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コラーゲンペプチドが抜け毛を予防する可能性




ある研究によれば、コラーゲンペプチドは、毛包の成長期を長く保ち、幹細胞を健康に保つことで、加齢や脱毛症による髪の薄さを防ぐのに役立つ可能性があります。

【参考リンク】

1. どんな研究?

この論文は、コラーゲンペプチド(CP)と呼ばれる栄養補助食品が、髪の毛の成長や脱毛予防にどう影響するかを調べた研究です。特に、ヒトの毛包(髪の毛を生み出す小さな器官)を体外で培養し、海洋由来(魚の皮など)やウシ由来(牛の皮)のコラーゲンペプチドが毛包の機能にどう働くかを詳しく観察しました。わかりやすくポイントをまとめます!

2. 背景:なぜこの研究が大事?髪の健康と脱毛の課題

髪の毛は見た目や自信に影響を与える重要な要素ですが、加齢や男性・女性型脱毛症(AGAやFPHL)によって、髪が薄くなったり抜けたりすることがあります。これは、毛包が正常に機能しなくなるためで、特に「成長期(アナゲン)」が短くなり、「休止期(テロゲン)」が長くなることが原因です。

●コラーゲンペプチドとは?

コラーゲンペプチドは、肌や髪の健康をサポートするサプリメントとして注目されています。消化されるとアミノ酸や小さなペプチドに分解され、体内でコラーゲンやエラスチンの生成を助けたり、細胞の働きを調整したりします。これが髪にも良い影響を与える可能性があると考えられました。

●研究の目的

3.結果

この研究では、海洋由来とウシ由来のコラーゲンペプチドが毛包に異なる効果をもたらすことがわかりました。

(1) 海洋由来コラーゲン(m-コラーゲン)の効果

●成長期を延長
毛包の「成長期」を長く保ち、髪の毛が成長する期間を延ばしました。これにより、髪が抜けにくくなる可能性が示唆されます。

●幹細胞の静止状態をキープ
毛包の幹細胞(K15+細胞)が過剰に増殖するのを抑え、静止状態(休んでいる状態)を維持。これにより、幹細胞が長期間健康に保たれ、髪の成長が安定します。

●子孫細胞を増やす
幹細胞から派生するK19+やCD34+細胞(髪の成長に関わる細胞)の数を増やし、髪の生成をサポート。

(2) ウシ由来コラーゲン(b-コラーゲン)の効果

●幹細胞の数を増やす
毛包のバルジ部(幹細胞が集まる場所)にあるK15+細胞の数を増やし、幹細胞の「貯蔵」を強化。

●細胞の死を抑える
幹細胞やその子孫細胞の「アポトーシス(細胞の死)」を減らし、毛包の健康を保つ。

●子孫細胞の生成を促進
K19+細胞やK15+/K19+二重陽性細胞の数を増やし、髪の成長を支える細胞集団を強化。

(3) 共通のポイント

どちらのコラーゲンも、髪の成長をサポートする効果が確認されました。

特に、毛包幹細胞(eHFSC)の働きを調節することで、脱毛を防ぎ、健康な髪を維持する可能性が示されました。

5. どんな意味があるの?脱毛予防の可能性

コラーゲンペプチドは、毛包の成長期を長く保ち、幹細胞を健康に保つことで、加齢や脱毛症による髪の薄さを防ぐのに役立つ可能性があります。

■まとめ

この研究は、海洋由来とウシ由来のコラーゲンペプチドが、ヒトの毛包の成長をサポートし、脱毛を防ぐ可能性を示しました。具体的には、毛包の成長期を延ばしたり、幹細胞を健康に保ったり、髪の生成に関わる細胞を増やしたりする効果が確認されました。これにより、コラーゲンペプチドは、薄毛や脱毛症の予防に役立つ栄養補助食品として期待されます。将来、もっと研究が進むと、毎日の生活でコラーゲンを取り入れるのが当たり前になるかもしれません!

【補足】

Xの投稿で「コラーゲンペプチドパウダー毎日摂取するようになって、まつ毛すごく長くなった、髪すぐ伸びる、爪すぐ長くなる。ここまで効果あるなら歯茎や血管にもいいはず。」というコメントがあったので、この点についても検討してみたいと思います。

1. 研究と投稿の関連性

先ほどの論文では、海洋由来やウシ由来のコラーゲンペプチドが、ヒトの毛包(髪の毛を生み出す器官)の成長期(アナゲン)を延ばし、毛包の幹細胞(eHFSC)を健康に保つ効果があることがわかりました。

これにより、髪の成長をサポートし、脱毛を予防する可能性が示唆されています。

投稿で「髪がすぐ伸びる」と感じたのは、この成長期が延びたことで、髪の毛が自然に長く育ちやすくなったのかもしれません。

特に、海洋由来のコラーゲンペプチドは、実験で成長期を有意に延長させたことが確認されています。

2. 「髪がすぐ伸びる」効果はあるのか?研究の結果

論文では、コラーゲンペプチドが毛包の成長期を延ばし、幹細胞の働きを調整することで、髪の成長をサポートすることがわかりました。

ただし、「髪がすぐ伸びる」というのは、髪の成長速度そのものが劇的に速くなるというより、成長期が長くなることで結果的に髪が長く育つ時間が増えた可能性が高いです。

自然な髪の成長速度(約1か月で1〜1.5cm程度)は変わらないものの、健康な毛包のおかげで抜けにくくなり、伸びた髪が残りやすくなったと感じるのかもしれません。

個人の体験との一致

投稿者が「髪がすぐ伸びる」と感じたのは、成長期が延びた効果や、毛包が健康になったことで髪の質が改善し、成長が目立ちやすくなった可能性があります。

また、まつ毛や爪の成長も同様に、コラーゲンがケラチン(髪や爪、皮膚の主成分)の生成を助けることで、全体的に成長が促進されたのかもしれません。

限界

ただし、この研究は体外(実験室での毛包培養)で行われたもので、実際に人が毎日コラーゲンを摂取したときの効果を直接証明したわけではありません。個人差や他の栄養素の影響も考えられるので、「すぐ伸びる」という効果が全員に当てはまる保証はないよ。

3. まつ毛や爪への効果

まつ毛や爪が長くなったと感じるのは、コラーゲンがケラチンというタンパク質の合成をサポートするからかもしれません。ケラチンは髪や爪、まつ毛の主成分で、コラーゲンペプチドがこれを強化することで、成長が促進された可能性があります。

論文では髪の毛に焦点を当てていますが、ケラチンの生成が全身で関連しているため、まつ毛や爪にも似た効果が現れるのは自然なことかも。

4. 歯茎や血管への効果はあるか?可能性

投稿者が「歯茎や血管にもいいはず」と考えたのは、面白い視点で、コラーゲンは体内の組織を支える重要な成分で、歯茎や血管の再生にも関わっています。論文では直接触れられていませんが、別の研究ではコラーゲンが歯茎の細胞成長を助けたり、血管の形成をサポートしたりすることが示唆されています(例えば、Frontiersの研究)。

だから、理論的には歯茎や血管の健康にも良い影響がある可能性はあります。

証拠の不足

ただし、この論文では毛包に特化しているため、歯茎や血管への具体的な効果はまだ証明されていません。さらなる研究が必要です。

5. 結論と注意点

効果の可能性

コラーゲンペプチドは、髪の成長期を延ばし、毛包の健康を保つことで「髪がすぐ伸びる」感じをサポートする可能性があります。まつ毛や爪の成長も、ケラチン生成の強化によるものと考えられます。歯茎や血管への効果も期待できるかもしれないけど、現在の研究ではまだ不明です。







映画・原作「国宝」からわかる!糖尿病の合併症の怖さとは?




映画『国宝』では、半次郎(渡辺謙)と息子俊介(横浜流星)が糖尿病を患っている描写があり、糖尿病の遺伝性や合併症(足の壊疽など)について触れられています。

映画の感想の中には、糖尿病の恐ろしさを改めて認識した、というものもあります。

●半次郎は糖尿病になり、緑内障で目が見えなくなり、すい臓がんになる

半二郎は緑内障で目が見えなくなり、糖尿病だけでなく、すい臓癌にもなって吐血をしたのです。

糖尿病になると緑内障になりやすい|血糖値コントロールと眼科検診で失明予防で紹介した米国眼科学会(AAO)のアドバイスによれば、糖尿病によって、眼底の末梢血管が冒されることにより糖尿病網膜症緑内障白内障といった目の病気になりやすく、失明を予防するためにも血糖値コントロールと定期的な眼科検診が重要なのだそうです。

糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、すい臓がんになるリスクは1.85倍なのだそうです。

●俊介は糖尿病になり、合併症で足の壊疽で切断

糖尿病で足(下肢)切断のリスクが上がる?「足の痛みがない」「足の冷え」に注意!

足の神経障害は、何かを痛みを感じるようになるのではなく、反対に、痛みを感じなくなるそうです。

足の痛みを感じなくなることによって、なぜリスクが高くなるのでしょうか。

靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうそうです。

■有名人で糖尿病の合併症に悩まれていたケース

■森永卓郎さんと糖尿病

🍅夏の熱中症の原因は高血糖にもある!?|梅雨からの高血糖予防&熱中症対策にトマト|#その原因Xにあり(2017年)によれば、森永卓郎さんは糖尿病を告白しており、血糖値は400mg/dL、HbA1cは11.4%で、のどの渇きをコーラやジュースで水分補給をしたり、一口だけならいいかとお菓子をつまんだ生活を送っていたそうです。

その後「脚のかゆみ」という症状・違和感を感じて病院で診てもらったところ、森永さんの空腹時血糖値は600mg/dLだったそうで、森永さんに起こった脚のかゆみのような違和感は、高血糖により起こった神経障害と考えられ、神経障害があると感覚が鈍くなり、痛みを感じにくくなり、ひどい時には壊死を起こしてしまい、脚を切断しなければならない場合もあるそうです。

→ 糖尿病性神経障害 について詳しくはこちら

理想的な血糖値の幅は空腹時70mg/dL~満腹時140mg/dLなのだそうですが、つまみ食いをしたときの血糖値の変化は血糖値が下がらないことで、常に高血糖の状態が続き、膵臓が疲弊し、インスリンの分泌や働きが悪くなるそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは について詳しくはこちら

■元近鉄&中日の佐野慈紀さんと糖尿病

ピッカリ投法で人気だった元近鉄&中日の佐野慈紀さん、糖尿病からの感染症が進み、右腕切断手術へ

元近鉄&中日の佐野慈紀さんは糖尿病の影響で感染症が進み、右腕を切断する手術を行なうそうです。

これまでにもブログによれば、2023年4月に「重症下肢虚血」による感染症で緊急入院し、右足中指を切断し、24年1月には「心臓弁膜症の発覚 血流の悪さに懸念が増える。動脈硬化が激しく回復がままならない。糖尿病による影響は恐ろしい。これ以上感染を広げない為に洗浄の繰り返し。毎回激痛が走る」と説明しています。

■コージー冨田さん糖尿病の合併症

糖尿病の合併症を患うコージー冨田さん(58歳)、弱視で、神経障害で足の感覚がなく、腎臓が機能していないので人工透析を受けている!

  • 25-26歳のころ、やたら喉が渇いて、糖尿病を疑い、血糖値を測定したところ270(基準が110)で糖尿病と診断される。原因は食べすぎ。
  • 40歳ごろから足の神経障害、目の衰え、腎臓が悪くなり、インスリン注射を行う
  • 58歳の今は、弱視で、神経障害で足の感覚がなく、腎臓が機能していないので人工透析を受けている

■まとめ

糖尿病を長い間治療などを行なわず、そのままにしておいた結果、ひどくなると糖尿病の合併症が起こります。

糖尿病の症状ははじめのうち、痛みなどの自覚症状がないため、検査で血糖値が高かったり、治療が必要といわれたことがあっても、そのまま治療を受けない人が多いです。

しかし、糖尿病を長い間そのままにしておき、ひどくなると糖尿病の合併症を引き起こします。

【糖尿病の合併症の例】

糖尿病性神経障害

糖尿病による腎臓障害で人工透析を始める人も多く、また糖尿病が原因の視覚障害や糖尿病神経障害(手足のしびれ・壊疽など)が発生することもあります。

糖尿病の合併症の中で最も早く出てくるのが「糖尿病神経障害(とうにょうびょうしんけいしょうがい)」です。

糖尿病神経障害の初期症状として、「足の裏のしびれ」や「疼痛(とうつう)」(ズキズキとうずくような痛み)が起こります。

その後、「手の指の先のしびれ」の症状が現れます。

人によって症状はさまざまで、ひどくなるとケガや火傷の痛みに気づかなくなることもあります。

痛みに気づかなくなるというのは怖いことで、足の痛みが感じなくなることで靴擦れや足の傷ができても気づきにくく、また、細菌の感染への抵抗力が弱くなることによって、足が壊死してしまい、切断にまで至ってしまうこともあるそうです。

特に足の冷えを感じて、糖尿病の人は、危険なのだそうです。

糖尿病網膜症

糖尿病網膜症は、糖尿病の三大合併症の一つ。

糖尿病網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症を3大合併症と呼びます。

糖尿病網膜症は、日本の中途失明原因の第2位で、年間約3000人がこの疾患で失明しているともいわれるそうです。

アメリカの糖尿病患者の約3割が糖尿病網膜症にかかっている!?で紹介した米疾病対策センター(CDC)などの研究チームによれば、アメリカの糖尿病患者のうち3割近くが糖尿病網膜症にかかっているそうです。

糖尿病腎症

糖尿病性腎症になると、尿を作る腎臓の「糸球体(しきゅうたい)」の毛細血管が悪くなり、だんだんに尿が作れなくなります。

すると人工透析(機械で血液の不要な成分をろ過して、尿を作る)を行なわなければなりません。

週に2~3回、病院などで透析を受けるようになるので、日常生活に大きな影響を及ぼします。

現在、人工透析になる原因の1位がこの糖尿病性腎症です。

糖尿病は怖い病気なので、まずは予防を、そして糖尿病と分かったら早めに治療を行ないましょう。

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糖尿病になると肝硬変や肝臓がんで亡くなるリスクが高い!?




「20歳の体重」から10kg増えたら要注意…肝臓専門医が「元には戻らない」と警告する「メタボ脂肪肝」の苦しみ(2025年9月13日、プレジデントオンライン)によれば、糖尿病患者の13.3%が肝疾患で亡くなっているという衝撃のデータが紹介されています。

日本人の糖尿病患者1万8385例の死因を調査した報告が、日本糖尿病学会から次のように発表されています。

———-
・糖尿病患者の8.6%が肝臓がんで死亡
・糖尿病患者の4.7%が肝硬変で死亡
———-

 この2つを合計すると、糖尿病患者の13.3%が肝疾患で死亡していることになります。

―糖尿病の死因に関する委員会報告―アンケート調査による日本人糖尿病の死因―2001~2010 年の 10 年間,45,708 名での検討―によれば、2001~2010年の期間に死亡した糖尿病患者69,981例(全国の医療施設からのアンケート調査)で、糖尿病患者の死因として、肝臓がん 8.6%、肝硬変 4.7%、これらを合計した肝疾患関連死 13.3%とあります。

ただ日本糖尿病学会は10年ごとに更新しており、最新の2011~2020年調査(2024年発表、対象: 68,555例)では、肝臓がんの割合が4.1%に低下しており、これは治療進歩の影響とみられます。

※ちなみに、糖尿病症例における死因の第1位は悪性新生物38.9 %(肺がん7.8 %,すい臓がん6.5 %,肝臓がん4.1 %)。

つまり、糖尿病の人は肝臓病で亡くなっている人が多いというのは事実ですが、医療の進歩でその数は減少しているというのが事実ですね。

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医療の進歩に感謝しつつ、しっかりと糖尿病予防に取り組んでいきましょう!

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「本記事は医療行為の代替ではなく、テレビ・論文・公的資料を一般の生活者向けに噛み砕いたものです」

欧米型食事パターンのスコアが最も高いグループで、乳がんのリスクが32%上昇!




食事パターンと乳がんリスクとの関連について(国立がん研究センター多目的コホート)によれば、健康型・欧米型・伝統型の3つの食事パターンで比較したところ、欧米型食事パターンのスコアが最も高いグループで、乳がんのリスクが32%上昇することが分かりました。

また、閉経後の女性において、欧米型食事パターンのスコアが最も高いグループでも乳がんリスクの上昇傾向がみられました。

健康型:野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶など

欧米型:肉類・加工肉、パン、乳製品、酒類、果物ジュース、コーヒー、ソフトドリンク、マヨネーズ、魚介類

伝統型:ご飯、みそ汁、漬け物、魚介類、果物

欧米型食事パターンでは、そのうち飲酒や肉類・加工肉の過剰摂取と乳がんとの関連はこれまでの研究から指摘されています。

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■まとめ

今回のポイントはこちらではないでしょうか?

それは、欧米型食事パターンのスコアが高いほど、ホルモン依存性の乳がんリスクが高くなりやすいことがわかったこと。

乳がんのリスク要因によれば、閉経後に肥満度が高いことが乳がんリスクを高くすると紹介しましたが、閉経前・後ともに肥満になると乳がんリスクが高くなる!によれば、閉経前・後ともに肥満は乳がんのリスクになることがわかりました。

  1. 初潮が早い(11歳以下)
  2. 閉経が遅い(54歳以上)
  3. 初産年齢が高い(30歳以上)
  4. 妊娠・出産歴がない
  5. 授乳歴がない
  6. 祖母、親、子、姉妹に乳がんの人がいる
  7. 肥満度が高い(閉経後)
  8. 喫煙している
  9. 大量に飲酒する習慣がある
  10. 運動不足

乳がんは初潮が早い、閉経が遅い、妊娠・出産歴がないという人は、女性ホルモンにさらされる期間が長くなるため、乳がんリスクが高くなると考えられているという前提。

閉経前の女性は、過体重や肥満の女性は無排卵やエストロゲンレベルが低いなどの傾向があることから、欧米ではBMI30以上の群では乳がんリスクが低いのですが、アジア人女性の場合は極端に太っている人が少ないことから、予防的な効果はないのではと考えられます。

閉経後の女性では、性ホルモン関連のメカニズムをもとに考えると、肥満になると卵巣よりもむしろ脂肪組織が主なエストロゲン供給源になるため、乳がんリスクが高くなります。

つまり、欧米型の食事パターンで閉経後に肥満度が高くなると、乳がんリスクが高くなるといえるのではないでしょうか?

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら







とんねるず・石橋貴明さん、食道がんと咽頭がんの併発を公表 芸能活動休止へ




とんねるずの石橋貴明さん(63)が、自身のYouTubeチャンネルで食道がんであることを公表しました。

2024年秋から体調がよくなく、2025年2月にあまりにも体の調子が悪くて、検査を受けたところ、食道がんが見つかったそうです。

そのため、入院し、手術をして体力が戻るまで芸能活動をお休みすることにしたそうです。

【追記】
石橋貴明がセクハラ報道で声明「会食した覚えはあります」 咽頭がん併発も公表によれば、石橋さんは咽頭がん併発を発表しました。

【追記】
《2度目の抗がん剤治療を拒否か》石橋貴明が送る過酷な闘病生活 入退院を繰り返して今夏に“治療の方針転換” (2025年9月11日、女性セブン)によれば、抗がん剤治療を行い、食道を切除する手術を行ったそうです。

かなり痩せた印象を受けました。

食道がんを公表した秋野暢子さんは筋肉の衰えに危機感を覚え、軽い筋トレを始める!なぜ入院患者(がん患者)の筋肉は急速に衰えるの?によれば、がん患者さんがなぜサルコペニアに陥りやすいのかと言えば、1)入院で安静状態が続いて運動量が低下、2)食事量の減少によって必要なエネルギーやタンパク質を十分に摂れない、3)化学療法による吐き気・嘔吐などに副作用で食欲不振、4)味覚障害による食欲不振、5)がん悪液質(がん細胞が分泌するサイトカインが、全身性の炎症を引き起こし、タンパク質や脂肪の分解を促進、骨格筋など全身の筋肉はタンパク質でできているため、分解が進むにつれて、筋肉量が減り、次第にやせてサルコペニアに)が原因として考えられます。

■有名人と食道がん

■食道がんを予防する方法

●禁酒・禁煙・緑黄色野菜の摂取

食道がんの再発リスクを禁酒で抑制できる|食道がんの予防には禁酒・禁煙・緑黄色野菜の摂取|京都大学によれば、京都大の武藤学教授らの研究チームが行なった330人の早期食道がん患者の追跡調査によれば、禁酒をすることによって食道がんの再発の割合は半分に抑制されることが分かったそうです。

飲酒で顔赤くなるアジア人、食道がんのリスク高い=研究では日米の研究チームによれば、飲酒で顔が赤くなるアジア系の人々は、食道がんにかかるリスクが高いという研究結果が発表されているということを紹介しましたが、実際に飲酒と食道がんにはどれほどの関連性があるのでしょうか?

飲酒と食道がんの発生率との関係について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

飲酒については、飲まないグループに比べ、1日当たり日本酒にして1合以上から食道がんのリスクが上がり、1合から2合のグループで2.6倍、2合以上のグループで4.6倍高くなっていました。

国立がん研究センターによれば、お酒の飲む量が多くなればなるほど食道がんのリスクが高くなるということが分かっています。

飲酒はがんの原因なのか?|肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんのリスクが高くなるで紹介した最近の国際的な評価では、アルコールが直接触れる消化管(口腔・咽頭・喉頭・食道)、アルコールを代謝する肝臓、そして女性ホルモンの影響が大きい乳房のがん、大腸がんのリスクが確実に高くなるとされています。

また、日本におけるアルコールによるがんのリスクは、2008年7月現在、肝臓、食道、大腸については「確実」と判定されています。

アルコールのがんのリスクに対する国際的な評価と日本の評価では分かれる点もあるようですが、肝臓、食道、大腸については共通した意見のようです。

がん最新ニュースまとめによれば、大量飲酒は肝臓がん・大腸がん・食道がん・乳癌(閉経後)・口腔がんなどのガンのリスクを上げる条件となっています。

【関連記事】

お酒に弱いのに飲酒・喫煙をすると食道がんリスク190倍になる!?で紹介した東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究によれば、顔がすぐに赤くなるお酒に弱い体質の人が飲酒・喫煙をすると、食道がんになるリスクが190倍になる可能性があるそうです。

「お酒を飲むと顔が赤くなる」という体質の人が飲酒・喫煙すると食道がんのリスクが高くなる理由としては、東京大学の中村祐輔教授と松田浩一助教の研究で分かったことを参考にすると、次のような仮説が考えられます。

  • アセトアルデヒドをアルコールから作る酵素と、アセトアルデヒドを分解する酵素の2つが、食道がんのリスクに関連している。
  • 発がん性が指摘されているアセトアルデヒドは、お酒だけでなく、タバコの煙に含まれている。

つまり、お酒に弱い人(2つの酵素を作る働きが弱い人)が、飲酒・喫煙をすると、アセトアルデヒドが増えることで、食道がんになるリスクが高くなるという仮説が考えられます。

食道がんを予防するためには、禁酒・禁煙が望ましいと考えられるのですが、今回の京都大学の研究ではもう一つ重要なことがわかっています。

食道と頭頸部での扁平上皮がん発生増加原因を検証―食生活と前がん病変、がん発生との関連性―

(2016/8/25、京都大学)

武藤学 医学研究科教授らの研究グループは、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生程度には、飲酒、喫煙、緑黄色野菜の摂取という三点が関連していることを明らかにしました。

京都大学の武藤学 医学研究科教授らの研究によれば、飲酒、喫煙をして、緑黄色野菜を食べないと、食道扁平上皮がんの発生する予兆(前がん病変)とされる異型上皮の発生リスクが上昇することが分かったそうです。

つまり、食道がんの予防には禁酒・禁煙、緑黄色野菜を食べることが効果的であることが分かったということです。

野菜・果物摂取と扁平上皮細胞由来食道がんとの関連について|多目的コホート研究|国立がん研究センター

野菜・果物の高摂取グループでは、低摂取グループに比べ食道がんのリスクがほぼ半減していました。野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100グラム増加すると、食道がんのリスクが約10%低下していました。

この研究でのポイントは、くだものを多く摂取するグループや野菜を多く摂取するグループよりも、野菜・果物の両方の摂取量が多いと、食道がんのリスクが低下しており、野菜・果物の合計摂取量が1日当たり100グラム増加すると、食道がんのリスクが約10%低下しているということです。

野菜・果物の種類別には、キャベツ・大根・小松菜などが含まれる十字花科の野菜でのみ統計学的に有意な関連がみられました。十字花科の野菜は、実験研究などで発がんを抑制するとされるイソチオシアネートを多く含んでいるという特徴があります。

また、野菜・果物の種類別では、キャベツや大根などのアブラナ科の野菜の摂取がよいそうで、食道がん、野菜と果物で危険半減|アブラナ科のイソチオシアネートで食道がんのリスクが低下|厚労省研究班によれば、アブラナ科の野菜は、がんを抑制するとされる成分『イソチオシアネート』を多く含むため、効果があるのではないかと考えられるそうです。

■アブラナ科の野菜とは?

アブラナ科の野菜には青汁で有名なケール、ブロッコリー、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、クレソン、大根、白菜、小松菜、水菜、チンゲン菜、菜の花などが含まれます。

→ ケールの効果・効能 について詳しくはこちら

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●葉酸

大腸がん予防には葉酸の多い海苔が効果的|みんなの家庭の医学によれば、葉酸を摂取することですい臓がんと食道がんになるリスクが低下するそうです。

ただ、ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸およびメチオニンの食事摂取と食道がんのリスクとの関連について|多目的コホート研究によれば、ビタミンB6と葉酸は、食道がんの罹患リスクと関連はみられなかったそうです。

●ビタミンB12の食事摂取が多い人ほど、食道がんの罹患リスクが高い傾向が見られた

ビタミンB12、ビタミンB6、葉酸およびメチオニンの食事摂取と食道がんのリスクとの関連について|多目的コホート研究によれば、ビタミンB12の食事摂取が多い人ほど、食道がんの罹患リスクが高い傾向が見られたそうです。

ビタミンB12は主に肉や魚から摂取していることから、それらの食品との関連があるように思われましたが、実際には、魚介類や肉と食道がんとの明らかな関連はみられないそうです。

ただ、細胞実験によれば、ビタミンB12による、DNAメチル化の異常が食道扁平上皮がんに関与する可能性があることが指摘されており、ビタミンB12を多く摂取することでDNAの合成やメチル化に影響を及ぼし、発がんにつながった可能性が考えられるそうです。

■まとめ

以前食道がんになったことがある方は食道がんの再発リスクを下げるためにも禁酒が重要です。

また、食道がんの予防には禁酒・禁煙、緑黄色野菜を食べることが効果的だと考えられますので、食道がんを予防したい人は、全部を改善するのは難しいことかもしれませんが、できる限り生活習慣を改善しましょう。







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