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長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしい

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by We have moved! Please visit /highwaysengland(画像:Creative Commons)




■長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしい

長年のデスクワークとがんの関連性

(2011/6/21、WSJ)

デスクワークを続けると、心臓病などの慢性的な病気にかかりやすいと長い間考えられてきたが、アメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワークは大腸がんのリスクを増加させる可能性があるという。

ここで言うデスクワークとは、長時間イスにすわったままであるなど、エネルギー消費が非常に低い活動を指す。

デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は、大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしい

(2011/1/18、ロケットニュース24)

長時間イスに座らないことも大切だが、イスやソファに座っているときは何度か適度に休憩をとることがとても大切らしい。

たとえ1回に1分でもいいから、ちょっとした気分転換のための休憩をとることは、心臓やウェストのためには良く、しかも休憩の回数は多ければ多いほど良いそうだ。

この記事で紹介されている研究によれば、長時間椅子に座るということは、健康にとって悪い行動であるということがはっきりしたそうです。

ヒーリー博士のこの研究結果は、特にオフィス内で大きな意味がありそうだ。

「定期的に休憩をとることは、比較的に簡単に職場環境に導入することができますし、しかも作業の生産性を決して損ねることはないでしょう」と、ヒーリー博士は言っている。

ヒーリー博士が提案する具体的なアドバイスとしては、

・電話の時は、席を立つこと
・同僚には電話やメールではなくて、会いに行って用件を伝えること
・会議は立ったまま行うこと
・違う階のトイレに行くこと
・ゴミ箱やプリンタなどを一ヶ所にあつめ、そしてそこまで歩くようにすること
・エレベータのかわりに、階段を使うこと

こまめに席をたつ必要があるオフィス環境を作ることが、会社側にとって必要な時代になってきているようですね。

 

座っていると健康を損なう―こまめに休憩を取ったほうがいいはっきりとした理由

たとえ君が毎朝ランニングをしていても、ジムの常連でも、そんなことは関係ない。

もし一日の残りの時間のほとんどの時間を車内やオフィスのイスや自宅のソファの上で過ごしているとしたら、君は君自身を肥満や糖尿病や心臓病や様々なガン、そして短い寿命のリスクにさらしていることになるんだ。

ま、別の言葉で言うなら、いくら必死に運動していたとしても長時間座る姿勢でいることは君の健康にとって良くないことなんだ。

少なくともそれがここんとこの研究の結果さ。

定期的に運動をしている健康な人々がいたとして、その中で座って過ごす時間が少ない人達に比べて長時間座っている人たちの方がウエストが太くて血圧や血糖値の数値も実際良くないんだ。

毎日テレビの前に3時間座っている人たちの中では運動しているいないにかかわらず、体の状態は変わらないんだ。

つまり、せっかくがんばってジョギングしても長時間座っていることで、その効果も相殺されてしまうみたいだね。

長時間椅子に座るような仕事をしていては、健康を損なってしまうという記事ですね。

せっかく毎朝ジョギングしたり、ジムに通うという健康的な習慣をもっていても、その効果が長時間座ってしまう習慣を持つことで相殺されてしまいかねないということです。

この記事によれば、長時間座る習慣を続けていると、

  • 肥満糖尿病、心臓病、ガンなどのリスクが高まる
  • ウエストが太くなる
  • 血圧や血糖値の数値が悪くなる

そうです。

なぜ、長時間座ることが健康にとってよくないのでしょうか?

一つは座るってのはとっても受動的な行為だってこと。

大人しくイスに座ってるぐらいなら、ガムをかんだり、貧乏揺すりをしたほうがより多くのエネルギーを消費することになる。

座ることに比べたら一箇所にじっと立っていることは大変なことなんだ。

立っているためには足の筋肉に力を入れないといけないし、背中や肩の筋肉も動員しないといけない。

それに立っていると片足からもう片方の足へ重心を移したりするしね。

こういう行為がいちいちエネルギーを使ってくれるんだ。

座ることよりも立っていることのほうがより多くのエネルギーを消費できるようです。

つまり、僕らが座っている時は、体の代謝に必要な仕組みをストップさせているってことなんだ。

筋肉が活動しないことによって影響を受ける物質はリパーゼだけじゃない。

普段からよく歩く男性たち(大体1万歩以上)に階段の代わりにエレベーターを使ったり、職場まで歩いて行く代わりに車で行ってもらったりして歩く量を減らしてもらう(一日当たり1350歩ほどマイナス)実験を行った。

2週間経ってみると、彼ら全員の体の糖分や脂肪の代謝機能が低下したんだ。

体脂肪率までも変化した。

つまり、太ったんだ。

これはまさに糖尿病へと続く道の一歩だ。

逆に、多くの時間を座って過ごす人たちを対象にした研究では、こまめに立ち上がったり、ストレッチをしたり、廊下を歩いたりして休憩を取っている人たちでは、じーっとイスに座って自分の世界にこもっている人たちよりウエストは細くて糖分や脂肪の代謝も良いという結果が得られた。

座っているときは、体の代謝に必要な仕組みがストップされているそうです。

普段からよく歩く人達に歩く量を減らしてもらう実験を行うと、糖分や脂肪の代謝機能が低下し、体脂肪率が増加したそうです。

 

■まとめ

長時間椅子に座る習慣を続けていると、健康や美容にとって良くないようです。

生活習慣を改善したい人やダイエットしたいという人で長時間椅子に座るような習慣を持っている人は、まず立つ習慣を増やすようにしましょう。







【関連記事】

【提案】

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by Shawn Porter(画像:Creative Commons)

Stand-up deskの例

 

【関連記事】

  • My Standing Desk Experiment | zen habits

一日中座って仕事をすることは、相当体に悪く、寿命が短くなっているそうです。

4大疾病(がん、脳卒中、心臓病、糖尿病)に精神疾患加え5大疾病に|厚生労働省

Counseling

by Alan Cleaver(画像:Creative Commons)




4大疾病、精神疾患加え5大疾病に…厚生労働省

(2011/7/6、読売新聞)

厚生労働省は6日、「4大疾病」と位置付けて重点的に対策に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。

うつ病や統合失調症などの精神疾患の患者は年々増え、従来の4大疾病をはるかに上回っているのが現状で、重点対策が不可欠と判断した。

厚生労働省による調査(2008年)では、糖尿病237万人、がん152万人などに対し、精神疾患は323万人となっており、従来の4大疾病(がん脳卒中、心臓病、糖尿病)を上回っており、対策が必要と判断したようです。

これほど精神疾患になっている人が増えているとは驚きです。







コーヒーはガンのリスクを高める?下げる?

muumuu coffee

by Ken Yamaguchi(画像:Creative Commons)




WHO認めた!携帯で発がん…コーヒーなどと同じ危険度

(2011/6/2、スポーツ報知)

世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン)は5月31日、携帯電話の電磁波について、がん発症リスクとの関連を指摘する調査結果を発表した。

「特定の脳腫瘍などを引き起こす危険性が限定的ながら認められる」という。

WHO組織が、携帯電話の発がん性を指摘したのは初。

危険性評価では、コーヒーなどと同じ分類だが、「なるべく端末を耳に近づけないよう」と提案している。

<中略>

同機関は、発がん性の評価を高い順に1、2A、2B、3、4の5段階に分類。

携帯の電磁波は、上から3番目の2Bに当たると考えている。同分類にはコーヒー、ガソリンエンジンの排ガス、鉛などがある。

国際がん研究機関(IARC)は携帯電話の電磁波がコーヒーと同程度の発がん性リスクがあると発表したそうです。

ここで、一つ疑問が。

コーヒーには発がん性リスクがあると発表していますが、以前テレビ番組では、コーヒーを飲むとがん(肝臓がん)の予防になると紹介していました。

これはどう捉えたらよいのでしょうか。

【関連記事】

がんになっても長生きできる生活習慣|たけしの本当は怖い家庭の医学

4.コーヒー

肝臓がん

※カフェイン以外のコーヒー特有の成分が関係していると考えられる

【関連記事】

【追記(2016/6/22)】

コーヒーの発がん性を示す決定的な証拠はない|国際がん研究機関(IARC)によれば、IARCは、これまでコーヒーは「ヒトに対する発がん性が疑われる」とされる「グループ2B」に分類されていましたが、集められた証拠からはコーヒーの発がん性を示す決定的な証拠はないことが明らかになったと発表したそうです。







生活習慣病2億人、死亡者数は病死全体の8割以上に|中国

Shanghai - panorama of South Pudong across the Huangpu river

by David Veksler(画像:Creative Commons)




生活習慣病2億人、死亡者数は病死全体の8割以上に=中国

(2010/6/15、サーチナニュース)

中国政府・衛生部の陳竺部長は14日、上海で行われた世界保健期間(WHO)の下部組織である熱帯病研究訓練特別計画(TDR)の理事会に出席して、中国では生活習慣病による死亡が病死全体の8割に達しており、有効な措置をとらないと、「生活習慣病が噴出状態になる」と述べた。チャイナネットが伝えた。

陳部長は、非伝染性の生活習慣病が、中国の公衆衛生上の主要な問題になりつつあると表明。

心臓・脳血管の疾病、糖尿病、がんなどの生活習慣病の病人は2億人に達し、死亡数は病死全体の8割以上になったと述べた。

中国では、生活習慣病糖尿病など)になっている人が2億人に達し、死亡者数は病死全体の8割以上になったそうです。

今後、中国では、生活習慣病対策が早急に必要になりそうです。







体内時計、体のすべての細胞に存在

Timer at 0

by numb3r(画像:Creative Commons)




体内時計、体のすべての細胞に存在

(2011/2/27、日本経済新聞)

これまで時計遺伝子は、「脳内の視交叉上核の細胞に存在している遺伝子」や「体内の様々な臓器の細胞に存在している遺伝子」と紹介されてきましたが、この記事によれば、体内時計は、体のすべての細胞に存在することがわかったそうです。

体内時計は光によって常にリセットされているが、不規則な生活などにより体内時計に乱れが生じると、睡眠障害や高血圧糖尿病がんなどにかかるリスクが高くなるとされる。

体のすべての細胞に存在するということは、様々な病気が体内時計の乱れが原因でなっているとも考えられるのかもしれません。

今後の研究に注目です。