> 健康・美容チェック > 花粉症の症状 > なぜ花粉症になると「咳(せき)」が出るの?その原因|花粉症の症状
花粉症になると、「咳が止まらない」「咳がひどい」という症状で悩まされる方が多くいると思いますが、なぜ花粉症になると、咳が出るのでしょうか?
【目次】
■どうして花粉症になると「咳」が出るの?
by ella(画像:Creative Commons)
花粉症の症状として咳が出る理由としてはいくつか挙げられます。
1.のどの粘膜についた異物である花粉を取り除こうとしているため
喉頭症状には、のどの異常感、かゆみなどが挙げられますが、実は、これらはアレルゲンである花粉がのどの粘膜に付くことで炎症となってしまう場合があります。
2.鼻づまりによって、鼻呼吸から口呼吸になることで、のどが乾燥してしまうため
花粉の時期には、「のどの乾燥」に悩む人も多いと思いますが、これは鼻づまりの影響で呼吸が鼻呼吸から口呼吸になって、のどが乾燥してしまい、咳の原因となることが考えられます。
3.花粉症治療薬の副作用で唾液の分泌が減少してしまうため
花粉症の治療のための抗アレルギー薬は、神経信号を伝達するために神経細胞が放出する化学伝達物質であるアセチルコリンの作用を遮断する副作用を起こし、だ液の分泌を減少させてしまいます。
唾液には殺菌作用や抗菌作用がありますが、この唾液の分泌が減ると乾燥することで、ウイルスや細菌からブロックする機能を持つのどや鼻の粘膜の「線毛(せんもう)」が機能を果たさなくなり、インフルエンザや風邪など、細菌・ウイルスに感染しやすくなります。
■のどを潤し、乾燥を防ぐ方法
のどを潤し、乾燥を防ぐ方法についてまとめてみました。
- マスクをする
- 湯気を吸い込む
- 空気清浄機・加湿器を使う
- こまめにのど飴を摂取する
- できるだけ窓を閉める
- 花粉の飛散が多い時刻や多い日には外出を控える
- 外出の際はマスク・メガネを使用
- 帰宅後は洗顔・うがいをする
花粉症にならないためにも、花粉症の症状がひどくならないためにも、ぜひ対策を行ってください。
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