Sarotis|視覚障碍者がやわらかいインターフェイスが身に着け、障害物を感知し、膨らむことによって、ユーザーに知らせるアイデア




■Sarotis|視覚障碍者がやわらかいインターフェイスが身に着け、障害物を感知し、膨らむことによって、ユーザーに知らせるアイデア

SAROTIS|視覚障碍者がやわらかいインターフェイスが身に着け、障害物を感知し、膨らむことによって、ユーザーに知らせるアイデア
SAROTIS|視覚障碍者がやわらかいインターフェイスが身に着け、障害物を感知し、膨らむことによって、ユーザーに知らせるアイデア

参考画像:Sarotis: Experimental Prosthesis|Vimeoスクリーンショット

[vimeo]https://vimeo.com/184714610[/vimeo]

Sarotis: Experimental Prosthesis|Vimeo

Interactive Architecture Labのプロジェクト「Sarotis」の動画を見ると、視覚障碍者がやわらかいインターフェイスを身につけることで、障害物を感知し、インターフェイスが空気や液体によって膨らむことによって、ユーザーに知らせています。

[vimeo]https://vimeo.com/184714613[/vimeo]

Sarotis: Wearable Futures|Vimeo

視覚障碍者に対して見えるようにするというアプローチだけでなく、他の感覚を拡張するアプローチによって、見えなくても今までよりも快適に生活することができるようになるという興味深いアイデアです。

【関連記事】

また、このアイデアを使えば、VRで、物理的なものを使わず、ただの空間であっても、まるで迷路を歩いているような感覚を味わうことができそうです。




■まとめ

世界の全盲者の数は2050年には3倍になる!?|なぜこれほどまでに視力障害の人が増加するという予測が立てられているのか?で紹介したThe Lancet Global Healthに掲載された論文によれば、2015年には全盲の人の数は3600万人であり、中等度および重度の視力障碍者の数は約2億1700万人なのだそうですが、2050年には世界の全盲の人の数は1憶1500億人になり、また中等度および重度の視力障碍者の数は2050年には約5億8800万人になる可能性があるそうです。

視覚障害にならないような対策を行なっていくと同時に、「Sarotis」のような視覚障碍者になったとしても過ごしやすい方法を合わせて検討していくことも重要だと思います。




→ 人間は「感覚追加」を行うことで新しい世界を見ることができるかもしれない!?|デイヴィッド・イーグルマン「人間に新たな感覚を作り出すことは可能か?」より について詳しくはこちら




Omega Ophthalmicsはセンサー、ドラッグデリバリーデバイス、AR/VRを取り込むことができる目のインプラントプラットフォームの提供を目指す




■Omega Ophthalmicsはセンサー、ドラッグデリバリーデバイス、AR/VRを取り込むことができる目のインプラントプラットフォームの提供を目指す

参考画像:Omegaophthalmics|スクリーンショット

Omega Ophthalmics is an eye implant platform with the power of continuous AR

(2017/8/4、TechCrunch)

Google and other tech companies have come up with glasses and contact lenses for the purposes of AR, but Omega Ophthalmics is taking a much more invasive approach by using surgically implanted lenses to create a space for augmented reality inside the eye.

AR(拡張現実)技術とは、コンピュータを使って、現実の風景に情報を重ね合わせて表示する技術のことであり、グーグルグラスに代表される眼鏡型ウェアラブルデバイスやコンタクトレンズ型、HoloLensに代表されるヘッドマウントディスプレイ型がありますが、「Omegaophthalmics」が開発しているのは、眼の中に外科的に眼内レンズ埋め込む侵襲的アプローチです。

【参考リンク】

【関連記事】

SFの世界のような話と思う人もいるかと思いますが、実は眼内レンズはすでに一般的に利用されています。

現在白内障の手術では、日常生活に支障が出るほど視力が低下すると、水晶体を取り除き、代わりに、眼内レンズをはめ込む手術が行われています。

Thoughts on Cataract Surgery: 2015

(2015/3/9、Review of Ophthalmology)

Cataract surgery is the most common procedure performed by the ophthalmic surgeon. This year, 3.6 million cataract procedures will be performed in the United States and more than 20 million will be performed worldwide, according to estimates.

2015年にはアメリカで360万件の白内障手術が行われ、世界中では2000万人以上の手術が見込まれるほど、白内障手術は眼科医が行なう一般的な手術となっています。

【関連記事】

Co-founder and board-certified ophthalmologist Gary Wortz saw an opportunity here to offer not just a lens but a platform to which other manufacturers could add different interactive sensors, drug delivery devices and the inclusion of AR/VR integration.

「Omegaophthalmics」がサイト内で公開している動画を見ると、「Gemini Refractive Capsule」という眼内レンズを埋め込みで目の中に空間を作り、視力改善だけにとどまらず、様々なインタラクティブセンサー(対話するような形式で操作する)、ドラッグデリバリーデバイス(ナノカプセルの中に薬を入れて、体の中の疾患部位にその薬を届けるという技術)を追加できるプラットフォームの提供を考えているようです。

【関連記事】

グーグルが目の中に電子デバイス埋め込み視力改善する特許出願で取り上げたアイデアに近いものがあるように感じます。

Googleが特許を出願したのは、眼球に直接挿入する視力矯正用電子デバイスで、眼球内の水晶体を取り除いて、その水晶体を覆っていた水晶体嚢に、データ記憶装置、センサー、通信機、バッテリー、電気的に焦点を調整できるポリマー製レンズでできたデバイスを埋め込み、外部のコンピューターと通信しながら、見ている映像の光が網膜上に焦点を結ぶように、レンズの厚みをリアルタイムで調整するシステムでしたが、「Omegaophthalmics」のアイデアはさらに発展させたアイデアのように感じます。




■まとめ

AR/VR技術としては、グーグルグラスに代表される眼鏡型ウェアラブルデバイスやコンタクトレンズ型、HoloLensに代表されるヘッドマウントディスプレイ型が出ていますが、眼内レンズ(Intraocular lens, IOL)型というコンセプトのものが実際に実現するようになれば、未来感がありますね。

眼内レンズ型に変わるとどう変化するでしょうか?

Google Research and Daydream Labs: Headset Removal

グーグル、VRゴーグルが透けて装着者の顔が見えるMR技術–VRの没入感を共有

(2017/2/24、cnet)

装着者向けの映像に装着者の姿を合成する複合現実(Mixed Reality:MR)のような技術を使うと、ある程度は没入感を共有できる。その場合も、顔を覆うVRゴーグルに装着者の表情が隠されてしまうため、つい現実に引き戻されてしまう。

 この問題を解消しようと、Googleの研究チームがVRゴーグルに装着者の表情を合成するMR技術を開発した。これにより、VRゴーグル装着者の顔が透けているように見え、周囲の人も没入感をより自然に共有できるようになる。

以前、Googleが開発した、VRゴーグル装着者の表情が透けているように見えることで、周りの人も共有しやすくなるという「3D表情&視線モデル」のニュースを紹介しましたが、これはゴーグルをつけている違和感を消すというものであり、眼内レンズ型の場合、こうしたことを考える必要がありません。

また、以前VRゲームとワークアウトを組み合わせたフィットネスマシンが開発されたというニュースを紹介しましたが、ゴーグルをつけることとフィットネスには違和感を感じてしまう点があるのは否めませんが、眼内レンズ型となれば、自然にフィットネスしながらAR・VRゲームができるようになるかもしれません。

眼内レンズ型×AR・VR×スポーツを組み合わせれば、新しいスポーツも生まれるのではないでしょうか?

ゲームをつくり続ける理由。あるいは選択、失敗、そして挑戦について──小島秀夫

(2017/8/12、WIRED)

映画ができた100年前、リュミエール兄弟が成し遂げた二次元世界をつくる手法がやがて進化し、テレビになってそれはいま、スマホになりました。しかしその100年間で、スクリーンという考え方そのものは何も変わっていません。でも、VRには、それがないんです。その没入感こそが、画期的だと思っています。

スクリーンの文化が消えるとき、その没入感をどう使うのか。スクリーンを眺めながらストーリーテリングをやってきた人たちは、スクリーンじゃないVRでどういうストーリーテリングを奏でるのか。ライヴやスポーツ観戦はどうなるか。シミュレーターとしてどういう発展の仕方があるか。いくらでも広がりはあると思います。

ただ、AR/VRになって今までと同じようなスクリーンの文化で表現をしていくのか、それともAR/VR独自の表現の仕方をしていくのかは気になるところです。







【VR 関連記事】
続きを読む Omega Ophthalmicsはセンサー、ドラッグデリバリーデバイス、AR/VRを取り込むことができる目のインプラントプラットフォームの提供を目指す