by Alan Jamieson(画像:Creative Commons)
恋人いない20~30代「出会いの場がない」55% 「恋愛が面倒」回答も 内閣府「少子化白書」
(2015/6/22、産経ニュース)
■未婚男女の約4割が恋人が欲しくない!?
調査では「恋人が欲しいか」の問いに未婚男女の約6割が「欲しい」、約4割が「欲しくない」と回答。
内閣府の結婚・家族形成に関する意識調査によれば、未婚男女の約4割が欲しくないと回答したそうです。
恋人が欲しくない理由は何なのでしょうか?
一方、「今は恋人が欲しくない」と答えた未婚男女にその理由を尋ねたところ、46・2%が「恋愛が面倒」と回答。「自分の趣味に力を入れたい」(45・1%)▽「仕事や勉強に力を入れたい」(32・9)▽「恋愛に興味がない」(28%)-が続いた。
モテるために「努力しない」人が75%ー20代、30代恋愛調査によれば、モテる努力をしない理由としては、「面倒くさい」「諦めているから」が多かったそうです。
また、若者の間で本当に「恋愛離れ」が起きているのか?によれば、今の若者は恋愛しないのではなくて、恋愛できないほど経済的に貧しくなってしまっているという意見や恋愛以外のお金を使う娯楽が昔に比べて増えているという意見があります。
モテる人はエンタメ性を提供できる人!?では、恋愛=エンタメと仮定すると、恋愛以外の趣味といったエンタメに時間もお金も割いているのであれば、自然と恋愛から遠ざかるということになるのではないでしょうか。
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■恋人として交際する上での不安とは?
「恋人として交際する上での不安は何か」を複数回答で尋ねたところ、最も回答が多かったのは「そもそも出会いの場がない」(55・5%)。「自分は魅力がないのではと思う」(34・2%)▽「自分が恋愛感情を抱けるか不安」(20・5%)▽「気になる人にどう声をかけていいかわからない」(20・0%)-が続いた。
「そもそも出会いの場がない」(55・5%)
20-30代独身女性、8割が新しい「出会い」を求めるも、1年以上出会いなしによれば、20~30代の独身女性の約8割が新たな出会いを求めているが、1年以上出会いがないそうで、約4割の人が自然な出会いを期待しているそうです。
ここでのキーワードは「自然な出会い」です。
理想の出会いの場面を聞くと「入社式や入学式で偶然隣同士になった同級生や同期とその日に恋に落ちる」「通勤電車で見かける相手と」などが挙がった。
自然な出会いや理想の出会いとしては、ドラマ的な要素を大事にしているようです。
恋愛がはじまらない理由は、「障害」と「すれ違い」がなくなったから!?で書きましたが、恋愛が始まるには、「タイミング(timing)」「フィーリング(feeling)」「ハプニング(happening)」の3つの“ing”が必要だといわれます。
映画やドラマのワンシーンで二人の男女がぶつかり物を落としたり傘のようなものが絡んでしまうシーンを見てことがありませんか。
人はそういうことが起きると状況を元に戻そうとして積極的にコミュニケーションをはかるようになるものです。
その他にも、ハプニングと思えばハプニングと思えるものはあります。
- 突然ふたりきりになる
- 普段会わない場所で偶然再会する
- 気になる人と共通点(同郷・共通の友人がいた・行きつけのお店が同じ)があった
人はいつまでも「運命的」なものに憧れるものだと思いますが、こうしたものを運命・ハプニングと捉えるか捉えないかが大事なのかもしれません。
ただ、人によっては、友達のような付き合いを求めている人もいるはずですので、そのような付き合いも大事にすると良いかもしれませんね。
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「自分は魅力がないのではと思う」(34・2%)
女性は自身の顔を過小評価している!?で紹介した実験によれば、女性は自身の顔を過小評価しているということがわかったそうです。
つまり、自分に自信がないと思っている人は多いということです。
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自分の外見に自信がある人ほど人間関係に積極的で紹介した米ヒューストン大学のクリス・ダウンズの調査によれば、自分の外見に自信がある人ほど人間関係に積極的な傾向があったそうです。
この調査の大事なポイントは、決してその人が客観的評価を得たわけでなく、自分をイケメンだと信じていることです。
記事によれば、ちょっとした成功体験、例えば子供の頃のモテ体験などを集めて何度も繰り返し頭のなかで反芻することで自身の外見に自信がついてくるそうです。
自信がないと思っている人は、これまでの人生の中でのモテ体験、ホメられた言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。
「自分が恋愛感情を抱けるか不安」(20・5%)
相手を魅力的だと思いこむと恋愛に発展する可能性が高まる?で紹介した実験では、恋に落ちている演技をしたカップルは演技しないカップルに比べてもう一度会いたいと感じた人が2倍以上いたそうです。
感情が先にあって、その後に行動が伴うと思いがちですが、行動が先で、感情が伴うこともあるのです。
ですから、まずは魅力的な相手を見つけることができれば、自然と恋愛感情は抱くことになるので、安心していいと思います。
「気になる人にどう声をかけていいかわからない」(20・0%)
きっかけのきっかけづくりが大事?
「本音は顔に書いてある」(著:アラン・ピーズ/バーバラ・ピーズ)
男と女、口説き始めるのはどちらが先?
90%以上は女から始まっている。
女は狙いを定めた男にまなざしや顔の表情、しぐさでシグナルをおくっていて、男は無意識のうちにそれに反応して、女に近寄っているのである。
だから、あたかも男が最初にモーションを起こしたように見える。
例えば、男性が女性に声をかけることを例にとってみます。
この場合、男性から物事がスタートしているように見えますが、実際は、女性から始まっているのです。
女性から男性に対して好意(らしき)の目線があることに気づいたことで、男性がそれに反応して声をかけるのです。
全く女性からの好意がないにもかかわらず男性が声をかけるということは殆ど無いと思います。
恋愛のスタートのカギは男性が握っているのではありません。
女性が握っているのです。
そして、女性はさも男性が恋愛のスタートのカギを握っているように見せかけてあげてくれればスタートが切りやすいのではないでしょうか。
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