新たながん患者1270万人=08年に世界で-WHO機関推計
(2010/6/1、時事通信)
世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)が1日発表したがんに関する統計によれば、2008年の1年間で新たにがんと診断された患者は推計で1270万人に上った。
がんによる死者は760万人だった。
新規の患者をがんの部位別に見ると、肺が161万人で最も多く、胸部が138万人、大腸が123万人だった。
死因でも肺が138万人と最も多く、以下胃(74万人)、肝臓(69万人)と続いた。
IARCはまた、30年時点で、新規のがん患者が08年に比べ約70%増加して2140万人になり、死者も同70%増の1320万人に達すると予想した。
国際がん研究機関(IARC)によれば、2008年の一年間で新たにガンと診断された患者は1270万人と推計されるそうです。
部位別に見ると、
肺 161万人
胸部 138万人
大腸 123万人
だったそうです。
また、がんによる死者は760万人だったそうです。
死因を見ると、
肺がん 138万人
胃がん 74万人
肝臓ガン 69万人
だったようです。
日本では、大腸がんが多いというイメージがあるのですが、実際は、世界のがんに関する統計と日本とではどのような違いがあるのか気になるところです。
by grassrootsgroundswell(画像:Creative Commons)
高額ながん治療薬、英大手スーパーが原価で販売
(2010/5/21、AFPBB)
英大手スーパーマーケットのアスダ(Asda)は20日、がん治療薬を原価で販売すると発表した。
イギリスのスーパーマーケットのAsdaはがん治療薬を原価で販売すると発表したそうです。
がん治療薬を原価で販売するというのには驚きましたが、それにもまして、がん治療薬がスーパーマーケットで販売されているのにも驚きました。
記事によれば、今後は様々ながん治療薬を原価で販売していくそうです。
当面販売されるのは、肺がん治療薬の「イレッサ(Iressa)」。価格は30錠入り1パックが2167.71ポンド(約28万円)だが、一部の大手ドラッグストアでは3250ポンド(約42万円)以上で売られている。
今後は、腎臓がん、肝臓がん、胃がんの薬なども原価で販売していく予定だという。
by Dinesh Valke(画像:Creative Commons)
パパイアに著しい抗がん特性、日米共同研究
(2010/3/10、AFPBB)
米フロリダ大(University of Florida)は9日、パパイアの葉のエキスと葉茶に著しい抗がん特性を認めたとする研究結果を発表した。
頸部(けいぶ)がん、乳がん、肝臓がん、肺がん、すい臓がんで抗がん効果が確認されたという。
米フロリダ大の研究によれば、パパイア葉エキスに著しい抗がん特性があるそうです。
研究者らは、パパイア葉エキスがTh1型サイトカインと呼ばれるシグナリング分子の生産を促すことで、免疫系の調節を助けているためではないかと見ている。
このエキスは正常な細胞には危害を加えず、現行のがん治療における一般的な副作用を防げることも明らかになったため、免疫系に働きかけてがんを退治する新たな治療法への応用が期待されるという。
パパイア葉エキスは、副作用を防げることから、新たな治療法への応用が期待されるとのことです。
by Christian Guthier(画像:Creative Commons)
肝臓、膵臓、乳がんの変異公開=ゲノム解析で新治療法期待-国際チーム
(2010/4/15、時事通信)
日本など10カ国の研究機関で構成する「国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)」は15日未明、肝臓がん、膵臓(すいぞう)がんと乳がんについて、原因となる可能性がある全遺伝情報(ゲノム)の変異データをホームページで公開した。
肝臓は日本、膵臓はオーストラリアとカナダ、乳がんは英国が担当した。
新たな予防・診断法や治療法の開発に役立つと期待される。
日本など10カ国の研究機関で構成する「国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)」は、肝臓がんやすい臓がん、乳がんの原因となる可能性があるゲノム(全遺伝情報)を解読し、遺伝子の異常を見つけたそうです。
⇒ 肝臓ガンの症状 についてはコチラ。
⇒ すい臓がんの症状 についてはコチラ。
⇒ 乳がんの症状 についてはコチラ。
日本が担当したのは、肝臓(肝臓がん)。
肝がんの遺伝子異常発見 国際ゲノム解析で日本チーム
(2010/4/15、47ニュース)
理化学研究所と国立がん研究センターなどの研究チームは14日、C型肝炎ウイルスの感染が原因で肝臓がんになった患者のゲノム(全遺伝情報)を解読し、健康な人では見られない約100カ所の遺伝子の異常を新たに見つけたと発表した。
新たな治療法開発に役立つといいですね。
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■肝臓がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明
肝がん発症に新メカニズム 東北大グループが解明
(2010/2/22、河北新報)
東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授(医化学)と、東京都臨床医学総合研究所の小松雅明副参事研究員らのグループが、肝臓がんの発症を引き起こす新たなメカニズムの一端を解明した。
特定のタンパク質の過剰な蓄積が、がん細胞の増殖に有利な環境をつくり出していることを発見。
新たな抗がん剤や治療法の開発につながる可能性が高いという。
東北大大学院医学系研究科の山本雅之教授と、東京都臨床医学総合研究所の小松雅明副参事研究員らのグループが、肝臓がんの発症を引き起こす新たなメカニズムの一端を解明したそうです。
肝臓ガンの発症を引き起こす新メカニズムの一端が解明されたことにより、治療法の開発につながる可能性があるようです。
肝臓がん患者の体内にはタンパク質の一種「p62」が過剰に蓄積することが知られていたが、がん発症のメカニズムとの関連は不明だった。
山本教授らはマウスを用いた実験で、p62と生体防御をつかさどる細胞内のセンサー分子(タンパク質)とが結合することで、特定の酵素群が過剰に発生し、がん細胞の増殖を助けていることを突き止めた。
記事によれば、肝臓がんは、肺がん、胃がんについで3番目に多いそうです。
肝臓がんによる国内の死者は年間3万人を超え、2008年の国立がんセンターの統計では肺がん、胃がんに次いで3番目に多い。
肝硬変からがんに進行する患者が大半で、肝機能が低下した状態で広範囲の切除手術をするため、術後に肝不全を発症し死亡するケースが多いという。
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