> 健康・美容チェック > 目の病気 > 目の疲れ > スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」
【目次】
■スマホを使い続けると目が疲れる理由は「距離」と「まばたき」
by Pedro Figueiredo(画像:Creative Commons)
眼科医に聞く「スマホの注意点」 適度な距離をとり、まばたき意識を
(2014/10/26、産経新聞)
スマホを使い続けると目が疲れる理由について、石岡院長は「基本的にはパソコン使用時のトラブルと同じ」と語る。すなわち、画面に目のピントを合わせ続けること▽まばたきの減少▽ブルーライト-の3つだ。
基本的には目の疲れは使いすぎが原因にあるのですが、スマホの性質上、目の疲れに拍車をかけてしまう要素があり、そのもっとも大きな要因が「距離」です。
スマホとパソコンとで異なるのが「距離」。パソコンの場合、通常45センチ程度の間隔をあけて操作する。しかし、スマホの場合、手に持って操作するため、これより距離を近づけて使う人がほとんどだ。近い場合では15センチ程度で使用している人もいる。
現代人のライフスタイルは近くのものを見る生活が多いのですが、スマホの登場によって、その距離は45㎝から15㎝となり、さらに近い距離で物を見るようになりました。
近くでモノを見続けるというのは、つまり、ピントを合わせ続けているということです。
スマホ老眼の症状・原因・予防でも紹介しましたが、現在、スマホやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使することにより、目のピント調整力が低下し、夕方頃になると老眼と同じような症状になっている人が増えています。
目には「水晶体」があり、カメラでいうとレンズに当たります。
この水晶体を、近くを見るときには厚くし、遠くを見るときには薄くなるように調節を行なっています。
スマホを見る際には、近くにピントを合わせるために毛様体筋の調節を行っているのですが、目を酷使することで、この毛様体筋に負担がかかっているからです。
また、スマホやパソコンが原因の「夕方老眼」の人が増加している!?によれば、スマホは強い光を発していて、目に入る光の光量を抑えるための虹彩筋にも負担がかかっているようです。
女性の5割が寝た状態でスマホ操作している!?によれば、暗い部屋で、寝た状態でスマホ操作をしている女性が約5割いるそうです。
これも、スマホとの距離が近い理由の一つになっていると考えられます。
→ スマホ老眼 について詳しくはこちら
■目を疲れにくくするコツ
目を疲れにくくするコツとして、(1)なるべく画面との距離を保つ(2)50分使ったら10分休憩を入れるなど長時間使わない(3)まばたきを意識的に行い、目の乾燥を防ぐ(4)時々、視線を外し、目のピント調節を変える-などが有効だという。
こちらで紹介されている目を疲れにくくするコツを参考にアドバイスを考えてみました。
●画面との距離を保つためにも、長時間使う時には、できればスマホではなく、パソコンを使う。
●定期的に休憩を入れるルールを作る。
●集中するとまばたきを忘れてしまうので、意識的にまばたきをする。
まばたきをしないようになると、ドライアイになる恐れがあるので要注意。
●休憩する際には、遠くを見て、目のピント調節する筋肉を緩めるように心がける。
みんなが読んでる! → 目の下のたるみをなくす方法 について詳しくはこちら