「目の病気」カテゴリーアーカイブ

失明につながる網膜疾患の病態の一部を生体組織チップ上で再現することに成功|東北大

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 加齢黄斑変性症 > 失明につながる網膜疾患の病態の一部を生体組織チップ上で再現することに成功|東北大




■失明につながる網膜疾患の病態の一部を生体組織チップ上で再現することに成功|東北大

マイクロ流路デバイス内でのRPE細胞と血管内皮細胞の共培養
マイクロ流路デバイス内でのRPE細胞と血管内皮細胞の共培養

参考画像:失明に繋がる網膜疾患の病態を一部生体組織チップ上で再現 病態解析や創薬スクリーニングへの応用に期待 (2017/6/13、東北大学プレスリリース)|スクリーンショット

失明に繋がる網膜疾患の病態を一部生体組織チップ上で再現 病態解析や創薬スクリーニングへの応用に期待

(2017/6/13、東北大学プレスリリース)

●眼内の網膜と呼ばれる光を感知する神経組織の一番外側の構造を模倣して、チップ上でヒト由来の網膜の細胞と血管の細胞を培養しました。

●チップ上の細胞を低血糖状態や低酸素状態にすると、血管の細胞が網膜の細胞側に移動し、網膜の細胞がダメージを受けることを示しました。

●滲出型加齢黄斑変性(注1)の主要な病態である新生血管の発生を一部再現したものであり、病態解析や創薬スクリーニングに応用できる可能性があります。

最近、創薬を目的としたヒト生体組織チップ(Human/Organ‐On‐A‐Chip)の開発が盛んに行われていますが、現在検討されている培養モデルのほとんどが、肺、肝、腸などの消化呼吸器系を対象としており、これまで眼組織を対象とした生体組織チップ的なアプローチはほとんど検討されてきておりませんでしたが、東北大学大学院工学研究科の梶弘和准教授らは、阿部俊明教授らと共同で、失明につながる網膜疾患の病態の一部をチップ上で再現することに成功しました。

チップ上の細胞を低血糖状態や低酸素状態にすると、血管の細胞が網膜の細胞側に移動し、網膜の細胞がダメージを受けることがわかったのですが、この過程は、滲出型加齢黄斑変性の主要な病態である新生血管の発生を一部再現したものであり、これから、疾患モデル動物の代替として病態解析や創薬スクリーニングに応用できる可能性があります。

→ 加齢黄斑変性症|症状・原因・治療・サプリメント について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 失明につながる網膜疾患の病態の一部を生体組織チップ上で再現することに成功|東北大

角膜上皮障害の修復メカニズム解明|白内障術後などに処方される非ステロイド性消炎鎮痛剤の副作用治療への応用への期待|順天堂大学

> 健康・美容チェック > 目の病気 > 白内障 > 角膜上皮障害の修復メカニズム解明|白内障術後などに処方される非ステロイド性消炎鎮痛剤の副作用治療への応用への期待|順天堂大学




■角膜上皮障害の修復メカニズム解明|白内障術後などに処方される非ステロイド性消炎鎮痛剤の副作用治療への応用への期待|順天堂大学

角膜損傷修復のメカニズム
角膜上皮細胞に発言するBLT2受容体は生理活性脂質12-HHTによって活性化され、角膜上皮細胞を損傷部位に向かって移動させることで角膜損傷の修復を促進んする

参考画像:角膜上皮障害の修復メカニズムを解明~ 非ステロイド性消炎鎮痛剤点眼薬の副作用治療への道筋 ~(2017/10/16、順天堂大学プレスリリース)|スクリーンショット

角膜上皮障害の修復メカニズムを解明~ 非ステロイド性消炎鎮痛剤点眼薬の副作用治療への道筋 ~

(2017/10/16、順天堂大学プレスリリース)

• 非ステロイド性消炎鎮痛剤は12-HHT産生を抑制することで角膜上皮損傷の修復を遅延させる
• BLT2作動薬は角膜上皮細胞の移動を促進することで角膜上皮障害の修復を促進する
• 難治性角膜上皮障害の新規治療法につながる研究成果

順天堂大学大学院医学研究科 生化学・細胞機能制御学の横溝岳彦教授と、眼科学の岩本怜助教、松田彰准教授らの研究グループは、白内障術後などに処方される非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)を含む点眼薬によって生理活性脂質12-HHT(12-ヒドロキシペプタデカトリエン酸)産生が抑制される結果、角膜上皮損傷の修復が遅れることを発見し、また、BLT2作動薬が角膜上皮障害の修復を促進することを発見したことから、難治性角膜上皮障害の新規治療法の開発につながることが期待されます。




■背景

眼球の前面に存在する角膜は常に外界に接しており、微生物や異物の侵入から眼全体を保護するバリアとして機能していますが、コンタクトレンズの使用や異物の侵入、外傷などによって角膜上皮障害が生じることがあります。また、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)を含む点眼薬は白内障手術の術後などに頻用されていますが、その副作用として角膜上皮びらんや重症例では角膜穿孔を生ずることが問題となっています。

角膜は微生物や異物から目を保護するバリアとしての機能を持っていますが、コンタクトレンズ(角膜を覆うためレンズの汚れや酸素不足で角膜に傷がつきやすい)や異物の侵入、外傷などによって角膜上皮障害が生じることがあるそうです。

また、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs:NonSteroidal Anti Inflammatory Drugs)は、アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなど、シクロオキシゲナーゼを阻害しプロスタグランジン産生を抑制することで、解熱鎮痛作用を発揮し、短時間で効果を発揮しますが、消化管粘膜障害、血液凝固阻害、陣痛発来遅延などの副作用が知られているそうで、その副作用の一つとして、角膜上皮びらんや重症例では角膜穿孔を生ずることが問題となっているそうです。

■まとめ

今回の研究によって、BLT2作動薬が角膜上皮障害の修復を促進することを発見したことから、難治性角膜上皮障害の新規治療法の開発が期待されます。







【参考リンク】
続きを読む 角膜上皮障害の修復メカニズム解明|白内障術後などに処方される非ステロイド性消炎鎮痛剤の副作用治療への応用への期待|順天堂大学

スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?

> 健康・美容チェック > 目の病気・症状 > スマホ老眼 > スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?




【目次】

■スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?

Texting

by Alexandra Zakharova(画像:Creative Commons)

パソコンやスマホの使用が原因の「夕方老眼」の人が増加中

(2014/4/16、NEWSポストセブン)

眼精疲労研究の第一人者で、後藤眼科医院の後藤英樹院長も「特にここ数年、目を酷使することによりピントの調整力が低下し、一日の終わりになると老眼のような症状になる“夕方老眼”を訴える患者さんが急増しています」と語る。

「元来、人の目は遠くの獲物や危険を見つけられるよう、広い視野をぼんやり見るようにできています。近くに焦点を合わせるためには毛様体筋という筋肉を使ってレンズの役割の水晶体に厚みを持たせます。

また明るい場所では目に入る光量を抑えるため、虹彩筋を使って瞳孔を絞る。強い光が目に注がれるスマホを凝視するには、これらの目の筋肉をフル稼働させる必要があるのです」

スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状を訴える人が増えているそうです。

※2014年の記事であるため、現在多くの人が使っている「スマホ老眼」とは呼ばれておらず、「夕方老眼」というネーミングが使われています。

→ 老眼 についてはこちら

特に、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋や近くに焦点を合わせるための毛様体筋といった目の筋肉を使わなくてはならないため、目に負担をかけてしまうようです。

できるだけ目を休めるようにしてあげてください。

→ スマホ老眼 についてはこちら




■スマホ老眼改善方法

●スマホの使用時間を短くする

「女子高生、スマホ1日7時間」によってもたらされる4つの影響とは?によれば、女子高校生がスマホや携帯電話を使用する時間は、平均で1日7時間に上り、10人に1人は15時間以上使っていたそうです。

連続使用時間を少しずつ減らして、定期的に遠くを見るようにしましょう。

そうすること、ピントを合わせる筋肉をほぐされます。

【関連記事】

 

●画面と顔を40センチ以上離す

近視・老眼・ドライアイ|林修の今でしょ!講座 3月3日によれば、老眼チェックする方法として、ペットボトルなどの商品の成分表示を目から離してみて、目からの距離が30cm以上(または40cm)の場合、老眼の可能性あるそうです。

スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」によれば、スマホとパソコンとで異なるのが「距離」。

パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作しますが、スマホの場合、手に持って操作するため、距離を近づけて使用してしまい、近い人は15センチ程度で使用している人もいます。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行なっているのですが、スマホを見る際には、パソコンよりも距離が近くなっているため、この毛様体筋にさらに負担がかかっていると考えられます。

 

●1時間使ったら10分休憩

定期的に目を休めるルールを作りましょう。

おすすめは、20-20-20ルール|目の疲れから守る方法や座り過ぎを防ぐ方法まばたきで「疲れ目」解消!?眼精疲労回復エクササイズでも紹介した、米テキサス大学サウスウェスタン・メディカルセンターのEdward Mendelson医師が発案したのが、「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをするという方法です。

 

●眼を温める

目の疲労回復に42度のシャワーがよい?によれば、42度のシャワーで眼の周囲を温めると、目の疲労回復に効果があるそうです。

シャワーの熱が毛様体筋に伝わることで目の疲れを癒すのに効果があるようです。

目のくま解消法では、蒸しタオルで目の周りを温める蒸しタオルケアを紹介しています。

→ 目の疲れ について詳しくはこちら。

→ 眼精疲労 について詳しくはこちら。

→ まぶたの痙攣(目の痙攣) について詳しくはこちら。







【スマホ老眼 関連記事】

【関連記事】

→カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリ選びに悩むあなたに
→カシス・ルテイン・ブルーベリーサプリ通販専門店

カシスサプリ通販専門店

今なら最大20%引きのお得な初回購入者価格・まとめ買いセール特価で購入できます!

→今ならカシスサプリ無料お試しサンプルもあります。詳しくはこちら!

スマホ老眼メニュー

スマホ老眼の症状・原因・予防

スマホ老眼チェック

スマホ老眼対策・改善(治し方)

横山だいすけお兄さん、結膜下出血を報告するもくも膜下出血と勘違いされてしまう!?

健康・美容チェック > 目の病気 > 横山だいすけお兄さん、結膜下出血を報告するもくも膜下出血と勘違いされてしまう!?




【目次】

■横山だいすけお兄さん、結膜下出血を報告するもくも膜下出血と勘違いされてしまう!?

All Seeing Eye

by Dani Mettler(画像:Creative Commons)

春を感じました♪

(2018/3/29、横山だいすけオフィシャルブログ)

人生初の…結膜下出血というものになってしまいましたΣ(゚д゚lll)

心配ないさーーーー!!!

(2018/3/30、横山だいすけオフィシャルブログ)

ブログ見てくれたみんなパッと見たときに、くも膜下出血!!?
とビックリしちゃいましたよね…

あの…結膜下出血は見た目が痛々しいけど、身体はすごく元気なので(๑´ㅂ`๑)

『おかあさんといっしょ』(NHK)の「うたのお兄さん」として有名な横山だいすけさんがブログで「結膜下出血」になったと報告したところ、くも膜下出血と勘違いをした読者・ファンの心配の声が殺到したため、翌日のブログで改めて報告したことが話題になっています。

■結膜下出血とは?

充血(目の充血)と出血(結膜下出血)の違い・特徴とは?によれば、結膜下出血とは、結膜の下の血管が破れて、血液で目がべたっと赤くなる目の病気です。

たるんだ結膜によって目がゴロゴロするといった症状を「結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)」といいますが、この結膜弛緩症になると、血管が曲がり、出血しやすくなるそうです。

また、血圧が高い人や脳梗塞の経験があって血液を固まりにくくする薬を服用している人も出血しやすいそうです。

■くも膜下出血とは?

くも膜下出血の前兆・前駆症状・症状・原因とはによれば、くも膜下出血とは、脳を覆うくも膜と軟膜のすき間に出血を起こす病気で、多くは脳の動脈にできた動脈瘤(りゅう)が破裂して起こります。

くも膜下出血の症状によれば、くも膜下出血の症状の特徴は次の通り。

  • 脳の表面に出血が起こり、致死率が高い
  • 突然の激しい頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 意識障害(意識の混濁)
  • 両手両足の運動障害(麻痺)

確かにみなさんが心配してしまうのもうなずけます。

【くも膜下出血関連記事】







ぱっちりメークがドライアイの原因になることがある!?

健康・美容チェック > 目の病気 > ドライアイ > ぱっちりメークがドライアイの原因になることがある!?




■ぱっちりメークがドライアイの原因になることがある!?

Andrea

by Gábor Lengyel(画像:Creative Commons)

誤った「ぱっちりメーク」が引き起こす目のトラブルについて取材しました。

(2008/9/8、FNNニュース)

最近は、若い女性の間では目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っています。

しかし、メーク方法は思わぬ目の病気を招く恐れもあるのです。

1. ドライアイ

まぶたの内側には、マイボーム腺という、目の表面の涙が蒸発しないための油が出る腺がある。
目の潤いは、ここから出る油によって保たれているが、濃い化粧をするとマイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなり、ドライアイという症状が起こってくるという。
ドライアイは、目の表面が乾き、傷つきやすくなる。

2.目の表面への傷

マスカラなどが目に入り、目に傷をつける。

ひどくなると、視力障害を起こす恐れもある。

最近では「目が大きくはっきり見える」として、まつげの間を埋めるようにアイラインを塗ったり、下まぶたの際の粘膜にアイシャドーを塗る化粧法が紹介されています。

このような化粧法と目の病気との関係性に調べた医師によると、まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺(マイボーム腺)があり、最近流行しているまぶたの縁にアイライン・アイシャドウを塗る化粧法をすると、その分泌腺が化粧でふさがれてしまい、目の表面を覆う涙の層がはげることや厚さが均一にならないなどの症状が出て、ドライアイの状態(目のかすみや痛みといった症状が現れた)になったそうです。

目の病気にならないためにも、メークをきちんと落とすことが重要で、ドライアイで悩んでいて「ぱっちりメーク」をしている方はぜひ一度メーク方法の改善を考えてみましょう。

【関連記事】







【関連記事】
続きを読む ぱっちりメークがドライアイの原因になることがある!?