> 健康・美容チェック > メタボリックシンドローム > 「隠れメタボ」914万人|厚生労働省研究班
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■隠れメタボ914万人
by Teo Ruiz(画像:Creative Commons)
(2016/3/7、読売新聞)
男性の10・9%、女性の13・6%が、体格指数(BMI)25未満で腹囲もメタボの基準未満なのに、高血圧、高血糖、脂質異常のうち二つ以上の異常を持つことがわかった。この数字をもとに、全国で男性380万人、女性534万人の隠れメタボ患者がいると推計した。
厚生労働省研究班(代表=下方浩史・名古屋学芸大教授)によれば、肥満ではない(BMI25未満で腹囲もメタボの基準未満)のにもかかわらず、高血圧・高血糖・脂質異常のうち2つ以上の異常を持つ「隠れメタボリックシンドローム」の患者は全国で914万人に上るとする推計されるそうです。
隠れメタボ 全国で360万人(2012/1/2)によれば、研究班で40歳以上の男女2400人を無作為に選び調査したところ、胴回りが基準より細く、肥満ではないのに血圧や血糖値など2つ以上の項目で基準を超えている人がおよそ5%いたそうで、この数字を日本全体に当てはまると、360万人になるという計算でしたが、今回の数字はこれを大きく上回る結果となりました。
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メタボ健診、非肥満でも危険大 厚労省研究班が大規模調査(2009/4/16)によれば、厚生労働省研究班が全国の40~69歳の男女約3万人を対象に実施した大規模調査で、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることが明らかになっています。
細身の体型なのに、内臓脂肪が多い?内臓脂肪を減らすには?や日本人は欧米人より内臓脂肪がたまりやすい?によれば、日本人は欧米人に比べて内臓脂肪がつきやすい性質があるようです。
日本人はヤセ型でも糖尿病になりやすいといわれていますが、糖尿病“やせ”の人こそ要注意によれば、日本人は、欧米人に比べて血糖値を下げるインスリン分泌能力が低いため、太っていなくても糖尿病になりやすいため、たとえやせていたとしても糖尿病になる可能性があるそうです。
■メタボリックシンドロームの診断基準
メタボリック症候群の診断基準はウエストが男性85cm以上、女性90cm以上(内臓脂肪の面積が100平方センチ以上になっている目安)またはBMI(25以上)が基準以上で、それに加えて
1.中性脂肪(トリグリセライド)150mg/dl以上かつ/またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)40mg/dl未満、
2.収縮期血圧(上の血圧)130mmHg以上かつ/または拡張期血圧(下の血圧)85mmHg以上
3.空腹時血糖110mg/dl以上
の脂質代謝、血圧、血糖の3項目のうち、2つ以上あてはまればメタボリック症候群だということになっています。
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■隠れ○○
今回は「隠れメタボ」でしたが、他にも隠れ○○について取り上げてきました。
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