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内臓脂肪を簡単に推定できる腹囲測定で糖尿病を予防

Day 99: 31-28-31

by Quinn Dombrowski(画像:Creative Commons)

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糖尿病の人でも内臓脂肪が多いと血管の病気を起こしやすく、血糖値が上がりやすいことも分かっています。

続・糖尿病50話:第26話 腹囲を測ろう

(2008/9/23、毎日新聞)

現在、正確に内臓脂肪の量を測定できるのはCT検査です。

統計に基づき、へそ周りの写真を撮った時の断面積で、内臓脂肪量が100平方センチを超えると、「内臓脂肪蓄積」と判定しています。

しかし、すべての人にCT検査での測定をすることは難しく、簡単に推定できる腹囲(ウエスト周囲径)測定が役立っています。

この測定は最もおなかのくびれた所を測るのではなく、リラックスした状態で、おへその高さで地面に水平に巻き尺(メジャー)を巻いて測定します。

おなかに脂肪がたくさんついて腹が垂れ下がっている場合は、肋骨(ろっこつ)の一番下と骨盤の中間あたりで測ります。

食事などによる影響を避けるため、できるだけ空腹時に測定するのが望ましく、内臓脂肪蓄積100平方センチに相当する腹囲は、統計上で男性85センチ、女性90センチであるため、この数字がメタボリックシンドロームの診断の必須項目として採用されています。

内臓脂肪は、たまりやすい一方、減らしやすいという性質を持っています。

運動することで内臓脂肪を減らすことができます。

また、記事によると、「内臓脂肪が減れば、糖尿病の人では血糖値が下がると言われています。」

糖尿病の治療においては、アディポネクチンが注目され、脂肪細胞が膨らむほどアディポネクチンの量は少なくなるそうです。

つまり、内臓脂肪を減らすことができれば、メタボの予防や糖尿病の予防ができると考えられます。

糖尿病を予防するためにも、腹囲を定期的に測ることで、内臓脂肪がどれくらいあるかを管理し、メタボや糖尿病を予防しましょう。

→ 内臓脂肪を減らすには|内臓脂肪の落とし方 について詳しくはこちら







「やせ」でも4人に1人が血液検査でメタボ健診の基準値を超えていた!?|日本医療データセンター

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by Blondinrikard Fröberg(画像:Creative Commons)

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メタボ健診:「やせ」でも血液数値、基準値超…4人に1人

(2008/10/5、毎日新聞)

肥満度を示す体格指数(BMI)が「やせ」(18.5未満)でも、血糖値など血液検査のいずれかの数値が特定健診(メタボ健診)の基準値を超えている割合が4人に1人に上ることが、日本医療データセンター(東京都千代田区)の大規模解析で分かった。こうした人は、心筋梗塞(こうそく)などの重大疾患を起こす危険性が正常な人の5倍に達した。肥満の人だけではなく、やせた人も検査値に注意を払う必要性が浮き彫りになった。

「やせ」の人のうち、血糖値、血中脂質、血圧のいずれかが特定健診の基準値を超えた人は25.6%に達した。

心血管疾患や糖尿病の合併症などを発症した「肥満」は「標準」「やせ」に比べ2~3倍あった。ところが、基準値を超える検査値があった人の発症率を正常値の人と比べると、「やせ」は5倍、「標準」は3.4倍、「肥満」は3.1倍と、やせているほど検査値の異常が影響を及ぼしていた。

日本医療データセンターによれば、たとえ痩せていても、詳しく言えばBMIが「やせ」(18.5未満)であっても、4人に1人が血液検査でメタボ健診の基準値を超えていたそうです。

太っていることと痩せていることは、血液検査の結果とあまり関係がないのでしょうか。

痩せていても、血液検査でメタボ健診の基準値を超えていた場合は、健診後の指導を受けられるような仕組みにすべきだと思います。

しかし、今の段階では、やせていても血液検査の結果に異常がある人は、自身で早めに改善・対策をする必要があるようです。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







カロリーの摂り過ぎが脳を狂わせる可能性=研究

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by sean dreilinger(画像:Creative Commons)




カロリーの摂り過ぎが脳を狂わせる可能性=研究

(2008/10/3、ロイター)

過食は脳を混乱させてさまざまな損傷を引き起こし、糖尿病や心臓病その他の疾患の原因をつくる可能性があるとの研究結果が2日発表された。

食べ過ぎ・肥満によって、脳が混乱し、さまざまな損傷を引き起こすことで、糖尿病や心臓病などの病気を起こす可能性があるとの研究結果が発表されたそうです。

[今まで]

食べ過ぎ・肥満 → 糖尿病・生活習慣病・心臓病

[今回の研究結果]

食べ過ぎ・肥満 → 脳の混乱による様々な損傷 → 糖尿病などの病気

いままでは、肥満が直接的に糖尿病や生活習慣病の原因だと思っていましたが、今回の研究結果によれば、食べ過ぎ・肥満によって、脳内で通常は休止状態にある免疫システムの経路が稼動し、実在しない侵入者を攻撃・破壊するため免疫細胞が送り出されることで損傷を起こし、それが糖尿病や心臓病その他の疾患の原因を作る可能性があるということのようです。

病気にならないためにも、まずは食べ過ぎをやめましょう。







【関連記事】

前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線まとめ

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by Sanna R(画像:Creative Commons)

健康・美容チェック > 糖尿病 > 前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線




2008年10月5日放送された「前兆を見逃すな!糖尿病・脳卒中治療最前線」(テレビ朝日系)では、糖尿病研究の世界的権威である東京大学の門脇孝教授を迎え、生活習慣病のメカニズムと最先端の治療法を特集がありましたので、内容をまとめてみました。

●日本人を含めアジア人は、すい臓から分泌されるインスリンの量は欧米人の2分の1である。

糖尿病がひどくなると、合併症を引き起こす。

糖尿病の合併症の中でも、3大合併症といわれるのが、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害です。

メタボリック・糖尿病の最新治療法として注目されているのが、善玉ホルモンのアディポネクチンである。アディポネクチンはインスリンの働きを助け、正常時は4.1~18.9である。

→ アディポネクチンを増やす方法 について詳しくはこちら

肥満と糖尿病の関係としては、脂肪細胞が膨らむと、アディポネクチンの量が少なくなり、肥満になると考えられており、そこで、アディポネクチンの量を増やすことができれば、肥満を予防できると考えられる。

●さらに、糖尿病の最新治療として注目されているのが、「オスモチン」。

オスモチンもアディポネクチンと同じ働きを持ち、きゅうり、トマト、ピーマンなどに含まれている。

●人工すい島作製計画。

すい島とは、ランゲルハンス氏島とも呼ばれ、すい臓でインスリンを分泌する組織である。

このすい島を人工的に作ろうとするのが、現在の最新治療として注目を集めている方法。

●メタボリック→動脈硬化症→脳梗塞

●頸動脈狭窄ステント法-脳梗塞を予防する最新治療・手術法(大木隆生医師)

足の動脈からカテーテルを挿入し、頸動脈まで伸ばし、プラークを傷つけないように、カテーテルをプラークの先のほうまで伸ばす。

そこで、フィルターを開き、万が一プラークが剥がれたときのためのリスクヘッジを行う。

その後、ステントを挿入し、プラークの部分で、ステントを開き、血管を押し広げる。

難しいところは、プラークを傷つけないようにカテーテルを伸ばすこと。

手術は、局所麻酔。

病変が高いと、内膜剥離術は、難しい。

手術後の患者さんの感想を聞くと、目が見えやすくなり、呂律が回るようになる。

それは、狭窄がなくなったためによるものの効果のようだ。

●脂肪分を蓄える遺伝子を門脇教授は倹約遺伝子と名付けた。

この倹約遺伝子を、モンゴロイド系がコーカソイド系よりも多く持つそうだ。

●門脇教授によると、今後、糖尿病の治療は、その人の体質に合わせた予防法・治療法の時代に移っていくだろうとのことでした。

→ 糖尿病の症状(初期症状)チェック について詳しくはこちら







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状

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血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

ナルトビエイにメタボ改善効果|脂肪肝やコレステロール濃度を改善する作用|佐賀大

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「漁の敵」ナルトビエイにメタボ改善効果 佐賀大発見

(2008/9/8、朝日新聞)

有明海の高級二枚貝タイラギやアサリを食い荒らし、沿岸4県が駆除しているナルトビエイに、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を改善する成分が含まれていることが、佐賀大農学部の柳田晃良教授(食品栄養化学)の研究でわかった。

<中略>

柳田教授は5年ほど前、県の水産機関の研究員からナルトビエイの食害について聞き、「何か有効利用できないか」と相談を受けた。ナルトビエイはたんぱく質が多く、成分にどのような機能があるか研究を始めた。その結果、脂肪肝コレステロール濃度を改善する作用があることを発見したという。

佐賀大農学部の柳田晃良教授の研究によれば、タイラギやアサリを食い荒らし「漁の敵」ともいわれるナルトビエイにメタボリックシンドロームを予防・改善する作用があることが確認できたそうです。

肥満糖尿病のモデルラットにナルトビエイのペプチドが含まれたエサを3週間与えてやる実験をしたところ、肝臓の脂肪とコレステロールの量が2割ほど減ることを確認し、メタボリック症候群を予防、改善する作用があることが確認できたそうです。

→ メタボリックシンドローム について詳しくはこちら







【参考リンク】

メタボ改善の救世主「ナルトビエイ由来ペプチド調製品|PDF

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肝機能障害の症状・原因・食事・肝機能の数値

肝臓の数値・検査値|ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTP

ALT(GPT)の基準値|ALTが高い原因

AST(GOT)の基準値|ASTが高い原因

γ-GTPの基準値|γ-GTPが高い原因

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