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【手の関節リウマチに悩まされている患者さんにインタビュー】どのくらい痛いの?痛み・ツラさの程度について聞いたみた!




【手の関節リウマチに悩まされている患者さんにインタビュー】どのくらい痛いの?痛み・ツラさの程度について聞いたみた!

手の関節リウマチの患者さんに話を聞いたところ、手が痛くて、蛇口をひねることさえ大変で、自動車のドアを開けるのにも両手ではないと開けられないほどだったそうです。

つまり、手が動かしづらくなってしまうため、生活をするのがとても難しくなるということです。

現在は関節リウマチの痛みの症状に悩まされていないそうですが、「もうあのような思いはしたくない!」と思っているので、「ひどくなりそうだな」と感じた時に事前に痛み止めを飲んでいるそうです。

関節リウマチを患ってしまい、職人の仕事をあきらめようとされた方も知っていましたが、関節リウマチの痛さ・ツラさというのはなったことがないので理解していませんでした。

人によっては、生活が困難になってしまうほどの痛みに悩まされてしまうんですね。

今後、情報を発信するときにおいては、痛い・ツラいと一言で言っても、実際どれくらい痛いのか・辛いのかがわかりづらいということがわかりましたので、その程度を表現していきたいと思います。

■まとめ

ちなみに、消費者庁の食品の機能性評価モデル事業」の結果報告(平成24年4月)によれば、EPA/DHAの「関節リウマチ症状緩和」の機能に関して総合評価はAとなっています。

オメガ3脂肪酸には、青魚などに多く含まれるEPA・DHAえごま油などに含まれるαリノレン酸が含まれています。

→ 関節リウマチ患者に良い食べ物のポイントは、食事の量を適切に、痛みや炎症を抑えるオメガ3脂肪酸を摂取! について詳しくはこちら







オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法|#ガッテン(#NHK)

2016年6月1日放送の「ガッテン」(NHK)のテーマは『痛み&認知症に効く!「癒やしホルモン」の驚きパワー』でした。




【目次】

■オキシトシンの不思議なパワーとは

オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法
オキシトシンで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がる|簡単タッチケアの方法

unsplash-logoOmar Lopez

カラダに触れられると脳から出てくる「オキシトシン」というホルモンは、痛みやストレスを緩和し、血圧を下げたり、認知症にも効果的だったり、ストレスや不安も軽減してくれるそうです。

フランスで行われた男性が街を歩く女性から電話番号を聞く実験によれば、声をかけるときに1秒腕に触れただけで成功率が2倍になったそうです。

ハグをする実験によれば、ハグをすることによって、「オキシトシン」というホルモンが増えたそうです。

■なぜタッチケアで痛みやストレスが和らぎ、血圧が下がるのか?

スウェーデンでは「タッチケア」を取り入れており、体に痛みを持つ患者にタッチケアを一週間続けたところ、痛みが軽くなったそうです。

リウマチ治療にもタッチケアが使われているそうで、手の痛みが消えたり、歩くのも楽になったという人がいるそうです。

【関連記事】

高血圧の人に週3回10分間タッチケアを行なうと血圧が下がったそうです。

→ 高血圧の症状・食事・数値・予防・原因・対策 について詳しくはこちら

→ 血圧を下げる方法(食べ物・サプリメント・運動) について詳しくはこちら

乱暴な言動や徘徊をしていた認知症の人にタッチケアをすると、乱暴な言動が減り、徘徊もしなくなったそうです。

痛みやストレス、強い不安に襲われると脳の中では、扁桃体が興奮します。

前頭前野が扁桃体の興奮を抑えているのですが、慢性的にストレスや痛みがかかり続けると、前頭前野では扁桃体の興奮を抑えることができずに、血圧が上がったり、不眠になってしまうそうです。

そこで、身体に触れられることによりオキシトシンが出ると、扁桃体の興奮を鎮めることにより、血圧が下がったり、痛みが治まるそうです。

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■安心できる人と電話をするだけでもオキシトシンは出る

オキシトシンは触れられることによってだけ出るわけではなく、安心できる人と電話をするだけでもオキシトシンが出てストレスが軽減するそうです。

米ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin at Madison)の研究によれば、母親からの電話は、強力なストレス解消ホルモンの放出を促すことによって、疲れた神経を落ち着かせることが分かったそうです。

【参考リンク】

この研究で気になったのは、声によるコミュニケーション(ボーカルコミュニケーション)からテキストメッセージによるコミュニケーションが多くなった現代において、オキシトシンに違いがあるのかどうかという点です。

もしテキストメッセージによるコミュニケーションではオキシトシンが放出されなかったとしたら、人は神経が疲れた状態になっているのではないかと考えられます。

ある研究によれば、母親と直接コミュニケーションをとっている子供とは異なり、インスタントメッセージを送った女の子はオキシトシンを放出しなかったことが分かったそうです。

直接触れ合うことや身近で慰めの声を電話で聞くことではオキシトシンが放出されたのに対して、インスタントメッセージでは得られなかったことは、テキストメッセージ全盛の現代において重要な問いかけをしているのではないでしょうか?

また、番組ではオキシトシンを効果的に出す方法として紹介されたのは、抱き枕を抱きながら安心できる人と電話をすることで、声+触り心地によって、オキシトシンが出るそうです。

声を聞くだけよりも、抱き枕など抱えて抱き心地が加わると、より相手の存在を強く感じるため、安心の効果が大きくなるという研究結果があるそうです。

■自宅でできる簡単タッチケアの方法

  1. 椅子の背やテーブルにもたれて、楽な姿勢をとります。
  2. 背中に手のひらをピッタリつけて、背中全体をなでます。

なで方1.背中の真ん中から弧を描くようになでていく。

なで方2.肩・背中の一番外側のラインに沿ってなでていく。

なで方3.腰の位置から首に向かって、なでていく。

※ポイントは、1秒間に5センチほどのゆっくりした動き。

アイロンをかけるようなイメージで背中全体を触れるようにします。

※1回10分が目安で、タッチケアは触れられる方にも触れる方にもオキシトシンは出ます。

■まとめ

grooming 旭山動物園のサル

by Kazue Asano(画像:Creative Commons)

ニホンザルはなぜ毛づくろいをするのか?によれば、毛づくろいには3つの意味があるそうです。

1.シラミをとる(直接的)

2.不安を和らげる(心理的)

3.社会的な絆を深める(社会的)

毛づくろいを触れることに置き換えて考えるとすれば、触れること(触れ合うこと)によって、オキシトシンが分泌されることにより、ストレスが軽減することにより、不安を和らげることができるのではないでしょうか。

サルもヒトも触れる/触れられることによって、癒すということを自然と行なっているのかもしれません。







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VRで痛みを軽減し、依存性のある鎮痛剤の使用を抑制しようという取り組み|シーダーズサイナイ医療センター




【目次】

■VRで痛みを軽減し、以前性のある鎮痛剤の仕様を抑制しようという取り組み|シーダーズサイナイ医療センター

Viking

by Leonard Lin(画像:Creative Commons)

VRで痛み軽減:没入感が脳を乗っ取る

(2017/7/17、WSJ)

センターの研究者、ブレナン・スピーゲル氏によると、過去2年に行った臨床実験の結果、VRを体験することで痛みを24%軽減できることが分かった。VRはがんや整形外科的な傷、腹部の不快感などさまざまな痛みを緩和できるという。

ロサンゼルスのシーダーズサイナイ医療センターでは、VRによって痛みを軽減するという研究が行なわれているそうです。

3月に医学誌「ジャーナル・オブ・メディカル・インターネット・リサーチ・メンタル・ヘルス」に掲載された研究論文によると、シーダーズサイナイの患者50人を対象に、痛みを緩和するためテディベアのVRゲームをプレーさせたところ「統計的に有意かつ臨床的に重要な」改善が見られたという。

リラクゼーション用の映像よりもVRゲームをさせたグループのほうが痛みが緩和されたという結果が出たそうです。

【参考リンク】

VRで痛みを軽減するというのは面白いアイデアですが、この背景にあるのは、依存性のある鎮痛剤の使用を抑制しようという取り組みです。

米国では今、医師が依存性のある鎮痛剤の使用を抑制しようと取り組んでおり、スピーゲル氏らはVRが有効な代替策や補完治療になり得ると話す。

【参考リンク】




■まとめ

がん患者の心の悩みが減る一方、体の痛み(脱毛・しびれ・後遺症・体力の低下)に悩む人が増えているで取り上げた山口建・静岡県立静岡がんセンター総長らの研究チームの調査によれば、10年前に比べて、再発の不安や残される子どもの心配などの「心の苦悩」の占める割合が53.0%から36.6%に減った一方、抗がん剤の副作用や手術の後遺症などの「身体の苦痛」は15.1%から22.8%に増加しているそうです。

痛みを軽減する方法としては、「痛いの痛いの飛んでけー」を活用した生理痛の痛みを消す方法を以前紹介しました。

「痛いの痛いの飛んでけー」生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「LIVIA」!その仕組みとは?によれば、Liviaの技術は「ゲートコントロール理論」に基づいているもので、この理論を自分なりにものすごく簡単にかみ砕くと、「痛いの痛いの飛んでけー」理論です。

人は、痛いところがあると、自然とその部分をさすってしまうものです。

感覚神経には細い繊維と太い繊維があり、痛みのシグナルの伝達速度が速い太い繊維に刺激を与えると、ゲートを閉鎖して細い繊維の痛みのシグナルが通過することができず痛みを感じなくなるという「ゲートコントロール理論」の考えを基に作られたのが「Livia」なのだそうです。

「Livia」は電気刺激を与える2つのパッドを痛みのある部分に貼り付けると、生理痛の痛みが消えてしまうそうです。

今回の研究では、体の痛みを鎮痛剤で抑えることなく、没入感のあるVR体験によって、痛みに意識が行かなくなることを目指しています。

VR対応ヘッドマウントディスプレイを使って視界の80%以上を覆うような映像を展開すると、脳はそれを現実のように認識してしまう!?によれば、VRの特徴といえば、「没入感」ですが、VR対応ヘッドマウントディスプレイを使って、視界の80%以上を覆うような映像を見ると、脳はそれを現実のように認識してしまうそうです。

PlayStation VR用ゲーム「サマーレッスン」を開発した、バンダイナムコエンターテインメントの原田勝弘チーフプロデューサーによれば、VRゲームについて研究する中で、VRを悪用すれば数千人を一斉に車酔いさせ嘔吐させることも可能なのだということでしたが、それほど没入感の強いものだということですね。

【参考リンク】

VRはゲームや3D映画向けに作られているだけでなく、医療や教育分野でも関心が持たれています。

VRによって痛みの緩和ができて、鎮痛剤の依存に悩まされる人が少なくなるといいですね。







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痛みが神経の病気の再発のきっかけとなる|痛み自体の抑制・痛み由来の神経ネットワークの抑制によって多発性硬化症など中枢神経系の病気の再発を防ぐ手段となりえる|北大




■痛みが神経の病気の再発のきっかけとなる|痛み自体の抑制・痛み由来の神経ネットワークの抑制によって多発性硬化症など中枢神経系の病気の再発を防ぐ手段となりえる|北大

痛みが神経の病気の再発のきっかけとなる|痛み自体の抑制・痛み由来の神経ネットワークの抑制によって多発性硬化症など中枢神経系の病気の再発を防ぐ手段となりえる|北大
痛みが神経の病気の再発のきっかけとなる|痛み自体の抑制・痛み由来の神経ネットワークの抑制によって多発性硬化症など中枢神経系の病気の再発を防ぐ手段となりえる|北大

参考画像:痛みが神経の病気を悪化させることを実証(2015/7/24、北海道大学ニュースリリース)|スクリーンショット

痛みが神経の病気を悪化させることを実証

(2015/7/24、北海道大学ニュースリリース)

今回,「痛み」を介する神経ネットワークが,病気の症状にどのような影響を与えるのかを多発性硬化症(1)の動物モデル(EAE)(2)マウスを使って調べました。その結果,実験的に痛みを与えると EAEの症状が悪化し,逆に鎮痛剤を与えるとその症状が改善しました。このことは,痛みが直接的に病気の進行に関与していることを示しています。次に,一過性に病気を発症するようなマウスを利用して,症状が落ち着いたとき(寛解期)に痛みを誘導しました。すると,EAE の症状が再発しましたが,他のストレスでは EAE は再発しませんでした。

これまで痛みと病気の症状や進行との直接的な関連性は考えられていませんでしたが、今回紹介する研究によれば、痛みそのものが神経の病気の再発のきっかけとなり、また、痛み自体を抑制、あるいは痛み由来の神経ネットワークを抑制することによって中枢神経系の病気の再発を防ぐ手段となりえると考えられるそうです。

■まとめ

今回の研究によって、病気が再発してから再度治療するのではなく、痛みを抑えることが病気の再発を防ぐ手段になる可能性があることが考えられることから、病気に対する再発予防のアプローチが変わってくるかもしれませんね。







【参考リンク】
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「痛いの痛いの飛んでけー」生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「Livia」!その仕組みとは?

> 健康・美容チェック > 生理痛 > 「痛いの痛いの飛んでけー」生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「Livia」!その仕組みとは?

【目次】




■「痛いの痛いの飛んでけー」生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「Livia」

生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「Livia」
生理痛をスイッチオフするウェアラブルデバイス「Livia」

参考画像:Livia- The Off Switch for Your Menstrual Pain.|YouTubeスクリーンショット

生理痛の痛みや症状の程度は様々で、人によっては、寝込んでしまうほど痛みがひどいという人もいます。

生理痛の症状

  • おなか(下腹部)の痛み
  • 腰痛(骨盤内のうっ血によって下半身の血流が悪くなるため)
  • 頭痛(自律神経の乱れ)
  • 肩こり
  • むくみ
  • 吐き気
  • イライラ・怒りっぽくなる
  • 全身のだるさ
  • 下痢
  • めまい

生理痛を緩和するために、体を温めたり、リラックスするようにしたりと、様々な方法で対処しているようです。

女性の中には生理痛を軽くしたり、月経量を少なくしたりするピル(低用量経口避妊薬)を利用している方もいると思いますが、ピルに頼るのは不安という方もいるでしょう。

【関連記事】

そんな中で見つけたのがこのYouTube動画です。

Livia- The Off Switch for Your Menstrual Pain.

ウェアラブルデバイス「Livia」は、ヴァイブレーションデバイス(振動装置)で生理痛の痛みを無効にしてくれるそうです。

Livia – The Off Switch for Menstrual Pain|indiegogo

Livia’s technology is based on the “Gate Control Theory”.Livia is transmitting a pulse that is keeping the nerves “busy”.Busy nerves means that the nerve-gate is closed, therefore pain signals cannot pass through and are unfelt.

生理痛をスイッチオフーー ウェアラブル「Livia」は女性の強い味方になる?

(2016/4/11、theBridge)

感覚刺激は神経線維を通って 脳に伝達されますが、感覚神経には痛みを伝える細い線維と、触圧覚を伝える太い線維の2種類があり、どちらもT細胞と呼ばれるゲートを経由しています。シグナル伝達速度の速い太い線維に刺激を与えると、ゲートが閉じ、細い線維を通る痛みのシグナルが遮断されて痛みを感じなくなるというのがこの理論です。

Liviaの技術は「ゲートコントロール理論」に基づいているもので、この理論を自分なりにものすごく簡単にかみ砕くと、「痛いの痛いの飛んでけー」理論です。

人は、痛いところがあると、自然とその部分をさすってしまうものです。

感覚神経には細い繊維と太い繊維があり、痛みのシグナルの伝達速度が速い太い繊維に刺激を与えると、ゲートを閉鎖して細い繊維の痛みのシグナルが通過することができず痛みを感じなくなるという「ゲートコントロール理論」の考えを基に作られたのが「Livia」なのだそうです。

「Livia」は電気刺激を与える2つのパッドを痛みのある部分に貼り付けると、生理痛の痛みが消えてしまうそうです。




■女性アスリートが生理(月経)について話題として触れることは「タブー」!?

女性が生理痛に苦しんでいるにもかかわらず、女性アスリートが生理(月経)について話題として触れることはほとんど「タブー」なのだそうです。

スポーツにおいて月経について語ることはタブー?|生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響している!?では、中国競泳の傅園慧(フ・ユアンフイ)選手が生理とスポーツにおけるパフォーマンスとの関係についてコメントしたことについてBBCが取り上げたことを紹介しました。

【リオ五輪】中国の競泳選手、生理とスポーツのタブー破る

(2016/8/16、BBC)

「昨日、生理が始まったので。だからすごく疲れていて……でもそれは理由にならない。今日の自分の泳ぎは良くなかった」と傅選手は述べた。

月経中の競技参加は確かに「紛れもなくタブーな話題だ」と、スポーツ医学に詳しいジョージー・ブルイベルスさんはBBCに話した。
「(世界レベルの)コーチの多くは男性なので、『いま生理中です』と言い出しにくい女性選手にとっては大変だ」と言うブルイベルスさんは、月経と競技の関係について認識を広めて今まで以上に研究を促すためには、傅選手の発言のようなきっかけが必要だと指摘する。

世界レベルのコーチの多くは男性であるため、生理であることを伝えづらいと考えている女性選手も多いのかもしれません。

最近では、フィギュアスケーターの鈴木明子さんが月経とスポーツの関係について語っていたことが思い出されます。

鈴木明子さん 月経の悩み・番外編(1)シーズン中は生理止まる

(2015/10/28、読売新聞)

五輪を目指してトレーニングがハードになっていってからは、シーズン中の半年は生理が止まり、シーズン終了とともに戻るという状態でした。シーズンが終わると図ったように生理が戻っていたので、私の場合は、体重の増減というよりは精神的なものの影響が大きかったのではないかと思います。

 生理中には腹痛、体に重さやむくみがあり、終わるとすっきりして体がよく動くように感じていました。生理中よりも、生理前の排卵時の「腰が割れるような」痛みの方がひどく、痛み止めを飲んでいました。生理が止まっている時も、排卵痛だけあることもありました。

女性アスリートのパフォーマンスと生理(月経)の影響について語られたこの2つの記事はすごく大事なことだと思います。

ニュースなどで目にするときには、ケガの影響やメンタル面について語られることはあっても、月経による影響について語られることはこの2つの記事があるまで聞いたことがありませんでした。

【リオ五輪】中国の競泳選手、生理とスポーツのタブー破る

(2016/8/16、BBC)

英聖メアリ大学とユニバーシティー・コレッジ・ロンドンの共同研究プロジェクト「女性アスリート健康グループ」に参加するブルインベルスさんは、1800人以上の女性競技者を調査してきた。
「調査した女性アスリートの半数以上が、月経周期が自分の競技内容に影響すると答えた」とブルインベルスさんは言う。
スポーツ選手のプレイに生理がどう影響するのか、まだ研究は不十分だが、ブルインベルスさんはひとつの要因として鉄欠乏症に注目している。
「先進国では月経が鉄欠乏症の最大原因だが、自分がそうだと気づいていない女性が多い。運動できる時間に影響するかもしれないし、(選手が使える)酸素の最大値にも影響するかもしれない」と言うブルインベルスさんは、生理中はどうも調子が出ないと思う女性アスリートは、血液中の鉄の数値を調べてもらった方がいいと促している。

1800人以上の女性競技者を調査してきたブルインベルスさんによれば、生理による鉄欠乏症がスポーツでのパフォーマンスに影響しているのではないかと考えられるそうです。

女性アスリートには自身の体調面について相談する人がいないからでしょうか、月経周期が不順の人や、「無月経」と診断される人が多いそうです。

女性アスリートが陥る3つの障害は「栄養不足」「月経(月経不順や無月経)」「骨」で紹介した順天堂大学付属浦安病院の「女性アスリート外来」で婦人科を担当する窪麻由美さんと中尾聡子さんによれば、陸上選手は貧血症状で診察を受けたところ、月経不順や無月経と診断される人が多いそうです。

大会や合宿中に月経になると集中できない、月経前にイライラするなど、一人一人悩みは違います。月経周期が不順の人や、3カ月以上ない「続発性無月経」の人もいます。足に痛みが出たので外来で診察を受けたら月経がなかったとか、初潮がこないまま18歳や20歳になり、ない方が楽だからとそのままにしていたケースもあります。

女子アスリートの5人に一人が疲労骨折を経験、「無月経」の状態の人も多いによれば、日本産科婦人科学会などが、大学などでスポーツに取り組む女子アスリート1600人を対象に調査したところ、月経が3か月以上ない「無月経」の状態の人も多いことが分かっているそうです。

女性特有の症状について関心が低いのはアスリートだけではなく、日本の女性全体についてもいえるという調査結果も出ています。

日本の女性は更年期症状やPMSなどの女性特有の症状に対しての自覚率が低いによれば、日本とアメリカの20~50代の有職女性それぞれ300名ずつを対象にインターネットで調査したところ、アメリカの女性の方が日本の女性よりも更年期症状やPMS(月経前症候群)、月経痛、子宮内膜症といった自覚している女性特有の症状に対しての自覚率が高かったそうです。

※生理の一週間ほど前から起こるむくみや乳房の張り、吹き出物、便秘、イライラといった生理前の症状のことを「PMS(Premenstrual Syndrome:月経前症候群)」と呼びます。

月経とスポーツのパフォーマンスの関係について多くの人が関心を持てば、よりよいコンディショニング理論ができることにより、さらに女性アスリートの成績は向上していくのではないでしょうか。

そのような研究が進む中で、女性にとってやさしい世界になっていくのではないでしょうか。

「Livia」のようなウェアラブルデバイスは生理痛という女性の悩みを解決する一つのアプローチなので、今後も注目ですね。

→ 生理痛の症状 について詳しくはこちら

また、NADI X|センサーが縫い込まれた、より効果的なヨガのポーズに改善するヨガパンツ|WEARABLE Xでは、パンツには5つのセンサーが縫いこまれていて、ヨガポーズをとると臀部や膝、足首が振動することで、ヨガの姿勢を改善してくれるヨガパンツを紹介しましたが、ファッションアイテムに「Livia」の機能を持たせることができれば、デバイスをつけることがなくなるかもしれません。







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