「肝臓の病気」カテゴリーアーカイブ

女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすい

> 健康・美容チェック > 肝臓 > 女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすい




Hello Kitty wine

by Ashley Webb(画像:Creative Commons)

若い女性、お酒は“友達” 飲酒率20代前半、男性抜く

(2009/11/28、中国新聞)

厚生労働省研究班の全国調査によると、過去1年間に1回以上飲酒した人の割合(飲酒率)は、2003年の調査ではどの年齢層でも男性が高かったのに、08年は20代前半で、男性の83・5%に対し女性が90・4%と男女逆転した。

厚生労働省研究班が行なった調査(2008年)によれば、20代前半では、飲酒する女性の割合が男性を上回ったそうです。

その理由としては、社会進出によりストレスが増えたことやお酒を入手しやすくなった、飲みやすいお酒が増えたなどがあげられるそうです。

しかし、記事の中では、この傾向に警鐘を鳴らす医師の意見が紹介されています。

樋口医師がこの傾向を心配するのは、女性は男性よりアルコールのマイナス影響を受けやすいためだ。

女性ホルモンにはアルコール分解を妨げる作用があり、飲酒量が同じでも男性よりずっと短い年数で依存症になる恐れがある上、アルコールを分解する肝臓の大きさも男性より小さいため肝障害のリスクが高い。

女性のほうがアルコールによる影響を受けやすいのは、

  • 女性ホルモンにはアルコール分解を妨げる作用があるため、男性より依存症になる恐れがあること
  • アルコールを分解する肝臓の大きさも男性より小さいため肝障害のリスクが高い。

ことが理由としてあげられるようです。

アルコールから肝臓肝臓の病気)を守るためにも、適量を守るようにしてくださいね。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・治し方 について詳しくはこちら。

→ 肝臓とは|肝臓の機能・働き・位置(場所) について詳しくはこちら。

→ 肝臓の病気|肝臓病の初期症状・種類・原因 について詳しくはこちら。

→ NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法 について詳しくはこちら。







【関連記事】
続きを読む 女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすい

女性は飲酒量(アルコール)が男性と同じでも、肝臓は先に悪化する!

> 健康・美容チェック > 肝臓 > 女性は飲酒量が男性と同じでも、肝臓は先に悪化する!

【目次】




■女性は飲酒量が男性と同じでも、肝臓は先に悪化する!

Noon contortions over beer

by Flavio~(画像:Creative Commons)

お酒好きの女性は要注意 飲酒量が男性と同じでも、内臓は先に悪化している

(2012/3/25、マイナビニュース)

アルコールを摂取すると、その大半が肝臓で代謝され、有害なアセトアルデヒドとなった後に酢酸に分解されるが、女性は一般的に男性よりも少ない飲酒量、男性の約半分の期間でアルコールの害を受け、アルコール依存症や肝臓障害、すい臓障害などのアルコール性内臓疾患になってしまうという。

その理由は、女性は男性より、体も肝臓もサイズが小さいことにある。また、アルコールは脂肪に溶けにくいため、お酒を飲んだ時の血中アルコール濃度は、男性よりも女性の方が高くなるという。さらに、女性ホルモンにはアルコールの分解を抑える作用があるともいわれている。女性にとっての適量は、残念ながら、男性よりも少ないらしい。

女性は男性よりも体も肝臓も小さいことから、血中アルコール濃度は男性よりも女性のほうが高くなり、また、女性ホルモンにはアルコールの分解を抑える作用があるともいわれているため、女性は男性よりもアルコールの適量は少なくしたほうが良いようです。

→ 休肝日の取り方(過ごし方)・ペースの目安・休肝日は必要か? について詳しくはこちら



■肝臓を守り、中性脂肪を減らす方法

肝臓に負担をかけないようにするには、低カロリー低脂肪の食事、腹八分目の食事の量にする、アルコールを控えめにする、運動する機会を作る、などです。

●まごわやさしい

肝臓を助ける食事としては、肝機能を助けるタウリンを含む食事や「まごわやさしい」をキーワードにした食事をすること。

さまざまな食材の組み合わせのキーワードは「まごわやさしい」。

  • 「ま」は、豆類
  • 「ご」は、ゴマ類
  • 「わ」は、わかめなど海藻類
  • 「や」は、野菜類
  • 「さ」は、魚(魚介類)
  • 「し」は、しいたけなどきのこ類
  • 「い」は、いも類

●肝機能の数値をチェック

できれば、定期的な血液検査で肝機能の数値をチェックしていきましょう。

肝臓の数値

ALT(GPT)

AST(GOT)

γ-GTP

●タウリン

肝臓(脂肪肝)に良い食事・食品は、タウリンを含む食品です。

肝臓から分泌される胆汁酸には、コレステロールを排泄させる働きがありますが、タウリンを含む食品を摂取するによって胆汁酸の分泌が増え、血液中のコレステロール値も下がります。

●タウリンには、酵素の働きを助ける働きがあるので、アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くしてくれます。

また、タウリンには、腎臓や肝臓の有害ミネラルである毒素を濾過する機能をUPさせてくれます。

●カキに含まれるタウリンは、肝臓に溜まった中性脂肪を肝臓の外に出してくれ、そして肝臓(脂肪肝)を良くする働きがあるのです。

つまり、タウリンが肝臓に入ると、まず肝臓内の中性脂肪を取り除きます。さらに肝臓から脂肪を外に排出する働きをしてくれます。

食事療法としては、タウリンを含むカキなどを食事に取り入れましょう。

→ タウリンとは|タウリンの効果・効能|タウリンの多い食品・食べ物 について詳しくはこちら。

タウリンサプリ通販

●不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸の油

不飽和脂肪酸は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールを減らす働きがあると言われています。

また、オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を減らす効果が期待されています。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 女性は飲酒量(アルコール)が男性と同じでも、肝臓は先に悪化する!

肝臓ガンにならないためにも肝臓に良い食べ物を摂って肝臓を助けましょう!

> 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝臓の病気 > 肝臓がん > 肝臓ガンにならないためにも肝臓に良い食べ物を摂って肝臓を助けましょう!




■肝臓ガンにならないためにも肝臓に良い食べ物を摂って肝臓を助けましょう!

oysters

by Charlotta Wasteson(画像:Creative Commons)

「食後に30分のゴロ寝」、肝臓ガンを予防できる生活習慣とは?

(2014/12/28、アサ芸プラス)

よく知られているのはシジミやアサリ、牡蠣など、タウリンや鉄分、ミネラルが豊富な貝類。

<中略>

また、ゴマに含まれるセサミンも、肝臓の脂肪酸を減らしたり、肝臓ガンを予防するはたらきがあるという研究結果が出ている(東京大学医学部・サントリーによる共同研究)。

年末年始は肝臓に負担をかけたことと思います。

肝臓に良い食べ物をとって肝臓をしっかり休ませましょう。

【関連記事】

■肝臓に良い食べ物

●貝類(シジミ・牡蠣)

肝機能を助けてくれるタウリン、ミネラルが豊富

【関連記事】

●ごま

東京大学医学部・サントリーによる共同研究で、ゴマに含まれるセサミンには、肝臓の脂肪酸を減らしたり、肝臓ガンを予防するはたらきがあるという研究結果が出ているそうです。

【参考リンク】

→ 肝臓がん|肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら

→ 肝臓がん予防によい食事・食べ物 について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 肝臓ガンにならないためにも肝臓に良い食べ物を摂って肝臓を助けましょう!

マイクロRNAを使った肝線維化の治療・予防を行う方法を開発|マイクロRNA-29aは肝星細胞の活性化の抑制、治癒促進を助ける|大阪市立大

> 健康・美容チェック > 肝臓 > 肝臓の病気肝硬変 > マイクロRNAを使った肝線維化の治療・予防を行う方法を開発|マイクロRNA-29aは肝星細胞の活性化の抑制、治癒促進を助ける|大阪市立大




■マイクロRNAを使った肝線維化の治療・予防を行う方法を開発|マイクロRNA-29aは肝星細胞の活性化の抑制、治癒促進を助ける|大阪市立大

Being a patient is involuntary - Christine update 9529

by Ted Eytan(画像:Creative Commons)

肝臓病の悪化を抑える分子を発見 大阪市大

(2016/8/2、朝日新聞)

肝臓はウイルスやアルコールなどの影響で慢性の肝炎になると、コラーゲンの線維が作られ始める。いずれは肝硬変や肝がんになるが、直接の治療法は今のところほとんどないという。

村上善基准教授(肝胆膵(かんたんすい)内科)らは、慢性肝炎の患者の肝臓組織を調べ、線維化が進むにつれて量が減る分子を見つけた。分子は「マイクロRNA」の一種で、コラーゲンの生成を抑える役割などがあるという。肝炎の状態にしたマウスに、マイクロRNAを注射すると、自然回復よりも早く線維化が改善した。

肝臓がウイルスやアルコールなどの影響を受けて、慢性の肝炎になると、コラーゲンの線維が作られ始め、いずれは肝硬変肝臓ガンになっていきますが、現在のところは、肝線維化の原因となるウイルス性肝炎やアルコール性肝炎を治療することで間接的に肝線維化の改善を期待するという方法しかなく、肝線維化を直接的に治療・予防する方法はなかったそうです。

大阪市立大などの研究グループの研究によれば、肝線維化の進行に伴って減少するマイクロRNA-29aを補充することによって、TGF-βによる肝星細胞の活性化が抑制されることがわかったそうです。

今回の研究から期待されることは、2つ。

1.マイクロRNA-29aを投与することで、慢性肝炎患者が肝硬変になることを予防し、肝臓がんになるリスクを下げる。

2.重い肝硬変患者に投与することで、肝線維化を改善させ、肝機能を改善させる。

→ 肝硬変とは|肝硬変の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

→ 肝臓がん|肝臓がんの症状(初期・末期) について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む マイクロRNAを使った肝線維化の治療・予防を行う方法を開発|マイクロRNA-29aは肝星細胞の活性化の抑制、治癒促進を助ける|大阪市立大

肝臓がん・肺がんは厳しい結果|がん患者の5年後生存率

> 健康・美容チェック > がん > 肝臓がん > 肝臓がん・肺がんは厳しい結果|がん患者の5年後生存率




OT

by Phalinn Ooi(画像:Creative Commons)

肝臓と肺がん、厳しい生存率 治療5年後を集計

(2015/9/14、日本経済新聞)

国立がん研究センターが発表した2007年にがん診療連携拠点病院でがんと診断され治療を始めた患者の5年後の生存率は、すべてのがんを合わせると64.3%で、乳がん92.2%・大腸がん72.1%・胃がん71.2%は比較的高く、肝臓がん35.9%・肺がん39.4%は厳しい結果となっています。

→ 肝臓がん について詳しくはこちら

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む 肝臓がん・肺がんは厳しい結果|がん患者の5年後生存率