「心臓病」タグアーカイブ

「怒り」が死につながる可能性| 怒りによって心拍リズムの異常を引き起こす可能性がある!?|米エール大研究

Angry Young Man

by Arne Hjorth Johansen(画像:Creative Commons)




「怒り」が死につながる可能性=米研究

(2009/2/24、ロイター)

米国の研究チームは23日、怒りなどの激しい感情が、一部の人々にとって死につながるケースもある心拍リズムの異常を引き起こす可能性があると発表した。

コネティカット州にあるエール大のレイチェル・ランパート博士率いるチームが心臓病患者62人を対象に研究を行い、心臓病に関する米専門誌「Journal of the American College of Cardiology」にその結果が掲載された。

「怒り」が死につながる可能性があるようです。

怒りによって、心拍リズムに乱れが生じることによって、心臓に負担をかけていることが考えられます。

ただし、怒りを我慢することも体には良くないようです。

長生きするなら我慢よりキレたほうがいい!?|怒りを我慢すると心臓発作や心臓病で死亡するリスクが高まるで紹介したスウェーデンでの研究によれば、怒りを我慢する人とそうでない人とを、心臓発作や心臓病で死亡するリスクで比較すると、怒りを我慢する人はリスクが2から5倍高くなるそうです。

怒らないようにする方法を見つけられるといいですね。







P.S.

他人への「敵対心」や「意地の悪い感情」で脳卒中リスクが2倍になる!?によれば、怒りの感情は脳卒中を増加させるリスクとの関連性は存在しなかったそうです。

2018年までに公共施設を全面禁煙にする計画がスタート|北京市

Beijing

by Akuppa John Wigham(画像:Creative Commons)




2018年までに公共施設を全面禁煙―北京市

(2009/8/7、レコードチャイナ)

2009年8月6日、北京日報によると、北京市で2018年までに公共施設での喫煙を全面的に禁止する内容を含む計画がこのほど始動した。

北京市では、2018年までに公共施設での喫煙を全面的に禁止することなどを含む全市民の平均寿命を81歳まで延ばすことを目標に掲げた「健康北京人―全市民健康促進10年行動計画(2009~18)」がスタートしたそうです。

その内容としては、市内の公共施設における喫煙を全面的に禁止することや市全体での食事の減塩やラジオ体操の推奨、公共スポーツ施設を高齢者や小中学生に開放するなどといったことを行なっていくそうです。

食生活の変化や高齢化が進んだことで、高血圧や糖尿病などが増え、心臓病、脳梗塞、悪性腫瘍が死因のトップ3を占めている。

北京市では肥満や喫煙、不健康な食生活が全国的に見てもいずれも高い割合にあり、生活習慣を是正することを目的に、食生活の改善や禁煙、スポーツの推奨、歯や視力の保護、健康知識の周知がはかられるという。

健康的なイメージがあった中国では、食生活の変化や運動不足、喫煙などによって、高血圧糖尿病などの生活習慣病が増加しているそうです。







アメリカ人の肥満傾向は拡大|2030年までに米国の医療費の6分の1が、肥満関連の疾病に費やされるおそれがある




Tossing beads

by Valerie Everett(画像:Creative Commons)

米国人の肥満傾向は拡大、「だがまだ希望はある」 米報告書

(2009/7/4、AFPBB)

米国人のウエストは08年もその太さを増し、糖尿病罹患率の上昇傾向も続いていることが、1日発表された報告書で明らかになった。

アメリカ人の肥満傾向はさらに拡大しており、糖尿病になる人も増えているようです。

体重を身長の2乗で割ったBMI指数(Body Mass Index)で30超える人は肥満とされ、高血圧や糖尿病、心臓病のリスクが高まることが知られている。

報告書は2030年までに米国の医療費の6分の1が、肥満関連の疾病に費やされるおそれがあるとしている。

アメリカ国民の健康のためにも、そしてアメリカの医療費を抑制するためにも、肥満対策が重要なようです。

そして、記事の中では、肥満と貧困について興味深い記述がありました。

最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ(Mississippi)州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。

同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。

もしかすると、この結果は、よりよい食事の選択ができないということを示しているのかもしれません。

食習慣を含めた生活習慣を改善することと貧困対策が肥満・生活習慣病対策にとって重要といえるようです。







5つの先天性心臓病持つ男児、生体肝移植成功|慶応大病院




5つの先天性心臓病持つ男児、生体肝移植成功…慶応大病院

(2009/5/29、読売新聞)

五つの先天性心臓病のほか、重い肝臓病の胆道閉鎖症を患う生後8か月の埼玉県の男児が、母親を提供者とした生体肝移植手術を慶応大病院(東京・信濃町)で受けて成功、29日、無事退院した。

五つの先天性心臓病のほか、重い肝臓病の胆道閉鎖症を患う生後8か月の男児が、生体肝移植手術を慶応大病院で受けて成功したそうです。

5つの心臓病に加えて、肝臓の病気まで抱えていたなんて、大変だったことでしょう。

記事によれば、生体肝移植は成功し、現在は順調に回復しているそうです。

重い心臓病を複数抱えての生体肝移植の成功は世界でも報告がないという。

医師の治療チームも素晴らしかったのでしょうね。

【関連リンク】







40代のEDの男性は、10年以内に心臓発作などの心臓病を起こすリスクが50倍以上に増加

Best Suited

by Johnny Silvercloud(画像:Creative Commons)




男性の「子作り分岐点」は40歳? 40代のEDには、“知られざる”リスクも

(2009/3/19、ダイヤモンド・オンライン)

40代のEDは、他のリスク要因の有無に関係なく単独で、将来の心臓病を予言すると、先月、米国のメイヨクリニックの研究チームが報告しています。

40代のEDの男性は、10年以内に心臓発作などの心臓病をおこすリスクが50倍以上(!)と劇的に増加することがわかったのです。

記事によれば、40代のEDの男性は、10年以内に心臓発作などの心臓病を起こすリスクが50倍以上に増加するそうです。

ED(勃起障害)と心臓病にどのような関連性があるのでしょうか。

EDは、ストレスや加齢による男性ホルモンレベルの低下の他に、心筋梗塞などの心臓病と同様に、陰茎に血液を供給する血管に動脈硬化症が発症して血流が阻害されたために、陰茎に十分な血液が供給されないことも原因となると考えられています。

陰茎の小さい血管は、心臓へ血液を供給する大きい動脈よりも、リスク要因の影響を受けやすいのかもしれません、そのために、「EDが心臓病の前兆である可能性がある」と、この研究者は説明しています。

EDの原因の中にも、生活習慣病である動脈硬化が原因でおこるものもあり、動脈硬化によって、十分に血液を供給することができなくなっている可能性もあるようです。

つまり、EDが動脈硬化の可能性を示し、さらには、心臓病の前兆であることを知らせている可能性があるようなのです。

記事の中では、40代の男性がEDを発症した場合について以下のようにアドバイスしています。

40代の男性がEDを発症した場合には、禁煙や運動習慣、食事などの生活習慣を改善すること、さらに血圧や血糖値などの心臓病のリスク要因をこまめにチェックすることを忘れてはいけません。

もちろん、通院による治療も重要です。

心臓病などにならないためにも、禁煙や運動習慣、食事などの生活習慣を改善するようにしましょう。







【関連記事】