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オープンカー(convertible)の運転、騒音性難聴のリスクも=英調査




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by Eduardo Merille(画像:Creative Commons)

オープンカーの運転、騒音性難聴のリスクも=英調査

(2009/10/8、ロイター)

英国の研究者らによると、オープンカーを長時間運転することで聴覚にダメージを受ける可能性があるという。

オープンカー(convertible)の運転時の騒音で難聴になるリスクがあるそうです。 

英ウースターシャー・ロイヤル病院の医師らによる研究チームは、7種類のオープンカーを使い、時速50キロ、60キロ、70キロで走行したときの騒音レベルを測定。

その結果、それぞれのスピードで、ドライバーが常に88─90デシベルの騒音にさらされていることが分かった。車種間で大きな差はみられなかったという。

同病院の耳鼻咽喉科のフィリップ・マイケル医師は「長時間もしくは繰り返し85デシベル以上の音にさらされることは、永続的な難聴の原因になると考えられている」と指摘。

今回の調査で、オープンカーの運転手に騒音性難聴のリスクがあることが示されたと述べた。

長時間約85ヘルツの騒音にさらされることは、難聴になるリスクがあるそうです。

オープンカーで長時間車になる人は、気をつけましょう。







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めまいや耳鳴り、難聴などを起こす「メニエール病」の原因を解明|大阪市大グループ

Ear

by Travis Isaacs(画像:Creative Commons)




<メニエール病>「原因を解明」…大阪市大グループ

(2009/12/20、毎日新聞)

めまいや耳鳴り、難聴などを起こすメニエール病について、耳の内部にある球形嚢(きゅうけいのう)と呼ばれる器官内で、微小な炭酸カルシウムの石(耳石、じせき)がはがれ落ちて内リンパ液の通り道をふさいだ結果、内耳が内リンパ水腫(水ぶくれ)になって発症するという説を、大阪市立大大学院医学研究科の山根英雄教授=耳鼻咽喉(いんこう)病態学=らのグループがまとめた。

メニエール病患者の内耳に水ぶくれが生じていることは分かっていたが、水ぶくれの原因は不明だった。

大阪市大の山根英雄教授らのグループによれば、めまいや耳鳴り、難聴などを起こすメニエール病について、耳の内部にある球形嚢と呼ばれる器官内で、微小な炭酸カルシウムの石(耳石)がはがれ落ちて内リンパ液の通り道をふさいだ結果、内耳が内リンパ水腫(水ぶくれ)になって発症するという説を発表しました。

メニエール病、原因は「耳石片」?

(2009/10/26、 読売新聞)

患者8人で、袋の真下にある直径0・1ミリほどの管に耳石からはがれた小片がたまっている様子が確認できた。他の個所が詰まっているとみられる患者4人に病変はなかった。

耳石から小片がはがれ、液が流れる管を詰まっている様子を確認したそうです。

山根教授は、メニエール病患者の内耳では、結合管の詰まりで蝸牛(かぎゅう)が内リンパ水腫になって聴覚障害を起こしたり、球形嚢の機能不全で平衡感覚が乱れると推定している。

メニエール病に悩んでいる人も多いと思いますので、今回の研究結果が治療法に役立つといいですね。







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メニエール病に新治療法 有酸素運動が効果的

メニエール病に新しい治療法があるという記事をご紹介します。

メニエール病は、めまいや難聴に悩まされる難病で、これまではその症状を和らげるなどが治療法しかなかったようです。

しかし、今回の記事によると、メニエール病の新しい治療法が発表され、注目を集めているそうです。




■メニエール病に新治療法 有酸素運動が効果的

Yoga

by distelfliege(画像:Creative Commons)

メニエール病に新治療法 有酸素運動で聴力回復した

(2008/12/26、中日新聞)

同病は、回転するようなめまいや難聴、耳鳴り、耳の閉塞(へいそく)感がひどくなる場合が多く、つらい病気だ。

内耳の内リンパ液が過剰になって内リンパ水腫になることで起こると考えられている。

メニエール病はめまいや耳鳴り、難聴などの症状があるつらい病気で、その原因の一つにストレスがあげられています。

従来の治療法は、内耳の水分を減らす利尿剤やステロイド剤などの使用、手術で、各地の耳鼻咽喉(いんこう)科で受けられる。

ただ、こうした治療法は症状を和らげても根本的な治癒は難しいとされている。

男性も投薬を受け、めまいは軽くなったが、難聴、耳鳴りは悪化したという。

従来の治療法では、メニエール病の症状が和らいでも治癒は難しいのが現状でした。

しかし、この記事に紹介されている医師は、新たな治療法を考えたそうです。

高橋医師は、ストレスの原因を探り、発散を兼ねて有酸素運動を指導した。

すると聴力レベルは七カ月で回復。

体調不良で一カ月近く運動を休むと一時悪化したが、運動を再開すると四カ月で回復した。

ほかの症状も改善した。

その後はジム通いを週二回に減らしたが、症状は悪化していない。

この記事に紹介されている医師によると、メニエール病には有酸素運動が有効で、改善した理由を内耳血流の改善が影響していると話しています。

めまいや耳鳴り、難聴などの症状がある人は、メニエール病の可能性があるので、一度耳鼻咽喉科を受診してみましょう。







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iPod/MP3ユーザーの10人に1人が将来難聴に!? 専門家が若者らに警告。

Coffee Music

by Georgie Pauwels(画像:Creative Commons)




iPod/MP3ユーザーの10人に1人が将来難聴に!? 専門家が若者らに警告。 

(2008/10/16、Techinsight Japan)

ボリュームは高めで慣れており、かつ長時間。これが耳に悪いことは誰でも分かっている。しかしそこに、「一定以上のボリュームで1日1時間以上、それが5年以上続いているという、全ユーザーの約10%に相当する若者は、将来的に難聴になる」という具体的な数値が示された。

発表したのは、EUヨーロッパ連合の健康科学調査委員会で、プレーヤーのボリュームと難聴発症数は確実に比例するという研究結果のためである。

iPod MP3プレーヤーで音楽や英会話などを聴いている人も多いと思いますが、EUヨーロッパ連合の健康科学調査委員会によれば、プレーヤーのボリュームと難聴発症数は比例するという研究結果が出たそうで、つまり、長時間ボリューム高めの人は難聴になる可能性があるそうです。

あまりボリュームを上げないように気をつけましょう。