働き盛り世代こそ健康的なライフスタイルを意識して、病気になる前にお金の備え(入院保険・医療保険)をしておこう!




【目次】

■働き盛り世代は自分の健康・病気が悩みの原因となっていても具体的に対処しない?

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by Andrew K. Smith(画像:Creative Commons)

性別(男性・女性)・年齢階級別にみる悩みやストレスの原因からわかることで紹介した厚生労働省の平成13年 国民生活基礎調査の概況にある「性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因」によれば、25歳から34歳までは「自分の健康・病気」に対して男女とも悩むことはないのですが、男性の場合は35歳以降に「自分の健康・病気」(第3位)について悩むようになり、女性も同様に35歳からに「自分の健康・病気」(第4位)について悩みはじめ、45歳以降は「自分の健康・病気」が悩みの原因の第1位となっていきます。

このように35歳以降から「自分の健康・病気」が悩みの原因となっていくのですが、実際の行動としては、具体的な行動をとらない傾向にあるようです。

中年男性は低所得ほど医療機関に入院する割合が高くなっている!?その理由とは?で紹介した千葉大の研究チームによれば、働き盛りの中年男性は、低所得者ほど医療機関に入院する割合が高くなっているそうです。

このようなことになっている理由として、記事では、治療の節約のために日頃の通院を控えた結果、健康を悪化させているのではないかという意見や自分の健康状態を顧みずに仕事を頑張りすぎているのではないかという意見がありました。

40~50代の頑張りすぎる女性は更年期症状などの体調不良の自覚率が高い!で紹介した「ホルモンケア推進プロジェクト」が40~50代の女性333名を対象に行なった「更年期世代女性の体調変化と心理状態」調査によれば、ここ5年で、身体や体調の変化を感じていると答えたのは77.6%で、がむしゃらだと言われた経験がある女性の方がそうでない女性に比べて、体調不良の自覚率が高いという結果が出たそうです。

不調に対してどのような対処を行なっているかというアンケートに対しては、「安静もしくは休養する」(56.2%)、「我慢してやりすごす」(41.5%)といった対処法をする女性が多く、「病院に行く」(26.8%)、「薬局に行く」(18.8%)といった具体的に対処する傾向は低いという結果が出ています。

25~54歳の「働き盛り世代(プライムエイジ)」は、自身の健康状態を顧みずに仕事に打ち込んでいたり、治療費を節約しようと通院を控えたり、体調不良を自覚していながらも具体的に対処する傾向は低いようです。

■具体的にどのような対処をしていけばいいの?

では、具体的にどのような対処をしていけばよいのでしょうか?

大きく分けると2つ。

1.生活習慣を見直し、健康的なライフスタイルを意識する

2.病気になる前にお金の備えをし始める




1.生活習慣を見直し、健康的なライフスタイルを意識する

以前、所得と生活習慣の関係についての記事を紹介しましたが、それによれば、年収が高い人ほど健康を意識していて、健康的な習慣を持っていることがわかります。

「所得と生活習慣等に関する状況」のグラフから見えてくるものー厚生労働省調査を簡単にまとめてみます。

1.喫煙率

性別を問わず、年収が高いと喫煙率は低い、もしくは喫煙率が低いと年収が高いといえそうです。

2.肥満率

男性の肥満は年収に影響を与えないのに対し、女性は肥満率が低くなるほど年収が高くなる、もしくは年収が高いほど肥満率が低いといえます。

3.朝食を食べる習慣

性別に関係なく、朝食を食べる習慣を持つ人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど朝食を食べる習慣を持っているといえます。

4.運動習慣

性別を問わず、運動習慣がある人ほど年収が高い、もしくは、年収が高い人ほど運動習慣を持っているといえます。

5.飲酒

男性の方が特徴的ですが、年収が高い人ほどお酒を飲むようです。

6.睡眠の質

このグラフは女性の方が特徴的で、年収が高い人ほど睡眠の質が良い傾向にあります。

7.野菜摂取量

男女問わず、年収が高い人ほど野菜摂取量が多い、もしくは、野菜摂取量が多い人ほど年収が高いといえます。

低収入ほど野菜不足-厚労省栄養調査で紹介した厚生労働省が発表した2011年の国民健康・栄養調査によれば、低収入ほど野菜の摂取量が不足しているという結果が出たそうです。

また、低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないという記事によれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

健康格差とは健康格差は、収入・学歴などが要因?でも取り上げましたが、社会的・経済的な格差が健康の格差を生んでいるということがWHOでも一つの問題として注目されているようです。

アメリカは健康に対する個人の意識・関心の高さの差が大きいによれば、アメリカでは、健康に対する個人の意識や関心の差が大きいのだそうです。

例えば、起業家の成功の秘訣は「睡眠、食事、運動」によれば、起業家の食生活は、コーヒーをがぶ飲みし、朝から夜までピザを食べ続け、何日も徹夜する生活から、昆布茶やケールを取り入れ、しっかりと睡眠をし、体をよく動かす健康的な生活に変更してきているようです。

また、TWITTER創業者が毎日チェックする「する/しない」リストを健康的な視点から見てみるによれば、Twitterの創業者ジャック・ドーシー「する/しない」リストには、健康を意識した内容を「する」リストに入っています。

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もし、治療の節約のために日頃の通院を控えた結果、健康を悪化させているのだとしたら、「自身の健康こそが最大の資本である」ということを意識することが重要なのだと思います。

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2.病気になる前の備えをし始める

病気になったときに困るのは、お金の悩みです。

世帯主が就労不能となった場合の必要生活資金に対する安心感・不安感|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター
世帯主が就労不能となった場合の必要生活資金に対する安心感・不安感|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター

参考画像:平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉(平成27年9月、生命保険文化センター)|スクリーンショット

平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉

(平成27年9月、生命保険文化センター)

世帯主が就労不能となった場合に対する現在の経済的備えについては、『不安』(「少し不安である」と「非常に不安である」の合計)が78.8%(前回80.5%)となっている。

生命保険文化センターの平成27年度生命保険に関する全国実態調査によれば、病気やケガが原因で就労不能になった場合の生活資金に対して約8割の人が「不安」と回答しています。

世帯主が就労不能となった場合に必要な生活資金月額|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター
世帯主が就労不能となった場合に必要な生活資金月額|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター

参考画像:平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉(平成27年9月、生命保険文化センター)|スクリーンショット

世帯主が就労不能となった場合に必要な月額の生活資金はいくらぐらいなのでしょうか?

病気やケガが原因で世帯主が就労不能となり、現在の収入が不安定(大幅な減額、喪失)となった場合の家族の生活費や住宅ローンの支払いなどの備えとして必要と考える生活資金は、月額で平均28.6万円(前回29.4万円)と減少傾向が続いている。

生活費や住宅ローンの支払いなどの備えとして必要な生活資金は月額で平均約29万円なのだそうです。

現在準備しているもののうち、世帯主が就労不能となった場合に期待できる準備手段|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター
現在準備しているもののうち、世帯主が就労不能となった場合に期待できる準備手段|平成27年度生命保険に関する全国実態調査|生命保険文化センター

参考画像:平成27年度生命保険に関する全国実態調査〈速報版〉(平成27年9月、生命保険文化センター)|スクリーンショット

それでは、その必要な生活資金に対する経済的備えとして、どのような準備をしているのでしょうか?

世帯主が就労不能となった場合に対する現在の経済的準備手段として期待できるものは「入院時に給付金のでる生命保険」が33.2%(前回36.4%)と最も多く、次いで「預貯金・貸付信託・金銭信託」33.0%(前回33.4%)、「民保の就業不能保障保険」17.0%(前回16.5%)の順となっている。

現在準備しているもののうち、世帯主が就労不能となった場合に期待できる経済的準備手段としては、「入院時に給付金のでる生命保険」が最も多くなっています。

また、最近では、就業不能になったときに月々の生活費を保障する就業不能保険も出てきています。

→ 就業不能保険・収入保障保険・給与サポート保険とはどんな商品? について詳しくはこちら

治療の節約のために日頃の通院を控えるタイプの人は、健康を悪化させて入院してしまうということがあるということですので、例えば、ソニー損保が提供している、実際にかかった入院治療費の自己負担分に応じて保険金を支払う実費保障タイプの定期型医療保険「ZiPPi〈ジッピ〉」のような医療保険で自己防衛しておく方がいいかもしれません。

公式:ソニー損保の医療保険ZiPPi〈ジッピ〉 カンタンWeb動画:「入院実費型ってなに?」篇

【参考リンク】

最近では、第一生命と日立の共同研究(医療ビッグデータ分析)の成果で、高血圧の生命保険加入基準緩和で紹介したように、医療ビッグデータ解析の結果、「血圧が高くても保険に加入できるのかな」「健康診断の結果が悪かったが保険に加入できるのかな」というように、これまで持病などにより加入できなかった人でも加入できる可能性があることがわかってきています。

これまでは保険に加入できなかった人でも基準見直しで加入できるケースがあるようですので、もう一度相談されてみてもよいのではないでしょうか。

■まとめ

性別(男性・女性)・年齢階級別にみる悩みやストレスの原因からわかることで紹介した厚生労働省の平成13年 国民生活基礎調査の概況にある「性・年齢階級別にみた上位5位までの悩みやストレスの原因」によれば、35歳以降から「自分の健康・病気」が悩みの原因となっていくのですが、25~54歳の「働き盛り世代(プライムエイジ)」は、自身の健康状態を顧みずに仕事に打ち込んでいたり、治療費を節約しようと通院を控えたり、体調不良を自覚していながらも具体的に対処する傾向は低いようです。

病気やけがをしないことが最も大事ですが、いつ起こるかわからないのが病気やケガの悩ましいところです。

病気やけがをした際の不安を一つでもなくすためにも、1.生活習慣を見直して健康的なライフスタイルを意識する、2.病気・ケガをするに前に余裕をもって健康できる間にお金の悩みを解消できるプランを前もって検討してする、とよいのではないでしょうか?

最近の傾向を見ると、保険会社は、保険加入者に対してのサービスや今後ユーザーの健康状態や生活習慣改善の取組みを考慮した保険料が設計される「パーソナル保険」の開発を目指しているようです。

AIの研究によって医療ビッグデータの高度な解析を目指したり、将来病気にかかるリスクや予後の状況を予測するモデルの構築を行なったり、これまでのデータから介護や高額な医療費を必要とする病気ににつながりやすい要因を解析することによって病気予防につながる情報提供や新商品・サービスの開発が行なわれ始めています。

また、保険とIOTを融合した健康増進サービスの開発に注目!|ウェアラブルデバイスをつけて毎日運動する人は生命保険・医療保険の保険料が安くなる!?によれば、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社はFitbitを導入し、健康と運動データとの関係を分析する取り組みを行い、今後の新しい保険商品の開発を検討しているそうです。

「あるく保険」|健康増進活動に応じて保険料をキャッシュバックする業界初の商品|東京海上日動あんしん生命保険によれば、東京海上日動あんしん生命保険株式会社(あんしん生命)はNTTドコモと共同で、保険加入者にウェアラブルデバイスを貸与し、アプリで計測された健康増進活動に応じて保険料の一部をキャッシュバックする商品「あるく保険(新医療総合保険 健康増進特約付加)」を開発しました。

今後、ウェアラブルデバイスから得られるデータにより、運動をする機会が多い人が病気になるリスクが低いということがわかったとするならば、そのデータに基づいた新しい保険商品(例:ウェアラブルデバイスをつけて、毎日運動をしている人は保険料が安くなる)の開発が検討されていくでしょう。

つまり、健康的なライフスタイルを意識することが自身の健康を守ると同時に、保険料もお得になるのです。

また、早めに検討することは金融や保険に関して学ぶ良い機会になると思います。

「平成28年度 生活保障に関する調査(速報版)」

(2016/9/20、生命保険文化センター)

今回調査では、自分自身の金融や保険に関する知識がどの程度かを尋ねたが、「詳しい」の割合は、「金融に関する知識」で9.3%、「保険に関する知識」で9.2%となっており、いずれの知識についても「詳しくない」が7割強となっている。

金融・保険に関するいずれの知識についても「詳しくない」と答えた人が7割強となっています。

働き盛り世代にとっては、金融・保険に関する知識を若いうちから身につけていくことが自分の身を守る手段となるので、少しずつ勉強していきましょう。







【参考リンク】
続きを読む 働き盛り世代こそ健康的なライフスタイルを意識して、病気になる前にお金の備え(入院保険・医療保険)をしておこう!

食後の血糖値を下げAGEをためない3つの方法|「AGE」が血管・骨・肌・内臓を早く老化させる原因!|AGE年齢【たけしの家庭の医学】

2012年5月29日放送のたけしのみんなの家庭の医学は「血管・骨・肌・内臓を早く老化させる犯人が判明!全身の老化を徹底予防SP」でした。




【目次】

■老け顔の人は早死する危険性が高い

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by Uwe Hermann(画像:Creative Commons)

南デンマーク大学クリステンセン教授が論文で発表したことによれば、913組の双子を調べたところ、老けて見えた人の方が7年後の死亡率(女性の場合)が1.9倍高いことが判明したそうです。

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■見た目の老化5つのポイント

皮膚老化研究の第一人者市橋正光神戸大学名誉教授によれば、見た目の老化を決める医学的な5つのポイントがあるそうです。

  1. 目尻のしわ
  2. 下まぶたのしわ
  3. ほうれい線
  4. 口元のたるみ
  5. 顔全体が落ちる

番組の実験で柔軟性年齢と血管年齢を調べたところ、見た目が老けている人ほど体の中まで老化が進んでいるという結果がでました。

→ 目の下のたるみをなくす方法|目の下のたるみの原因 について詳しくはこちら

■なぜ老け顔の人は、見た目だけでなく体の中まで老化が進んでしまっているのか?

山岸昌一久留米大学医学部教授によれば

「身体の中に老化物質AGEが溜まっているから」

なのだそうです。

■AGEとは何?

老け顔もAGEが原因の一つだと考えられているそうです。

正常な皮膚の弾力繊維にAGEがたまると、変形して弾力性を失ってしまい、シワが出来たり、皮下脂肪の重みに耐えられずたるみが出来てしまうようです。

つまり、老け顔こそ、身体の中にAGEが溜まっていることのサイン。

■なぜAGEが体にたまるのか?

コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしているたんぱく質です。

若いコラーゲンは弾力があり、皮膚にもハリが出て、血管や骨もしなやかさを保ちます。

しかし、コラーゲンに糖分がくっつくと、AGEに変化します。

例えば、血管の壁を覆うコラーゲンに糖分がくっつくと、しなやかだった血管壁が硬くなってしまいます。

これが、動脈硬化です。

動脈硬化が進行すると、脳梗塞や心筋梗塞を起こす恐れがあります。

■AGE年齢

体のほんとうの年齢を「AGE年齢」と呼びます。

AGE年齢が高くなる要因

1.血糖値が高い

食事をすると血液中に糖分が増加し、エネルギーとして使われます。

しかし、食べ過ぎで糖分が余ってしまうと、たんぱく質とくっついてAGEになります。

血糖値が高い人は、大量のAGEを作っているということになります。

2.AGEを多く含む食品を食べる

ポイントは、AGEは調理法によって量が大きく変わってしまうということ。

AGEが多くなる要因は、「温度」と「油」。

高温になると、タンパク質と糖分が結合しやすく、AGEとなる。

また調理時間が長いものほど熱が加わり、AGEが形成しやすい。

■食後の血糖値を下げAGEをためない3つの方法
  1. 一日一食はAGEが低い調理法を選ぶ
  2. 野菜から先に食べる
  3. 食後すぐに10分ほど体を動かす

→ 糖化 について詳しくはこちら

【関連記事】







40~50代の頑張りすぎる女性は更年期症状などの体調不良の自覚率が高い!自分でできるケアのやり方!

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【目次】

■40~50代の頑張りすぎる女性は更年期症状などの体調不良の自覚率が高い!

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by Aimee Heart(画像:Creative Commons)

~更年期世代女性の体調変化と心理状態に関する調査レポート~ 40~50代女性は、がんばりすぎの「がむしゃら世代」 「体調不良時には我慢してやりすごす」が4割以上 無理することが習慣化!?

(2017/3/27、読売新聞プレスリリース)

ここ5年での身体や体調の変化について聞いたところ、「体調変化を非常に感じている」と回答したがむしゃら女性は全体の54.0%。それに対し、がむしゃらだと言われた経験がない女性(=非がむしゃら女性)は39.4%で、がむしゃら女性のほうが1.3倍多い結果に。具体的な体調変化についても、がむしゃら女性のほうが、非がむしゃら女性と比較し、自身の体調変化を実感し、またその体調変化に対してストレスを抱いていることがわかりました。

「ホルモンケア推進プロジェクト」が40~50代の女性333名を対象に行なった「更年期世代女性の体調変化と心理状態」調査によれば、ここ5年で、身体や体調の変化を感じていると答えたのは77.6%で、がむしゃらだと言われた経験がある女性の方がそうでない女性に比べて、体調不良の自覚率が高いという結果が出たそうです。

どのような症状にストレスを感じているのでしょうか?

実感している体調変化のうち、ストレスを抱いている症状は?

参考画像:~更年期世代女性の体調変化と心理状態に関する調査レポート~ 40~50代女性は、がんばりすぎの「がむしゃら世代」 「体調不良時には我慢してやりすごす」が4割以上 無理することが習慣化!?(2017/3/27、読売新聞プレスリリース)

周囲からがむしゃらだといわれる女性の方が、そうでない女性に比べて、「シワ・たるみが増えた」を除いて、「疲れやすくなった、体力が落ちた」「痩せにくくなった」「イライラしやすくなった」「以前はできていたことができなくなった」「眠りにくくなった」の項目で上回っていることが分かりました。

周囲からがむしゃらだといわれる女性は不調に対してどのような対処を行なっているのでしょうか?

不調を感じているときの対処法は?

参考画像:~更年期世代女性の体調変化と心理状態に関する調査レポート~ 40~50代女性は、がんばりすぎの「がむしゃら世代」 「体調不良時には我慢してやりすごす」が4割以上 無理することが習慣化!?(2017/3/27、読売新聞プレスリリース)

「安静もしくは休養する」(56.2%)、「我慢してやりすごす」(41.5%)といった対処法をする女性が多く、「病院に行く」(26.8%)、「薬局に行く」(18.8%)といった具体的に対処する傾向は低いという結果が出ています。

日本の女性は更年期症状やPMSなどの女性特有の症状に対しての自覚率が低いによれば、日本の女性はアメリカの女性と比較すると、女性特有の症状に対する関心が低く、そうした症状に対する行動(婦人科を受診するなど)をしない傾向にありましたが、今回のアンケート調査はその結果を裏付けるものとなっています。




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■更年期症状にどんな対処をしたらいいの?

40~50代の女性はどのような対処をした方がよいのでしょうか?

産婦人科医の吉野一枝先生は更年期症状の治療法や毎日のセルフケアとして次のようなアドバイスをしています。

●漢方・ホルモン剤(低用量ピル、ホルモン補充療法)、精神安定剤、自律神経用剤など

●十分な睡眠

●適度な運動

→ 寝る前のストレッチ&ヨガは、女性の「更年期症状」と「抑うつ」を改善する効果がある!おすすめのやり方 について詳しくはこちら

●ストレスマネジメント

更年期の症状には、女性ホルモンの低下以外に、心因的ストレス(夫婦関係、育児、仕事、介護など)も関係しています。

●体の不調を相談できる「かかりつけ医(ホームドクター)」を見つけること

●バランスの取れた食事・サプリメント摂取

サプリメントの一例としては、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンを活性させる「エクオール」などがあります。

→ エクオール(EQUOL サプリ)が更年期(更年期障害)症状の軽減に役立つ について詳しくはこちら







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プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人2型糖尿病患者の腸内フローラを変化させ、慢性炎症の原因となる腸内細菌の血液中への移行を抑制|腸管バリア機能強化による慢性炎症抑制の可能性|順天堂大学

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■プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人2型糖尿病患者の腸内フローラを変化させ、慢性炎症の原因となる腸内細菌の血液中への移行を抑制|腸管バリア機能強化による慢性炎症抑制の可能性|順天堂大学

プロバイオティクス投与後の血液中への細菌の移行
プロバイオティクス飲料の摂取16週後において、摂取群では血液中の腸内細菌数は減少した。

参考画像:プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人2型糖尿病患者にもたらす効果~ 腸管バリア機能強化による慢性炎症の抑制の可能性 ~(2017/10/20、順天堂大学プレスリリース)|スクリーンショット

プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人2型糖尿病患者にもたらす効果~ 腸管バリア機能強化による慢性炎症の抑制の可能性 ~

(2017/10/20、順天堂大学プレスリリース)

日本人2型糖尿病患者におけるプロバイオティクス飲料の継続摂取により、
・摂取群では便中の総ラクトバチルス属菌が増加し、腸内の善玉菌も増加した。
・摂取群では血中の細菌数が減り、血中への腸内細菌の移行を抑制することができた。
・腸管バリア機能を強化することで慢性炎症を抑制する可能性を提示した。

順天堂大学大学院医学研究科・代謝内分泌内科学の金澤昭雄 准教授、佐藤淳子 准教授、綿田裕孝 教授、プロバイオティクス研究講座の山城雄一郎 特任教授らの研究グループは、ヤクルトとの共同研究の成果として、プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人2型糖尿病患者の腸内フローラを変化させ、慢性炎症の原因となる腸内細菌の血液中への移行を抑制することを明らかにしたそうです。

以前取り上げた、肥満になっても腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい!?|慶大によれば、高脂肪食の過剰摂取による大腸の慢性炎症がインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の発症につながるという新たな糖尿病発症メカニズムを解明し、「肥満になっても、腸管で炎症が起こらないと糖尿病になりにくい」ことを示すものであり、将来的には腸の炎症を抑えることによって糖尿病の発症を防ぐ薬の開発が期待されると紹介しました。

今回の研究によれば、2型糖尿病患者がプロバイオティクス飲料を継続摂取をすることによって、慢性炎症の原因となる腸内細菌の移行を抑制し、腸管バリア機能(腸管上皮細胞がもつ腸内細菌の侵入を防ぐバリア機能)を強化することで慢性炎症を抑制する可能性を示しました。

■背景

日本人2型糖尿病患者では、腸内フローラのバランスが乱れていること、さらに腸内フローラの乱れから腸管バリア機能*2が低下することにより腸内細菌が血流中へ移行しやすいバクテリアルトランスロケーション(BT: Bacterial Translocation)*3が起こっていることを研究グループは明らかにしてきました(注1)。
2型糖尿病では、病態の一つであるインスリンが作用する臓器の慢性炎症が問題となっており、これには腸内フローラの乱れや腸内から血液中に移行した腸内細菌がリスクとなります。そのため、腸内フローラを適切に維持し、血液中への細菌の移行を抑えることが慢性炎症の予防には必要です。

ポイントをまとめてみたいと思います。

●日本人の2型糖尿病患者では、腸内フローラのバランスが乱れている

●腸内フローラの乱れから腸管バリア機能が低下することによって、腸内細菌が血流中へ移行しやすいバクテリアルトランスロケーション(BT: Bacterial Translocation)が起こっている

バクテリアルトランスロケーション(BT: Bacterial Translocation)とはどういうものなのでしょうか?

バクテリアルトランスロケーション(BT:Bacterial Translocation)

腸管粘膜を介して生きた腸内細菌が腸管内から粘膜固有層、さらには腸管リンパ節や他の臓器に移行し感染を引き起こすことをバクテリアルトランスロケーション(BT)と呼んでいます。BTを引き起こす主な原因としては、1) 腸管内における細菌の異常増殖、2) 腸管バリア機能の障害、 3) 侵襲してくる細菌に対する生体防御機構の破綻と考えられています。

●2型糖尿病ではインスリンが作用する臓器の慢性炎症が問題となっている

こうした背景から、腸内フローラのバランスを整えることがわかっているプロバイオティクス飲料を摂取することによって、2型糖尿病患者の腸内フローラのバランスがどうなるか、そして腸内細菌の血液中への移行にどのように及ぼすのか、について研究したのが今回の研究です。

■まとめ

2型糖尿病患者がプロバイオティクス飲料を継続摂取をすることによって、慢性炎症の原因となる腸内細菌の移行を抑制し、腸管バリア機能を強化することで慢性炎症を抑制する可能性が示されました。

今後、腸管バリア機能の強化による慢性炎症抑制をターゲットにした糖尿病の新薬開発が期待されます。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら







【参考リンク】
続きを読む プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人2型糖尿病患者の腸内フローラを変化させ、慢性炎症の原因となる腸内細菌の血液中への移行を抑制|腸管バリア機能強化による慢性炎症抑制の可能性|順天堂大学

飛蚊症になりやすくなる原因は「老化」と「近視」!|#この差って何ですか

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2016年8月7日放送の「この差って何ですか?」では「飛蚊症になりやすい人となりいにくい人の差」について取り上げました。

解説:湯川聡先生(品川近視クリニック副院長)




【目次】

■飛蚊症とは

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by Mark Wilkie(画像:Creative Commons)

「飛蚊症(ひぶんしょう)」とは、明るい所(白い壁、青空)などを見つめたとき、目の前に黒い点や虫、糸くず、アメーバなどの『浮遊物』が飛んでいるように見える症状のことをいいます。

飛蚊症の原因は主に2つあり、一つは老化、もう一つは近視なのだそうです。

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■飛蚊症の原因1.老化

60歳以上の3人に1人が飛蚊症なのだそうです。

目の構造と働き(視覚機能)・目の見える仕組みによれば、目の中には、「硝子体(しょうしたい)」という、水晶体と網膜の間にあり、眼球の大部分を占める無色透明でゼリー状の組織があります。

硝子体の働きは、光や目の中の代謝物の通り道であり、眼球の内圧および形状を保つ働きがあります。

年をとると、この「硝子体」が濁りを生じてきて、この濁りが目の中に光が入った時に影となり、黒い点や虫、糸くずのようなものが飛んでいるように見えます。

■飛蚊症の原因2.近視

飛蚊症になりやすくなる原因は「老化」と「近視」!|この差って何ですか
飛蚊症になりやすくなる原因は「老化」と「近視」!|この差って何ですか

参考画像:この差って何ですか?(TBS系)|スクリーンショット

健康な人の目の眼球はほぼ丸なのですが、近視の人の目の眼球は楕円形(硝子体の奥行が近視でない人と比べて伸びている形)になっているそうです。

緑内障になりやすい人、なりにくい人の差は近視|この差って何ですか?によれば、近視の人の目は眼球が歪んでおり、正常の眼球が23mmであるのに対し、近視の眼球は最大28mmになっているそうです。

硝子体の奥行が伸びたことで、硝子体が部分的に網膜から引っ張られる力が強くなり、引っ張られる力が強い部分が網膜から離れてしまい、接着していた部分がシワとなり、そのシワに外から入ってくる光が入ってくることで影が出来てしまいます。

これが飛蚊症の症状を起こす原因となっています。

→ 近視とは|強度近視・仮性近視 について詳しくはこちら




■飛蚊症の治療

飛蚊症の治療には、レーザー治療が行われます。

レーザーで濁っている部分を分散し、症状を軽くすることができるそうです。

ただ、レーザー治療は保険外のため、海外で行うと100万ほどかかるそうです。

日本では15万円くらいで治療してもらえる病院もあるそうです。

■飛蚊症に似た症状を持つ病気

飛蚊症の症状に似た症状を持つ病気もあります。

影が透明だったり薄かったり小さければ問題はないそうですが、次のような症状が出た場合には注意が必要なのだそうです。

  • 影が濃い
  • 今までよりも数が増えた
  • 視野が欠ける

影が濃い場合には、眼底出血や網膜剥離の可能性があるので、病院で診てもらいましょう。

→ 飛蚊症とは|飛蚊症の原因・症状・治し方・見え方 について詳しくはこちら







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