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乳がんマンモ定期検診で議論沸騰=40代勧めず-米政府作業部会
(2009/11/18、時事通信)
米政府の予防医療作業部会は17日までに、乳がんの早期発見に有効な乳房エックス線撮影検査(マンモグラフィー)に関して、40代の定期検診は勧めないとの勧告を発表した。誤判定や過剰診断などを理由に挙げている。
アメリカ政府の予防医療作業部会は、乳がんの予防に有効とされるマンモグラフィ検診の40代の定期検診は勧めないという勧告を発表したことから、議論が起こっているそうです。
同部会は2002年に40歳以上の女性に対して、隔年で同検診を受けるよう勧めていただけに、新たな見解の是非をめぐって議論が沸騰。ハーバード大学医学部のコパンズ教授(放射線医学)はワシントン・ポスト紙に「マンモグラフィーは何万人もの命を救ってきた。ひどい勧告で非論理的だ」と批判している。
間違ってほしくないのは、マンモグラフィー検診が良くないというわけではなく、
誤判定や過剰診断によるリスクと受診による利益を比較した場合、40代はリスクがほかの年齢層より高い
からという理由で、40代の定期検診は勧めないと勧告したそうです。
この件に関しては、今後も議論を呼びそうです。
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