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仮面高血圧(職場高血圧)とは?健診では正常、職場では高血圧

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【目次】

■仮面高血圧とは

365-12 - Just a number right?

by Sean(画像:Creative Commons)

健診で正常でも油断は禁物 仮面高血圧が隠れている?

(2010/6/28、ダイヤモンド・オンライン)

健診や病院では正常血圧なのに、職場や家庭で血圧を測ると135/85mmHg以上になる状態を「仮面高血圧」という。

医者の前では、正常血圧であるにもかかわらず、職場や家庭では高血圧になる状態い「仮面高血圧(かめんこうけつあつ)」というそうです。

仮面高血圧は、正常血圧とされる一般成人の10~15%が相当するといわれている。しかも脳卒中や心筋梗塞を併発する危険性は、正常血圧の2~3倍。

心臓の肥大や動脈硬化の進行が非常に早いこともわかってきた。

正常血圧の一般成人の10~15%が仮面高血圧なのだそうです。

■なぜ、仮面高血圧が起きるのでしょうか?

24時間体制で緊張を強いられる現代のビジネスマンは、常に交感神経が活動し、慢性的に血圧が高い状態。

仮面高血圧は別名「職場高血圧」と呼ばれるほどだ。

さらに帰宅後も家計や子どもの教育と心配の種は尽きず、ついついタバコやアルコールに手が伸びる。これがまた血圧を上げる要因。

しかも、運動不足や残業続きの毎日で睡眠の質が悪化し、本来なら眠っている間に下がるはずの血圧が下がらない。

職場にいると、常に緊張を強いられているため、交感神経が常に活動しているため、血圧が高い状態が続くそうです。

また、家庭でも悩み事があったり、タバコやアルコールによっても血圧が上がってしまいます。

さらに、運動不足や睡眠の質が悪化すると、血圧が下がらないということが起こるそうです。




■血圧のしくみ

人間の血圧は睡眠─覚醒リズムとともに変化する。

夜間の睡眠中が最も低く、早朝の覚醒時にピークに達したあと、午後から夜にかけて、緩やかに低下していくのだ。

そしてもう一つ、血圧に影響するのは自律神経系の働き。

ストレスに直面すると闘争・逃走神経である交感神経が血圧を上げ、逆に副交感神経が主役のリラックスモードでは血圧が下がる。

つまり、職場や家庭でストレスが多くなるため血圧が上がってしまい、そして本来ならば血圧が下がる時である寝るときに睡眠の質が低下しているため、血圧が下がりきれないということが起きてしまっているようです。

■仮面高血圧を見つけるには

仮面高血圧が厄介なのは、自分で意識しない限り発見できないこと。健診で上の血圧が130~139mmHg、下の血圧が85~89mmHgの「正常高値」だった人はぜひ家庭血圧計を購入し、朝と仕事中の数回、血圧を測ってみてほしい。

仮面高血圧は、自分で意識的に測るようにしなければ発見出来ないようです。

仮面高血圧を発見するためにも、職場や家庭で測ってみるようにしましょう!

→ 高血圧とは|高血圧の症状・食事・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら







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腰痛(「非特異的腰痛」)とストレス|たけしの本当は怖い家庭の医学

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225 - Stress

by Jason Lander(画像:Creative Commons)

2009年2月17日放送の最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学では、『腰痛の隠れた本当の原因を徹底解明!完全対処法スペシャル』がテーマでした。

今回の番組で紹介された腰痛は、腰をいくら検査しても、肉体的には原因が特定出来ない腰痛、「非特異的腰痛」を取り上げていました。

→ 腰痛(腰が痛い)の原因・予防・解消法(ストレッチ・体操) についてはこちら

番組によると、病院を訪れる腰痛患者のうち、85%がこの腰痛であるといわれ、長年その原因はわからなかったそうです。

腰痛と言えば、過度な負担が腰にかかることや加齢などが原因だと考えていましたが、腰痛の原因がわからない患者さんがいたことは知りませんでした。

しかし、近年の研究により、「非特異的腰痛」の原因が分かってきたそうです。

その一つ、大きな原因こそ「ストレス」。

これまで原因不明と言われてきた腰痛の多くに、精神的な問題が深く関わっていることが分かってきたのです。

ストレスが原因不明といわれてきた腰痛にかかわっているそうなのです。

それでは、なぜストレスが腰痛の原因となるのでしょうか。

そもそも、腰など体の一部に何らかの異常が起きると、それが神経を通じ脳に伝わり、異常が起きたことを痛みとして認識するのです。

このメカニズムを支えているのが、脳の中で情報をやり取りする神経伝達物質。

ところが、ストレスを感じ続けると、この神経伝達物質の分泌に異常が生じ、体と脳の間で情報が正確に伝わらなくなるのです。

その結果、脳が誤作動を起こし、通常なら痛みを感じない小さな腰の異変を、強い痛みとして感じてしまうというのです。

ストレスを感じ続けていたために、脳が誤作動を起こし、神経伝達物質の分泌に異常が生じたため、ちょっとした腰の痛みを強い痛みと認識してしまうことから起きていたようなのです。

腰痛の中には、ストレスが原因であることもあるそうですので、原因不明の腰痛で悩んでいる方は、ぜひ番組HPの腰痛患者のためのストレスチェック問診をやってみてはいかがでしょうか。




→ リエゾン治療・認知行動療法による腰痛治療|たけしの本当は怖い家庭の医学 について詳しくはこちら




【腰痛 関連記事】
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ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムを解明|高尿酸血症の治療によって糖尿病や血栓症の予防ができる可能性も|名大




【目次】

■ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムを解明|高尿酸血症の治療によって糖尿病や血栓症の予防ができる可能性も|名大

参考画像:ストレスが高尿酸血症の発症に関与するメカニズムを解明(2017/4/28、名古屋大学プレスリリース)

ストレスが高尿酸血症の発症に関与するメカニズムを解明

(2017/4/28、名古屋大学プレスリリース)

〇これまで、マウス拘束ストレスモデルの解析で、ストレスは内臓脂肪に慢性炎症を引き起こし、インスリン抵抗性、血栓症の原因となることを示してきました。

〇マウス拘束ストレスモデルの解析を行なったところ、ストレスはxanthine oxidoreductase(XOR)という、尿酸と活性酸素を産生させる酵素を、内臓脂肪、肝臓、小腸で活性化させることがわかりました。XORの活性が上昇した結果、血中尿酸値の増加、酸化ストレスの増加を認めました。

〇尿酸代謝改善治療薬・febuxostatはこの酵素を抑制し、ストレスによって増加していた尿酸値を低下させました。さらに、ストレスによって増悪していた内臓脂肪炎症、インスリン感受性、血栓傾向を改善しました。

名古屋大学医学部附属病院竹下享典講師、名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学室原豊明教授、メメット・イスリー大学院生、名古屋大学医学部附属病院検査 松下正教授、修文大学 丹羽利充学長らの研究グループの研究によれば、ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムを解明しました。

今回の研究を参考にすれば、現代人はストレスの多い生活をしていますので、高尿酸血症を治療することによって、糖尿病や血栓症の予防ができる可能性が期待されます。




■高尿酸血症とは?

高尿酸血症は、尿酸の産生の亢進あるいは排泄の低下のため血中の尿酸値が上昇する病態で、30歳以上の男性では30%が罹患しているとされます。濃度の上昇のため体内で結晶化した尿酸は、関節や腎臓などで蓄積し、炎症の原因となり、関節において痛風発作を腎臓において尿路結石や腎機能障害を引き起こします。

【痛風・高尿酸血症】発症年齢が若年化 食生活に注意 血液中の尿酸値をコントロールによれば、高尿酸血症は、腎臓病高血圧、心臓病、脳卒中などのリスク因子と指摘されています。

つまり、高尿酸血症になっているということは、高血圧や糖尿病動脈硬化などの生活習慣病、腎臓病、脳血管障害になるリスクが高くなっているといえます。

痛風の目安となる尿酸値の数値

痛風とは、血液中の尿酸が過剰になり、結晶化して関節にたまり炎症を起こす病気のことを言います。

尿酸値6mg後半/dl → 症状がなくても食事に気を付ける段階

尿酸値7mg超/dl → 「高尿酸血症(こうにょうさんけつしょう)」(痛風予備軍)

尿酸値9mg超/dl → 5年以内に痛風の発作を起こすと考えられるので、尿酸値を下げる薬での治療を受けた方がいい段階

→ 痛風の症状・原因・発作・食事・予防 について詳しくはこちら

【関連記事】

■まとめ

今回の研究では、ストレスが高尿酸血症を促進するメカニズムが解明されました。

最近は酸化ストレスと病気の発症の関係について研究が進んでいる印象です。

ところで、キラーストレスが胃・十二指腸の病気や突然死をもたらすメカニズム解明|北大では、慢性ストレスによって脳内に生じた微小な炎症が新たな神経回路を活性化することで、胃や十二指腸、心臓といった臓器の機能を低下させるということがわかったことを紹介しました。

この北海道大学のプレスリリースには、世界初!「病は気から」の分子メカニズムの解明ーキラーストレスはどのようにして消化管疾患や突然死をもたらすのかー (2017/8/16、北海道大学ニュースリリース) とあるように、「病は気から」のメカニズムの解明とありますが、名古屋大学の研究のプレスリリースの今後の展開にも「病は気から」のメカニズムを解明していくとあり、「病は気から」のメカニズムにはいろいろなメカニズムがある可能性があるということなのでしょうか?

気になるところです。







【参考リンク】
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【薄毛・抜け毛対策】アメリカ~バランスの良い食事や睡眠/日本~育毛剤・頭皮ケアなど

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薄毛、抜け毛対策 米国~食事や睡眠/日本~育毛剤など

(2008/10/21、産経新聞)

頭髪の薄毛、抜け毛について、米国人は食事や睡眠など健康管理に気をつかっているのに対し、日本人は育毛剤など直接的な手段で悩みを解消しようとしていることが、万有製薬(東京)の調査(6~7月)で分かった。

記事によると、日本人とアメリカ人では、抜け毛・薄毛対策に違いがみられます。

日本人

  • ヘアトリートメント
  • 育毛剤
  • 頭皮ケア

アメリカ人

  • バランスの良い食事
  • ストレスをためない
  • 睡眠を十分とる

日本人が直接的な方法で抜け毛対策を行っているのに対して、アメリカ人が健康的な生活で抜け毛・薄毛対策を行っているという違いがあるようです。

→ 薄毛・抜け毛の原因(男性・女性)・対策・予防・チェック について詳しくはこちら

→ 睡眠不足・質の良い睡眠をとる方法 についてくわしくはこちら







【関連リンク】
続きを読む 【薄毛・抜け毛対策】アメリカ~バランスの良い食事や睡眠/日本~育毛剤・頭皮ケアなど

頭皮ケアで薄毛改善|若い女性に抜け毛・薄毛の悩み増加

> 健康・美容チェック > 薄毛・抜け毛 > 頭皮ケアで薄毛改善 若い女性に抜け毛・薄毛の悩み増加




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薄毛、頭皮ケアで改善 細くなる、抜ける…若い女性に増加

(2009/1/29、産経新聞)

髪の毛が細くなる、抜け毛が多いといった薄毛に悩む若い女性が増えている。

必要以上にパーマやヘアカラーで髪を傷めたり、不規則な生活習慣や無理なダイエットによる偏った食事、ストレスなどが髪にダメージを与えているためだ。

髪の毛が細くなる、抜け毛といった薄毛に悩む若い女性が増加しているそうです。

薄毛・抜け毛で悩むのは男性やご年配の女性だけではないようです。

その原因として考えられるのが、

  • パーマやヘアカラーで髪を傷める。
  • 睡眠不足など不規則な生活習慣
  • 栄養が偏った食事
  • 無理なダイエット
  • ストレス

などの要因です。

「女性の薄毛は毛髪が衰え細くなり、数が減少することによって生じる。

原因はいくつか考えられるが、シャンプーのし過ぎやドライヤーのかけ過ぎといった毎日の過剰なケアに加えて、必要以上にパーマやヘアカラーをして地肌を痛めていることも、その一つであるのは確か」

多くの女性の頭皮を診てきた北里大学病院皮膚科の斉藤典充医師は、最近の傾向をこう分析する。

シャンプーやドライヤーによる過剰なケア、パーマやヘアカラーのやり過ぎによる頭皮の痛みによって、髪が細くなり、抜け毛が起きていると考えられそうです。

もしかすると、最近の流行の髪型もその原因の一つとして考えられるかもしれません。

また、ダイエットや不規則な生活習慣なども抜け毛・薄毛の原因だと考えられそうです。

今後は、抜け毛・薄毛の改善のための頭皮ケアに注目が集まりそうですね。




そこで、頭皮ケアが重要になりますが、頭皮ケアは抜け毛・薄毛の改善だけでなく、その他の健康にも役立ちそうです。

大場隆吉社長は「頭皮は健康状態や生活習慣を敏感に映し出すところ。

目につかない部分のため、ふだんはあまり気にしないが、毎日、頭皮に触れることで全身の血行を促進し、髪の美しさばかりでなく、冷え性や目の疲れの改善、ストレスの軽減といった心身の健康に役立つ」と話す。

頭皮ケアを行うことで、全身の血行を促進し、抜け毛・薄毛の改善ができるだけでなく、冷え症目の疲れの改善などにも役立つとのことです。

また、記事の中では、頭皮ケアと美容についても紹介しています。

従来、育毛剤の購買層は50代以上が中心だったが、新商品は20、30代にも注目され、中心は40歳前後のアラフォー世代。すでにリピーターも多いという。

商品開発の担当者は「頭皮と顔は一枚の皮膚でつながっており、『頭皮が1ミリたるむと、顔は1センチたるむ』といわれている。

薄毛は硬くこり固まった頭皮の老化からくることが多く、弾力を失った頭の筋肉が垂れ下がると、顔の皮膚までたるませて老化現象を起こす。

今後は頭皮を健やかに改善する美容法が見直されるのでは」と期待している。

興味深かった点は、『頭皮が1ミリたるむと、顔は1センチたるむ』です。

「頭皮ケアを行って、アンチエイジング」に人気が出そうな予感です。

→ 薄毛・抜け毛の原因(男性・女性)・対策・予防・チェック について詳しくはこちら







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