「Health」カテゴリーアーカイブ

元AKB北原里英さん、妊娠中期に妊娠糖尿病と診断されて、食生活を改善




「妊娠糖尿病は私のせい?」自分を責めた北原里英 180度変わった食生活「痩せるために食べない日々を反省し」(2025年6月1日、CHANTO WEB)によれば、妊娠中期に「妊娠糖尿病」と診断されて、食生活を改め、朝昼晩の1日3食、お米をしっかり食べるようになり、主食・副菜などをバランスよく食べることを心掛けたそうです。

12.08%の妊婦に妊娠糖尿病がある!若いころから血糖値について学ぼう!によれば、日本内分泌学会と日本糖尿病・妊娠学会によれば、12.08%の妊婦に妊娠糖尿病があるということで、妊娠糖尿病は決して珍しいものではないようです。

【関連記事】

【参考リンク】

  • 妊娠糖尿病|日本内分泌学会

    近年のわが国における糖尿病患者数の増加と共に、晩婚化・晩産化に伴い、増加傾向にあります。全妊婦に糖負荷試験をしたとすると、12.08%の妊婦に妊娠糖尿病があることがいわれており、これに既存の糖尿病と糖尿病合併妊娠を加えると約15%の妊婦が耐糖能異常と診断されます。

  • 1. 妊娠糖尿病はどれくらいの頻度であるのですか?|日本糖尿病・妊娠学会

    これまでの診断基準では、わが国の妊娠糖尿病の頻度は2.92%でしたが、2010年7月に大規模な診断基準の変更があったため、妊娠糖尿病の頻度は12.08%と4.1倍に増えることがわかりました。

■妊娠糖尿病とは?

妊娠糖尿病とは、妊娠をきっかけにインスリンの働きが落ち、インスリン分泌量が十分に増えずに血糖値が高くなる状態。

妊娠糖尿病になると、胎児が大きくなりすぎたり、早産や妊娠高血圧症候群を起こす恐れがあります。

妊娠糖尿病の女性が2型糖尿病を発症するリスクは高い!で紹介したロンドンにある病院のグループの研究によれば、妊娠糖尿病の女性が2型糖尿病を発症するリスクは、正常血糖の妊婦に比べ7.43倍に上るそうです。

2型糖尿病になる女性を少なくするためにも、妊娠糖尿病にならないように、検査などでの早期発見や食生活の改善・指導を行うようにしていく必要がありそうです。

20歳の時に痩せている女性が妊娠すると、妊娠糖尿病になる危険性が高まる?で紹介した筑波大水戸地域医療教育センターの谷内洋子博士研究員の分析によれば、女性の20歳時の体重を聞き、BMIが18未満の「痩せている」に該当している女性は、BMIが18以上で肥満でない女性と比べ、妊娠糖尿病を発症する可能性が約5倍高かったそうです。

なぜ20歳のときに痩せている女性が妊娠すると、妊娠糖尿病になる危険性が高まるのでしょうか?

それは痩せている女性は、青年期に必要な栄養の不足や筋肉量が少ないことが血糖値を高めている可能性があるそうです。

<妊娠糖尿病>発症防ぐ仕組み解明 インスリンの機能低下改善 順天堂大などによれば、妊娠中に、すい臓のインスリン分泌細胞内で「セロトニン」が大量に作られていることが発見され、このセロトニンによって、インスリン分泌細胞が増殖しているようです。

つまり、妊娠糖尿病の場合は、セロトニンの量が少ないため、インスリンの分泌細胞が増えず、機能低下を補うことができないために起きているようです。

■まとめ

これまでの記事によれば、若く痩せている女性が妊娠すると妊娠糖尿病になるリスクが高く、また妊娠糖尿病の女性が2型糖尿病を発症するリスクは高いことから、若いころから栄養や血糖値コントロールについて学んでいきたいですね。

→ 血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

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P.S.
「妊娠中の体重増加指導の目安」が変更になってるって知ってた!?によれば、「妊娠中の適切な体重増加の推奨」について、体重増加の推奨値が妊娠による生理的な体重増加値を下回っている可能性が危惧されること、さらに同指針による妊娠高血圧症候群の予防効果を支持する新たなエビデンスが乏しいことから、歴史的な役割を終えたと判断し2019年に推奨を取り下げることに決定しました。

妊娠前体格     BMI    体重増加指導の目安
低体重  (<18.5)      12-15㎏
普通体重 (18.5≦ ~ <25) 10-13㎏
肥満(1度)(25≦ ~ <30)  7-10㎏
肥満(2度)(30≦)      個別対応(上限5㎏までが目安)

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次長課長・河本準一さん、パニック障害およびうつ病を告白!




次長課長の河本準一さんが自身のXの投稿によれば、2月の体調不良のため活動休止の理由がパニック障害およびうつ病だったことを明かしました。

■パニック障害を告白した芸能人

KinKi Kidsの堂本剛さんや中川家・剛さん、安西ひろこさん、ONE OK ROCK・Takaさんも以前パニック障害を告白しています。

『堂本剛とFashion & Music Book』(bayfm、2022年4月2日)で「パニック障害」について語っています。

【関連記事】

■パニック障害とは?

パニック障害について厚生労働省のページでは次のように紹介されています。

突然理由もなく激しい不安に襲われて、心臓がドキドキする、めまいがしてふらふらする、呼吸が苦しくなるといった状態となり、場合によっては死んでしまうのではないかという恐怖を覚えることもあります。このような発作的な不安や体の異常な反応は「パニック発作」と呼ばれており、パニック発作がくりかえされる病気をパニック障害と呼んでいます。
パニック発作では、次のような症状が突然表れて、10分以内にピークに達します。

動悸がする、心拍数があがる
汗が出る
体が震える
息切れがする、息苦しい
窒息する感じがする
胸が痛い、胸苦しさがある
吐き気、おなかの苦しさ
めまい、ふらつき、気が遠くなる感じ
現実でない感じ、自分が自分でない感じ
自分がコントロールできない、変になるかもしれないことへの恐怖
死ぬことへの恐怖
感覚まひ、うずき
冷たい感覚、あるいは熱い感覚がする

発作的な不安や体の異常な反応も大変ですが、また同じような発作が起きたらという心配(予期不安というそうです)も辛そうですね。

そのため、予期不安にならないように、電車や人混みを避ける、頼れる人がいない状況や一人で出かけることを避ける、あるいはエレベーターなど逃げられない場所を避けるようになるといった行動をとることがあるそうです。

■まとめ

一昔前を考えるとうつ病やパニック障害について告白することはタブーという雰囲気でした。

しかし、少しずつ社会が理解をするようになり受け入れられるようになってきていると思います。

それには過去に勇気を思って告白した先人達の勇気ある行動があったからこそなのだと思います。
パニック障害(パニック症)の認知行動療法マニュアルによれば、パニック障害の疫学的特徴として、一般人口のおよそ 1~3%と、高い有病率を持つそうです。

日本の人口の1%、つまり120万人いると考えれば、決して少なくない数字であり、それが自分に起きても不思議ではありません。

だからこそ、社会の理解が深まっていくことが大事なのだと思います。







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健康寿命を延ばすカギ!?デルワン減少チェックリスト【ひるおび】




2025年5月29日放送の「ひるおび」のテーマは「健康寿命を延ばす鍵!?デルワン(DEL-1)」でした。

解説:新潟大学・前川知樹教授

■デルワンとは?

デルワンとは、腎臓・腸管・血管・眼・脳神経で作られ、全身を巡り(脳のデルワンは脳にとどまる)炎症を抑えるたんぱく質です。

最近の研究で、デルワンは体内にある唯一の抗老化タンパク質であることがわかっています。

40代の年齢が同じ人の肌を比べてみても、「デルワン(DEL-1)」が多い人は肌ツヤがよくシミも少ないことが分かっています。

■デルワンの働き

●デルワンが老化細胞に自らを除去するように指令を出す。

●指令を出された老化細胞は、死ぬと同時に「食べてくれ」というシグナルを出す。

●免疫細胞と呼ばれるマクロファージが老化細胞を食べることで元気な細胞だけが残る。

デルワンは年齢とともに減少し、特に40代で激減していき、老化細胞がどんどん増え、炎症が起きると傷や病気が治りにくくなり、様々な病気の要因となってしまいます。

「なかなか傷が治りにくい」「風邪をひいたら治りにくい」というの「老化」のせいだと思われていたものが、実はデルワンが減少しているせいではないかということが最近の研究でわかってきました。

■デルワン(DEL-1)は健康寿命を延ばす鍵!?

歯周病・歯槽膿漏が起きると骨が溶けるのですが、歯周病のマウスに対してデルワンを投与すると骨の再生と、骨の吸収が抑制されます。

サルを使った実験でもデルワンを投与すると非常に炎症と腫れが改善するような効果が見られたそうです。

さらに、通常マウスは600〜800日で寿命を迎えますが、デルワンの値が常に高いマウスは800日〜1000日以上生きるなど、デルワンが全身の再生に関わっている可能性があり、健康寿命を延ばす鍵となると考えられています。

■デルワン減少チェックリスト

  1. □シミ・そばかす・シワ・たるみが増えた
  2. □傷やニキビ跡が治りにくい
  3. □目が見えづらくなった
  4. □疲れやすい、疲れが取れない
  5. □骨が痛む、骨折しやすくなった
  6. □歯や口の中に関する異常や違和感が増えた
    (痛み、乾き、口臭など)
  7. □急激な体重の増減があった
  8. □高血圧・血圧が高め

デルワンが一番よく作用するのは骨や歯の周りなので、デルワンが低くなると一番影響が出てくるのが、この中で注意すべきは(5)(6)。

■デルワンを増やす食材は「オメガ3」

DEL-1を増やす食材は、オメガ3脂肪酸を含む食品。

オメガ3脂肪酸がDEL-1を上げてくれることがわかってきました。

前川教授の実験では、毎日の食事に『オメガ3脂肪酸』サプリを与えたサルは、4か月後に「DEL-1」が約1.6倍になったという結果もあります。

オメガ3脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸で欠乏すると皮膚炎などを発症します。

●αリノレン酸を含む食品
えごま油
・アマニ油
・クルミ

DHA・EPA
・サバ・イワシ・アジ・マグロ

→ オメガ3脂肪酸を含む食品 について詳しくはこちら

■デルワンサプリ

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→ 抗老化タンパク質「DEL-1(デルワン)」の増やし方(食材)とは?【カズレーザーと学ぶ。】 について詳しくはこちら

→ 抗老化タンパク質「デルワン(DEL-1)」で若返り!デルワンを増やす方法とは?【ホンマでっかTV】 について詳しくはこちら







歩くのが遅い人は寿命が短い?速く歩く人は健康寿命が長い!




■「速く歩く人は健康寿命が長い!」という研究論文

ある研究では、アメリカの看護師さんたち(13,535人)で大きな病気はなく、70歳以上まで生きてた人たちを対象に、「中年(40~50代くらい)でどのくらい運動するか(特に歩くスピードに着目)が、70歳以上になっても元気でいられるかどうかに影響するのか?」かどうかについて調べました。

※ちなみに、「元気に生きる」とは、大きな病気がない・頭がしっかりしてる(認知症じゃない)・体が自由に動く(障害がない)・心も元気(うつとかがない)とします。=サクセスフルエイジング

普段の歩くスピードを聞いて、のんびり(時速3km以下)/普通(時速3~5km)/速い(時速5~6km)/めっちゃ速い(時速6km以上)で分類し、70歳以上になったときに「元気かどうか」をチェックして、歩くスピードと健康状態の関係を統計で分析しました。

その結果わかったのは、歩くスピードが速い人ほど、70歳以上になっても健康でいられる確率が高いということです。

たとえば、のんびり歩く人に比べて、速く歩く人は1.5倍くらい「健康に年を取れる」可能性が高い。

この研究論文からわかることは、中年で歩くスピードが速い人は、70歳以上になっても健康でいられる可能性が高いことであり、運動は歩くだけでも効果があるので、いつもよりちょっと速めに歩く習慣をつけることが将来の自分の健康への投資にあるのではないでしょうか?

■【補足】サクセスフルエイジングとは?

論文で使われてる「サクセスフルエイジング(成功した老化)」とは、簡単に言うと、「年を取っても元気で、健康で、楽しく生きること」を指していて、論文ではもっと具体的に定義されています。

サクセスフルエイジングの定義は「70歳以上になっても心も体も頭も健康な状態」で、具体的には、4つの条件を全部クリアしてる人を「サクセスフルエイジング(成功した老化)達成者」と呼んでいます。

1)大きな病気がない
10種類の慢性疾患(がん、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、腎不全、パーキンソン病、慢性肺疾患など)や心臓の手術(冠動脈バイパス移植手術)の履歴がないこと。

2)認知機能が正常
頭がしっかりしてる、認知症とかがない状態。

3)体がちゃんと動く
身体的な障害がないこと。たとえば、日常生活で中程度の活動(歩いたり買い物したり)が問題なくできる、もっとハードな動き(走ったり重いもの持ったり)にも制限が少ない状態。

4)メンタルが安定してる
精神的に健康で、うつとかがない状態。

サクセスフルエイジングの考え方は、RoweとKahnって研究者が提唱した概念が元になっていて、単に「長生きする」だけじゃなくて、「健康で自立して、質の高い生活を送れる」ことを目指しています。

つまり、サクセスフルエイジングという考え方は、健康寿命を考えるうえで大事な視点になります。

サクセスフルエイジングの考え方を参考にして今回の研究を改めて考えてみると、70歳以上まで生きてても、「病気なし、頭も体も心も元気」という人はそんなに多くないですが、歩く速度が速い人はサクセスフルエイジングを達成しやすい、わかりやすく言えば、年取っても自分のやりたいことできる状態である可能性が高いので、若いうちから速く歩くようにすることが健康寿命を延ばす一つの方法と言えそうです。

【参考リンク】

■歩くスピードが速い高齢者は長生きする傾向がある

65歳以上の34,485人を対象に、歩行速度と生存率の関係を統計で分析した結果、歩くのが速い人は生存率が高いことがわかりました。

具体的には、歩行速度が0.1m/s(時速0.36km)速くなるごとに、死亡リスクが12%下がったそうです。

この研究結果を参考にすると、歩行速度が高齢者の生存率を予測するのに使える可能性があります。

【参考リンク】







P.S.

速く歩くことができる人というのを、少し別の視点から見てみると、速く歩いても転倒しない人と考えられるのではないかと思うです。

それは、筋力の衰えから歩行速度が遅くなるともいえるかもしれませんが、筋力が衰えると転倒しやすくなるため、転倒を避けるために速く歩くことを避ける人もいるのではないでしょうか?

またなぜ運動能力が高い人が転倒するの?注意をうまく分散できる人は転びにくい!【たけしの家庭の医学】によれば、運動能力の高い高齢者でも転倒してしまうことがあるそうで、注意をうまく分散できるヒトは転びにくく、転倒ローリスク者は、先読みして移動を行い、より遠くまでの移動経路がプログラムされた状態だとも考えられます。

先ほどのサクセスフルエイジングの考え方を少し参考にすれば、体がちゃんと動くことも大事ですが、認知機能も大事であり、物事を先読みしたり、注意をうまく分散するというのも、速く歩くうえで大事な能力であると考えれば、歩行速度の速さが認知機能と関連する材料とみてもよいのかもしれません。

【関連記事】

あまり運動ができない高齢者がお腹や腰回りの筋力を維持するには○○をするといい!




今日はばあちゃん(母)は定期検診で腰のMRI検査を受けました。

検査結果は圧迫骨折(過去のもの)があり、神経にあたっていたもののひどい状態ではなく安心しました。

ただ注意してほしいのが腰回りの筋力が全然ないということでした。

筋力がなくなると猫背や側弯になるので、注意が必要です。

→ なぜばあちゃん(母)は座っているときに左に傾き、立っているときは背中が丸くなる(円背)のか?その原因を調べてみた!

そこで先生からのアドバイスは腹式呼吸や姿勢を良くするなど対策をしましょうというものでした。

体に負担なく腹筋や腰回りの筋肉を鍛えるためには「ドローイン」が良さそうですね。

ドローインで体幹・インナーマッスルを鍛えてダイエット!その方法・コツとは?によれば、「ドローイン」とは、「腹式呼吸でお腹を最大限にへこませた状態」のこと。

ドローインのやり方のコツは、まずは仰向けになって寝た状態になり、両ひざを閉じた状態で立たせて、鼻から大きく息を吸いながら、お腹を思い切り膨らませ、最大限まで膨らませたら、お尻を締め、口から息を吐きながら、お腹をへこませます。

ちゃんとできているかをチェックするには、両手をへその上に軽くのせて、お腹の動きを確認すること。

その中でも気になったのが「バランス能力の低下」です。

筋肉が弱くなると姿勢を保持する力も弱くなり、結果としてバランス能力も低下していくと考えられます。

大事になってくるのは、首・胸・腰・骨盤・太もも・足首といった体を支える「姿勢保持筋」を鍛えること。

毎日の腹式呼吸で少しでも筋力を鍛えて姿勢を維持する支えをできるようにしていきたいですね。

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