「股関節」タグアーカイブ

ばあちゃん(母)が股関節の痛みで歩けなくなったので病院で診てもらう




2023年2月13日。

ばあちゃん(母)の脚の調子(具体的には股関節に痛み)が日に日に悪くなり、全く歩けない状態になりました。

何か非常に悪い病気なのではないかとばあちゃん(母)本人が心配になり、今診てもらっている病院とは別の病院で診てもらうことにしました。

レントゲンを撮ったところ、骨折など見てわかるものはなく、ただお医者さんが触ってみた感じでは、股関節に炎症が起きて水が溜まってしまっているのではないかということでした。

股関節の炎症を抑えるには力がかからないようにすることが大事なのですが、少し痛みがあった状態でリハビリを頑張ろうと歩いた結果、反対に炎症を悪くしてしまっていたようです。

さらに詳しく病状を確定するためにはMRIで診てみた方がいいということで翌日改めて診察することになりました。

診察した後、お医者さんから教えて頂いた治療のアドバイスは3つ。

1)炎症を抑えるためには、股関節の炎症箇所に負荷がかからないようにして、とにかく安静(例えば松葉づえをついて足をつかないようにするなど)にするのが大事。

痛み止めを飲んで、3週間ほどすると炎症も治まるそうです。

2)水をよく飲み、血栓症予防のために足首の上げ下げをする。痛みがあるとトイレに行くのを避けるために水を飲むのを控える傾向にあり、また冬は乾燥して水分が奪われるため、一日水1.2リットルを目安に近くに置いてちょこちょこ飲むようにするよう心掛けるようにとのことでした。

3)安静にすると気になるのが筋力の低下ですが、この点についてもお医者さんは寝ながらでも筋トレはできるのでやっていきましょうということでした。たとえば、息を吐きながらお腹をへこませることで腹筋が鍛えられます。

2023年2月14日。

翌日病院でMRIの検査と骨密度検査を受けました。

MRIの結果を見ると、股関節の痛みは「腸恥滑液包炎」ではないかなという感じでした。

炎症がくっきりと見えていたので、かなりの痛みがあることがわかります。

体を安静にして痛み止めを飲んでも痛みが引かない場合はペインクリニックの担当者に痛み止めの注射を打ってもらう予約をとりました。

骨密度検査も受けたのですが、若い人の50%ぐらいにまで骨密度が低下し、同じ年代の人と比べても低いことがわかりましたので、骨粗しょう症の治療(健康な骨を作るのに必要なビタミンD、ビタミンK)もあわせて行うことになりました。

ばあちゃんは甘いものが好きなのですが、甘いものは骨だけでなく、血管、脳、肌にも影響を与えるので摂り過ぎには注意するようにアドバイスを受けました。

→ 糖化の症状・原因・チェック・糖化を防ぐ方法

■さいごに

非常に食欲があったので悪い病気ではないと思っていましたが、ばあちゃんは急に歩けなくなったことに凄く落ち込んでいたため、その心配する気持ちを軽くするためにも、今回は別の病院でセカンドオピニオン的に診てもらいました。

結果は最初に診て頂いた病院と同じ診察結果だったのですが、特に悪い病気でもないことがわかり、ホッとした表情をしていたので、行ってよかったです。

診察を受けた後、ばあちゃんは悪い病気ではないことにホッとしていたようで、ごはんをたくさん食べていました(笑)でも心配し過ぎて本当に疲れました!

介護の時間が増え、仕事をする時間が減ってしまっていますが、逆風は高く飛び上がるチャンスでもあると思って、いろいろと試行錯誤しながら頑張ってます!

今の大変な状況も未来から見ると「あの時大変だったけど、未来ではワクワクすることが起きてるよ」という気持ちで頑張りたいと思います!

【追記(2023/2/15)】

みなさまからの励ましの言葉、温かいご声援を頂きありがとうございます😭

今回はライブ配信をお休みすることになり、休んだままだと心配する方もいらっしゃるかと思い投稿させてもらいました。

とにかく今は休むことが一番の治療法ということで休んでもらいます。

悪い箇所もわかり、治療方針も決まったのでホッとしています😊

食欲は非常にありますのでご安心ください(笑)

私はここが踏ん張りどころなので、家事と仕事を頑張ります!

【追記(2023/2/21)】

ばあちゃん(母)は入院することになりました。

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変形性股関節症の進行に歩き方と歩数の「股関節累積負荷」が影響|#京大




■変形性股関節症の進行に歩き方と歩数の「股関節累積負荷」が影響|#京大

一歩ごとの股関節負荷×一日の活動量(歩数)=股関節累積負荷→股関節累積負荷の増大→変形性股関節症の進行
一歩ごとの股関節負荷×一日の活動量(歩数)=股関節累積負荷→股関節累積負荷の増大→変形性股関節症の進行

参考画像:歩き方と歩数の累積負荷が変形性股関節症の進行に影響(2017/3/15、京都大学プレスリリース)|スクリーンショット

歩き方と歩数の累積負荷が変形性股関節症の進行に影響

(2017/3/15、京都大学プレスリリース)

分析の結果、一歩ごとの股関節への負荷と一日の活動量は、それぞれ単独では疾患進行に大きな影響はないものの、股関節累積負荷が増すことで変形性股関節症が進行することが分かりました。さらに、研究開始時点での年齢や体重、関節症の進行度の影響も含めて検討したところ、やはり股関節累積負荷が増すことで疾患が進行することが分かりました。股関節への力学的な負荷の観点から変形性股関節症の進行に影響を与える要因を明らかにした世界初の報告です。

京都大学の建内宏重 医学研究科助教、市橋則明 同教授らの研究グループは、患者一人一人の歩き方の違いに影響される一歩ごとの股関節への負荷と、日常生活や仕事による一日の活動量(歩数)とを掛け合わせた新たな指標である「股関節累積負荷(一日に股関節に加わる負荷の総量)」を考案し、変形性股関節症の進行との関係を調査しました。

その結果、股関節累積負荷の増大は、変形性股関節症の進行に関わる重要な要因であることが明らかとなりました。




■まとめ

変形性股関節症は、股関節の痛みや可動範囲の制限、筋力低下などの症状がでる疾患です。歩行や立ち座りなどの運動機能や生活の質にも大きな悪影響を与えます。女性に多い疾患であることが知られており、日本では約 120 万から 420 万人の患者さんがいるとされています。
変形性股関節症は慢性進行性の疾患であるため、進行予防は極めて重要な課題です。現在まで、骨形態の異常や加齢、性別など複数の要因が疾患進行に関わることが明らかになっています。さらに、一般的に、股関節に過剰な負荷をかけることも疾患を進行させる可能性があると考えられてきました。しかし、関節へのどのような負荷が進行を加速させてしまうのか、その要因はまだ世界的にも明らかではありませんでした。進行要因が明確でなかったため、進行を予防する効果的なリハビリテーションも不明でした。

「股関節累積負荷」の増大は、負荷がかかる歩き方か過剰な活動量(歩数)のどちらか、あるいは両方の問題によって生じます。

現在のところ、リハビリによって変形性股関節症の進行を抑制できるという十分なエビデンスは存在していないそうですが、股関節累積負荷の増大は、負荷のかかる歩き方か過剰な活動量のどちらか、あるいはその両方の問題かと考えられますので、歩き方の改善や活動量をコントロールするなどのリハビリによって変形性股関節症の進行が予防できるのかどうかという研究を行なうことが期待されます。







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グルコサミンは口から摂取しても、膝や股関節の関節痛には効果がない!?|研究【論文・エビデンス】

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■グルコサミンは口から摂取しても、膝や股関節の関節痛には効果がない!?|研究【論文・エビデンス】

Kneed

by dion gillard(画像:Creative Commons)

Runhaar J, Rozendaal RM, Middelkoop MV, et al Subgroup analyses of the effectiveness of oral glucosamine for knee and hip osteoarthritis: a systematic review and individual patient data meta-analysis from the OA trail bank Annals of the Rheumatic Diseases Published Online First: 28 July 2017. doi: 10.1136/annrheumdis-2017-211149

Glucosamine was no better than placebo for pain or function at short (3 months) and long-term (24 months) follow-up. Glucosamine was also no better than placebo among the predefined subgroups. Stratification for knee OA and type of glucosamine did not alter these results.

衝撃の報告「グルコサミンは効かない」! サプリメントの過剰摂取で副作用の危険も

(2017/8/15、HealthPress)

今回の最新研究では、それらの「グルコサミンのサプリメントを摂取した(3カ月間~2年間)グループと摂取しないグループを比べた」エビデンスレベルのいちばん高い「ランダム化比較試験」を集めて比較した。
 
 その結果、性別にかかわらず、関節に炎症が生じているグループ、過体重なグループ、痛みが強いグループなどすべての群において、短期間(3カ月)でも長期間(2年間)でも「グルコサミンは飲んで飲まなくて結果に差がない」というのだ。

グルコサミンサプリメントを経口摂取した(3か月~24か月)グループと摂取しないグループを比べた実験によれば、関節に炎症が生じているグループ、過体重グループ、痛みが強いグループなどすべてのグループにおいて、また期間に関係なく、プラセボより優れていなかったという結果が出たそうです。

同様の実験がBBCでも行われています。

Does glucosamine really help joint pain?

(2016/9/22,BBC)

In the group that took the supplement pill, 55% reported a significant reduction in pain – an improvement of around 30% or more. In fact, many in the group were extremely enthusiastic about the effect this supplement had, one saying she felt “like a new person”.
In the group that were given exercises to do, 80% reported the same reduction in pain. So, the exercises were much more effective than the supplement – but the supplement was still very good at reducing our volunteers’ pain.
So what was this marvellous pill? As you’ve probably already guessed by now, it was just a placebo. Placebo works very well for joint pain. Glucosamine “works” – but the evidence is that it doesn’t work much better than placebo.

「グルコサミンって本当に効くの?」 BBCの「意地悪実験」結果に「まさか」

(2016/10/7、Jcast)

2カ月後、サプリメントのグループは55%の人が痛みはかなり和らいだと評価した。多くの参加者はサプリメントの効果を信じ、「まるで別人になったみたい」と熱っぽく語った女性もいたほどだ。

一方、毎日、運動をしていたグループは80%の人がサプリメントと同様の効果が見られたと報告した。運動の方が効果的という数字だがサプリメントの効果も大きかったようだ。

BBCの番組で、リーズ大学(University of Leeds)のフィル・コナハン(Phil Conaghan)教授が、膝の関節痛に悩む80人をサプリメントグループ40人と毎日の運動(エクササイズ)指導グループ40人に分けて、グルコサミンの検証実験を行なったところ、サプリメント・運動ともに同様の結果が得られたそうです。

ただ、実験に使われたサプリメントはプラセボという偽薬で、サプリメントの効果というよりもサプリメントを信じる効果によって症状が緩和されたというのが今回の実験のポイントです。




■まとめ

口からグルコサミンサプリメントを摂取しても効果がないという実験結果には驚きました。

今回の研究結果を参考にすれば口からグルコサミンサプリメントを摂取しても効果がないとしても、膝の関節痛の方が多いのは事実で、これから何らかの対策を行わなくてはなりません。

平成25年 国民生活基礎調査の概況|厚生労働省

介護が必要となった主な原因を要介護度別にみると、要支援者では「関節疾患」が 20.7%で最も多く、次いで「高齢による衰弱」が 15.4%となっている。要介護者では「脳血管疾患(脳卒中)」が 21.7%、「認知症」が 21.4%と多くなっている。

厚生労働省の平成25年国民生活基礎調査の概況によれば、要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の第一位は「関節疾患」となっています。

ひざ痛中高年1800万人 要介護へ移行リスク5.7倍|厚生労働省研究班(2013/8/13)で紹介した厚生労働省研究班の調査によれば、膝の痛みで悩む中高年が1800万人に上ると推計されるそうで、また、膝関節の軟骨がすり減って痛むようになると、要介護に移行するリスクが5.7倍高いそうです。

膝の関節痛に悩む人への対策として確実な方法は2つ。

1つは、筋力を鍛えること、もう1つは、膝の関節痛の人が生活しやすい街づくりです。

1.筋力を鍛える

Does glucosamine really help joint pain?

(2016/9/22,BBC)

As Phil explains: “A lot of the pain is coming from the tendons and structures around the joint. If you have trouble getting out of a chair, or trouble undoing a jar, you’re at risk of joint pain because your muscles are weak.”

リーズ大学のフィル・コナハン教授によれば、多くの痛みは間接周りの腱や構造から来ていて、もし椅子の立ち上がりやビンの開閉が難しい人は、筋肉の衰えによる関節痛のリスクがあるそうです。

ロコモティブシンドロームになると要介護のリスクが高くなる?ロコモの原因・予防のためのトレーニング方法によれば、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態のことを言います。

加齢による筋力やバランス能力の低下によって、ロコモティブシンドロームになっているそうです。

老化のスピードが速い大腿筋を鍛える方法|大腿筋の老化のスピードは最も速いで紹介した石井直方さん(東京大学大学院筋生理学・トレーニング科学専門)によれば、筋肉量は30歳をピークに減少し始めるそうです。

なかでも大腿筋の老化は深刻で、30~70才までの40年間で、前側(大腿四頭筋)は2分の1、後ろ側(ハムストリングス)は3分の2にまで落ちることが実証されているそうです。

筋肉(とくに前側の筋肉)が衰えると、

  • 椅子から立ち上がれない
  • 転びそうになっても体を支えられない
  • 骨は、筋肉を使えば使うほど刺激を受けて強化され、基本的に、太ももの筋量が多い人ほど骨の強度も高いそうなのですが、筋肉が衰え、活発に動けなくなると骨への刺激も減るため、転倒や歩行困難、最悪の場合は寝たきりになるおそれもある

になることが考えられます。

ロコモティブシンドロームの考え方は、痛みに対する治療だけでなく、筋力強化などもあわせて運動の状態を向上させ、QOL(生活の質)を保つことを目指すというものです。

現在の筋肉を維持しようという人がウォーキングだけをしても、筋肉は衰えていってしまいます。

筋肉を衰えさせないためにも、筋トレが必要。

ロコモティブシンドロームを予防するトレーニングとして紹介されているのは、「片脚立ち」と「スクワット」です。

片手だけまたは手を使わずに床に座ったり立ったりできる人は長生きできる?によれば、中高年で床に座ったり立ったりが片手だけで、または手を使わずにできる人は筋骨格がしっかりしており、それができない人に比べて長い寿命が期待できるそうです。

また、おすすめなのが「スロトレ」。

スロトレは、軽い負荷でありながらも、、すべての動作を“ゆっくり、止めずに、連続して行う”ことで筋肉が力を発揮している時間を引き延ばし休ませないため、筋肉量が増えるのに効果的なトレーニング方法です。

また、軽い負荷であるため、次のような方にもおすすめができます。

→ → スロトレ(スロートレーニング)|スロトレ 効果・スロトレダイエット・やり方 について詳しくはこちら

2.膝の関節痛の人が生活しやすい街づくり

膝や足首への負担を軽減!階段の上り下りをアシストするエネルギーリサイクル階段|ジョージア工科大学・エモリー大学で紹介したジョージア工科大学(Georgia Tech University)とエモリー大学(Emory University)の研究者が開発したのは、階段を降りるときのエネルギーを格納し、登るときにエネルギーを解放して、階段の上り下りをアシストする装置です。

Assistive Stairs Make Going Up and Down Easier

階段を降りるときにスプリング式の階段が圧縮されることで、足首への衝撃が26%軽減され、階段を上るときにはその時に蓄えられたエネルギーを解放し増幅させて、膝への負担が37%減るそうです。

【参考リンク】

こうした仕組みを街全体に取り入れることで膝の関節痛に悩む人が暮らしやすい街づくりを行えば、悩んでいない人も快適に過ごせる街になっていくはずです。

膝の関節痛に悩む人の要介護リスクは高いので、今後様々な対策に取り組んでいく必要があるため、良いアイデアが実行されるといいですね。

→ 膝が痛い|関節痛・変形性膝関節症 について詳しくはこちら







【ロコモ 関連記事】
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【シューイチ】ごまかさない本気の超ラジオ体操でe-疲労解消!背骨の動的ストレッチメソッドのやり方とは?(谷本道哉さん)|4月8日

2018年4月8日放送の「シューイチ」の「中山のイチバン」のコーナーで近畿大学の谷本道哉さんが動的ストレッチメソッドについて解説をおこないました。

2020年2月16日放送の「シューイチ」の「中山のイチバン」のコーナーで谷本道哉さんが「超ラジオ体操」を紹介しました。




【目次】

■動的ストレッチとは?

筋トレ前のストレッチは逆効果?によれば、ストレッチは大まかに『静的ストレッチ』と『動的ストレッチ』の2種類に分けられます。

たとえばヨガのように、一つひとつの筋肉をじっくり伸ばして静止するのが『静的ストレッチ』、ラジオ体操のように腕を振るなど、筋肉の伸び縮みを繰り返すのが『動的ストレッチ』になります。

ゆっくりと筋肉や筋をのばす静的ストレッチは運動後の筋肉疲労に有効なのですが、パソコン仕事やスマホをさわるなど長時間同じ姿勢で動かないでたまった疲労(e-疲労)には硬くなった筋肉やこわばりを解消する動的ストレッチが効果的なのだそうです。

動的ストレッチメソッド

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動的ストレッチは一般的なストレッチと違い、腕や脚を大きく振りながら全身をほぐしていくもの。
最大の違いは血流が大幅にアップする点にあります。
緊張しっぱなしで固くなった筋肉をゆるめる効果もあり、疲労解消効果が抜群です。

本書の動的ストレッチメソッドの特徴はカラダを大きく振る動きにあります。
筋肉をゆるめる効果がさらにアップし、全身がよりほぐれるのです。
さらにカラダの中心部分から大きく動けるようになるので、日常生活がグッと快適になります。

有酸素運動要素や筋トレ要素、コンディショニング要素を加えたオリジナルメニューではダイエット効果や健康増進効果、スポーツのパフォーマンス向上効果、体幹トレーニング効果も得ることも可能です。

忙しい人や体力に自信のない人でも大丈夫。どれも、すきま時間に取り組んだり日常動作に取り入れたりできて何歳からでも「動けるカラダ」に変えられるメニューです。

回数もメニューも自分に必要なだけ行えばよいので、ぜひ自分の体調や目標に合わせて取り組んで、理想のカラダを手に入れてください。

著書の商品説明によれば、体を緩めることによる疲労解消効果やダイエット効果、スポーツのパフォーマンスの向上といった効果が期待できるようです。

■可動範囲のチェック方法とは?

長時間のパソコン仕事やスマホいじりで前傾で前かがみに体が丸まりやすくなっています。

そうした姿勢からくる「e-疲労」をチェックする方法は、背骨・肩甲骨・股関節の可動範囲をチェックすることです。

【背骨の可動範囲をチェックする方法】

後屈(後ろに反る動き)の運動をして、後ろの景色が見えるかどうかをチェックしましょう。

※無理のない範囲で行なうようにしてください。

【肩甲骨の可動範囲をチェックする方法】

肩甲骨を意識して、前後に大きく動かしてみましょう。

※中山秀征さんは野球をやっていることで肩甲骨が動いているようでした。

【股関節の可動範囲をチェックする方法】

(ジャイアント馬場さんの16文キックをするようなイメージで)足を上に挙げます。

胸あたりまで上がればOK!




■動的ストレッチの方法・ポイント

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動的ストレッチで紹介した動きはラジオ体操でも紹介されているのですが、ポイントはごまかさないこと。

動いているように見せかけるのではなく、しっかりと背骨・肩甲骨・股関節を動かしていくのがポイントです。

【背骨の動的ストレッチ(後屈)】

1.肩甲骨を意識して、手を上に挙げ、伸びをします。

2.顔を上げます。

3.体を後ろに反らします。

【背骨の動的ストレッチ(前屈)】

1.首を前に倒します。

2.背骨を丸め込むイメージで手を下のほうに下ろします。

3.その姿勢から前屈を行ないます。

【背骨の動的ストレッチ(側屈)】

1.首を横に倒します。

2.曲げた方とは反対の腕をあげ、首を曲げた方の腕は腰あたりに当てます。

3.全身を横に倒します。

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変形性股関節症の進行に姿勢の悪化(立っている時の脊柱の傾き)と脊柱の柔軟性低下が影響|#京大




■変形性股関節症の進行に姿勢の悪化(立っている時の脊柱の傾き)と脊柱の柔軟性低下が影響|#京大

股関節の機能障害(可動域・筋力の低下、疼痛)よりも立位での脊柱前傾変位・脊柱の柔軟性低下が変形性股関節症の進行の重要な要因である
股関節の機能障害(可動域・筋力の低下、疼痛)よりも立位での脊柱前傾変位・脊柱の柔軟性低下が変形性股関節症の進行の重要な要因である

参考画像:姿勢の悪化と脊柱の柔軟性低下が変形性股関節症の進行に影響(2017/12/26、京都大学プレスリリース)|スクリーンショット

これまでに歩行における一日の股関節への負荷総量が変形性股関節症の進行に関わる要因であることを明らかにしてきましたが、建内 宏重 京都大学大学院医学研究科助教、市橋 則明 同研究科教授らの研究グループによる研究によれば、股関節の関節可動域制限や筋力低下など股関節自体の問題よりも、姿勢の悪化(立っている時の脊柱の傾き)と脊柱の柔軟性低下が歩行時の負荷に関わらず重要な要因であることがわかったそうです。




■まとめ

変形性股関節症は、股関節の痛みや可動範囲の制限、筋力低下などの症状がでる疾患です。歩行や立ち座りなどの運動機能や生活の質にも大きな悪影響を与えます。女性に多い疾患であることが知られており、日本では約 120 万から 420 万人の患者さんがいるとされています。

変形性股関節症は慢性進行性の疾患であるため、その進行予防は極めて重要な課題です。現在まで、骨形態の異常や遺伝的要素、年齢(加齢)、性別(女性)など複数の要因が疾患進行に関わることが明らかになっています。これらの要因はリハビリテーションなどの運動によって変化させることができない要因です。そのため、変形性股関節症の進行予防を目的としたリハビリテーションのターゲットを明確にすることができず、どのような運動が有効か不明でした。

今回の研究によれば、立っている時の姿勢や脊柱の柔軟性が変形性股関節症の進行に関わる重要な要因であることから、立っている姿勢における脊柱の傾きや脊柱の柔軟性の低下を評価することにより、リスクが高い患者を特定することが期待されます。

現在はまだリハビリテーションによって変形性股関節症の進行を抑制できるという十分なエビデンスは存在しませんが、立位姿勢や脊柱の柔軟性は理学療法士の適切な指導のもと医療機関や自宅での運動によって変化させることが可能です。今

現状ではリハビリによって変形性股関節症の進行を抑制できるという十分なエビデンスは存在しないものの、立っている姿勢や脊柱の柔軟性の改善によって変形性股関節症の進行予防ができるというデータが集まれば、新たなリハビリの開発につながることが期待されます。







【参考リンク】
続きを読む 変形性股関節症の進行に姿勢の悪化(立っている時の脊柱の傾き)と脊柱の柔軟性低下が影響|#京大