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片手だけまたは手を使わずに床に座ったり立ったりできる人は長生きできる?




Old Wooleys

by Meagan(画像:Creative Commons)

【中高年必読】片手だけまたは手を使わずに床に座ったり立ったりできる人は長生きできると判明!!ブラジル診療所調査

(2012/12/18、IRORIO)

突然だが、手を使わずに床に座り込んだり立ったりできるだろうか?!このシンプルな動作を片手だけで、または手を使わずにできる人の方が長生きできることがわかったという。

<中略>

ブラジル・リオデジャネイロのClinimex-Exercise診療所のClaudio Gil Araújo医師は51歳~80歳の男女2,000人を対象に同様のテストを行った。このシンプルな動作の可否をチェックすればものの2分でその人の体力、柔軟性、筋肉の動きの協調性を含む全身の健康状態がわかるという。

<中略>

実際このテストから6年後、8%にあたる159人が亡くなったがそのほとんどがこのテストでのスコアが低い人たちだったという。

片手だけで、または手を使わずに床に座ったり立ち上がったりできる人の方が長生きできるということがわかったそうです。

なぜなのでしょうか?

中高年で床に座ったり立ったりが片手だけで、または手を使わずにできる人は筋骨格がしっかりしており、それができない人に比べて長い寿命が期待できるとのこと。

筋骨格がしっかりしているということがポイントみたいです。

今回紹介されている動作と関連したことといえば、「ロコモティブシンドローム」が思い浮かびます。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態のことを言う(ロコモティブシンドロームになると要介護のリスクが高くなる?ロコモの原因・予防のためのトレーニング方法)のですが、ロコモティブシンドロームを予防するロコモーショントレーニングの中に「片脚立ち」があります。

ロコモティブシンドロームになると要介護のリスクが高くなる?ロコモの原因・予防のためのトレーニング方法

片脚立ちは両脚立ちに比べ二・七五倍の負荷がかかり、一日三回、左右一分間の片脚立ちは、約五十三分間の歩行に相当する

足腰が弱っているかどうかというのが、長生きするかどうかのポイントなのでしょうね。







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体操男子の筋肉がすごい!体操男子選手の筋肉の作り方とは?

「体操男子代表史上最強メンバー」の肉体美を公開

参考画像:RBB TODAY




「体操男子代表史上最強メンバー」の肉体美を公開

(2014/9/4、RBB TODAY)

元体操選手の田中理恵さんの選手時代の体重管理方法とは?では、元体操選手の田中理恵さんの選手時代の体重管理方法は、一日5回の体重測定を行ない、体重の増減幅を500g以内に抑えていたということを紹介しました。

体操男子の選手はどのようにしてこのような肉体を作り上げているのでしょうか。

体操競技部 内村航平インタビュー vol.2 | アスリートサイト 日本のスポーツを応援したい。 ー コナミスポーツクラブ

-ウェートトレーニングはしますか?

筋トレとかはほとんどしていないです。筋肉は体操だけで自然につきました。

内村航平選手のインタビューによれば、筋トレはほとんどせずに、筋肉は体操だけで自然とついたそうです。

それだけ体操という競技が身体を鍛え抜く種目であることがわかります。

元々の身体の素質と日々のトレーニングによって、このような肉体が作り上げられていたんですね。

連覇の内村航平~“神着地”に隠された秘密とは…

(2016/8/12、産経新聞)

「たとえば鉄棒に有効な筋力をつけるには、鉄棒の練習でしか、効果的な筋肉は付けられない。器具を使うと、かえってよけいな筋肉がついてしまう。ムダな筋肉なんです。床、つり輪…種目をこなすことで体操に有効な筋肉ができる」

筋肉のつけ方や考え方については各競技によって違うのではないでしょうか。

ただ、体操という競技で行われている種目(ゆか・鉄棒・平行棒・あん馬・跳馬・つり輪)での演技を見る限り、それ自体が筋トレになっているように感じます。

そして、体操以外の筋トレをすることは無駄な筋肉をつけることなのかもしれません。







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カルシウムは筋肉を動かすだけでなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっている-理化学研究所

Calcium

by fdecomite(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > カルシウム > カルシウムは筋肉を動かすだけでなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっている-理化学研究所




筋肉を動かすカルシウムは筋肉を作る指令役も担う-カルシウム枯渇の指標となる多層化した小胞体膜構造を発見-

(2015/2/17、理化学研究所)

したがって、小胞体内のカルシウムは、筋肉を動かしているだけではなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっていることになります。

カルシウムは筋肉を動かすだけでなく、筋肉を作るためのシグナル発信にも関わっていることがわかったそうです。

今後、筋芽細胞内の小胞体内カルシウム濃度を人為的に制御できるようになれば、筋芽細胞の融合を促すことによって、筋肉作りの効率を上げることが期待できます。病気や高齢化などに伴う筋委縮の予防や改善などにも役立つ可能性があります。

今回の研究によって、今後筋肉づくりの効率を上げることができれば、高齢化に伴う筋力の減少を予防することにできることが期待できます。







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ビールに含まれる「プレニル化フラボノイド」で筋肉老化防止ができる?|徳島大




Beers and Glassware

by Cambridge Brewing Co.(画像:Creative Commons)

ビールで筋肉老化防止=ホップ成分が作用―徳島大

(2012/9/20、時事通信)

 ビールに含まれるホップの成分に筋肉の萎縮を抑制する作用があることが徳島大学大学院の研究チームの実験で分かった。乳酸菌飲料といった機能性食品の開発などに応用できれば、寝たきりの高齢者らの筋肉老化防止につながると期待される。

実験によると、ホップに含まれるプレニル化フラボノイドを混ぜたえさを約2週間与えたマウスは、通常のえさだけのマウスと比べ、ほとんど筋肉量が減少しなかった。同フラボノイドが、筋タンパク質の分解を促す酵素の生成を抑え、筋萎縮を防いだとみられる。

ビールのホップに含まれる成分であるプレニル化フラボノイドには、筋肉の萎縮を抑制する作用があり、寝たきりの高齢者の筋肉老化防止につながると期待されるそうです。

ビールに含まれるNRでダイエット・長寿に?という記事によれば、ニコチンアミドリボシド(NR)がビールに含まれており、その成分を高カロリー食を与えられたマウスに投与すると次のような結果が出たそうです。

  • NRを投与されたマウスは、NRを投与されなかったマウスよりも、体重が60%も軽くなった
  • 他のマウスが糖尿病の兆候を示していたにも関わらず、NRを投与したマウスには糖尿病の兆候は見られなかった
  • 筋肉が発達していた

ビールに含まれる成分には興味深いものが多いのですが、現在の段階では実用化までは先は長いかもしれません。

ただ、人が同様の効果を得るには、ビールを毎日数十~数万リットル飲み続ける必要があるという。







P.S.

こうした記事を目にすると、「ビールを飲んだらいいんだよね?」と考える人もいると思いますが、ぜひ適量をお召し上がりいただくことをお忘れなく!

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ハイヒール愛用者はケガにご注意|豪研究

Queue

by Hernán Piñera(画像:Creative Commons)

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ハイヒール愛用者はけがにご注意、豪研究

(2012/1/30、AFPBB)

日常的にハイヒールを履いているとふくらはぎの筋肉の繊維が短くなり、けがをしやすくなったり、歩き方が変わってしまったりするという研究結果を、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じた。

オーストラリアの研究チームが「応用生理学ジャーナル(Journal of Applied Physiology)」に発表したもので、ニューヨーク・タイムズによるとこの種の研究はあまり例がないという。

研究チームは、最短でも過去2年間にわたって週40時間以上ハイヒールを履いていたという若い女性9人と、たまにしかハイヒールを履かない、あるいはまったく履かないという若い女性10人を比較した。

するとハイヒール愛用者のほうが歩幅が狭く、より足に力が入っており、膝が曲がったまま、いつも爪先立ちをしているような状態で歩いていた。

この運動パターンはハイヒールを脱いで裸足になっても変わらなかった。

その結果としてふくらはぎの筋肉繊維が短くなってしまっており、ハイヒールを愛用していないグループよりも大きな力学的負荷がふくらはぎにかかっていた。

さらにハイヒール愛用者は腱をあまり使わず筋肉に頼る歩き方をしており、アキレス腱などの腱が弱くなってけがをしやすくなる。

またハイヒール愛用者の歩き方は、底が平らな靴を履いている人よりもエネルギーが必要で、筋肉が疲れやすいという。

日常的にハイヒールを履いていると、以下のようなことが起こるそうです。

  • 歩幅が狭く、より足に力が入っており、膝が曲がったまま、いつも爪先立ちをしているような状態で歩いている
  • ふくらはぎの筋肉繊維が短くなってしまっており、ハイヒールを愛用していないグループよりも大きな力学的負荷がふくらはぎにかかっていた
  • ハイヒール愛用者は腱をあまり使わず筋肉に頼る歩き方をしており、アキレス腱などの腱が弱くなってけがをしやすくなっている
  • ハイヒール愛用者の歩き方は、底が平らな靴を履いている人よりもエネルギーが必要で、筋肉が疲れやすい

怪我のリスクを考えると、できるだけハイヒールを履いている時間を短くしたほうが良いようです。







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