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メタボと腹囲は無関係?|体重が増加すれば、内臓脂肪症候群の診断基準となる検査値は悪化する傾向




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by mahmoud99725(画像:Creative Commons)

<メタボ>腹囲とやはり無関係? 男性も裏づけ…新潟の病院

(2010/7/20、毎日新聞)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準となる血圧などの検査値の多くは、日本人男性の場合、腹囲(腹部肥満の有無)に関係なく体重が増えれば悪化する傾向が強いことが、立川メディカルセンター(新潟県長岡市)の調査で分かった。

3月には厚生労働省研究班の大規模調査で、女性の腹囲と循環器疾患発症の関連性が低いとの傾向も明らかになり、腹囲を必須とする現在の特定健診のあり方も問われそうだ。

今月号の米糖尿病学会誌「ダイアベティス・ケア」に発表した。

立川メディカルセンターの調査によれば、日本人男性の場合、腹部肥満の有無に関係なく、体重が増加すれば、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断基準となる検査値(血圧、血糖値)は悪化することがわかったそうです。

日本のメタボ診断基準が腹囲を必須とするのは、腹部に蓄積する内臓脂肪が心筋梗塞(こうそく)などの循環器疾患を引き起こす主因との考え方に基づいてきたからだ。

ところが、日本人の循環器疾患発症の傾向を調べた解析によると、内臓脂肪の蓄積だけではなく、血糖値など一部の血液検査値の悪化や食生活によっても危険性が高まる。

このため、腹囲を必須とする現在の特定健診は、やせていて循環器疾患の危険性のある人を見落とす恐れがあると指摘されてきた。

この調査によって、腹囲基準を必須とする特定健診への影響があるかもしれません。

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ブラジル産プロポリスが体脂肪・脂質(中性脂肪・コレステロール)を減らす

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by Emma Jane Hogbin Westby(画像:Creative Commons)




ブラジル産プロポリスが体脂肪を減らす

(2009/8/18、サーチナニュース)

山田養蜂場は、奈良女子大学の小城勝相(こじょう しょうすけ)教授、市育代(いち いくよ)助教と共同研究を行い、ブラジル産プロポリスが体脂肪を減らし、血清の脂質を低減させる作用があることを動物試験にて明らかにした。

<中略>

脂肪の蓄積や代謝に関わる4種類のタンパク質の量を測定すると、高用量のプロポリスを摂取した場合、脂肪細胞を分化させ、脂肪を蓄積させるPPARγと、トリグリセリドを作るSREBP-1が減少し、脂質をエネルギーに換えるPPARαが肝臓で増えていた。

つまり、プロポリスによる体脂肪の減少及び血漿や肝臓でのトリグリセリドの減少には、これらのタンパク質の増減が関与しているといえる。

また、コレステロールを作るHMG-CoA還元酵素量が対照群に比べ減少しており、プロポリスはこれらを減少させることでコレステロールの体内合成を抑えていることがわかった。

山田養蜂場は、奈良女子大学の小城勝相教授、市育代助教と共同研究を行い、ブラジル産プロポリスが体脂肪を減らし、血清の脂質(中性脂肪やコレステロール)を低減させる作用があることを動物試験で分かったそうです。

こうしたことから、メタボリックシンドローム脂質異常症高脂血症)、動脈硬化(脳梗塞・心筋梗塞など動脈硬化性疾患)の予防に役立つ可能性があるそうです。

今後の研究に注目したいですね。







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高血圧や糖尿病など生活習慣病に関する医療費急増|練馬区調査




生活習慣病の医療費急増 練馬区調査

(2010/6/9、msn産経)

東京都練馬区で高血圧や糖尿病など生活習慣病に関する医療費が平成17年度から20年度の4年間で10%増え、区財政を圧迫する要因になっていることが、区の調査で分かった。

生活習慣病になる可能性が高いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とその予備軍の割合は男性が圧倒的に多い。

区は「特に男性はメタボ健診を積極的に受診して」と呼びかけている。

東京都練馬区では、高血圧糖尿病などの生活習慣病に関する医療費が急増しているそうです。

そして、この医療費の急増が区の財政を圧迫しているようです。

さらに、1人当たりの年間医療費も調べたところ、2000万円以上の高額な医療費がかかった区民の8割が、複数の生活習慣病を抱えていることも判明した。

複数の生活習慣病に抱えている人が高額の医療費が掛かっているようです。

メタボ健診などで予防を行なっていくことが今後より重要になりそうですね。

【関連記事】

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生涯医療費をできるだけ低くするには、その時々の段階での治療をきちんと行うことが重要です。

また、メタボリックシンドロームの段階できちんとした対策をとることも医療費を低くする方法ともいえます。

メタボが悪化すると多額の医療費がかかります。

(急いでメモしたため、詳細な金額は間違っているところもあるかもしれません。)

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高血圧 174万7500円

脂質異常症高脂血症) 368万2200円

糖尿病 584万8200円

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エゾシカ肉、メタボ・貧血予防に効果も

Deer goulash, dumpling, leeks, cranberries

by Kent Wang(画像:Creative Commons)

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■エゾシカ肉、メタボ・貧血予防に効果も

エゾシカ肉を食卓に=メタボ、貧血予防に効果も

(2010/4/28、時事通信)

北海道でエゾシカの増加による農林業被害が深刻化しており、食肉に利用する動きが広がりつつある。

牛肉や豚肉に比べて脂質が少ない一方で、栄養価が高いエゾシカ肉は、健康的な食材として注目されている。

<中略>

動物資源利用の研究をしている釧路短期大学の岡本匡代講師は「エゾシカ肉は低カロリー、低脂肪で高タンパク、鉄分も豊富。メタボリック症候群や貧血の予防に役立つ」と話す。

北海道では、エゾシカの増加による農林業被害が深刻化しているために、エゾシカを食肉に利用しようとする動きが広がっているそうです。

エゾシカは、低カロリー・低脂肪で高タンパク、鉄分が豊富なのだそうで、メタボリックシンドローム貧血の予防にも期待できるそうです。

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腹囲測定、やはり必要 女性は厳しく見直しも メタボ健診で厚労省研究班

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by mrhayata(画像:Creative Commons)

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腹囲測定、やはり必要 女性は厳しく見直しも メタボ健診で厚労省研究班

(2010/4/13、47ニュース)

内臓脂肪の蓄積で脳梗塞や心筋梗塞などの危険性が高まる「メタボリック症候群」。

2008年に始まった国の特定健診(いわゆるメタボ健診)の診断基準の有効性について検討していた厚生労働省 研究班は、発症リスクの予測やメタボリック症候群以外との区別のため、腹囲(ウエストサイズ)測定が必要だとする研究結果をまとめた。

女性の腹囲の基準を厳しくすれば、中程度のリスクの人をうまく拾い上げられるとも指摘。

主任研究者の門脇孝・東京大教授(糖尿病・代謝内科学)は「さらに5年間調査し、発症リスクを正確に見積もるための診断基準に役立てたい」と話す。

メタボ健診の診断基準、とくに腹囲測定の必要性について議論がされていましたが、厚生労働省研究班は、腹囲測定が必要だとする研究結果をまとめたそうです。

ただし、女性の腹囲基準については、見直しの必要性があるようです。

一方、女性の腹囲基準については見直しの必要性を示唆する結果も出た。

現在の「90センチ以上」でもリスクの高い人は見つけられる。

ただ女性は腹囲のばらつきが大きいため、中程度のリスクの人を見落としてしまう可能性がある。

門脇教授は「予防医学の観点からは、女性の基準を10センチ小さい『80センチ以上』とするか、80~90センチを『境界型』と位置付けることが考えられる」と指摘する。

女性の腹囲基準を10センチほど小さくするか、80から90センチをを境界型と位置づけていくなどの方法が考えられそうです。

また、今回の研究では、メタボリックシンドロームとは異なる新たな病態が浮かび上がってきたそうです。

データを分析すると、腹囲が小さくやせた体形なのに、高血糖や脂質異常、高血圧が複数重なり、後になって心筋梗塞や脳梗塞を起こす人が少なからずいることが判明。

こうした人はもともと遺伝性の高血圧糖尿病の体質があり、病気につながったとみられる。

メタボリック症候群なら運動や食生活の改善で内臓脂肪を減らし、健康を取り戻すことができるが、こうした人は投薬など別の治療が必要。

腹囲を参考にすれば、内臓脂肪型の代謝疾患か、別の要因による疾患かを見分けて治療に役立てることができる。

腹囲基準があることで、病気を見分けるのに役立ちそうです。

今後もこの研究には注目していきたいですね。

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