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アメリカの糖尿病患者の約3割が糖尿病網膜症にかかっている!?

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■アメリカの糖尿病患者の約3割が糖尿病網膜症にかかっている!?

Millions March NYC

by Phil Roeder(画像:Creative Commons)

糖尿病患者で網膜症3割

(2010/9/14、47ニュース)

慢性糖尿病の三大合併症として網膜症、腎症、神経障害が知られているが、米国の糖尿病患者のうち3割近くが糖尿病性網膜症にかかっているとの調査結果を、米疾病対策センター(CDC)などの研究チームが米医師会雑誌に発表した。

米疾病対策センター(CDC)などの研究チームによれば、アメリカの糖尿病患者のうち3割近くが糖尿病網膜症にかかっているそうです。

糖尿病網膜症 についてはコチラ

■糖尿病網膜症

糖尿病網膜症の初期症状としては、ほとんど症状はありません。

新生血管が破れて出血を起こしたときや、黄斑部がむくんだときに、視力低下、ものがゆがんで見える、目の中に蚊のような虫やゴミが飛んでいるように見える飛蚊症、目のかすみなどの自覚症状を感じた段階では、かなり症状が進行しているおそれがあります。

→ なぜ糖尿病になると目がかすむのか? について詳しくはこちら

網膜は、瞳から入った光の明暗や色を感知する組織で、細かい血管が密集しています。

そのため、高血糖状態が続くと血管の閉塞障害と血液凝固異常がおき、眼内の血管が徐々に詰まって、網膜に栄養や酸素が届かなくなります。

そのような状態になると、網膜に新しい血管が生まれ、酸素不足などを補おうとします。

しかし、この新生血管はもろく、少しの刺激でも出血し、重篤化(じゅうとくか:病気がより悪い状態になること)すると網膜剥離を起こし、失明してしまいます。




■糖尿病網膜症の治療・手術

定期的に眼科で見てもらうことが大事と言えそうです。

医師と糖尿病網膜症の治療方針について良く相談の上、治療をして下さい。

増殖前網膜症の段階では、眼科では網膜症の進行を防止するため、網膜レーザー光凝固術を行い、血管新生の発生を抑制する処置を取るようです。

増殖網膜症の段階では、眼科では、網膜に癒着した増殖組織をはがす硝子体手術を行い、失明の防止や視力の回復を目指すことになるようです。

■糖尿病網膜症の予防

●ルテイン

ルテインの継続摂取が糖尿病網膜症の予防に役立つことを発表したそうです。

→ ルテインに糖尿病網膜症の予防作用-慶大の共同研究 について詳しくはこちら

→ ルテインの健康効果 について詳しくはこちら

●ブルーベリー

ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、目の網膜にある血管や神経の細胞を保護する作用があることがわかったそうです。

これは、ブルーベリーに含まれるアントシアニンの抗酸化作用が関係していると考えられ、「糖尿病網膜症」に効果的だと考えられるそうです。

→ ブルーベリー「目にいい」実証 岐阜薬科大の原教授|緑内障・糖尿病網膜症に効果的 について詳しくはこちら

→ ブルーベリー(アントシアニン)の健康効果 について詳しくはこちら

●定期検診

糖尿病網膜症を予防するには、定期的に眼科で診ていただくことが重要です。

→ 糖尿病診断後1年以内に「眼科を受診しない」が6割|糖尿病網膜症の予防に関する実態・意識調査 について詳しくはこちら

■まとめ

糖尿病網膜症にならないためにも、まずは糖尿病にならないように気をつけましょう。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

糖尿病の合併症 についてはコチラ







歯周病、糖尿病で合併も|糖尿病患者の死亡率は歯周病が重度になるほど高まる

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■歯周病、糖尿病で合併も|糖尿病患者の死亡率は歯周病が重度になるほど高まる

Fort Hood Dental Activity educates children

by Army Medicine(画像:Creative Commons)

歯周病、糖尿病で合併も

(2010/1/27、47ニュース)

糖尿病の合併症の中で、網膜症や腎症、神経障害などに比べ知られていないのが歯周病だ。

腎症などによる死亡にもかかわっているとされる一方、歯周病を治療することで糖尿病のコントロールもよくなったとの報告もあるといい、医科と歯科が協力して患者をケアする取り組みが始まっている。

糖尿病と歯周病の関係についてはこのブログでも取り上げてきました。

糖尿病の患者は、歯周組織の微小な血管の障害や、歯肉部分の血行の悪化、免疫機能の低下などで歯周病が悪化しやすいと考えられている。

糖尿病になると、歯周病が悪化しやすいと考えられ、また反対に歯周病が糖尿病に影響を与えているとも考えられています。

公立昭和病院(東京都小平市)内分泌・代謝内科の貴田岡正史部長によると、糖尿病患者の死亡率は、合併している歯周病が重度になるほど高まり、糖尿病性腎症心筋梗塞が原因で死亡するケースでは、約4割に歯周病がかかわるとの研究がある。

記事によれば、糖尿病患者の死亡率は歯周病が重度になるほど高まるそうです。

糖尿病網膜症などの状況が眼科医の協力で改善しているのに比べると、歯周病は合併症としての認知度がまだ低い」

糖尿病の予防のためにも、また糖尿病の合併症の予防のためにも、歯科医や眼科医などの医師同士の協力が重要になってきそうです。

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

→ 糖尿病危険度チェック について詳しくはこちら







【関連記事】
続きを読む 歯周病、糖尿病で合併も|糖尿病患者の死亡率は歯周病が重度になるほど高まる

【特損】糖尿病:早期発見で合併症を防げ!

> 健康・美容チェック > 糖尿病 > 糖尿病:早期発見で合併症を防げ!|あのニュースで得する人損する人

2014年9月25日放送の「あのニュースで得する人損する人」のテーマは、「糖尿病:早期発見で合併症を防げ!糖尿病スペシャル」です。




Thinker

by Eugene Kim(画像:Creative Commons)

■糖尿病4つのシグナル

1.一度でも太ったことがある人は危険

人生の中で一度でも肥満になると、血糖値が上昇しやすくなり、この状態を身体が記憶するそうです。

→20代の頃より10キロ増えたら要注意

2.おしっこの回数が増えた人は危険

おしっこの回数が増えると危険な理由としては、高血糖が続いて血管に血糖があふれると、尿に血糖を流そうとするため排尿が増えるため。

おしっこの回数が増えた人の中でも、特におしっこの泡が消えない人は注意が必要。

泡がきめの細かいクリーミーで消えない人は、糖尿病の合併症である腎症のおそれがある。

糖尿病の合併症の一つが糖尿病性腎症です。

腎臓の機能として最も大事なのが、体の中に溜まった老廃物などをろ過する機能ですが、腎臓機能が低下し、ろ過できなくなると、人工透析をする必要があります。

3.歯を磨いて血がでるようになったら危険

歯を磨いて血がでるようになったら危険な理由としては、糖尿病による免疫力の低下が原因で歯周病にかかりやすくなるため。

糖尿病患者が歯周病にかかるリスクは健康な人に比べて2倍といわれている。

【関連記事】

4.女性は妊娠と加齢で糖尿病にかかるリスクが上がる

●妊娠の場合

妊娠すると赤ちゃんにブドウ糖を届けるために血糖値が上がりやすくなるため。

高齢出産や過去に肥満歴のある人が妊娠糖尿病になりやすい。

■妊娠糖尿病とは

妊娠をきっかけにインスリンの働きが落ち、インスリン分泌量が十分に増えずに血糖値が高くなる状態を妊娠糖尿病という。

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●加齢の場合

加齢により、女性ホルモンが減少し、また基礎代謝が低下するので、太りやすくなるため。

そのため、更年期に注意が必要。

【関連記事】

→ 糖尿病の症状・初期症状 について詳しくはこちら

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【糖尿病の症状】

番組予告

予備群を含めると成人のおよそ4人に1人がかかると言われている
まさに、国民病の「糖尿病」
しかし、この糖尿病自体が命を脅かすことはほとんどない。
本当に怖いのは、糖尿病を放置した時に起きる合併症
“心筋梗塞”“脳梗塞”“腎不全” それは死に至る危険の病・・・・

糖尿病の大きな問題は、合併症。

糖尿病による腎臓障害で人工透析を始める人も多く、また糖尿病が原因の視覚障害が発生することもあります。

また、糖尿病の人は、高血圧になる可能性が高いともいわれます。

それは、糖尿病と高血圧の危険因子が同じだからだと考えられています。

糖尿病の3大合併症(糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症)について詳しくはこちら。

【糖尿病の合併症 関連記事】

番組では、糖尿病の4つのシグナルや糖尿病予防に効果のあるとされる家庭でも簡単に作れるある食べ物や糖尿病改善の可能性がある最新手術も紹介するそうです。

■糖尿病は太っている人がなるとは限らない

■糖尿病の予防

■糖尿病と手術

【糖尿病と手術 関連記事】

糖尿病が改善される手術がある?

手術前にインスリン注射が必要な患者が手術後打たなくてもすむようになる。

減量手術の糖尿病患者への効果→やせている患者にはあまり効かない

減量手術→胃や腸の構造が変化→糖尿病を改善するホルモンが出る

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Hemoglobin

by Scott Robinson(画像:Creative Commons)

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ヘモグロビンA1cを推奨

(2009/6/30、47ニュース)

米糖尿病学会、国際糖尿病連合、欧州糖尿病学会でつくる専門委員会は、糖尿病の診断基準として、過去1~2カ月の平均血糖値を反映する「ヘモグロビンA1c」値を推奨すると発表した。

日本でも、「糖尿病:診断基準を見直しへ ヘモグロビンA1c(HbA1c)に」が話題になっていましたが、世界的な流れとなっているようです。

糖尿病の診断基準にヘモグロビンA1cを推奨している理由として考えられるのは、

専門委は、A1cが糖尿病網膜症などの合併症発症と関連していると評価。

しているからのようです。

⇒ 糖尿病の診断基準 について詳しくはこちら。







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公開日時: 2009年6月30日 @ 09:32

「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

Numbers And Finance

by Ken Teegardin(画像:Creative Commons)

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■「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

「糖尿病」 治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも

(2008/12/11、産経新聞)

国民病の糖尿病は、早期から治療に努めなかった患者の生涯医療費が5000万円超と、治療に励んだ患者の6倍にも上ることが10日までに、専門医が初めてまとめた症例別推計で分かった。患者は毎年50万人増え、2年後には1000万人を突破する見込みだが、半数は未治療や治療放棄者だ。

糖尿病の早期の段階での治療を怠った患者の生涯治療費が5000万円超と、糖尿病治療に励んでいる患者の6倍になるそうです。

糖尿病と診断されているにもかかわらず、治療をうけない人や継続できずにやめてしまう人が多いようです。

現在、糖尿病または糖尿病予備軍の人は急増しています。

厚生労働省の調査では、血糖の指標となるヘモグロビンA1c(赤血球タンパクとブドウ糖が結合したもの)値が6・1%以上の「糖尿病が強く疑われる人(治療中を含む)」は平成9年に690万人、同5・6%以上6・1%未満で未治療の「糖尿病を否定できない人(糖尿病予備軍)」が680万人だったのが、14年に880万人と740万人、18年は820万人と1050万人に急増した。

糖尿病が増加している原因は、食事の変化と運動不足、遺伝などだといわれています。

糖尿病820万人のうち治療を受けているのは410万人で、このうち141万人(34・4%)は血糖制御が順調で、深刻な合併症を防いでいる。

未治療・治療放棄の410万人と、治療しても血糖制御が不調な269万人の計679万人は、合併症の危険が高い。

「合併症は軽症段階から心筋梗塞や脳卒中、10年以上続くと透析が必要な障害、5~6年で末梢(まっしょう)神経障害が出て、重症化すれば足が壊疽(えそ)して切断することも。

糖尿病網膜症や緑内障は7年以上で出ることが多く、重症なら失明する」

糖尿病と診断されても半数の人が治療を受けておらず、最初のうちはよいのでしょうが、その後、糖尿病の合併症を引き起こします。

合併症予防には適切な治療が肝心だ。早期なら、食事・運動療法だけで改善する人も少なくない。症状が進めば血糖降下薬なども服用。重症になれば、服薬に加えインスリン注射を毎日2回打たなければならず、合併症の危険は一層増す。

糖尿病の合併症を防ぐためにも、医師との相談の上、食事療法運動療法などの治療が重要です。

■糖尿病にかかる医療費

2017年6月6日放送の「みんなの家庭の医学」では糖尿病にかかる医療費について取り上げました。

■まとめ

現在、糖尿病と診断されている人が、きちんとした治療を受けるようになれば、糖尿病の合併症になる人は減少し、医療費も減少することが考えられます。

糖尿病または糖尿病予備軍と診断された人は、ぜひきちんとした治療を受け、生活習慣を改善しましょう。

→ 糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動) について詳しくはこちら







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