【目次】
■たれ尻の原因は日本人特有の歩き方にあった!?|ヒップアップする歩き方とは?
by Richard Powell(画像:Creative Commons)
「マントヒヒ尻」…それは1日中座ってばかりの生活でぺたんこになってしまったお尻!
(2011/10/13、マイスピ)
「ぺたんこ尻」「マントヒヒ尻」というすごいネーミングの記事を見ていると、お尻が垂れる要因は、日本人の生活様式の変化や歩き方にあるという興味深い記事を見つけましたので、ご紹介します。
たれ尻の原因は日本人の歩き方にあった!? 欧米流「美尻歩き」テクを学ぼう
(2011/6/28、マイスピ)
その、お尻が垂れる要因が日本人の生活様式の変化や歩き方にもあるのだと、整形外科医、武内正典氏が自身の著書『55歳からはお尻を鍛えれば長生きできる』(講談社)で説明しています。
まずは洋風化した日本のトイレと床について。
「日本人が和式トイレにしゃがみ、畳の部屋で立ち座りしていた頃は日常的にフルスクワットをしていた状態で、知らず知らずのうちにお尻の筋肉を鍛えていたのです。
ところが生活様式は体に楽な椅子やテーブル、ベッドなどに変化し、お尻の筋肉が使われなくなったのです」
つまり、現代の女性達に人気の「~ながら運動」を当時は国民全員が自然におこなっていたという事ですね。
生活様式がイスやテーブル、ベッドなどに変化したことでおしりの筋肉が使われなくなったことがお尻が垂れる要因だと説明されています。
しかし、ここで誰しもが気づくであろう疑問が浮かびます。
なぜ欧米人は、日本人に比べて、おしりがプリッとしているのかという疑問です。
「日本人を含めたアジア諸国の歩き方は、大腿四頭筋とふくらはぎの下腿三頭筋を主に使い、前かがみになって膝を曲げた状態で歩くため、足をついた瞬間に膝が前に出て、お尻の筋肉を使わないで済むのです。
これは重力に逆らわないもっとも楽な歩行形態で、長距離歩行には向いています。
これに対し欧米人の歩き方は、背筋をまっすぐ伸ばし、膝を曲げずに足を出してかかとから着地するため、臀筋と腸腰筋をダイナミックに使うのでお尻筋肉がピンと張った状態になります」
(筋肉図参照:gooヘルスケア)
つまり、アジア人とヨーロッパ人では歩き方が違うために、おしりの筋肉に違いが出ているそうなのです。
■アジア人とヨーロッパ人の歩き方の違い
●日本人を含めたアジア人の歩き方
大腿四頭筋とふくらはぎの下腿三頭筋を主に使い、前かがみになって膝を曲げた状態で歩くため、足をついた瞬間に膝が前に出て、お尻の筋肉を使わないで済む、長距離歩行に向いた歩き方
●ヨーロッパ人の歩き方
背筋をまっすぐ伸ばし、膝を曲げずに足を出してかかとから着地するため、臀筋と腸腰筋をダイナミックに使うのでお尻の筋肉がピンと張った状態の歩き方
アジア人とヨーロッパ人のおしりの筋肉の違いは、遺伝的な要素(筋肉や骨格)が主な要因だと思っていただけに、驚きです。
欧米人の「美尻歩き」(武内氏は同書で腸腰筋歩行と呼んでいます)を心がければ、お尻の筋肉がつくと同時にヒップラインやハリ感アップにもつながりそうです。
おしりの筋肉に意識して歩くと、綺麗な歩き方にもなるかもしれませんね。
【追記】
たれ尻の原因には、EMCLというたるみ物質が関わっているとためしてガッテンで取り上げていました。
筋肉は常にバネのように収縮しており、皮下脂肪や皮ふをつり上げています。
しかし、EMCLが筋肉の隙間に入り込むと、EMCLは筋繊維の収縮を妨げてしまいます。
その結果、たるんでしまうそうです。
体型を維持した人の特徴は、歩幅が広いこと。
お尻と腹回りを刺激するには、歩幅7cmアップの大股歩きがおすすめ。
スロトレ (スロースクワット・スロー腹筋・スロー腕立て伏せ)もおすすめ。
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