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<がん死亡率>青森県、11年連続ワースト|がんの部位別死亡率「大腸」「胆のう・胆道」「膵臓」で全国ワースト

Hirosaki-jo Color Pattern at Blue hour (Hirosaki, Aomori, Japan)

by t-mizo(画像:Creative Commons)




<がん死亡率>青森県が全国最悪 11年連続

(2015/10/18、毎日新聞)

2014年に人口10万人あたり何人ががんで命を落としたかを示す「がん死亡率」で、青森県が98.0と全国最悪だったことが国立がん研究センター(東京都)のまとめで分かった。青森のがん死亡率ワーストは04年から11年連続。

青森県は11年連続でがん死亡率ワーストなのだそうです。

■がんの部位別死亡率

がんの部位別の死亡率では、「大腸」「胆のう・胆道」「膵臓(すいぞう)」で青森県が全国ワーストとなり、「肺」が下から2番目、「肝臓」が下から9番目と悪い水準が目立った。

大腸」「胆のう・胆道」「膵臓」のがんの部位別死亡率で青森県が全国ワーストなのだそうです。

■なぜ青森県はがん死亡率ワーストなのか?

背景の一つには、県民の高い喫煙率、飲酒率がある。厚労省の13年国民生活基礎調査によると、県内の喫煙率は男性が40.3%で全国1位、女性が14.3%で全国2位と高くなっている。飲酒量も、1日1合以上を週3日以上続けている県民の割合が男性で51.6%(同省の10年国民健康・栄養調査)と全国平均(35.9%)を大きく上回り、全国1位となっている。

がんリスク度チェックによれば、タバコを吸っていること(タバコを吸っていたことがある)とお酒を飲んでいることががんのリスクを上げる条件となっています。

青森県では、喫煙率・飲酒率が高いという結果になっています。

■まとめ

青森県のがん死亡率を改善する方法を考えて、実行することによって、よりよいがん予防法ができていくと思いますので、ぜひやってほしいですね。

→ なぜ、青森県が平均寿命最下位なのか?|青森県を長寿県にするための方法とは?







男性のがん、「大腸がん」が初の1位、「胃がん」を抜き

Shibuya Crosswalk

by Joshua Damasio(画像:Creative Commons)

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■男性のがん、「大腸がん」が初の1位、「胃がん」を抜き

男性のがん、「大腸」が初の1位…「胃」を抜き

(2015/8/4、読売新聞)

同年に拠点病院でがんと診断された症例数は62万9491例(国内のがん全症例の約70%)。男性の部位別症例数では、07年の集計開始以来、大腸がんが初めて胃がんを抜き、最多となった。

国立がん研究センターが公表した「がん診療連携拠点病院」(409施設)の2013年の診療実績によれば、男性の部位別症例数では、大腸がんが初めて1位になったそうです。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

がんにかかる人、今年の予測は98万人 大腸がんが1位|国立がん研究センターで紹介した国立がん研究センターの予測によれば、今年国内でがんにかかる人が98万人となる予測で、部位別では、昨年3位だった大腸がんが、胃がん肺がんを抜いて一位になるという予測が立てられていましたので、その通りの結果になったということですね。




■がんの部位別症例数

1.大腸がん

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

→ 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら

2.胃がん

胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることによって胃がんの順位が低くなったと考えられるそうです。

3.肺がん

肺がんの発症が増えているのは、喫煙率が高かった年代の男性が高齢になっていることが関係しているようです。

■男女別がんの部位別症例数

 

<男性>

  1. 大腸がん
  2. 胃がん
  3. 前立腺がん
  4. 肺がん

<女性>

  1. 乳がん
  2. 大腸がん
  3. 肺がん
  4. 胃がん







【大腸がんの症状】

がんにかかる人、今年の予測は98万人 大腸がんが1位|国立がん研究センター




国立がん研究センターの予測によれば、今年国内でがんにかかる人が98万人となる予測で、部位別では、昨年3位だった大腸がんが、胃がんや肺がんを抜いて一位になるそうです。

昨年1位だった胃がんが相対的に伸び率が低く、順位が変わった。センターは、衛生状態が良くなり胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることが主な理由とみている。

胃がんの原因となるピロリ菌の感染率が下がっていることによって胃がんの順位が低くなったと考えられるそうです。

死亡者数の予測は37万900人で昨年の推計値より約4千人増えた。部位別では、肺がんが最多で7万7200人、大腸がん5万600人、胃がん4万9400人、膵臓(すいぞう)がん3万2800人、肝臓がん2万8900人の順だった。

すい臓がん肝臓がんは発見が遅れやすいということが原因なのかもしれません。

【追記(2015/4/29)】

がん患者、高齢化で「大腸」1位に…15年予測

(2015/4/29、読売新聞)

同センターによると、大腸がんの増加は主に高齢化の影響で、肺がんは、喫煙率が最も高かった1960年代に20~30代だった男性が高齢になり、発症が増えたためという。胃がんが3位になったのは、原因の一つとなるピロリ菌の感染者数の減少によるとみられる。

肺がんの発症が増えているのは、喫煙率が高かった年代の男性が高齢になっていることが関係しているようです。

ただ、高齢化の影響は全体に及ぶと考えられるので、大腸がんの増加は別のところにあるのではないのでしょうか。

例えば、この年代から食習慣が変わってきている、仕事の働き方・ライフスタイルが変わってきている、などです。

1975年型食事が健康によい!?|世界一受けたい授業 4月25日によれば、2000年代は脂質が多くなってくるのですが、肉を多く食べると大腸がんになるリスクが高いによれば、肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかっています。

また、長時間イスに座っているのは、健康に良くないらしいで紹介したアメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー誌に発表された研究によると、デスクワーク(長時間椅子に座ったままでの仕事など)は大腸がんのリスクを増加させる可能性があるそうです。

その他にも、糖尿病の人の大腸がんになるリスクは1.4倍、肝臓がんは1.97倍、すい臓がんは1.85倍も高いによれば、日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会の報告では、糖尿病の人はそうでない人に比べて大腸がんになるリスクは1.4倍なのだそうです。

糖尿病の患者数の増加に伴い、大腸がんになる人も増えていると考えられないでしょうか。

どのようなことが関係するのか、ぜひ知りたいですね。

→ 大腸がんとは|大腸がんの症状・初期症状・原因・予防 について詳しくはこちら

 → 大腸がん危険度チェック について詳しくはこちら







愛川欽也さん(80歳)の病気は肺がんだった

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愛川欽也さん死去、肺がん隠し「アド街」司会も

(2015/4/17、日刊スポーツ)

肺がんと闘いながらも、最近まで仕事を続けた。

愛川欽也さん(80歳)が肺がんでなくなったそうです。

愛川欽也さん『出没!アド街ック天国』1000回ギネス認定まで乗り切った名司会者逝く

(2015/4/17、Mocosuku Woman)

■肺がんとは?

肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因によってがん化したものをいいます。

肺がんは肺の一部の細胞が何らかの原因によって、がん化したものだそうです。

肺がんは進行するにつれて周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れにのって広がっていきます。

愛川さんの肺がんは、一部の報道によれば、脊髄にまで転移していたそうですが、がんが増殖し、血液やリンパの流れに乗って広がっていくことから転移したものと思われます。

■肺がんの種類

●小細胞肺がん
小細胞肺がんは、肺がんの約15~20%を占め、増殖が速く、脳・リンパ節・肝臓・副腎・骨などに転移しやすく悪性度の高いがんです。しかし、非小細胞肺がんよりも抗がん剤や放射線治療の効果が得られやすいといわれています。

●非小細胞肺がん
非小細胞肺がんは、肺がんの約80~85%を占めています。腺がん、扁平(へんぺい)上皮がん、大細胞がんなど、多くの異なる組織型があり、発生しやすい部位、進行形式と速度、症状はそれぞれ異なります。いずれの場合も化学療法や放射線治療で効果が得られにくく、手術を中心とした治療が行われます。

肺がんを予防するにはどうしたらよいか。によれば、肺がんには大きく分けて小細胞がんと非小細胞がんの2種類があり、最も多いのは非小細胞がんに分類される腺がんです。

これは喫煙の有無とは関係なく発症する危険性が高く、たばこを吸わないからといって安心はできないそうです。

肺がんは喫煙者に多いですが、たばこを吸わない人でも発症することがあります。

また、受動喫煙(周囲に流れるたばこの煙を吸う)により発症リスクが高まることもわかっています。

■肺がんを予防するには?

肺がんを予防するにはどうしたらよいか。

50歳あたりから発症頻度が高まり始め、70歳前後でピークになる。

会社や自治体の健康診断では単純レントゲン撮影しかメニューにないことが多く、これだと小さながんは見落とす危険性がある。

単に検診を受ければよいということではなく、手術が可能な早期の段階で見つけるためには、人間ドックで胸部CTを撮るなど、肺がん予防に対して自らが積極的な行動が必要になるようです。

肺がんを予防するためにも、定期的に人間ドックで自分の体の状態をしっかり把握していくことが肺がんの早期発見において一番重要なようです。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら

→ 肺の病気(呼吸器の病気)|肺がん・肺気胸・肺炎・肺気腫・COPD について詳しくはこちら




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パナソニック、息に含まれる肺がん特有の臭い成分から肺がんを診断する製品の開発を進めている

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パナソニック、息で肺がん診断=空気中ウイルスも検出

(2015/1/18、時事ドットコム)

息から肺がん特有のにおい成分を検出する装置の試作品=京都府精華町のパナソニック先端研究本部

パナソニックが家電で培った空気清浄などの技術を応用し、次世代製品の開発を進めている。患者が息を吹き掛けるだけで肺がんを診断できるほか、空気中に浮遊しているウイルスの検出も可能となりそうだ。

以前取り上げた肺ガンを「息の温度」から診断できるテスト方法が研究されている!?によれば、息の温度で肺がんを診断できるテスト方法が考えられていると紹介しましたが、今回の記事によれば、パナソニックでは息に含まれる肺がん特有の臭い成分から肺がんを診断する製品の開発を進めているそうです。

共通するのは「息」。

二つを組み合わせることによって、より精度の高いものができたとしたら面白そうですね。

→ 肺がんの症状・原因・予防するための検査 について詳しくはこちら

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