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高リスクで肝ガンに進展する「非アルコール性脂肪肝炎」とは?

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by Federico Ettlin(画像:Creative Commons)

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■高リスクで肝ガンに進展する「非アルコール性脂肪肝炎」とは?

高リスクで肝癌に進展する「非アルコール性脂肪肝炎」とは

(2011/12/15、NEWSポストセブン)

肝硬変肝がんは、B型やC型肝炎ウイルス感染、アルコールの過剰摂取が原因といわれている。

近年肥満糖尿病高血圧などの生活習慣病を高頻度に合併した脂肪肝で、炎症や線維化を伴う非アルコール性脂肪肝炎(NASH)による肝硬変、肝がんでの死亡が増加している。

健康診断で脂肪肝と診断され、年々肝臓の数値が悪化している場合は専門医による早期の受診が不可欠だ。

健康診断で脂肪肝を指摘されても、症状もないため放置することが多い。

しかし、肝硬変や肝がんのリスクが高い脂肪肝もある。

これまで、肝硬変や肝臓がんの原因は、B型やC型肝炎ウイルスの感染や過剰なアルコール摂取だと思っている人が多かったと思います。

しかし、最近は、ウイルスに感染していない人やアルコールをあまり摂取していない人の脂肪肝、通称NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)の中で、炎症や線維化を伴うNASH(非アルコール性脂肪肝炎)からの肝硬変・肝がんが増加しているそうです。

→ NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)とは・症状・原因 について詳しくはこちら

→ NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)の症状・食事・改善方法 について詳しくはこちら

NASHの多くは肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を合併しており、ウイルス性やアルコール性肝炎よりも予後が悪い場合がある。

大阪府済生会吹田病院の岡上武院長に話を聞いた。
「NAFLDは現在約1000万人いるといわれ、予後が比較的良好な単純性脂肪肝と、予後が悪いNASHに分かれます。NAFLDのうち20~30%がNASHと推計され、NASHは10年以内に10~30%が肝硬変や肝がんに進展します」

NASHの多くは、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病を合併しており、ウイルス性やアルコール性肝炎よりも予後が悪い場合があるそうです。

■まとめ

最近「NASH」「NAFLD」という言葉を聞く機会が増えてきましたが、こうした病気の人が増加傾向にあるため、取り上げられる機会が増えているのかもしれません。

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ダイエットにいそしむ中国人、実はあまり太っていない|独メディア

People's Square Station (Tilt Shift)

by kanegen(画像:Creative Commons)




ダイエットにいそしむ中国人、実はあまり太っていない―独メディア

(2010/7/28、レコードチャイナ)

2010年7月22日、フィナンシャル・タイムズ紙ドイツ語版は、数十年前には飢餓を耐え忍び、現在は肥満解消のダイエットで飢えている中国人だが、ダイエットに精を出す多くの中国人は実はそれほど太っていない、と指摘した。25日付で環球時報が伝えた。

記事によれば、フィナンシャル・タイムズ紙ドイツ語版は、ダイエットをしている中国人は実はそれほど太っていないと指摘したそうです。

これまでこのブログでも中国の健康事情に関するニュースを取り上げてきましたが、中国では肥満や糖尿病が問題になっており、今回取り上げた記事の内容の意味がよくわかりません。

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一体どういう意味なのでしょうか。

上海で募集した30名のダイエット希望者のうち、誰もおなかが出ていなかったからだ。

実際、体重と身長から肥満度を算出するボディマス指数(BMI)だけをみると、半数以上が標準の範囲内だった。

このことから判断すると、2つのことが考えられます。

一つは、アメリカの基準に当てはめると中国人はそれほど太っていないということと、

もう一つは、ダイエットをしようとしている人はすでに健康を意識しているため太っていない

という2つのことが考えられます。

この記事のポイントは、中国の市場をアメリカのダイエット関連企業が狙っているという点かもしれません。

記事によると、多くの中国人のスリムな体になりたいという欲求が、関連企業を潤している。

欧州のマーケットリサーチ機関の計算では、09年の中国のダイエット市場は10%の成長を記録、その規模は6億9000万ユーロ(約726億円)にもなる。

さらに、向こう5年間は毎年5~6%の速度で成長を続けることが見込まれている。

そのなかで、米国のダイエット関連企業と食品企業が手を組み、中国の巨大な市場を狙っている。

中国では肥満が社会問題となっており、今後もますます増加することが予想されます。

アジア人として、日本の方がより適切なダイエットに関するアドバイスができるような気がするのですが・・・。

ただ、この記事に書かれていないことで、大事なのは、見た目がやせているからといって、糖尿病・脂肪肝などの生活習慣病ではないということができない点です。

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■糖尿病と体質の関係

日本人(アジア人)は欧米人に比べて、分泌されるインスリンの量が少ないため、小太り程度でも糖尿病を発症してしまうこともあるそうです。

「日本人は糖尿病になりやすい」認知度は4割未満

欧州の糖尿病患者には肥満が多いのに対して、日本を含むアジア各国では、肥満でない人の発症が多いそうです。







超悪玉コレステロールが悪さをする仕組みを発見|英ウォリック大チーム

human of south

by Romain Toornier(画像:Creative Commons)

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「超悪玉」コレステロール、分子の形に原因 英チーム

(2011/5/30、朝日新聞)

悪玉コレステロールよりも心筋梗塞(こうそく)を起こしやすい「超悪玉」として注目される新種のコレステロールが、悪さをする仕組みを英ウォリック大チームが突き止めた。米糖尿病学会誌の最新号に論文を発表した。

超悪玉コレステロールが悪さをする仕組みがわかったそうです。

超悪玉は、生活習慣病である2型糖尿病の患者や高齢者の血中に最近見つかった。

悪玉であるLDLコレステロールより、分子が小さく、比重がやや高いのが特徴だった。

詳しく調べたところ、LDLコレステロールに糖が結び付いて表面の形が変化すると「超悪玉」になり、血管の壁につきやすくなる性質を持つことがわかった。

血管が詰まると心筋梗塞などの原因となる。

超悪玉コレステロールは、LDLコレステロールより分子が小さく、比重がやや高いのが特徴で、LDLコレステロールに糖が結びついて表面の形が変化すると、超悪玉コレステロールになるそうです。

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■超悪玉コレステロールとは

●悪玉コレステロールと超悪玉コレステロールの違いとは?

悪玉コレステロール:直径26~27nm

超悪玉コレステロール:直径25.5nm以下

超悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールよりも小さい。

●では、サイズが小さいと何が起こるのか?

血管は、高血圧や加齢等の要因で少しずつ傷ついていきます。

その傷が大きいと、悪玉コレステロールも超悪玉コレステロールも血管壁の内側に入り込んできます。

しかし、超悪玉コレステロールは、悪玉コレステロールが入ることのできないわずかな傷の隙間でも侵入可能であるため、動脈硬化を進行させてしまうのです。

超悪玉コレステロールは、誰でも持っているので、数を増やさないようにすることが大切です。

心筋梗塞の発症率は、超悪玉コレステロールは悪玉コレステロールに比べて3倍高くなるという報告もあるそうです。(Stampfer MJ JAMA 276:882,1996)

●なぜ、超悪玉コレステロールは作られたのか?

糖分の過剰摂取で血液中のブドウ糖が増加

⇒余ったブドウ糖は肝臓で中性脂肪に作り変えられた

肝臓で作られた中性脂肪とコレステロールは、同じ器に乗って、血液に流されます。

※通常の器の中の分量:中性脂肪4 コレステロール1

中性脂肪は、エネルギーとして消費され残ったコレステロールが悪玉コレステロールとなります。

⇒大量の中性脂肪が超悪玉コレステロールを生み出した

器の大きさは一定なので、コレステロールのスペースが減る。

この時に起こるのが、コレステロールの小型化。

つまり、超悪玉コレステロールが生まれることになるわけです。

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生活習慣病2億人、死亡者数は病死全体の8割以上に|中国

Shanghai - panorama of South Pudong across the Huangpu river

by David Veksler(画像:Creative Commons)




生活習慣病2億人、死亡者数は病死全体の8割以上に=中国

(2010/6/15、サーチナニュース)

中国政府・衛生部の陳竺部長は14日、上海で行われた世界保健期間(WHO)の下部組織である熱帯病研究訓練特別計画(TDR)の理事会に出席して、中国では生活習慣病による死亡が病死全体の8割に達しており、有効な措置をとらないと、「生活習慣病が噴出状態になる」と述べた。チャイナネットが伝えた。

陳部長は、非伝染性の生活習慣病が、中国の公衆衛生上の主要な問題になりつつあると表明。

心臓・脳血管の疾病、糖尿病、がんなどの生活習慣病の病人は2億人に達し、死亡数は病死全体の8割以上になったと述べた。

中国では、生活習慣病糖尿病など)になっている人が2億人に達し、死亡者数は病死全体の8割以上になったそうです。

今後、中国では、生活習慣病対策が早急に必要になりそうです。







「ノルディック・ウォーキング」のメリットとは?

05 Nordic walking

by Bad Kleinkirchheim(画像:Creative Commons)




「ノルディックウオーキング」で全身運動=金沢市で普及イベント

(2010/7/15、時事通信)

ポールと呼ばれる2本の専用ストックを使いながら歩く「ノルディックウオーキング」が注目を浴びている。

生活習慣病や介護予防、ダイエットなどにもつながるとあって、老若男女を問わず全国で人気が高まっている

ノルディックウォーキングが注目を集めているそうです。

ノルディックウオーキングはフィンランドが発祥で、クロスカントリースキーの選手が夏場の練習に取り入れたのが始まりとされる。

ストックを用いることから、通常のウオーキングに比べ、ひざへの負担が3割程度軽くなるといい、季節を問わず、誰でも無理なくできる利点がある。

さらに、下半身の負担軽減分を上半身の筋肉で補うため「全身運動」の効果も期待できる。

イベントで講師を務めた「全日本ノルディック・ウォーク連盟」公認指導員の高森真一さん(34)によると、「ウオーキングより20~30%運動効果が高い。2本のストックを持つことでボディーバランスが取りやすく、姿勢の矯正効果もある」という。

ノルディックウォーキングのメリットは、

●膝への負担が通常のウォーキングに比べて3割ほど軽くなる

●上半身の筋肉も使うため、全身運動になる

●通常のウォーキングよりも20から30%運動効果が高い

●姿勢の矯正効果

●ストックを持つことでバランスが取りやすく、歩きやすいとの声も

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