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患者がどこにいても簡単に糖尿病治療を管理できるアプリ「myDIABETIZER」

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糖尿病患者の治療継続は半数にとどまるによれば、糖尿病の合併症に不安を感じ、糖尿病の治療の重要性を認識していても、治療を継続できている人は半数なのだそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状について詳しくはこちら。

糖尿病治療を継続できない背景には、「経済的な負担が大きい(56%)」、「治療を続けることにストレスを感じる(29%)」という理由があります。

クラウドが支える糖尿病治療――Diabetizerがスマホから健康を見守る

(2015/3/15、無限大)

糖尿病治療の難しさは、日々の記録管理と習慣を続けることにあります。血糖値の記録や体調は自ら管理する必要があり、さらに薬を飲む時間を測り、決められた投薬量も覚えていなければならないなど、正確さと自分を律する厳しさが必要です。

糖尿病治療の問題点は、患者の負担(血糖値の記録や薬を飲む時間、決められた薬の量)が大きいこと。

糖尿病の治療を家族や医療スタッフがサポートする必要性もあるでしょうが、これから重要なのはもっと簡単に糖尿病治療できる方法を考えることではないでしょうか。

糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでもでも取り上げましたが、世界中で糖尿病患者は増えており、もっと簡単に糖尿病の予防・治療が出来る方法は必要とされています。

GOOGLE、糖尿病患者の血糖値を管理するスマートコンタクトレンズを開発したのもそういったことが関係していると思います。

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そこで、今回の記事で取り上げられているのは、Diabetizer社が開発した患者の負担を軽減し、治療の精度と有効性を上げるためアプリケーション「myDIABETIZER」です。

インターネットに繋がっていれば、世界中どこからでも、患者は自分の血糖値や栄養、健康データをサーバーに送ってポータルサイトに集約し、それを見ながら医師と患者が話をすることが可能になります。

この取り組みによって、患者が抱える煩わしい作業の軽減につながり、また、ビックデータの解析によって、糖尿病治療に役立つことが期待できます。

ただ糖尿病治療に関してはまだまだ改善の余地が残されています。

生体工学で健康管理|緑内障を調べるスマ―ト・コンタクトレンズという記事で、このブログでは、定期的にインシュリンを注射しなければならない糖尿病患者の皮膚に超薄型で伸縮自在の電子装置を貼り付け、自動的に注射できるような仕組みというアイデアを考えてみました。

妊娠をコントロールする避妊チップの開発に成功ービル・ゲイツ財団出資の企業によれば、海外では腕の内側などにホルモン剤を含んだ細長いプラスチック製の容器を埋め込む「避妊インプラント」が広く普及しているそうで、将来的には、糖尿病治療も同様の方法をとっていくことが予想されます。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら







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炭水化物は飽和脂肪酸より健康に悪い!?

Spicy Char-Siu Onigiri

by Joey(画像:Creative Commons)




炭水化物は飽和脂肪より健康に悪い? 研究

(2014/11/24、AFP)

心臓病など多岐にわたる健康上の問題に関連するとして長きにわたり悪者扱いされてきた飽和脂肪だが、摂取量を2倍~3倍近くにしても、その血中濃度は上昇しないことを明らかにしたとする研究論文が、21日の米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)で発表された。

飽和脂肪酸の摂取量を2倍から3倍にしても、血中濃度は上昇しないことが明らかになったそうです。

一方、炭水化物については、糖尿病と心臓病のリスク増に関連がある脂肪酸の血中濃度上昇に関係していることが、同じ研究で示された。

炭水化物が脂肪酸の血中濃度上昇に関係しているそうです。

飽和脂肪酸悪玉論の真相とは?|飽和脂肪酸は心臓疾患の原因にはならない?によれば、昔との食生活の違いの一つとして、飽和脂肪酸の摂取量が減ったものの、炭水化物の摂取量が増えているそうです。

炭水化物の摂り過ぎは、肥満糖尿病の原因になり、さらには心臓疾患になる可能性も高まります。

論文によると、炭水化物の少ない食事を与えると、体内の「パルミトレイン酸」と呼ばれる脂肪酸が低下したとされ、これは炭水化物の再導入で徐々に増加したという。パルミトレイン酸について研究チームは、「病気を促進する恐れがある、健康に有害な炭水化物の代謝」に関係するものとしている。

このパルミトレイン酸の増加は、炭水化物が体内で燃焼されずに脂肪に変換される割合が増加していることを示していると研究チームは指摘する。

つまり、先日の記事と今回の記事を総合すると、飽和脂肪酸の摂取が脂肪酸の血中濃度の上昇に関係しているのではなく、炭水化物の摂取が脂肪酸の血中濃度の上昇に関係していて、そのことが糖尿病や心臓病のリスク増に関係していると考えられます。

■まとめ

今回の記事をまとめてみます。

1.飽和脂肪と心臓病との関連性はない

2.炭水化物を摂取すると、脂肪酸のパルミトレイン酸が増加し、病気(糖尿病や心臓病)のリスクに関係していると考えられる。







アメリカの炭酸飲料離れ 10年連続で販売量減|健康志向の高まり

Summer Refreshment

by frankieleon(画像:Creative Commons)




アメリカの炭酸飲料離れ、顕著に 10年連続で販売量減

(2015/3/30、朝日新聞デジタル)

米国の2014年の炭酸飲料の販売量が10年連続で減少したことが、米業界誌ビバレッジ・ダイジェストの調査で分かった。炭酸好きで知られてきた米国民の間で近年、健康志向が徐々に高まり、「炭酸離れ」が一段と進んでいる。

健康志向の高まりが影響しているのでしょうか、アメリカでの炭酸飲料の販売量が10年連続で減少しているそうです。

近年、炭酸飲料の風当たりは強かったため、仕方のないことと言えるのではないでしょうか。

【炭酸飲料関連記事】

【アメリカの健康志向関連記事】

ただ、気になることは炭酸飲料の販売量の減少に伴って、アメリカでの健康な人が増えているのかどうか(糖尿病肥満の人が減少しているのかどうか)が気になるところです。

アメリカの2〜5歳の子供の肥満率が低下によれば、子供の肥満率が減少した理由として、CDCは、理由は明確ではないとしながらも、食生活の改善や運動、糖分の多い飲料を控える傾向などが寄与しているとの見方を示しています。

このことについてはさらに調べて欲しいところですね。







【関連記事】

肥満症の定義の国際基準化を目指す―日本肥満学会

Beit Issie Shapiro No.081

by U.S. Embassy Tel Aviv(画像:Creative Commons)




「肥満は病気」提唱…日本のメタボ対策、海外へ

(2015/3/16、読売新聞)

日本が独自に定義している病気「肥満症」への認識を世界に広め、早期治療につなげる運動を、日本肥満学会(大阪市淀川区)が始めた。

日本肥満学会は、日本で独自に定義している「肥満症」の定義の国際基準化を目指し、国際会議でも提唱していくそうです。

記事によれば、日本肥満学会が定める肥満症の定義は次のとおり。

肥満(BMI25以上)

でかつ

11種類の健康障害(高血圧耐糖能障害脳梗塞・月経異常・脂肪肝・肥満関連腎臓病脂質異常症睡眠時無呼吸症候群高尿酸血症変形性関節症などの整形外科的疾患・冠動脈疾患)のうちのいずれかを合併

または

CTで内臓脂肪の面積が100平方センチメートル以上

に当てはまる場合が肥満症となるそうです。

世界人口の約3割が過体重か肥満!?によれば、世界人口の約3割が過体重か肥満であるそうで、2030年までに世界人口のほぼ半数になるだろうと予測されているそうです。

肥満は世界全体では過去20年で8割増によれば、肥満は、世界全体では調査期間の20年間で82%増加し、中東諸国では倍増して過去最高水準になっているそうです。

世界中で 欧米型のライフスタイルが浸透したことによって、肥満の人々が増えており、肥満によって、糖尿病や脳卒中、心疾患、そして腰痛などのケガの原因になっているようです。

【関連記事】

「肥満は世界的に増えているが、外国ではリスク要因とは捉えても、一定の条件にあてはまれば病気だという発想がない。糖尿病や高血圧の治療は行っても、肥満の治療を行わないから根本的解決にならない」。同学会の春日雅人理事長(国立国際医療研究センター総長)は、国際基準にする意義をこう話す。

肥満症を定義してしっかりとその段階で治療をすることが世界の人々の健康を守ることにつながるのであればいいですよね。







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腸内フローラ・腸内細菌|美肌・ダイエット・病気(がん・糖尿病・うつ)|NHKスペシャル 2月22日

Flora

by Jarkko Laine(画像:Creative Commons)




2015年2月22日放送のNHKスペシャル「腸内フローラ ~解明!驚異の細菌パワー~」では、腸内フローラを取り上げるそうです。

Yahoo!番組予告

腸内フローラ(腸内細菌の生態系)に、今注目が集まっている。私たちの腸内には100兆以上もの細菌が住んでいて、その菌が出す物質が全身の健康と深く関わっていることが分かってきた。美肌やダイエットなど身近な話から、がんや糖尿病、うつなどの病気まで。既存の治療だけでは限界のある病気に対する切り札として、腸内フローラが脚光を浴びているのだ。最先端の研究を紹介しながら、腸内細菌と人間の知られざる関係に迫る。

腸内フローラに注目が集まっていて、腸内細菌が出す物質が美肌やダイエットがん糖尿病、うつなどに関わっているそうです。

例えば、肥満メタボリックシンドロームを引き起こす第三の要因として腸内フローラ(腸内細菌叢)が関係しているのではないかと考えられているそうです。

腸内フローラ・腸内細菌に興味がある方は是非ご覧になってみてください。

→ 腸内フローラとは|腸内フローラを改善する食べ物 について詳しくはこちら







【関連記事】

【参考リンク】

腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見-腸内細菌が影響を及ぼす疾患の予防・新規治療法開発に貢献-(2014/7/11、理化学研究所)

最近の研究により、腸内細菌叢のバランスの乱れが、自己免疫疾患、アレルギー疾患、がん、肥満症などのさまざまな疾患の発症や病態に影響を及ぼしていることが分かってきました。

腸内フローラ-ヤクルト中央研究所

ヒトの腸管内では多種・多様な細菌が絶えず増殖を続けています。これらは腸内細菌と呼ばれ、個々の菌が集まって複雑な微生物生態系を構築しています。この微生物群集を「腸内フローラ」または「腸内細菌叢」と呼んでいます。