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脂肪肝は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子だった!?

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■脂肪肝は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子だった!?

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by Edu Alpendre(画像:Creative Commons)

メタボリックシンドローム 酸化コレステロールに注目

(2010/1/20、msn産経)

--脂肪肝にもなりやすい

「ラードが使われている食品などを摂取し過ぎると、肝臓の細胞に脂肪がたまる『脂肪肝』になりやすいといわれています。

脂肪肝は実は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子なのです。

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と同様に、脂肪肝からもTNF-αなどの炎症性サイトカイン(生理活性物質)が放出されて、さらに体内の酸化コレステロール濃度も高くなり、動脈硬化を促進するのではないかという疫学研究結果も出てきています。

脂肪肝の人も、こういうメカニズムから動脈硬化のリスクがあるということです」

脂肪肝は心筋梗塞や脳卒中の危険因子で、疫学研究結果によれば、脂肪肝からTNF-αなどの炎症性サイトカインが放出されて、体内の酸化コレステロールの濃度も高くなり、動脈硬化を促進してしまうということがわかっているそうです。

→ 脂肪肝とは|脂肪肝の症状・原因・対策・食事 について詳しくはこちら







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怖い高脂血症|放置しておくと動脈硬化が心筋梗塞や脳梗塞といった怖い病気につながる恐れも

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■怖い高脂血症|放置しておくと動脈硬化が心筋梗塞や脳梗塞といった怖い病気につながる恐れも

Grand Rapids - Day 2

by Stevan Sheets(画像:Creative Commons)

高脂血症は、高血圧糖尿病と同様に注意すべき病気です。

怖い高脂血症

(2008/8/20、毎日新聞)

高脂血症は血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる病気です。

この病気の8割は食べ過ぎや運動不足やアルコールの取りすぎといった生活習慣が原因と言われており、男性は30代から、女性は50代からほぼ2人に1人が高脂血症やその予備軍に相当すると言われています。

高脂血症は、食べ過ぎや運動不足、飲みすぎ(アルコール)などの悪い生活習慣が原因だと考えられます。

コレステロールや中性脂肪が多くなってもそのことによる自覚症状はまったくないので、検査を受けないと、病気であることには気づきません。

また、健康診断などで指摘されても、病気である自覚が少ないため、治療の必要性を感じない方も多いようです。

高脂血症には自覚症状はないため、そのままにしておく方も多いようです。

しかし、高脂血症を放置しておくと、血管にコレステロール(特に悪玉と呼ばれるLDLコレステロール)がたまっていき、血管が細くなる動脈硬化の状態を引き起こし、その動脈硬化が心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞といった怖い病気につながるのです。

心筋梗塞や脳梗塞になってから高脂血症に気づいて治療を始めても、一度血管にたまったコレステロールをなくして、動脈硬化をもとに戻すことはできません。

このように動脈硬化を引き起こす肥満、高血圧、高脂血症、耐糖能異常(糖尿病とその予備軍)は「死の四重奏」と言われており、病気を引き起こす前に治療する必要があります。

高脂血症には自覚症状がないため、定期的に健診を受けるようにして、毎年数値を比較しながら、自身の健康状態を把握して、予防する必要があります。

また、食生活の改善や運動不足の解消など生活習慣の改善を行なって、高脂血症の予防に取り組みましょう。




高脂血症(高コレステロール血症)の食事

高脂血症の予防には食事・食生活の改善は欠かせません。

●食事・食生活の改善・バランスのとれた食事に

ミネラル・ビタミン、食物繊維をバランスよく積極的に摂って、栄養を補給しましょう。

食物繊維の多い食品 について詳しくこちら

●マグネシウムとタウリンを含む食品

高血圧高脂血症糖尿病などに関係しているのはマグネシウムタウリンであることが研究でわかっているそうです。

タウリン・マグネシウムを含む食品の代表例としては、カキ(牡蠣)です。

カキの栄養 について詳しくはコチラ

●食事の量を適正な量に減らす

●油を飽和脂肪酸(おもに動物性脂肪に多い)より不飽和脂肪酸(おもに植物性脂肪・魚の脂に多い)を多く摂る

血中のコレステロールを増やす食品が飽和脂肪酸であり、体内のコレステロール値を下げる働きをするのは、オメガ3脂肪酸など不飽和脂肪酸を多く含む食品です。

そのため、脂身の多い肉など動物性脂肪の食べ過ぎに注意する。

→ オメガ3脂肪酸|オメガ3の効能・効果・食べ物・オメガ3ダイエット について詳しくはこちら

●お酒(アルコール)の飲みすぎに気をつける

ちょっとした食事などの生活習慣の改善が高脂血症の予防に役立ちます。

●アディポネクチン

アディポネクチンは、中性脂肪の燃焼を助けるホルモンで、内臓脂肪が少ないほど分泌量が増えるそうです。

反対に、メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。

アディポネクチンには脂肪燃焼を高める作用があり、余分な脂肪の蓄積を防ぎ、高脂血症の予防・改善が期待されます。

アディポネクチンを増やす方法としては、内臓脂肪を減らす・食物繊維を多く含む海藻類の摂取・オスモチンを含む野菜や果物の摂取・EPA・禁煙です。

→ アディポネクチンを増やす方法 について詳しくはこちら

●定期的な検査

健診では、血圧、総コレステロール、中性脂肪、善玉コレステロール(HDLコレステロール)の値などを検査し、高脂血症を診断します。

定期的な検査の中で、かかりつけの医師と良い関係を築き、生活・食事指導を受けましょう。

→ 脂質異常症の症状・原因・食事 について詳しくはこちら

→ 高脂血症(高コレステロール血症)の食事・症状・原因・ガイドライン について詳しくはこちら

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら







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動脈硬化に新しい指標 悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率「LH比」とは?|日本動脈硬化学会は2007年にLDL値140以上、HDL40未満を動脈硬化の危険因子の1つとして基準値を定める

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動脈硬化コレステロールに関する興味深い記事を見つけましたので、ご紹介します。




■動脈硬化に新しい指標 悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率「LH比」とは

bruschetta

by Stadt Braut(画像:Creative Commons)

動脈硬化に新しい指標
「悪玉と善玉の比率1.5以上」が注意信号

(2009/9/30、日経ビジネスオンライン)

動脈硬化が進んでいいるかどうかの目安になる新しい指標が注目されています。

動脈硬化の目安になる新しい指標が注目を集めているそうです。

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 についてはこちら

その新しい指標とは一体どのような指標なのでしょうか。

悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比率「LH比」と呼ばれるもので、LH比が高い人ほど動脈硬化が進展しており、心筋梗塞などを起こす危険が高まるといいます。

LH比が1.5以上は動脈硬化の“注意信号”です。

「LH比」と呼ばれる指標が動脈硬化の新しい指標であり、LH比が1.5以上になると動脈硬化のリスクが高いと考えられるようです。

これまではどのような指標を動脈硬化と診断する基準値と定められてきたのでしょうか。

日本動脈硬化学会は2007年に、「LDL値140mg/dl以上、HDL40mg/dl未満」を動脈硬化(脂質異常症)の危険因子の1つとして診断の基準値を定めています。

しかし、最近の研究によれば、この基準値外でも動脈硬化疾患を起こすケースがあることが分かってきたそうです。

ところが最近の研究で、LDLが140未満の人でも急性心筋梗塞で倒れるケースが少なくないことが明らかになり、またHDLが高い人でもまれに動脈硬化疾患を起こすこともわかりました。

つまり、LDL(悪玉コレステロール)値が高いほど動脈硬化になるリスクがあるということや、HDL(善玉コレステロール)値が低いほど動脈硬化になるリスクがあるということはいえなくなったのです。

そこで、提唱されてきたのが「LH比」なのだそうです。

そこで、動脈硬化の新たな指標として専門医の間で提唱されているのが「LH比」なのです。すなわち「LDL(悪玉コレステロール)÷HDL(善玉コレステロール)」で求めた数値です。

これまでの研究では、LH比が1.5を超えると、たとえLDLが100を切る正常と思われた人でも心筋梗塞を起こす危険が高いことが証明されています。

またLH比が2.0以上になると血管内のコレステロールの塊が大きくなり、1.5を下回ると小さくなるということもわかってきました。

専門医は「一般的にLH比が高い人は2.0以下を目標に、ただし、糖尿病高血圧など動脈硬化の危険因子がある人は1.5以下を目標に、食生活や運動など生活習慣を改めるよう」提案しています。

2.5以上になると脂質降下薬などのコレステロールを下げる投薬治療が必要とされています。

LH比を改善するには、悪玉コレステロールを減らすだけでなく、善玉コレステロールを増やす必要があります。

禁煙、バランス良い食生活や運動(有酸素運動など)不足の解消など生活習慣を見直しましょう。

→ コレステロールの比率のLH比(LDLとHDLの比率)とは についてはこちら

なお、悪玉コレステロールは、「悪玉」というネーミングから、まったく必要のないものとして扱われがちです。

確かに、悪玉コレステロール(LDL)が多すぎると、血管壁に付着してしまう恐れがあり、それが動脈硬化の原因となり、場合によっては、心筋梗塞・脳卒中などの血管の病気になるといわれています。

しかし、悪玉コレステロール(LDL)は、決して人間の体に悪影響を及ぼすだけの存在ではなく、人間の体の健康・生命を維持する上で欠かせないものなのです。

コレステロールに関する正しい知識を身につけ、健康を維持していきましょう。

→ コレステロールとは|コレステロール値を下げる食品・食事 についてはこちら

【関連リンク】

→ 悪玉コレステロールを減らす方法|LDLコレステロールを下げる食品・食事 について詳しくはこちら

→ HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 について詳しくはこちら







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2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は低血糖でも高い脳卒中・心筋梗塞の危険性が高まる|神戸の医師らが調査

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■2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は低血糖でも高い脳卒中・心筋梗塞の危険性が高まる

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by Adams999(画像:Creative Commons)

低血糖でも高い脳卒中の危険 神戸の医師らが調査

(2010/4/7、神戸新聞)

生活習慣が主な原因となる2型糖尿病で動脈硬化が進行した患者は、血糖値が高すぎるだけでなく、低すぎる場合でも、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などになる危険性が高まることが、江原夏彦・神戸市立医療センター中央市民病院医師(循環器内科)らの調査で分かった。

国内で患者の血糖値を比較した大規模な追跡調査はほとんど例がなく、近く米医学誌で発表する。

2型糖尿病動脈硬化が進行した患者の場合は、血糖値が高すぎるだけでなく、低すぎても脳卒中心筋梗塞の危険性が高まるそうです。

血糖管理の目標値は、日本糖尿病学会が治療指針で、過去2カ月間の平均的な血糖値を反映する「ヘモグロビンA1c」を6・5%未満で管理するよう推奨。

健康な人の値は5・8%が上限とされる。

現在、血糖管理には、「ヘモグロビンA1c」の数値で管理するように推奨されてなっています。

基本的には、血糖値を下げるように治療を行っていきます。

しかし、今回の研究によれば、低血糖でもリスクが高まるという結果が出たようです。

ヘモグロビンA1cが6%以上7%未満のグループは、糖尿病のない患者と大差はなかったが、7%以上で発生率は高まった。

一方で6%未満のグループも、糖尿病のない患者に比べて約1・6倍発生率が高かった。

江原医師によると、血糖値が下がりすぎる「低血糖」になると、ストレスを感じたときに活性化される交感神経の働きで心拍数が上がる。

このため、もともと傷んでいた血管に、ダメージを与えることが考えられるという。

動脈硬化が進行した患者の場合は、低血糖になると、傷んでいた血管にダメージを与えられることが考えられるために、脳卒中のリスクが高くなると考えられるようです。

ただ、江原医師は「今回の結果はあくまで動脈硬化が進行した患者で、年齢など背景のばらつきもある。低血糖にも注意すべきだが、血糖値を下げるという治療の大前提は変わらない」としている。







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キッズ健診を受診した小学生の7割が将来動脈硬化や糖尿病などを発症するリスクがある|釧路市

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■キッズ健診を受診した小学生の7割が将来動脈硬化や糖尿病などを発症するリスクがある|釧路市

Smiling Reese

by Donnie Ray Jones(画像:Creative Commons)

小学生7割に動脈硬化や糖尿病リスク 釧路初のキッズ健診で判明

(2017/3/2、北海道新聞)

釧路市が本年度、小学5、6年生を対象に初めて行った生活習慣病予防の健康診断「キッズ健診」の結果がまとまり、受診した77人のうち70・1%が将来、糖尿病や動脈硬化などを発症する危険性があると判定された。生活状況の聞き取り調査でも、夜更かしや間食の多い傾向が浮き彫りになった。

釧路市が小学5、6年生を対象に行なった健康診断の結果によれば、受診した7割が将来動脈硬化糖尿病などの生活習慣病を発症するリスクがあると判定されたそうです。

その結果、《1》標準体重を20%以上超える「肥満」は15・6%《2》動脈硬化性疾患の要因となるLDLコレステロールの血中量が標準値以上は16・9%《3》血糖状態を示すHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が基準値を超す「糖尿病予備軍」が19・5%―を占め、23・4%が医療機関への早期受診を勧められた。

動脈硬化のリスク要因といわれるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が標準値を超えていた割合が16.9%、HbA1cが基準値を超えていた割合が19.5%だったそうです。




■小学生の生活習慣病リスクが高い例

今回行なった調査だけではなく、これまでも小学生を対象に行った健康診断や血液検査でも生活習慣病のリスクが高いという結果を取り上げたことがあります。

小学生も生活習慣病を予防する健康診断を受診|小学生の25%が肥満傾向、中学生の約30%が尿酸値が高く、やせ気味|北海道奈井江町(2009/10/27)によれば、07年度には小学生の受診者のうち、4人に1人が肥満傾向があり、中学生では3人に1人の尿酸値が高いことが分かったそうです。

また、聞き取りからは「夜更かしや運動不足の傾向があり、野菜の取り方が少ない」こともわかったそうです。

香川県の小4の血液検査で1割の子どもが肝機能、脂質、血糖値の異常値を示す(2015/8/4)によれば、小学4年生を対象に、香川県が2014年に行なった血液検査で、肝機能、脂質、血糖値の異常値を示した子どもの割合が、それぞれ1割に上ることが分かったそうです。

総コレステロールや、中性脂肪などの脂質が異常値となった子どもは男子10・2%、女子11・5%。高血糖状態が続いていることを示す「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の高値は、男子12%、女子10・9%だったそうです。

また、香川県の調査によれば、検査値が異常だった子どもは、食べ過ぎ、早食い、ゲーム時間が長い、運動不足といった生活習慣が多かったそうです。

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■子どもの食事の変化が関係している?

働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%|子供に魚を食べさせたほうが良い理由とはによれば、働く母親が子どもの夕食の主菜に魚料理を調理するのは9.3%だったそうです。

1975年型食事が健康によい!?(都築毅)|#世界一受けたい授業によれば、2005年の食事は、コメが少なく、肉類、油脂類が多く、丼ものやパスタなどの単品メニューが目立ってきているそうです。

つまり、昔から比べると、魚介類から肉類を摂取する機会が増え、また、単品メニューが増えていることがわかります。

また、その他にも、ファストフードの食べ過ぎや清涼飲料水の飲みすぎ、運動不足なども肥満の原因と考えられます。

■まとめ

子どもの食事とIQに関連性、健康志向の食事で有意に高くというニュースであったり、子どもの肥満は55歳になる前に死亡するリスクが高まるというニュースもありますので、ぜひとも、食事内容を含めた食習慣の改善、運動する機会を増やして、生活習慣病を予防してほしいですね。







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