「動脈硬化」カテゴリーアーカイブ

メタボリック・ドミノ|世界一受けたい授業

2010年12月5日放送の世界一受けたい授業では、「メタボリック・ドミノ」と「サーキット・ダイエット・トレーニング」が取り上げられていました。

以前メタボリック・ドミノについて紹介されたときは、メタボリック・ドミノとは、さまざまな病気が一度に起きるのではなく、まるでドミノ倒しのように発症していくことを表現していました。

 

<メタボリック ドミノの例>

食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足などによる生活習慣の乱れ

→体重増加・肥満

インスリン抵抗性(血糖を下げる役目をするインスリンの働きが低下した状態)

メタボリックシンドローム

生活習慣病(高血糖・高血圧高脂血症など)

動脈硬化糖尿病

→脳卒中・脳梗塞・心筋梗塞などの重大な病気

 

しかし、今回の番組内容によれば、子宮体がんや認知症とも関係があるようです。

 

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善玉コレステロール量の調整のメカニズム解明|miR-33aの働きを抑える薬を開発すればHDLが増える!?|京都大、神戸市立医療センターなど

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by Ty Nigh(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > コレステロール > 善玉コレステロール > トマトに含まれる「リコピン」で善玉コレステロールが増える!?




善玉コレステロール量の調整…京大などメカニズム解明

(2010/9/21、読売新聞)

体内で善玉コレステロール(HDL)の量が調整されるメカニズムの一端を、京都大、神戸市立医療センターなどのチームが解明した。

動脈硬化の危険性を減らす治療につながる成果で、21日の米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

京都大、神戸市立医療センターなどのチームによれば、体内で善玉コレステロールの量が調整されるメカニズムの一部が解明されたそうで、今回の研究によって、動脈硬化のリスクを減らす治療につながることが期待されます。

HDLコレステロールを増やす方法と善玉コレステロール吸う力をアップする方法 についてはこちら。

京大の尾野亘講師らは、コレステロールの代謝を制御するたんぱく質が増えると一緒に増え、遺伝子の働きを調節している「miR―33a」という分子に着目。

この物質を作れないように遺伝子操作したマウスでは、血中のHDLが雄で22%、雌で39%増えたことから、この物質はHDLが作られるのを邪魔する働きがあると推察された。

人の細胞で調べると、この物質は、細胞の中にあるコレステロールが外へ出て行くのを妨げ細胞外でHDLが合成されるのを抑えることがわかった。

miR-33aという物質を抑えることが出来れば、HDL(善玉コレステロール)を増やすことができると考えられるようです。

尾野講師は「この物質の働きを抑える薬剤を開発すれば、HDLが増えると期待できる。

悪玉コレステロールを下げる治療薬と同時に使えば効果的だ」と話す。

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大阪府民は糖尿病の合併症の認知度が低い|全国の糖尿病リスク調査

Osaka

by Ryosuke Yamazaki(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病の合併症 > 大阪府民は糖尿病の合併症の認知度が低い|全国の糖尿病リスク調査




「大阪の意識低い」全国の糖尿病リスク調査で判明

(2010/7/31、msn産経)

医療用医薬品販売の「ノバルティス ファーマ」(東京都港区)が、糖尿病リスクのある全国の4700人(各都道府県の男女各50人計100人)に意識調査をしたところ、府民は全国平均に比べ合併症の認知度が低いことなどが分かった。

全国の人に糖尿病リスクへの意識調査をしたところ、大阪府が全国平均に比べて意識が低いということがわかったそうです。

糖尿病の3大合併症を問うたところ、網膜症の認知率は66%(全国40位)、腎症は41%(同45位)、神経障害は28%(同36位)と全国平均などと比べて低かったほか、動脈硬化脳梗塞(のうこうそく)、心筋梗塞(しんきんこうそく)の引き金になることを知っている人も3割以下だった。

糖尿病の3大合併症(糖尿病網膜症糖尿病腎症糖尿病神経障害)の認知度も全国平均に比べて低かったようです。

情報が集まり、また人が多い都市部である大阪でなぜ全国平均に比べて糖尿病リスクへの意識が低かったのでしょうか。

周りに糖尿病で悩んでいる方が少ないのでしょうか。

また、糖尿病以外の病気に関しても、同様の結果が出るのでしょうか。

<大阪の食文化>粉もん+ごはんを食べる頻度はやせている人より太っている人の方が高いで紹介した大阪府の調査によれば、大阪の食文化であるうどんとかやくごはん、お好み焼きとごはんなど主食を2種類同時に食べる食習慣の頻度は、やせている人より太っている人の方が高いという結果が出たそうです。

主食の重ね食べは肥満の原因となり、糖尿病になるリスクが高くなると考えられます。

徳島県が糖尿病死亡率最下位脱出|徳島県はどんな糖尿病対策を行なったのか?で紹介した徳島大学大学院心臓血管病態医学分野の島袋充生特任教授によれば、徳島県が糖尿病死亡率が高い理由として、「肥満」と「糖質摂取」を挙げています。

大阪府民のみなさん、身体には気を付けてくださいね。







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ブラジル産プロポリスが体脂肪・脂質(中性脂肪・コレステロール)を減らす

Food and brood

by Emma Jane Hogbin Westby(画像:Creative Commons)




ブラジル産プロポリスが体脂肪を減らす

(2009/8/18、サーチナニュース)

山田養蜂場は、奈良女子大学の小城勝相(こじょう しょうすけ)教授、市育代(いち いくよ)助教と共同研究を行い、ブラジル産プロポリスが体脂肪を減らし、血清の脂質を低減させる作用があることを動物試験にて明らかにした。

<中略>

脂肪の蓄積や代謝に関わる4種類のタンパク質の量を測定すると、高用量のプロポリスを摂取した場合、脂肪細胞を分化させ、脂肪を蓄積させるPPARγと、トリグリセリドを作るSREBP-1が減少し、脂質をエネルギーに換えるPPARαが肝臓で増えていた。

つまり、プロポリスによる体脂肪の減少及び血漿や肝臓でのトリグリセリドの減少には、これらのタンパク質の増減が関与しているといえる。

また、コレステロールを作るHMG-CoA還元酵素量が対照群に比べ減少しており、プロポリスはこれらを減少させることでコレステロールの体内合成を抑えていることがわかった。

山田養蜂場は、奈良女子大学の小城勝相教授、市育代助教と共同研究を行い、ブラジル産プロポリスが体脂肪を減らし、血清の脂質(中性脂肪やコレステロール)を低減させる作用があることを動物試験で分かったそうです。

こうしたことから、メタボリックシンドローム脂質異常症高脂血症)、動脈硬化(脳梗塞・心筋梗塞など動脈硬化性疾患)の予防に役立つ可能性があるそうです。

今後の研究に注目したいですね。







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コレステロール値が高く「高脂血症」と診断された人は、脳卒中で入院した際の死亡率が約半分|東海大

Surprise

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

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脳卒中:高脂血症の人、死亡率半分 東海大、4万8000人分析

(2010/6/29、毎日新聞)

コレステロール値が高く「高脂血症」と診断された人は、高脂血症ではない人に比べ、脳卒中で入院した際の死亡率が約半分と低かったとの分析結果を大櫛陽一・東海大医学部教授(医療統計学)らがまとめ、28日発表した。

日本脳卒中学会の機関誌に論文が掲載された。

大櫛陽一・東海大医学部教授らによれば、コレステロール値が高く、高脂血症高コレステロール血症)と診断された人は、そうでない人に比べて、脳卒中で入院した際の死亡率が約半分だったそうです。

なぜこのようなことになるのでしょうか?

日本動脈硬化学会の高脂血症の診断基準は「LDLコレステロールが血液1デシリットル中140ミリグラム以上」など。

大櫛教授は「コレステロールは血管の材料になるので、高い方が血管の状態がよかったのだろう」と話している。

血管の材料となる悪玉コレステロールが高いほうが血管の状態がよかったと考えられるようです。

悪玉コレステロールはネーミングもあってか、悪者扱いされることが多いですが、人間の体には欠かせないものの一つ。

ただ、バランスが悪くなると体には良くないようです。

今後の研究に注目したいですね。

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