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なぜドライアイになると目が充血するという症状が現れるのか? |ドライアイ(目の病気)の症状

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ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

ドライアイには「目の充血」という症状がありますが、なぜドライアイになると目が充血するのでしょうか?




【目次】

■なぜドライアイになると目が充血するのか?

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by Debs (ò‿ó)♪(画像:Creative Commons)

なぜドライアイになると目が充血するのでしょうか?

ドライアイとは、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状であり、目の乾きと充血とは一見関係がないように思えますが、ドライアイの原因と目の充血の原因には共通点が一つ考えられます。

それは「長い時間目を酷使する」ことです。

目の充血の主な原因は「目の疲れ」です。

なぜ目が疲れると目が赤く充血してしまうのでしょうか?

なぜ白目が赤く充血するのか?眼が充血する理由とは?によれば、スマホやテレビ、PCなどで目を長時間酷使すると、目の疲れを回復させるために、酸素や栄養を運ぼうとします。

そのために、目の血流量が増えることによって、白目の部分の血管が膨張してしまい、目が赤く充血して見えるのです。

また、ドライアイやコンタクトレンズの場合は、眼を保護する涙液が不足し、眼の表面が乾いてしまうことで、酸素や栄養分が角膜に十分に行き渡らなくなってしまうことによって、酸素を取り入れようとするために、白目の部分の血管が膨らみ、充血するのです。

→ コンタクトレンズが目の充血の原因になる理由・治す方法とは? について詳しくはこちら

→ ドライアイの症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 目の充血の原因・治し方|目が赤いのは目の病気のサイン? について詳しくはこちら




■ドライアイ改善方法・予防

ドライアイで光がまぶしいという症状にならないためにも、しっかりと、ドライアイ予防が重要になってきます。

そこで、ドライアイの改善方法・予防についてまとめました。

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。

まばたきの回数を意識的に多くする。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

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蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

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目の周囲をマッサージする。

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら

睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。

ドライアイに効くツボ

風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)

  • 親指で頭の中心に向かって押します。
  • 左右同時に5秒間押して離すを5回。
  • 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい

頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

【関連記事】

目薬を利用する。

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。

【関連記事】

部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

アイメイクに気をつける。

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

食事・栄養に気をつける。

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 についてはこちら

→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら




→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら




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なぜドライアイになると光がまぶしいのか?その原因|ドライアイの症状

> 健康・美容チェック > 目の病気 > ドライアイ > 光がまぶしい・目がまぶしい > なぜドライアイになると光がまぶしいのか?その原因|ドライアイの症状

目が疲れる、ゴロゴロするなどの不快感、目の痛みといった症状に加えて、「光がまぶしい」という症状に悩んでいませんか?

もしかすると、「ドライアイ」かもしれません。

ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

なぜドライアイになると、光がまぶしいという症状が現れるのでしょうか?

理由は2つ考えられます。




【目次】

■なぜドライアイになると光がまぶしいのか?

autumn child

by Philippe Put(画像:Creative Commons)

1.涙の減少で目の表面がボコボコしているから

目の表面を覆う涙は、外側から、「油層(被膜として水分の蒸発を防ぐ)」、「水層(栄養分と水分を含む)」、「ムチン層(角膜表面に直接触れる)」の3層構造になっています。

しかし、まばたきの減少や乾燥、コンタクトレンズなど何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまうことがあります。

目の表面がボコボコすることによって、光が乱反射し、光がまぶしいと感じると考えられます。

2.角膜に傷ができているから

涙が足りないと、眼が乾いて傷つきやすい状態(=ドライアイ)となり、ドライアイの症状が重症になると、眼の表面に無数の傷がついてしまいます。

そして、表面に細かい傷ができることで、傷から菌が入り込んで角膜炎などの目の病気になることがあります。

角膜炎になると、光がまぶしいという症状が現れます。

→ ドライアイの症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 目が痛い(コンタクトレンズによる目の痛み) について詳しくはこちら

→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら

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■ドライアイ改善方法・予防

ドライアイで光がまぶしいという症状にならないためにも、しっかりと、ドライアイ予防が重要になってきます。

そこで、ドライアイの改善方法・予防についてまとめました。

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。

まばたきの回数を意識的に多くする。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

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蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

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目の周囲をマッサージする。

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

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睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。

ドライアイに効くツボ

風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)

  • 親指で頭の中心に向かって押します。
  • 左右同時に5秒間押して離すを5回。
  • 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい

頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

【関連記事】

目薬を利用する。

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。

【関連記事】

部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

アイメイクに気をつける。

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

食事・栄養に気をつける。

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

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なぜドライアイになると目が疲れるという症状が現れるのか?その原因

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ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

ドライアイには「目が疲れる眼精疲労)」という症状がありますが、なぜドライアイになると目が疲れるのでしょうか?




■なぜドライアイになると目が疲れるのか?

tears

by Jamie Campbell(画像:Creative Commons)

なぜドライアイになると目が疲れるのでしょうか?

ドライアイとは、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状であり、目の疲れとは一見関係がないように思えますが、ドライアイの原因と目の疲れの原因には共通点が一つ考えられます。

それは「長い時間目を酷使する」ことです。

スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状があらわれる「スマホ老眼」になります。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。

また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加中によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。

そして、スマホやVDT作業(パソコンでの作業)で画面を注視したり、読書、運転などをするとまばたきの回数が少なくなります。

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。

まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺であるマイボーム腺があり、まばたきする際に、このマイボーム腺から目の表面に油の膜が張り、水分の蒸発を防いでくれています。

この油の膜は10~15秒で破れてしまいますが、通常のまばたき回数であれば油の膜が破れることはありません。

しかし、まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイになってしまいます。

【関連記事】

つまり、長時間目を酷使することは、言い換えると、まばたきが減少して目が乾きやすくなり、ピントを合わせる筋肉に負担がかかることで目が疲れやすくなる原因となっているのです。

→ ドライアイの症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 目の病気・症状 一覧 について詳しくはこちら




■ドライアイ改善方法・予防

ドライアイで光がまぶしいという症状にならないためにも、しっかりと、ドライアイ予防が重要になってきます。

そこで、ドライアイの改善方法・予防についてまとめました。

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。

まばたきの回数を意識的に多くする。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

【関連記事】

蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

【関連記事】

目の周囲をマッサージする。

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

→ 目のクママッサージ について詳しくはこちら

睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。

ドライアイに効くツボ

風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)

  • 親指で頭の中心に向かって押します。
  • 左右同時に5秒間押して離すを5回。
  • 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい

頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

【関連記事】

目薬を利用する。

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

防腐剤の入っていない『人工涙液』を選ぶことをお勧めします。

【関連記事】

部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

また、エアコンの風が直接当たらないように気を付けてください。

コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

アイメイクに気をつける。

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

食事・栄養に気をつける。

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 についてはこちら

→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら







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続きを読む なぜドライアイになると目が疲れるという症状が現れるのか?その原因

なぜドライアイになると「目の痙攣(まぶたの痙攣)」という症状が現れるのか?その原因

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ドライアイとは、何らかの原因によって、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状の病気です。

ドライアイには「目の痙攣まぶたの痙攣)」という症状がありますが、なぜドライアイになると目の痙攣(まぶたの痙攣)という症状が現れるのでしょうか?




【目次】

■なぜドライアイになると目の痙攣(まぶたの痙攣)という症状が現れるのか?

なぜドライアイになると目の痙攣(まぶたの痙攣)という症状が現れるのか?
なぜドライアイになると目の痙攣(まぶたの痙攣)という症状が現れるのか?

unsplash-logoTim Gouw

なぜドライアイになると目の痙攣(まぶたの痙攣)という症状が現れるのでしょうか?

ドライアイとは、眼を保護する涙液が不足したり、涙の質の異常が起こることで、眼の表面が乾いてしまう症状であり、目の乾きと目の痙攣(まぶたの痙攣)とは一見関係がないように思えますが、ドライアイの原因と目の痙攣(まぶたの痙攣)の原因には共通点が2つ考えられます。

それは1.「長い時間目を酷使する」こと、2.ストレス(緊張)です。

長時間目を酷使すること

スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状があらわれる「スマホ老眼」になります。

目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。

この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。

スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。

また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加中によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。

そして、スマホやVDT作業(パソコンでの作業)で画面を注視したり、読書、運転などをするとまばたきの回数が少なくなります。

通常は1分間に15回程度まばたきをするのですが、画面を凝視しているとそれが3分の1に減ってしまうことがあります。

まぶたの縁には目を保護する油を出す分泌腺であるマイボーム腺があり、まばたきする際に、このマイボーム腺から目の表面に油の膜が張り、水分の蒸発を防いでくれています。

この油の膜は10~15秒で破れてしまいますが、通常のまばたき回数であれば油の膜が破れることはありません。

しかし、まばたき回数が減ると油の膜が破れたままの状態になり、涙は蒸発して目が乾きやすくなってしまい、ドライアイになってしまいます。

【関連記事】

つまり、長時間目を酷使することは、言い換えると、まばたきが減少して目が乾きやすくなり、目の疲れによる目の痙攣(まぶたの痙攣)を起こす原因となっているのです。

眼瞼けいれん診療ガイドライン

(2011/7/10、日本眼科学会)

患者の自覚症状で約半数が目の乾燥感を訴えるだけでなく,実際に前医でドライアイの診断を受けている患者が国内,海外とも 4 割以上にみられる14)19)24).またドライアイと診断され,種々のドライアイ治療に抵抗する患者の 57%(ドライアイと診断された患者の 8.6%)が眼瞼けいれんであったとの報告もある25)

眼瞼けいれん診療ガイドラインによれば、ドライアイの診断を受けている患者の多くに眼瞼けいれんの症状がみられているそうです。

眼瞼けいれん診療ガイドラインを参考に、眼瞼けいれんの自覚症状についてまとめました。

  • まばたきの回数が増える
  • まぶた(眼瞼)の痙攣
  • 目が開かない
  • 目を開けるのがつらい
  • 目が自然に閉じてしまう
  • まぶしさを感じて、目の痛みや不快感を感じる(羞明:しゅうめい)
  • 眼瞼下垂(正確にはまぶたが下がる)
  • 目がチクチクする
  • 目がゴロゴロする
  • 目に何か入っているような不快感・異物感
  • 目の痛み
  • 目が乾く
  • 流涙
  • 頭痛
  • 耳鳴り
  • 肩こり
  • 抑うつ

ストレス

●ドライアイとストレス

マイボーム腺は副交感神経がコントロールしているのですが、緊張した状態が続くと、油も涙液も出にくくなるそうです。

ストレスや緊張によって交感神経優位になることも涙が出なくなる原因です。

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●目の痙攣とストレス

ストレスや目の病気によるまぶたの痙攣もあります。

なぜストレスでまぶたがピクピクしてしまうのか?によれば、顔面神経はストレスが強くなると興奮し、不必要に筋肉を動かしてしまうことから、顔がピクピクしてしまうそうです。

ストレス性のものは女性が多く、特に目の痙攣はほとんどが若い女性なのだそうです。

一時的な目の痙攣の多くは、疲れやストレスによるものが多く、あまり心配しすぎず、疲れのサインだと思って、まずはゆっくり休養をすることが大事です。

→ ドライアイとは|ドライアイ(目が乾く)の症状・原因・治療 について詳しくはこちら

→ 目の痙攣の治し方・止め方|目がピクピクする原因 について詳しくはこちら

→ まぶたの痙攣の治し方|まぶたがピクピクする原因 について詳しくはこちら




■ドライアイ改善方法・予防

ドライアイで光がまぶしいという症状にならないためにも、しっかりと、ドライアイ予防が重要になってきます。

そこで、ドライアイの改善方法・予防についてまとめました。

スマホやパソコンをよく見ている人は、定期的に目を休める。

遠くを見たり、目を動かして目の緊張を和らげる。

まばたきの回数を意識的に多くする。

「20-20-20-20」という眼精疲労回復エクササイズは、20分おきに20フィート(約6メートル)離れたところを20秒間見つめながら、20回連続で瞬きをすると疲れ目に良いそうです。

【関連記事】

蒸しタオルで目を暖め血行をよくする。

温かいおしぼりをまぶたに乗せて、目を温めることで涙の成分のうち脂分が出やすくなり、目の表面の保湿効果が高まります。

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目の周囲をマッサージする。

目の周りの皮膚は非常に薄く、刺激を与えすぎるといけないので、目のクママッサージを参考にしてみてください。

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睡眠を大事にする

睡眠不足など生活習慣の乱れにより、涙の分泌量が少なくなるため、ドライアイになることもあります。

ドライアイに効くツボ

風池(ふうち):頭蓋骨の最も下側でくぼんでいるところ。(うなじのくぼんだ所あたり)

  • 親指で頭の中心に向かって押します。
  • 左右同時に5秒間押して離すを5回。
  • 額をテーブルにつけて押すと力が入りやすい

頭の血行を促し、頭痛目の疲れ・ドライアイを解消してくれるそうです。

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目薬を利用する。

ドライアイの症状がひどい場合には、ドライアイ専用目薬を利用しましょう。

但し、乾燥が気になっても、市販の目薬を頻繁に差すことは、くれぐれも習慣化しないように気をつけてください。

防腐剤などの刺激で症状が悪化することもあるそうです。

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部屋の湿度を保つ

部屋の湿度が下がると、ドライアイになるリスクが高くなるので、加湿器などを利用して、部屋の湿度を保つようにしましょう。

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コンタクトレンズの正しい利用をする

コンタクトレンズを使用する際には、使用上の注意を守り、ドライアイの症状がひどい場合には、コンタクトレンズ専用目薬を利用してください。

アイメイクに気をつける。

最近は、目を大きく見せるための「ぱっちりメーク」が流行っていますが、マイボーム腺がふさがれ、油が分泌できなくなることがあります。

ドライアイにならないためにもメーク落としをしっかりと行なうことが重要です。

食事・栄養に気をつける。

目や身体の血流をよくするよう食事に気をつけ、健康補助食品(カシスルテインブルーベリー)などを利用してみてはいかがでしょうか。

ドライアイにならないためにも、普段から目に優しい、つまり、あなた自身に優しい生活習慣をするようにしてください。

→ カシス(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

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→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら




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【参考リンク】
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花粉症のある人の特徴と花粉症症状の強さと関連する特徴とは?




花粉症のある人の特徴と花粉症症状の強さと関連する特徴を解明―スマートフォンアプリ「アレルサーチ®」を用いた医療ビッグデータ解析―(令和4年3月31日、日本医療研究開発機構)によれば、花粉症のある人の特徴と花粉症症状の強さと関連する特徴が明らかになっています。

【花粉症のある人の特徴】

【花粉症症状の強さと関連する特徴】

  • 若年齢
  • 女性
  • 呼吸器疾患
  • ドライアイ
  • トマトアレルギー
  • 花粉症シーズン中のコンタクトレンズ装用の中断
  • 喫煙習慣
  • ペット飼育

【参考リンク】

花粉症環境保健マニュアル2022によれば、花粉症患者が増加している要因、飛散する花粉数の増加、食生活の変化、腸内細菌の変化や感染症の減少が挙げられており、また花粉症の症状を悪化させる可能性があるものとして空気中の汚染物質や喫煙、ストレスの影響、都市部における空気の乾燥が考えられています。

また、花粉症の症状と関連性の強いものの一つとして喫煙を指摘する報告がある他、春先の黄砂が花粉症の症状を悪化させる可能性が指摘さ
れています。

そして、シラカンバ花粉症を発症した人の中でリンゴやモモなどを食べると口の中がかゆくなる口腔アレルギーを併発するケースが多く、スギ花粉症でもトマト、ブタクサ花粉症ではスイカなどで同じ症状を起こす人もいます。

花粉症のある人の特徴と花粉症症状の強さと関連する特徴で挙げられている内容と花粉症環境保健マニュアルで挙げられている花粉症患者が増回している要因と花粉症の症状を悪化させる要因には関連しているものが多いようです。

反対に考えれば、アトピー性皮膚炎の人、ドライアイの人(空気の乾燥に弱い)、腸内環境が悪い人、睡眠時間が短い人、呼吸器疾患を持っている人、トマトアレルギーの人、喫煙習慣がある人、ペットを飼っている人、若い女性は花粉症になりやすいまたは花粉症の症状が悪化しやすいので一つ一つ対策をしていくことが重要なのではないでしょうか?

→ 花粉症の症状(目・鼻・のど)チェック について詳しくはこちら

→ 花粉症対策 について詳しくはこちら

【追記】

今回気になったのは花粉症のある人の特徴に排便回数の多さがあることです。

例えば、これが過敏性腸症候群であったり、腸内環境の悪化であれば、関連する論文があったりするのですが、排便回数の多さと花粉症を直接リンクするような研究はなされていなかったので、何かヒントがあるのではないかとおもいます。

明治薬科大学によれば、最近の研究によって、花粉症などのアレルギー疾患と腸内環境との関連性が分かってきていて、腸内環境を整えることで、花粉症が改善したという研究報告があります。

【参考リンク】

■直接関係しているわけではないが関連しそうな論文を集めました

1. 腸内細菌叢と花粉症の関連を扱った論文

Watanabe, S.; Fukushima, T.; Matsuo, Y.; Morimoto, T.; Deguchi, T.; Fukumuro, K.; Sawai, Y. The Baseline Gut Microbiota Enterotype Directs Lifestyle-Induced Amelioration of Pollen Allergy Severity: A Self Controlled Case-Series Study. Appl. Microbiol. 2022, 2, 905-920. https://doi.org/10.3390/applmicrobiol2040069

概要: この研究では、腸内細菌叢のエンテロタイプ(菌構成のパターン)が花粉症の重症度に影響を与え、生活習慣の介入がその症状を改善することを示しました。排便回数そのものへの言及はありませんが、腸内環境の変化が免疫反応に影響を与えるメカニズムが示唆されており、排便頻度が腸内細菌の代謝や排出に関連する可能性を間接的に支持します。

関連メカニズム: 腸内細菌叢の多様性や特定の菌株が免疫調整に寄与し、アレルギー症状を緩和する可能性。

Xiao JZ, Kondo S, Yanagisawa N, Takahashi N, Odamaki T, Iwabuchi N, Iwatsuki K, Kokubo S, Togashi H, Enomoto K, Enomoto T. Effect of probiotic Bifidobacterium longum BB536 [corrected] in relieving clinical symptoms and modulating plasma cytokine levels of Japanese cedar pollinosis during the pollen season. A randomized double-blind, placebo-controlled trial. J Investig Allergol Clin Immunol. 2006;16(2):86-93. Erratum in: J Investig Allergol Clin Immunol. 2006;16(4):273. PMID: 16689181.

概要: ビフィズス菌BB536の摂取がスギ花粉症の症状を軽減し、血中のサイトカイン濃度を調整することを実証したランダム化二重盲検試験。腸内環境の改善が免疫系のバランスを整えることが示されており、排便回数の多さが腸内細菌の活性や代謝産物の排出に関与する可能性を推測する根拠となり得ます。

関連メカニズム: 善玉菌の増加が短鎖脂肪酸(酪酸など)の産生を促し、免疫系の過剰反応を抑制。

2. 腸内環境と免疫系の関連を扱った論文

Lynch SV. Gut Microbiota and Allergic Disease. New Insights. Ann Am Thorac Soc. 2016 Mar;13 Suppl 1(Suppl 1):S51-4. doi: 10.1513/AnnalsATS.201507-451MG. PMID: 27027953; PMCID: PMC5015732.

概要: 腸内細菌叢がアレルギー疾患の発症にどのように関与するかについてレビューした論文。アレルギー患者では腸内細菌の多様性が低下していることが多く、これが免疫系のTh2優位な状態(アレルギーを引き起こす状態)を助長するとされています。排便回数の多さが腸内細菌叢のターンオーバーや代謝活動の指標である場合、これがアレルギー症状に影響を与える可能性が考えられます。

関連メカニズム: 腸内細菌の乱れ(ディスバイオシス)が免疫調整機能を弱め、花粉症の症状を増悪させる。

Sasaki M, Suaini NHA, Afghani J, Heye KN, O’Mahony L, Venter C, Lauener R, Frei R, Roduit C. Systematic review of the association between short-chain fatty acids and allergic diseases. Allergy. 2024 Jul;79(7):1789-1811. doi: 10.1111/all.16065. Epub 2024 Feb 23. PMID: 38391245.

概要: 腸内細菌が産生する短鎖脂肪酸(SCFAs、特に酪酸)がアレルギー性気道疾患の症状を緩和するメカニズムを解説。SCFAsは制御性T細胞(Treg)を活性化し、過剰な免疫反応を抑えることが知られています。排便回数の多さがSCFAsの産生や排出に関連する場合、花粉症とのリンクが推測されます。

関連メカニズム: 腸内細菌由来の代謝産物が全身の炎症やアレルギー反応を調節。

3. 排便回数と腸内環境の関連性

Ma W, Li Y, Heianza Y, Staller KD, Chan AT, Rimm EB, Rexrode KM, Qi L. Associations of Bowel Movement Frequency with Risk of Cardiovascular Disease and Mortality among US Women. Sci Rep. 2016 Sep 6;6:33005. doi: 10.1038/srep33005. PMID: 27596972; PMCID: PMC5011651.

概要: 異常な排便は、脂質異常症、高血圧、糖尿病、胆汁酸および腸内細菌叢の代謝変化など、さまざまな心血管リスク要因に関連しています。便頻度の増加が早期死亡の潜在的なリスク要因であることを示唆している。

つまり、花粉症のある人の特徴に排便回数の多いというものがあるのですが、検索する限り、直接結びつけた論文は見つからないため、排便頻度が花粉症の研究において主要な変数として扱われていないと思われます。

なぜこれまで指標の一つになっていないのかはわかりませんが、今後、腸内環境が花粉症の症状に影響を与えるという視点から、排便頻度がその一要素として注目される日が来るかもしれませんね。

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