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【世界一受けたい授業】ポリアミンは慢性炎症を防ぐ!|慢性炎症が病気の原因?|ポリアミンを含む食品とは?

2009年9月12日放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)では、「慢性炎症」「ポリアミン」について取り上げたそうです。




■慢性炎症が病気の原因?

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by Tamaki Sono(画像:Creative Commons)

ガンやメタボ、老化などの原因は炎症(慢性炎症)なのだそうです。

慢性炎症が原因で酸化物質が体に悪影響を与えるそうです。

「炎症」が原因で引き起こす血管の老化現象が体のどの部分で表れるかによって病気の種類が違うようなのです。

メタボリックシンドローム大腸がん糖尿病動脈硬化・アルツハイマー病も慢性炎症が原因なのだそうです。

その慢性炎症の原因は、動物性脂肪の摂り過ぎや喫煙なのだそうです。

■ポリアミンは慢性炎症を防ぐ!

慢性炎症の抑制には「ポリアミン」が効果的なのだそうです。

しかし、ポリアミンは20歳を超えると体内で作られなくなってしまうため、ポリアミンを含む食品を食べたほうが良いそうです。
【ポリアミンを含む食品】

  • 貝類(とくに貝類の肝にはポリアミンが多い)
  • 豆類(大豆を発酵させた納豆がおすすめ。小豆でもよい)
  • 椎茸
  • ヨーグルト

抗酸化物質としては、魚に含まれるDHAもよいそうです。







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【#世界一受けたい授業】良い血管・悪い血管とは?|動脈硬化を予防する健康な血管を作るための習慣|5月2日

2015年5月2日放送の世界一受けたい授業は「大人も子どもも要チェック!GWに健康になろうSP」です。




子どもも動脈硬化予備軍!?健康な血管を作る為の3つの習慣 "良い血管、悪い血管とは?

Being Healthy is Beautiful

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

高沢謙二 先生

  • 脳梗塞・心筋梗塞の原因は悪くなった血管
  • 健康な血管とは、血管が柔らかく、厚くない。
  • 動脈硬化
    外膜と中膜が硬くなる→動脈の硬化
    プラークができる→粥状硬化
  • 健康な血管の目安
    血管の内側(内膜と中膜)の厚さが1.1mm未満
  • 血管の中にある悪玉コレステロールがプラークを作る
  • 甘いモノを食べるなら、チョコレートORはちみつ?
    チョコレート→血圧を下げる
  • 果物を食べるなら、バナナOR梨?
    バナナ→カリウムはナトリウムを排出する作用がある
  • ウォーキングの頻度は、毎日ウォーキングOR晴れた日だけウォーキング?
    濡れると血管が縮まって血圧が上がる
  • 血圧の測り方で正しいのは、朝起きてすぐORトイレを済ませてから?
    トイレを済ませてから測る

→ 動脈硬化とは|動脈硬化の症状・原因・改善方法 について詳しくはこちら

→ 動脈硬化改善・予防に良い食事・食べ物・食品 について詳しくはこちら

【予習編】

血圧らくらく下げる14秘策 野菜優先 食後にバナナ効果大!

(2014/9/23、zakzak)

●減塩

高血圧を防ぐ食事(厚生労働省)によれば、食塩をとり過ぎると血圧を上げることは、多くの研究や統計などから指摘されています。

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●野菜を優先的に食べる

豊富な植物繊維により、血糖値の上昇が緩やかになり、血管が傷つけられることを防ぐ効果もあります

血糖値を下げる食品・食事方法によれば、食物繊維の多い野菜から先に食べると、糖分が食物繊維に絡まり、通常よりゆっくりと吸収されるため、食後の血糖値の上昇を抑えることができるそうです。

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●カリウム

バナナに豊富に含まれるカリウムは、ナトリウム(塩分)のキレート作用(体の外に排出)があり、血管を開く酵素の働きを活性化してくれる。

カリウムには、塩分を排出する働きがあり、また、血管を開く酵素の働きを活性化してくれるそうです。

【関連記事】

●適度な運動

運動すると血管は拡張し、血圧は下がってきます。ただし、激しい運動は逆効果。体内で大量に発生した活性酸素が、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を酸化させて動脈硬化を進行させる。それによって血管の老化が進みます

適度な運動をすると血圧は下がるのですが、激しい運動をすると、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)を酸化させて、動脈硬化が進行することによって、血管の老化が進んでしまうそうです。

●ふくらはぎを鍛える

心臓が血液を全身に送るポンプなら、ふくらはぎは足の方の血液を心臓に戻すポンプです。

すきま時間にかかとの上げ下げを10回程度繰り返すようにするとよいそうです。

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→ 血管年齢を若くする方法|血管年齢を下げるために効果的な食べ物・運動 について詳しくはこちら







■動脈硬化関連ワード
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決定版!DHA活用術|DHAの効果・食品|#あさイチ(NHK)

健康・美容チェック > DHA・EPA > 決定版!DHA活用術|DHAの効果・食品|あさイチ(NHK)

2011年11月22日放送のあさイチ(NHK)では「決定版!DHA活用術」を取り上げました。




【目次】

■DHAの効果

番組ではそれ以外にも、メタボリックシンドローム、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、アレルギー性鼻炎、視力低下、認知症、うつ病といった症状への予防、改善効果が確認されていることをご紹介しました。

DHAには、

への改善効果が確認されているそうです。

DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら

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サバ、イワシ、マグロなどの魚の脂に多く含まれる脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は、加齢黄斑変性の引き金となる高脂血症動脈硬化を予防する。

動物実験ではEPAの摂取で加齢黄斑変性が抑制された。

これらは一般的に「老化防止に効く」とされ、老眼白内障などにも効果が期待できそうだ。

■DHAの摂取量は?

Yamakake Maguro-don

by Yu Morita(画像:Creative Commons)

こうした症状への効果を得るために必要なDHAの量にはさまざまな説がありますが、厚生労働省は特に心筋梗塞などへのリスクの減少を考え、DHAと同じ魚の脂のEPAをあわせて1日に1グラム摂取する事を推奨しています。(厚生労働省 食事摂取基準2010改訂より)。

これをDHA単品の値に換算すると0.8グラム以上~1グラム以下ほどの値だと考えられます。

DHAを0.8g~1gほど摂取すると良いようです。

DHAは青魚に多く含まれていますが、DHAを1g摂取するには、どれくらいの量を食べれば良いのでしょうか。

DHAを1グラムとるのに必要な魚の分量(日本食品成分表 脂肪酸成分表編より)

・真いわし・・・およそ77グラム
・まだい・・・およそ164グラム
・くろまぐろ 赤身・・・833グラム
・くろまぐろ とろ・・・31グラム
・銀鮭(輸入品)・・・83グラム
・もどりがつお・・・103グラム

DHAは、まぐろ、かつお、あじ、さば、いわし、ぶりなど背中が青みがかった魚に多いと言われ、特に旬のもの(脂肪が貯めこまれているため)が良いそうです。




■DHAと赤ちゃんの脳の関係について

番組では出生後、DHAを十分に摂取した赤ちゃんと摂取しなかった赤ちゃんで10か月時点での課題解決テストの成績に差が出たことを紹介しました。この論文を発表したイギリスの雑誌The Lancetによると、10か月時点での課題解決テストの成績は、その後、成長した子どものIQと関係することにふれています。

≪赤ちゃんの課題解決テストの点数≫
(44人/18点満点)
・DHAなし・・・11点
・DHAあり・・・14点
(Willatts,P .,et al.:Lancet.352,688(1998)より)

また、同じイギリスの別の論文では、低体重児の場合、出世以後DHAを十分にとった場合と全くとらなかった場合、8歳の時点で知能指数に10以上の開きがあったケースも報告されています。
(Lucas,A.,et al. :Lancet,339,261(1992)より)

こうした事例から、順天堂大学小児科学教室の清水俊明教授は妊娠中から3歳くらいまでの間は特にDHAを意識して摂取したほうがよいといいます。

DHAの観点から言うと、特に母乳で育てられている12か月未満の赤ちゃんにとって、母親が魚を食べる頻度はとても重要なものになります。母乳中のDHAの量は母親が週にどれくらい魚を食べるかに大きく関係しているからです。

今回、番組では年に数回しか魚を食べないと言うアメリカ人のお母さんと日本で魚屋さんを営み、ほぼ毎食魚を食べるという女性のDHAの量を比較しました。その結果、アメリカ人のお母さんが脂質中のDHAの割合が0.24パーセントであったのに対し、お魚屋さんを営むお母さんの母乳はおよそ37倍にあたる8.94パーセントという数値が出ました。

これは極端な差ですが、鈴木平光先生は子どもの成長のためにも週に4~5回以上は魚を食べるのが望ましいと考えているということです。

【関連記事】

妊娠中1週間340gの魚を食べると胎児に良い?|ホンマでっかTV

1週間に340g以下の魚類を摂っていた妊婦から生まれた子供は、340g以上摂っていた妊婦からの子供に比べて、言語能力、運動能力、社会性、すべての面で発達が遅れていたということである

<中略>

この340gという数字は、FDA(米国食品医薬品局)のガイドラインで、水銀中毒のリスクを避けるために、妊婦の魚の摂取量は1週間に340gまでとしているようです。

■DHAと認知症予防について

番組では島根大学医学部の橋本道男准教授が島根県川本町で111名の高齢者を対象に行った研究も紹介しました。高齢者のグループを二つにわけ片方に1700ミリグラムのDHA入りソーセージを、もう片方には普通のソーセージを食べてもらい、その結果を長期的に追いかけるというものです。

結果はDHAをとっているグループで認知機能の低下を有意に抑えることができるというものでした。国内でこれほどの大規模な実験が行われたのは初めてのことです。

この実験の際、特に成果をあげたのが84歳の男性でした。男性は30点満点の認知機能のテスト(長谷川式知能評価スケール)で13点という状態でしたが、DHA入りのソーセージを食べ始めて以降、機能が21点まで回復し、その値をキープし続けています。(20点以下が介護施設入所の目安となります)

ただ、DHAは認知症予防についてはある程度の効果が考えられているものの、男性のような劇的な改善効果があるかどうかについてははっきりしていません。

男性の場合はDHAの摂取に加え、1日20分×2回の散歩を行うなどの運動を行っていました。橋本道男准教授はそうした取り組みとの相乗効果によって症状がよくなったケースだと考えているということです。

【関連記事】

「DHAで認知症予防」実証 島根大医学部のグループ

青魚などに含まれる油脂のドコサヘキサエン酸(DHA)に物忘れや認知症の予防に効果がみられることを、島根大医学部の橋本道男准教授のグループが国内初の100人規模の臨床研究で実証した。

DHA・EPA|DHA・EPAの効果・効能・食品・摂取量 について詳しくはこちら







熱ショックタンパク質(ヒートショックプロテイン)の効果|体温アップする方法・温め健康法の注意点|#ためしてガッテン

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2011年5月11日放送のためしてガッテンでは、「大検証!体温アップで超健康の真実」を取り上げました。




【目次】

■体温を1~2度上げれば・・・

体温め健康法の本の帯などに書かれているのは、体を温めると病気が治る、免疫力アップ、がん細胞消滅、インフルエンザ予防、美肌になる、アトピー改善、体温1度上昇で免疫力5倍、便秘解消、うつが治る、ダイエット効果、アンチエイジングなどです。

■HSP(ヒートショックプロテイン・熱ショックたんぱく質)

熱ショックタンパク質は、ほぼすべての細胞に存在し、体温上昇で増えるそうです。

熱ショックタンパク質は、細胞を強化する働きがあるそうです。

札幌医科大学鳥越俊彦教授によれば、熱ショックたんぱく質が免疫機能の制御に重要な役割を果たしているということが分かってきたそうです。

試験管レベルでは、35度のT細胞と39度まで温めたT細胞を比較すると、ヒートショックプロテインは2倍以上に増え、12時間の間にやっつけたガンの割合は14%と44%となったそうです。

熱ショックタンパク質は一定以上の温度変化により増えるそうです。

かぜなどで発熱している時も熱ショックタンパク質は増えるそうです。

■熱ショックタンパク質はどうやって細胞を強化しているの?

熱ショックタンパク質は細胞のタンパク質を修復して強化してくれるそうです。

細胞は、圧力・精神的ストレス・放射線・紫外線・熱・pH・活性酸素などで傷ついています。

■体温を1~2度上げるにはどうしたら良いか?

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by Bea Serendipity(画像:Creative Commons)

番組スタッフの実験によれば、36.2度の女性が38度まで体温を上げるのにかかった時間は、40分だったそうです。

人間は恒温動物なので、体温を一定に保つシステムを持っています。

変温動物とは違い、体温が急激に上がらないように身体が戦っているわけです。

しかし、ある一定の段階を超えると、体温は上がりだします。

そのポイントは汗です。

汗は気化熱で体温を下げるので、水滴状態では効率が大幅にダウンします。

玉のような汗が出ているのは、体温調整の限界といえます。




■温め健康法の注意点

中山健夫教授(京都大学)

「HSPは理論的には事実。ただ人間に効果があるかどうか慎重に検証する必要がある。」

体温をむやみにあげると

  • 「のぼせ」でふらつく。
    のぼせると転倒事故につながることも。高齢者の方は長湯し過ぎに注意。
  • 血栓ができやすくなる
    高温(42度~)で長湯した場合
    熱い湯で体温を2度以上あげると、血小板に偽足(血小板の形が変わり、脚のように飛び出した形になり、ひっかかりやすくなる)ができ、詰まりやすくなる。
  • 熱中症
    高齢者や子どもは体温調整がうまくいかない時があるので要注意。

のおそれがあるそうです。

■和温療法とは

鹿児島大学医学部 鄭忠和教授

「心臓の筋肉にかなりのダメージが来てもう元に戻らない患者さんもいるんです。」

慢性心不全の人の心臓を見ると健康な人の心臓に比べて動きが小さい。

血液循環が滞ってしまい、症状が重くなると、心臓移植が必要になることも。

しかし、和温療法を継続することで日常生活を普通にできるそうです。

【和温療法の方法】

60度のサウナに入り体温を約1度上昇させたあと、保温30分

和温療法の目的は心臓の完治ではなく、血流を良くして症状を改善すること

血管若返り=血管が柔らかくなること

血管が硬くなると、高血圧になり、心筋梗塞や脳梗塞の危険があるそうです。

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

●血管が若返る仕組み

体を温めて深部体温が上がると、熱を逃がそうとして血流が良くなります。

この時血管の内壁からNO(一酸化窒素)という物質が出てきます。

この一酸化窒素には血管を広げようとする働きがあります。

このことによって、内部の筋肉がほぐれて、血管が柔らかくなる、つまり血管が若返るそうです。

■和温療法と同じ+1℃はお風呂では何分くらいかかる?

湯温40度の状態(安全な温度)

さら湯の場合、+1℃になるまでに13分

入浴剤を入れた場合、+1℃になるまでに9分半、

※炭酸が肌から吸収されると血管が広がってその結果温まりやすくなると考えられるそうです。

※個人差があります。

体温を上げる方法 についてはこちら







【関連記事】
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長寿ホルモン「アディポネクチン」の増やし方|壁ネクチン体操のやり方|#ためしてガッテン(#NHK)

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2015年10月28日放送のためしてガッテン(NHK)のテーマは「長寿ホルモン大放出!動脈硬化メタボ糖尿病 一挙解決SP」です。




【目次】

■アディポネクチンとは

Coffee For One

by David Hodgson(画像:Creative Commons)

長寿ホルモン(長生きホルモン)とは何なのでしょうか?

長生きホルモンとは、「アディポネクチン」というホルモンです。

長寿ホルモン(アディポネクチン)は若返り遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化するとして注目を集めました。

アディポネクチン』とは、脂肪細胞から血液中に分泌されるホルモンで、糖尿病動脈硬化症などを予防する効果があるといわれており、近年注目されています。

アディポネクチンの健康効果|中性脂肪を減らす・メタボリックシンドロームの改善・高血圧予防によれば、メタボリックシンドロームが進行する=内臓脂肪が増えると、アディポネクチンは減少してしまいます。

それは、この物質は内臓脂肪が増えれば増えるほど減少する性質を持っているためです。

アディポネクチンには中性脂肪を減らす働きがあるため、アディポネクチンが減少すると中性脂肪が増加していきます。

アディポネクチンの働き・健康効果

【補足】

1.動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞の予防・改善

・傷ついた血管の修復や拡張し、血液の流れを良くする働きがあるそうです。

・動脈硬化が引き金となって起こる心筋梗塞や脳梗塞の予防にも有効なのだそうです。

2.大腸がん・乳がん予防

・がん患者に共通している要素として、血液中のアディポネクチン濃度が低いという結果が出ているそうです。

低アディポネクチンの人は、一般的に大腸がんや乳がん、子宮がん、前立腺がん、胃がんのリスクが高まると言われているそうです。

・東京大学医学部腫瘍外科の実験によると、ヒトの胃がん細胞をマウスに移植し、がんを発症させた状態のまま、アディポネクチンを投与したところ、最大で90%もがんが減ったという結果も出ているそうです。

3.糖尿病を予防

・アディポネクチンには血糖値を下げ、インスリンの効きを良くする作用があるそうです。

アディポネクチンが糖質の代謝を活性化し、慢性的に増えてしまった血糖値を正常に戻すことが期待されます。

4.脂肪の代謝を促進して中性脂肪を下げる。

・アディポネクチンには、運動と同様にAMPキナーゼを活性化する作用があることが報告されているそうです。

骨格筋でのブドウ糖の取り込みや脂肪酸の燃焼が促進されることが期待されます。

・ハーバード大学の研究グループが行った、肥満度別の血中アディポネクチン値テストによると、BMIが高い(肥満体系)の人ほどアディポネクチンの値が低いと判明しているそうです。

このことから、メタボリックシンドロームの予防・改善が期待されています。

5.高血圧を防ぐ働き

・血管が拡がる作用や血圧が上がる原因となる過剰なナトリウム(塩分)を排出させる働きにより、血流が良くなり、血圧を正常化させてくれるそうです。

■アディポネクチンは内臓脂肪から分泌される

アディポネクチンは内臓脂肪から分泌されます。

内臓脂肪や体脂肪が極めて低いと、栄養不足でアディポネクチンを分泌できません。

しかし、太りすぎて内臓脂肪が膨んでしまっても、アディポネクチンの分泌は弱まってしまいます。

メタボリックシンドロームの診断基準に当てはまるへそ周りが男性85センチ、女性90センチ以上の方で、特に運動の習慣のない方がない人はアディポネクチンの分泌が低下している可能性があるそうです。

つまり、アディポネクチンをよく出せるのは、ちょうどいいサイズの健康な内臓脂肪を持っている人なのです。

→ 「メタボリックシンドローム」を初めてTVで紹介した専門医が開発した長寿ホルモン「アディポネクチン」のサプリメント について詳しくはこちら

■長寿ホルモンの増やし方

長寿ホルモンは内臓脂肪から出ますが、内臓脂肪が増え過ぎてしまうと逆に出にくくなってしまうそうです。

内臓脂肪を減らすには、食べ過ぎや高脂肪のものは避けるようにして、野菜中心の食生活を心掛け、また、運動(有酸素運動)を少しずつ増やしていきましょう。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら

■長寿ホルモンの増やし方「壁ネクチン体操」

1.背中側を背にして壁にはりつく 3分

後頭部、肩、手、おしりを壁から浮かさないようにする。お腹に力を集めるように意識します。

2.ひねり 30回

足一つ分前に踏み出し、体をひねるときは右手で左側の壁をタッチして、左手で右側の壁をタッチします。

声を出しながらカウントする。

3.羽ばたき 3往復

壁にはりつき、両手を壁から浮かさずに上下に動かす

4.笑う深呼吸 3回

両かかとを合わせ、両膝を開くようにしっかり曲げて腰を落とす。

次に、両手をまっすぐ上に上げながら大きく掛け声をだす。

左右から手を下ろし、膝を伸ばしながら「ハッハッハ」と大声で笑う。

※1日2回行うとより効果的です。

※声を出したり、笑う時は、腹式呼吸になるように意識する。

→ アディポネクチンの健康効果・増やす方法 について詳しくはこちら







【参考記事】
続きを読む 長寿ホルモン「アディポネクチン」の増やし方|壁ネクチン体操のやり方|#ためしてガッテン(#NHK)