by Pietro Zuco (画像:Creative Commons)
もう二度と会えないかもよ、その子と。 #GACKT
(2017/1/9、Foodisco)
彼女のいない男の子の知人に有名アイドルのライブに来た女の子を誘ったらどうかとアドバイスしたら拒否されたというお話です。(詳しくは読んでみてください)
彼女がいる人は、「モテるかモテないか」ではなく「誘うか誘わないか」の違いでも書きましたが、彼女がいる人と、いない人(正確には、欲しいけどいない人)の違いは、好意を持った女性に対して積極的な行動を取れるかどうかだと思います。
積極的な行動をとれる人と取れない人との違いには、強者のメンタルと弱者のメンタルがあるのではないでしょうか?
強者のメンタルの持ち主は次のような考えを持っている人とします。
- 「とりあえず声かけてみよう」
- 「当たって砕けろ」
- 「自分に振り向かないわけがない」
- 「(声をかけない男性に対して)なぜ声をかけないの?」
強者のメンタルの持ち主が行なうアドバイスは、「とりあえず声をかけてみなきゃわからないじゃないか?」とか「強気で声かけ続ければなんとかなる」というようなものですが、弱者のメンタルの持ち主にはそうしたメンタルを持っている人はおらず、そもそもそういう強者のメンタルを持っている人にはそういうアドバイスさえいらないのです。
強者のメンタルの持ち主のアドバイスはほとんど正しいのですが、弱者のメンタルの持ち主からすれば、そのメンタルをどうして持てばいいのか、という根本の問題が解決できていないため、結局アドバイスがアドバイスとなっていないのです。
それではどうしたら強者のメンタルを持つことができるのでしょうか?
■ちょっとした成功体験を集める
自分の外見に自信がある人ほど人間関係に積極的で紹介した米ヒューストン大学のクリス・ダウンズの調査によれば、自分の外見に自信がある人ほど人間関係に積極的な傾向があったそうです。
このように書くと、結局イケメンだから積極的な行動がとれるんだろうと思ってしまいがちですが、この調査の大事なポイントは、決してその人が客観的評価を得たわけでなく、自分をイケメンだと信じていることです。
ちょっとした成功体験、例えば子供の頃のモテ体験などを集めて何度も繰り返し頭のなかで反芻することで自身の外見に自信がついてくるそうです。
また、男は出世した数だけモテ期が来る!?によれば、仕事で成功体験や褒められる体験を積むことは、恋愛力アップにつながるそうです。
つまり、弱者のメンタルを強者のメンタルに変えていくには、ちょっとした成功体験を集めて自分を肯定していくこと、そして、学業やスポーツ、仕事などを通じて褒められる体験を積んでいくことが重要です。
■恋愛に対して努力することは恥ずかしいことではない
もう一つ、恋愛に興味があるけど積極的な行動がとれない弱者のメンタルの持ち主にアドバイスするとすれば、恋愛に対して努力をすることは恥ずかしいことではないということです。
モテる男性であっても、女性誌から話のネタを探したり、美容室に通ったり、ファッションの勉強をしたり、体を鍛えたり、いろんな場所に行ってみたりともっとモテようと努力しています。
すでにある程度モテている男性でもそうした努力をしているのに、自分がしていなければ差がつくばかりですよね。
恋愛に対して努力するのなんて恥ずかしいという気持ちが邪魔しているかもしれませんが、それは最初だけで、少しずつ磨かれていくことで周りの目もそれが普通だと思うようになれば、磨かれていく自分というのが自然になります。
例えば、ダイエット失敗の最大の要因は「友達」!?やダイエット成功の秘訣は「誰にも言わないこと」でも紹介しましたが、「ダイエットをしていることは誰にも言わない」ことが、つらい時期を乗り切るうえで役に立ったそうです。
それは、人間は変化を嫌う生き物であり、周りの人達は、ダイエットしようとしていることに対して抵抗を示すため、ダイエットを邪魔するような行動(食べることを強要されたり、ダイエットをからかわれたり)をしてしまうそうです。
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自分の外見に自信がない人でも、最低限の身だしなみ(ファッション)、清潔さ、体を鍛えること、女性目線の考えができたり、女性が好きなデートスポットを多く知っていたり、(女性から見て)おしゃれな趣味をもっていたりするなど、モテる男性の持つ要素を真似ることで女性からの評価が変わってきて、自信=強者のメンタルがついてくるのではないでしょうか。
モテる男子の特徴とは?
●第1位/「話を聞くのが上手」……27.2%
○第2位/「褒めるのがうまい」……23.7%
●第3位/「顔がかっこいい」……15.5%
○第4位/「女性目線の発言ができる」……9.2%
●第5位/「用意周到」……7.0%
○第6位/「スタイルがいい」……4.1%
●第7位/「素敵なデートスポットをたくさん知っている」……2.5%
○第7位/「むさくるしくない」……2.5%
●第9位/「おしゃれな趣味がある」……2.2%
○第10位/「ファッショナブル」……1.3%
■自信があるフリから始める
Amy Cuddy:エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」
(2012/6、TED)
社会心理学者のエイミー・カディは、自信のないときでも自信に溢れる「力のポーズ」を取ることで、脳内のテストステロンやコルチゾールのレベルが変化し、成功できる見込みも変わるのだと言います。
「パワーポーズ」の再現性については論文の共著者Dana Carney(ダナ・カーニー)から問題提起がされていますが、自信がない人が自信を持っているフリからスタートするというのは、よいアドバイスのように感じます。
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■まとめ
「コンカツ?」(著:石田衣良)ではこのように書かれています。
「じゃあ、お見合いパーティーって、誘えない男と待っているだけの女で大繁盛しているわけですか」
<中略>
どんなルックスでも、年齢がいっていてもあきらめずに誘い続けられる男性は、実際にちゃんとゴールインしているの。
男性は勇気がなくて、女性を誘うことができず、たとえ誘ったとしても相手の女性が忙しいため一度断られると、心が折れてしまうのだそうです。
また、女性は、男性から発見されたいといつの時代も思っているため、待ち続けることになり、結婚が難しいのだそうです。
女性側は急に男性からのアプローチがなくなった場合、好意がなくて断ったわけではなく、忙しくて断ったとしても、男性が弱者のメンタルの持ち主だと、それが拒否されたサインだと思い込むことがあります。
そのため、どういう理由で今回の誘いを断ったのかをきちんと伝えて、次回は反対に誘ってみるようにするといいのではないでしょうか。
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