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糖尿病の血液検査の結果 配偶者の半数「知らない」

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糖尿病の検査結果 配偶者の半数「知らない」

(2011/12/24、神戸新聞)

配偶者に生活習慣が関連する2型糖尿病の危険性があるにもかかわらず、その検査結果を知らない人が兵庫県内で52%に上ることが、製薬会社ノバルティスファーマ(東京)の調査で分かった。

夫や妻が「糖尿病になると思う」と感じている人は13%、40歳以上で糖尿病のリスクが増すことを知っている人は17%にとどまり、危機感の薄さが背景にあるようだ。

<中略>

糖尿病では、ヘモグロビンとブドウ糖が結び付いたヘモグロビン(Hb)A1cの値が日頃の血糖レベルを表すとして、診断の指標となっているが、配偶者の1年以内の検査結果について、「知らない」と「本人が検査を受けていないため知らない」がいずれも24%。「検査を受けているかどうかも知らない」が4%だった。

こうした血液検査を配偶者に定期的に受けるよう促していない人は29%で、その理由として男性では「健康管理は妻本人に任せている」(53%)、女性では「言わなくても夫は(会社や自治体での健康診断などを含め)検査を受ける」(64%)が最も多かった。

配偶者に生活習慣が関連する2型糖尿病の危険性があるにもかかわらず、その検査結果を配偶者の半数が知らないと答えたそうです。

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糖尿病を予防するためには、糖尿病ではない人は、定期的に検査を受けること、そして、食事を管理することが大事であり、糖尿病の人は、家族で食事をコントロールすることが大事です。

配偶者に定期的に血液検査を受けるように促すことや家族で食事を見直すことにより、糖尿病のリスクは低くなるのではないかと思います。

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世界の糖尿病患者4億2200万人 成人の8.5%|WHO

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■世界の糖尿病患者4億2200万人

世界の糖尿病患者4億2200万人 成人の8.5%

(2016/4/6、日本経済新聞)

WHOの報告書によれば、2014年の世界糖尿病患者は4億2200万人になっています。

糖尿病が世界で急増、4億人に迫る 中国、インド、アフリカでも(2014/9/3)で紹介した国際糖尿病連合(IDF)によれば、2013年の世界の糖尿病人口(20~79歳)は3億8200万人となっており、35年には5億9200万人に達する見込みなのだそうです。

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国際糖尿病連合(IDF)によると、糖尿病人口の約80%は中低所得国の人々なのだそうです。

中低所得の国の人々に糖尿病人口の80%が集中しているというのは、ひとつは経済成長にともなって急激に食生活が変化したことが関係していることが考えられ、もう1つは低所得者層ほど生活習慣に問題があることが考えられます。

低所得者ほど生活習慣に問題=野菜食べず、運動しないによれば、低所得者ほど野菜を食べる量が少なかったり、運動の習慣がなかったりと、生活習慣に問題がある傾向があることがわかったそうです。

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肥満と生活保護・貧困との関係-米

フードスタンプに頼っている人の割合が最も高い州はミシシッピ州で、20.7%です。

5人に一人が生活保護を受けているということ。

つまり、肥満と生活保護には相関関係があるのではと推測しています。

アメリカ人の肥満傾向は拡大

最も肥満率が高かったのは南部ミシシッピ(Mississippi)州で成人の32%以上、10-17歳では驚くべきことに44%が肥満だった。

同州は全米で最も経済的に貧しい州とされており、貧困と肥満の関連があらためて示された形だ。

ミシェル・オバマ大統領夫人が推奨する「ダイエット・プロジェクト」とは

ミシェル・オバマ夫人が、記者団に語るシカゴ時代の自分自身のエピソードにこんなものがあります。

「弁護士の仕事を持つ母親として、会議と子供たちのサッカーやバレー教室と駆け回った日の夜には、簡単で安いファーストフードのドライブスルーや、電子レンジで温めるだけの栄養バランスのとれていない食事を子供たちに出していた」--。

自分がそうだったからこそ、多くのアメリカ人が、栄養バランスのとれた食事の大切さは知ってはいるものの、新鮮な野菜や魚などを買うための支出と、手に入れた素材を調理する手間と時間を考えるとき、それよりも数百円で手に入れることができる完成したファーストフードの魅力が大きいと感じてしまう。

米成人肥満率が28州で上昇、低所得層で高い割合=調査

低所得者層で高い肥満率となっているようです。

なぜ、女の子の思春期に達する年齢が昔に比べて早くなっているのか?

研究によれば、BMI値が高ければ高いほど思春期を迎える年齢が早くなるそうです。

経済的に貧しい地域と肥満の地域に関連がある理由としては、栄養バランスのとれた食事の重要性を知らなかったり、どんな食品をとれば健康になれるのかということを知らないということが考えられます。

しかし、どんなに栄養バランスのとれた食事の大切さを知っていても、また新鮮な魚や野菜を買って、料理を作った方が良いということはわかっていても、仕事・家事をして疲れてしまうという生活をしていると、調理する時間や家計のことを考えてしまい、手軽で安いファストフード・冷凍食品に頼りがちの生活になってしまいがちです。

肥満問題については、個人のライフスタイルに影響を与えている、家計や知識、意識、社会の影響が大きいかと思います。

肥満問題を解決するためにも、個人の生活習慣の改善のために知識を提供し続ける必要があるだけでなく、貧困などの社会問題を解決していく必要があると思います。

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徹夜をする子供は糖尿病のリスクが高まる?

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by Hernán Piñera(画像:Creative Commons)

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徹夜でゲームする子供は糖尿病に罹るリスクが劇的に高まるらしいゾ

(2012/10/2、IRORIO)

ピッツバーグ大学精神医学学科のカレン・マシューによると高レベルのインシュリン抵抗性は糖尿病の進行の原因となり、彼らが毎晩6時間、あるいはいつもより1時間でも多く睡眠をとった場合は、インシュリン抵抗性が9パーセントも改善されたという。

ピッツバーグ大学精神医学学科のカレン・マシューによれば、睡眠時間を毎日6時間、あるいはいつもより1時間でも多く睡眠をとった場合は、インスリン抵抗性が9%改善されたそうです。

また、高レベルのインシュリン抵抗性は人種、年齢、性別、腹囲のサイズ、BMIに関わらず、短時間の睡眠と関係していることが判明した。また、高レベルのインシュリン抵抗性は人種、年齢、性別、腹囲のサイズ、BMIに関わらず、短時間の睡眠と関係していることが判明した。

睡眠時間の長さとインスリン抵抗性に関係があるそうです。

研究によると睡眠を十分にとっているティーンエージャーはインシュリン抵抗性のレベルが低下しており、糖尿病の発症から遠ざかる結果となっているとのことだ。

十分に睡眠をとっている子供はインスリン抵抗性のレベルが低く、糖尿病が発症しにくいということですね。

最近は忙しいお子さんが多いと思いますが、ぜひしっかりと睡眠時間を確保するようにしてくださいね。

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インスリン抵抗性

インスリンの働きが不足する原因には、分泌自体が不足する「インスリン分泌障害」の他に、肝臓や筋肉、脂肪などでの働きが低下する状態があり、これを「インスリン抵抗性」と呼んでいます。

インスリン抵抗性は、塩分が尿に排せつされにくくして血圧を上昇させたり、脂肪の合成と分解のバランスを崩して脂質異常症高脂血症)を招いたりします。また、動脈硬化を進めることも明らかとなっており、これら生活習慣病のすべてに関係しています。

インスリン抵抗性は糖尿病患者にだけ限った話ではなく、お酒の飲みすぎで肝臓に脂肪が蓄積した状態の「脂肪肝」の方、内臓脂肪が蓄積した状態の「メタボリックシンドローム」の方、それらを含めた肥満の方にもインスリン抵抗性とは関係があるようです。

また、インスリン抵抗性は、高血圧、高脂血症、動脈硬化を招く原因ともなりえます。

P.S.

今回の記事は、睡眠時間の長さとインスリン抵抗性に関係があるというものでしたが、体内時計であったり、ホルモンの分泌が関係しているのかもしれません。

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睡眠不足で生活習慣病やメタボにも

睡眠時間が短いと、血圧が高いという結果が出たり、また糖尿病の発症リスクが高くなったり、さらには肥満度が高くなるなど、睡眠不足が健康に影響を及ぼしているようです。

また、睡眠不足でしっかりと休息がとれていないと、目の疲れがとれず、目のくまができたりもします。

夜更かしは肥満を招く

睡眠不足になると、食欲のバランスをとるグレリンとレプチンのバランスに影響を与えてしまい、食欲が増え、満腹を感じにくくなるそうです。

夜更かし好きの人は朝食を抜く人が多いため、新陳代謝を早い時間から促す重要なチャンスを逃しがちだ。

米シカゴ大学の研究によると、たとえ短期的な睡眠不足であっても、健康な体が糖尿病患者のごとく糖分を処理するようになるという。

睡眠不足が太る原因?

睡眠不足になると、グレリンが増えて食欲が増し、レプチンが減って満腹を感じにくくなってしまうそうです。

<中略>

一晩寝不足しただけでも、グレリンの過剰とレプチンの低下は起こる、つまり、太りやすい体になるようです。

P.P.S

寝る子は「海馬」も育つという記事によれば、よく寝る子どもほど「海馬」も育つということがわかったそうで、また、若いうちに睡眠をしっかりとっておき海馬を大きくしておけば、うつ病やPTSD、高齢のアルツハイマー病の発症リスクを下げられる可能性があるそうです。

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非肥満者でも首回りのサイズが睡眠時無呼吸の重症度に影響

Neck flex

by Dylan(画像:Creative Commons)

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非肥満者でも首回りのサイズが睡眠時無呼吸の重症度に影響

(2009/6/18、nikkei net)

肥満が閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)の主要な危険因子(リスクファクター)となることは知られているが、肥満でない人でも多くの人にこの症状がみられることが、新しい研究で示された。

今回の研究では、ボディ・マス・インデックス(BMI、肥満指数として用いられる)が18.5~27の非肥満成人5,426人のうち54%にOSAがみられ、そのうち約半数は軽度であったが、残りの半数は中等度から重度のOSAであった。

特に、首回りの太い中高年の男性に中等度から重度のOSAがよくみられたという。

肥満だけでなく、首回りが太いほど閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)のリスクが高いそうです。

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、様々な病気との関わり合いが高いとして注目を集めています。

過去の研究では、OSAが心疾患、肥満、糖尿病、高血圧、死亡リスクの増加などの重大な健康上の問題と関連することが示されている。

閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)には注意したいものです。

■睡眠時無呼吸症候群(SAS)に注意

「熟睡感がない」という方はもしかするとこんな症状がありませんか?

  • 大きないびき(いびきがうるさいと言われる)
  • 眠っている間に呼吸が止まる
  • 日中の眠気
  • 熟睡感がない(よく眠れた感じがしない)
  • 起床時に頭痛やだるさを感じる
  • 睡眠中に何度も目が覚める

こういう症状がある人は、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は、簡単に言うと、眠っている間に呼吸が何度も止まってしまう病気のことを言います。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方にはこのような治療が行われます。

減量・ダイエット

肥満が原因による睡眠時無呼吸症候群の治療・予防するためには、食生活の改善や運動不足の解消など生活習慣の改善が重要となります。

睡眠前の深酒に注意

アルコールは気道周辺の筋肉を弛緩させ、鼻づまりを引き起こしやすいので、いびきをかきやすくなります。

横向きに寝る

軽度のいびきなら、舌が喉に落ち込んで気道を塞がないよう、横向きに寝るようにしましょう。

腰枕

ファスナーを開いて背中にボールを装着できる腰枕を使うことで、横向きの姿勢を保つことができます。

パジャマの背中に袋を縫い付けて、中にテニスボールなどを入れるお手製腰枕もおすすめです。

ベッドの頭側を高くする

体を少し起こした姿勢にしておけば舌が落ち込みにくくなります。

マウスピース

中等症より軽いいびきには、舌や下あごを前に出させる特殊なマウスピースを使うと軽減することもあるそうです。

CPAP療法

中等症以上や重度のSAS患者の治療には、寝るときに呼吸用のマスクを付け、圧力をかけた空気を機械で持続的に送り込む「CPAP療法」が有効とされています。

睡眠時無呼吸症候群とメタボリックシンドロームによれば、「CPAP(Continuous Positive Airway Pressure=シーパップ)」は、睡眠中に装着した鼻マスクから圧力をかけた空気を送り込み、上気道を開いた状態に保って無呼吸をなくす方法です。

CPAP療法で治療すると無呼吸やいびき、日中の眠気が消失するだけでなく、高血圧や、メタボリックシンドロームのひとつの病態であるインスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性も改善します。

つまり、CPAP療法で睡眠時無呼吸症候群を治療すると、心筋梗塞などのリスクも低下します。

ナステント

「ナステント」とは、緊急救命時の気道確保の手法を応用し、鼻にソフトなシリコーン製の柔らかいチューブを挿入することで気道を確保するという発想で作られた治療器具です。

チューブ状の医療デバイスを、使用者自身で、鼻から口蓋垂(のどちんこ)まで挿入することで、空気の通り道をしっかり確保できます。

そのため、空気の通り道が狭くなることで起こる「いびき」や空気の通り道が閉塞してしまうことで起こる「無呼吸」を回避することで、呼吸をサポートできるのがナステントです。

→ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・原因・検査・治療法 について詳しくはこちら







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コホート研究|葉酸とうつ|前立腺がんと薄毛|ほくろの数と乳がん|脈拍と糖尿病|ヨーグルトと糖尿病|ヤセと認知症|#世界一受けたい授業

Nurse

by Walt Stoneburner(画像:Creative Commons)




2015年9月5日放送の世界一受けたい授業のテーマは「コホート研究でわかったこと」です。

解説 池谷敏郎先生

 

■コホート研究とは

精神保健疫学・コホート研究|国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神保健計画研究部

コホート研究とは、疫学研究の中でも、特定の集団(コホート)を対象として長期的に経過を追跡する調査手法のことを言います。

特定の集団を長期的に追跡調査する手法をコホート研究といいます。

■葉酸が自殺の原因となるうつに効果的

食事パターンと自殺との関連について|多目的コホート研究

今回の研究では、男女ともに、野菜や果物、いも類、大豆製品、きのこ類、海そう類、脂の多い魚、緑茶などが関連した健康型食事パターンにより自殺のリスクが低下するという結果が得られました。この理由として、この食事パターンのスコアが高い群では、葉酸や抗酸化ビタミン(ビタミンCやカロテン)の摂取が多いことによると考えられます。葉酸や抗酸化ビタミンは、自殺の危険因子として知られているうつに対して予防的に働くことが報告されており、食事パターンとして総合的にみることで、これらの栄養素の相乗効果も期待できます。

→ 葉酸とは|葉酸の多い食べ物・葉酸の効果・妊娠と葉酸 について詳しくはこちら

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■前立腺がんと薄毛に関連がある

アメリカの国立がん研究所による調査によれば、薄毛(おでこが後退し、頭頂部が薄い)だと、前立腺がんの発症する確率が39%アップするそうです。

男性ホルモンと前立腺がんに関係していることが考えられます。

→ 薄毛・抜け毛の原因・対策・予防 について詳しくはこちら

 

■ほくろの数が多いと、乳がんリスクが高くなる!?

アメリカの看護師7万人を調査した結果、腕に3ミリ以上のほくろが15個以上ある場合は35%乳がんリスクが高くなるそうです。

→ 乳がんの症状・原因・検査・予防法 について詳しくはこちら

 

■脈拍の速い人は糖尿病になりやすい!?

脈拍の正常値は50から100回なのですが、100回を超えると糖尿病リスクが23%高くなるそうです。

→ 糖尿病 について詳しくはこちら

 

■ヨーグルトを食べると糖尿病になりにくい!?
  • ヨーグルトをスプーン2杯半食べるだけでリスクが下がる
  • ヨーグルトの乳清(汁のようなもの)は捨てないようにする
  • 食事前に食べると、血糖値の上昇を抑えてくれる

→ 血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品 について詳しくはこちら

 

■痩せている人が認知症になりやすい!?

BMI(肥満度)が20以上の人と20未満の人を比べると、35%も違うそうです。

肥満度を表現する指標として体格指数=BMIが用いられます。

BMI(body mass index)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

BMI22が基準で、BMI25以上を肥満とされています。

→ 認知症の症状|認知症予防に良い食べ物・栄養 について詳しくはこちら

 

■標高が高いところに住んでいると肥満になりにくい!?

A:124m未満 B:455m未満 C:456m以上

AとBは肥満になり、Cは体型が変わらなかった

→ 肥満 について詳しくはこちら