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胃腸の病気の原因は、食べ過ぎ、飲み過ぎ、不規則な生活、喫煙、運動不足、ストレスなどといわれています。
なぜストレスによって、「胃が痛い」「吐き気」「ムカムカ」などの症状が出るのでしょうか?
【目次】
■なぜストレスで「胃痛(胃が痛い)」という症状が出るのか?
by Sodanie Chea(画像:Creative Commons)
ストレスによる胃の不調は大きく2つに分けられ、胃に異常があるものと胃自体には異常がないものがあります。
■胃に異常があるもの
通常は、胃から分泌される胃酸と胃酸から胃の壁を守る粘液の分泌のバランスがとれています。
胃などの内臓の働きは自律神経によって調節されていますが、ストレスによって自律神経の働きが乱れると、粘膜の血流が悪くなり、粘膜が傷つきやすくなって、胃炎(ストレス性胃炎)や胃潰瘍が起こります。
●胃炎の症状
→ 胃炎(急性胃炎・慢性胃炎)の症状・原因・食事 について詳しくはこちら
●胃潰瘍の症状
- 胃が痛い(さしこむように痛い)
- 食後の胃痛(食べ物が潰瘍を刺激することで痛みがある)
- 胸やけ・呑酸(どんさん:すっぱい液体が口まで込み上げてくる)
- おなかが張る(胃酸の分泌が低くなることで、腸の動きが鈍くなったり、ガスが増えたりする)
- げっぷ
- 吐き気がする
- 食欲がない(食べ物が胃に残っているため)
→ 胃潰瘍の症状(痛み)・原因・予防・食事 について詳しくはこちら
■胃自体に異常がないもの
また、最近では、胃カメラや内視鏡で胃を診ても、胃に異常がないにもかかわらず、胃の不調を訴える人がいます。
そうした不調のことを「機能性ディスペプシア(FD:Functional Dyspepsia)」と呼びます。
脳へのストレスだと考えられています。胃腸は自律神経によってコントロールされているので、脳にストレスがかかると、自律神経が乱れてしまい、胃の消化などの機能異常を起こしてしまいます。
●機能性ディスペプシアの症状
- 「食後に胃もたれ感がある」
- 「食事をしてもすぐおなかがいっぱいになる」
- 「みぞおちに差し込むような痛みや焼ける感じがある」
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■ストレスによる胃痛(胃が痛い)の治し方
ストレスによる胃痛の場合は、ストレスの原因となるものを取り除いて、ストレスを解消することです。
恋愛・仕事など人間関係によるストレスやローンや借金などお金によるストレス、病気やケガによる健康によるストレスなどストレスの原因は様々でしょう。
ただ、胃の不調には様々な要因がかかわっています。
胃の不調が現れているときには、生活習慣が乱れていないかをチェックする良い機会だと思って、見直してみましょう。
長く胃の不調が続く場合には、一度消化器科などの病院で診てもらいましょう。
→ 胃痛(胃が痛い・胃の痛み)の原因・対処法・治し方 について詳しくはこちら
→ 胃腸の病気の症状・原因・対処法・予防 について詳しくはこちら