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アメリカの子供は塩分摂り過ぎ、摂取目安の2倍以上

Урок хороших манер

by Lotzman Katzman(画像:Creative Commons)




米国の子供は塩分過多、摂取目安の2倍以上

(2012/9/19、AFPBB)

米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)が米国内の8歳~18歳の子ども6235人の食生活について行った調査によると、1日当たりの平均ナトリウム摂取量は3387ミリグラムで、医師らが目安とする1500ミリグラムの2倍以上だった。これは大人の標準摂取量とほぼ同じだ。

米疾病対策センター(CDC)による調査によれば、アメリカの子供は摂取目安の2倍の塩分(大人の標準摂取量とほぼ同じ)をとっていることがわかったそうです。

調査では、子供たちが摂取する塩分の4分の3は加工食品やファストフード由来だったという。

アメリカ人の90%、塩分摂り過ぎ=米CDC調査という記事によれば、アメリカ人の90%が塩分を摂り過ぎているそうで、塩分の摂取量は1日約34gで、その多くをピザやクッキーなどから摂っていたそうです。

塩分の過剰摂取は高血圧を引き起こし、心臓疾患や脳卒中などのリスクを高める。

これらの病気はかつては成人特有と考えられていたが、近年では子供の発症例が増加する傾向にある。

CDCは、太り過ぎや肥満の子供たちの高血圧リスクは特に高いと警鐘を鳴らす。

塩分は過剰に摂取しても汗をかいたりして排出できれば大丈夫なのだと思いますが、現代の子供は運動不足で塩分を排出できていないと思われますので、高血圧のリスクが高いと考えられます。

⇒ 高血圧|高血圧の症状・高血圧を防ぐ食事 についてはこちら。

■アメリカで推奨される塩分の摂取量

アメリカ人の90%、塩分摂り過ぎ=米CDC調査

2005年版の「米国人の食事に関する指針」では、ナトリウム摂取の推奨量を1日当たり2300ミリグラム未満と定めており、2010年版ではそれを1500ミリグラムにまで下げる案が検討されている。

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5つの生活習慣の実践でがんリスク4割低下

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by Osamu Kaneko(画像:Creative Commons)




<がん>五つの生活習慣の実践でリスク4割低下

(2012/3/5、毎日新聞)

90年代後半に45~74歳だった7万8548人(男性3万6964人、女性4万1584人)を06年まで追跡し、がんのリスクを下げると言われている五つの生活習慣とがんの発生率との関係を調べた。

その結果、禁煙▽節酒(1日日本酒1合以下を週6日以内)▽塩分控えめの食事(タラコ4分の1腹を月1回程度)▽活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)▽適正な体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)の五つの生活習慣のうち、二つを実践しているグループは、ゼロまたは一つだけ実践しているグループに比べ、がんのリスクが男女とも14%低下した。

さらに実践している生活習慣の数が多いほど、男女ともリスクが直線的に低下し、五つすべてを実践すると、男性で43%、女性で37%低下することが分かった。

禁煙・節酒・塩分控えめの食事・活発な活動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)・適正な体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)の5つの生活習慣を実践すると、がんのリスクが4割減少するそうです。

5つの習慣のうち、1つでも多く実践するほどリスクは減少していくそうです。

1.禁煙

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  • 喫煙者4割減を目標 厚労省案、がん対策の柱に

2.節酒

【関連記事】

日本人のためのがん予防法 – 国立がんセンター がん予防・検診研究センター

飲むなら、節度のある飲酒をする。

(日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウィスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度)

  • 1日1杯のアルコール、がんになるリスク高める可能性=研究

食道がんや胃がん大腸がん肝臓がん、前立腺がんの発症リスクが高くなるそうです。

3.塩分控えめの食事

【関連記事】

  • 塩分とりすぎが生活習慣病・がんに影響 厚労省8万人調査

4.運動(1日に男性でスポーツ1時間以上、女性で立ったり歩いたり3時間以上)

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日々の活発な身体運動

高齢者医療のスペシャリスト 新開省二先生

体をよく動かしていることが、食欲の増進、それに伴う十分な栄養の摂取につながっている。

それらがトータルとして、病気に対する抵抗力・防衛体力を高めている。

つまり、がんに対する抵抗力が高まっていると考えられる。

  • 長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしい
  • 運動すると乳がんリスクが低下-国立がん研究センター

5.適正体重(体格指数=BMI=が男性で21~27、女性で19~25)

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ダイエット炭酸飲料でも心臓発作リスクは増加|米研究

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by PROfrankieleon(画像:Creative Commons)




ダイエット炭酸飲料でも心臓発作リスクは増加、米研究

(2011/2/11、AFPBB)

ダイエット炭酸飲料は心臓発作や脳卒中リスクを通常より高めるとする研究結果が9日、ロサンゼルス(Los Angeles)で開催中の国際脳卒中学会議(International Stroke Conference)で発表された。

同時に、塩分の高い食品摂取も脳卒中リスクを高めることも明らかにされた。

国際脳卒中学会議で発表された研究結果によれば、毎日ダイエット炭酸飲料を飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、心臓発作や脳卒中などの血管性病気の発症リスクが61%高いことがわかったそうです。

ダイエット炭酸飲料に関する研究は、米ニューヨーク・マンハッタン(Manhattan)の住人2564人を対象に行われたもので、毎日ダイエット炭酸飲料を飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、血管性イベントの発症リスクが61%高かいことがわかった。

<中略>

研究の主著者、マイアミ大学ミラー医学部(University Of Miami Miller School Of Medicine)のハナ・ガーデナー(Hannah Gardener)氏は「今回の研究結果が今後の研究で裏付けられれば、ダイエット炭酸飲料が砂糖入り飲料の代替にはならないと言えるだろう」と述べた。

ダイエット炭酸飲料が砂糖入り飲料の代替品に期待されていたと思いますが、この研究によれば、期待はできなさそうです。

ということは、砂糖が血管性疾患のリスクを高めるものではなく、その他のものがそのリスクを高めていると考えられるのではないでしょうか。

また、今回の研究によれば、塩分の過剰摂取が脳卒中リスクを高めることもわかったそうです。

その結果、塩分の過剰摂取は、血栓が脳への血液の流れを阻害する虚血性脳梗塞のリスクの劇的な増加と関連があることが分かった。

研究によると、日常的に塩分4000ミリグラムほどを摂取する人は、1日当たりの摂取量が1500ミリグラム未満の人に比べ、心臓発作の発症リスクが倍増するという。

4000ミリグラムの塩分は、フライドポテトのLサイズ4個分に含まれる塩分に相当する量だ。

また、年齢や性別、人種、飲酒習慣、運動、血圧、心臓疾患の既往症などの諸条件を考慮しても、塩分の日摂取量が500ミリグラム増加するごとに脳卒中リスクは16%高まるという。

塩分の過剰摂取には気をつけたほうが良さそうです。







アメリカ人の90%、塩分(ナトリウム)摂り過ぎ=米CDC調査




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by Dubravko Sorić(画像:Creative Commons)

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米国人の90%、塩分摂り過ぎ=米政府調査

(2010/6/25、ロイター)

米疾病対策センター(CDC)の調査で、米国人の9割が塩分(ナトリウム)を摂り過ぎていることが分かった。

それによると、米国人のほとんどが政府当局による推奨量の倍以上となる1日3466ミリグラムのナトリウムを摂取。

超過分の大半をピザやクッキーなどから摂っていた。

CDCの調査によれば、アメリカ人の90%が塩分を摂り過ぎているそうです。

塩分の摂取量は1日約34gで、その多くをピザやクッキーなどから摂っていたそうです。

アメリカでは、最近塩分に関するニュースが多いように思います。

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米国では、高血圧や心疾患の一因にもなる塩が過剰に使われることも多く、塩分の75%─80%は加工食品から摂取されている。

米国人男性の1日あたりの平均摂取量は10.4グラムで、女性は7.3グラムとなっており、増加傾向にある。

この記事で紹介されている塩分摂取量と米疾病対策センター(CDC)の調査の塩分摂取量とには大きな違いがあるのですが、どちらの数字が正しいのでしょうか。(※同じロイターの記事です)

気になります。

 

ところで、アメリカでは、推奨される塩分の摂取量はどのくらいなのでしょうか。

2005年版の「米国人の食事に関する指針」では、ナトリウム摂取の推奨量を1日当たり2300ミリグラム未満と定めており、2010年版ではそれを1500ミリグラムにまで下げる案が検討されている。

アメリカで推奨されている塩分の摂取量は2005年版では、1日23g未満、そして2010年版では15gに下げる案が検討されているそうです。

日本人に推奨されている一日の塩分摂取量が1日10g未満よりもかなり多い数字ですね。

この違いはどのようにして起きているのか、気になるところです。

高血圧|高血圧の症状・高血圧を防ぐ食事 についてはこちら







【高血圧関連記事】

NYのレストランで「塩使用禁止法案」提出

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by Dubravko Sorić(画像:Creative Commons)

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NYのレストランで「塩使用禁止法案」提出

(2010/3/13、サーチナニュース)

Telegraghなどの海外ニュースサイトによると、ニューヨークのレストランで、塩を使って料理をすると店主に罰金1,000ドル(約90,000円)を科せるという法案が提出されたと報じている。

ニューヨークはすでに公共区域で全面禁煙が実施されている。

塩の禁止に関しては、レストラン関係者から反発の声が挙がっているという。

この法案を提出したのは、ニューヨーク市議のフェリックス・オルティス議員。オルティス議員によれば「塩を制限すれば、生活習慣病糖尿病高血圧・がんなど生活との関わりの強い病気)で死亡する人を、最大10万人減らすことが出来る」と語る。

ニューヨーカーの約150万人が高血圧に悩まされている。

この現状を打破したい考えだ。

マイケル・ブルームバーグ市長は「すでに公共区域での喫煙は禁止した。

レストランでは、メニューにカロリーの記載をするように義務付けている。

塩を制限すれば、高血圧に悩む人たちの救済になるはずだ」とオルティス議員の考えを支持。

さらに市長は、将来的に甘味の含まれた炭酸飲料にも、新しい税金を導入したいと考えているとのことだ。

今回の議会では、レストランの塩全面禁止法案は見送ることとなったそうですが、ニューヨークでは、市民の健康問題と医療費の増加による財政赤字を解消するために、様々な法案を提出しているようです。

・レストランなどの公共区域での全面禁煙

・レストランのメニューにカロリーを記載するように義務付け

・炭酸飲料税

・レストランでの塩使用禁止