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「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果

Loud

by EsotericSapience(画像:Creative Commons)




■「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果

How does background noise affect our concentration?

(2010/1/1、Scientific American)

Several studies have indicated that stress resulting from ongoing white noise can induce the release of cortisol, a hormone that helps to restore homeostasis in the body after a bad experience. Excess cortisol impairs function in the prefrontal cortex—an emotional learning center that helps to regulate “executive” functions such as planning, reasoning and impulse control. Some recent evidence indicates that the prefrontal cortex also stores short-term memories. Changes to this region, therefore, may disrupt a person’s capacity to think clearly and to retain information.

「騒音はストレスレベルを上げてしまう」という研究結果

(2010/1/10、ライフハッカー)

米誌「Scientific American」の記事によると周りの騒音によりストレス負荷が高くなる人は結構いるそう。

外から騒音の刺激を受けるとストレスで副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌され、過剰なコルチゾールの分泌がプランニングや論理分析といった前頭の働きを阻害するとのこと。

これにより、明確な思考や情報の記憶に悪影響を与え集中力を損なわせてしまうことが多いそうです。

外から騒音の刺激を受けると、ストレスで副腎皮質ホルモンのコルチゾールが分泌され、過剰なコルチゾールの分泌がプランニングや論理分析といった前頭の働きを阻害し、集中力を損なわせてしまうという研究結果が発表されたそうです。

実感として、騒音により、ストレスを感じることはよくあります。

研究でも、

騒音 ⇒ ストレス ⇒ 過剰なコルチゾールの分泌 ⇒ 脳の働きを阻害 ⇒ 集中力を損なう

という結果になりました。

仕事の生産性向上のためにも、騒音対策をした方が良いようです。







iPadで不眠症? 可能性指摘する専門家も

Week 51, of 52. Almost done.

by Kamilla Oliveira(画像:Creative Commons)




眠れないのはiPadのせい? 可能性指摘する専門家も

(2010/5/14、CNN.co.jp)

米アップル社の多機能携帯端末「iPad」が米国で発売され人気を呼んでいるが、こうしたバックライト式の端末を就寝前に使うと睡眠サイクルが乱れ、不眠症の原因になるのではないかと懸念する声が出ている。

今回の記事は、今注目の「iPad」を取り上げていますが、実際は、バックライト式の端末、例えばノートPCやスマートフォン全般に当てはまることです。

iPadやノートPC、スマートフォンといった製品の普及で、ユーザーが就寝直前まで明るい光を見続けることがかつてなく増えた。

しかしこうした光のせいで脳が夜を昼と認識してしまい、睡眠パターンが妨げられて不眠症の悪化につながる可能性があると指摘する専門家がいる。

以前取り上げた「質のいい睡眠のための3か条とは」によれば、

2.『寝る前のPCやモバイルチェックはしないこと』。

ある研究によれば、就寝前のメールチェックはエスプレッソ2杯分程度の覚醒作用があるといわれているそうです。

強い光を浴びることで脳が刺激されて、眠りづらくなると考えられます。

ノースウエスタン大学の神経科学教授、フィリス・ジー氏は「可能性として、就寝前に(iPadやノートPCを)使えば、その光のせいで脳が刺激されて眠くなくなり、眠りにつくのが遅くなることはある。

起きる時間と寝る時間を決める脳の時計の概日リズムにも影響するかもしれない」と話す。

体内時計にも影響を与えてしまうかもしれません。

【関連記事】

電子書籍端末のKindleとiPadにはどのような違いがあるのでしょうか。

Amazon Kindle 4

by ☰☵ Michele M. F.(画像:Creative Commons)

ベッドでの読書にも最適とうたわれるiPadは、従来の紙の書籍やアマゾンの電子書籍端末「キンドル」などと異なり、画面の光が至近距離から直接目に飛び込んでくる。

このため寝室でテレビを見る場合や電灯の明かりで読書する場合に比べ、睡眠パターンが妨げられやすいと研究者は言う。

iPadはkindleとは異なり、画面の光が目に入ってくるために、睡眠に影響を与える可能性があるようですね。

また、人間の目は青色の光に対して敏感であるとされるが、コンピューター画面や電話といった電子機器には、覚醒効果の目的でこの青色の光がよく使用されるという。

睡眠障害の専門医であるレンセラー工科大学のマリアナ・フィゲイロ准教授は、電子端末のバックライト画面と睡眠障害との関係が疑われる患者に、オレンジ色のレンズが付いたサングラスを処方しているという。

オレンジ色は青色を排除してくれるからだとういう。

人間の目は青色の光に対して敏感なので、覚醒効果があるようです。

これが先程のエスプレッソ2杯分の覚醒作用があるということなのかもしれません。

しかし、記事によれば、iPadやノートPCが睡眠サイクルを妨げる可能性についてなされた研究はないそうです。

ただし、iPadやノートPCが睡眠サイクルを妨げる可能性についてなされた研究はまだなく、関連を疑問視する研究者もいる。

CNNはiPadを持っている数人に取材したが、いずれも就寝前にiPadで読書を楽しんでおり、睡眠の問題は感じていないとの答えだった。

ただ、最近眠りづらくなったなと感じた人は、眠る1から2時間前は、ノートPCやiPadを見ないようにした方がいいかもしれません。

睡眠不足・不眠・睡眠時無呼吸症候群







魚油のオメガ3脂肪酸、頭を良くする効果ない=英研究

Tuna

by Yaniv Ben-Arie(画像:Creative Commons)

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魚油のオメガ3脂肪酸、頭を良くする効果ない=英研究

(2010/4/30、ロイター)

英国で行われた研究によると、魚油に含まれるオメガ3脂肪酸は、心臓の健康のためには良いが、脳の機能を高める効果はないという。

ロンドン大学の研究者らが専門誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション」に発表した。

英国で行われた研究によれば、魚の油に含まれるオメガ3脂肪酸には、頭を良くする効果はないと発表したそうです。

これまで目にしてきたニュースによれば、頭に良いということだったので、今回のニュースは驚きです。

これまで数多くの研究が、魚をよく食べる人は精神機能が良好で、認知症になりにくいとの結果を示してきた。

だが、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究者らは、70歳代の男女748人を対象に2年間かけて行った調査で、エイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)を摂取したグループとしなかったグループに、認識機能の差は確認できなかったとした。

ただ、より長期間にわたり摂取した場合の効果については、可能性を排除していないとしている。

DHA・EPAを摂取したグループと摂取しなかったグループに差はなかったそうです。

今後も注目していきたい研究です。







アルツハイマー病のリスク、食事で劇的に減少可能|米コロンビア大

Bistro Cheny

by ismael villafranco(画像:Creative Commons)




アルツハイマー病のリスク、食事で劇的に減少可能=研究

(2010/4/14、ロイター)

オリーブオイルや木の実、魚、鶏肉、トマト、アブラナ科の野菜、緑黄色野菜、果物などをふんだんに取り入れた食事が、アルツハイマー型認知症の予防に極めて効果的との研究結果が明らかになった。

米コロンビア大でアルツハイマー病を研究するYian Gu氏らのチームは、65歳以上の健康な人2148人の食事データを平均4年間追跡し、1年半ごとにアルツハイマー病の発症を確認。

脳の健康に有益な特定の栄養素を摂取した人は、そうでない人に比べ、アルツハイマー病を発症するリスクが40%低いとの結果を、12日付の専門誌「アーカイブス・オブ・ニューロロジー」に発表した。

米コロンビア大でアルツハイマー病を研究するチームによれば、オリーブオイルや木の実、魚、鶏肉、トマト、アブラナ科の野菜、緑黄色野菜、果物などを取り入れた食事が、アルツハイマー型認知症の予防に効果的であると発表したそうです。

アルツハイマー病の予防には、

  • オリーブオイル
  • 木の実
  • 鶏肉
  • トマト
  • アブラナ科の野菜
  • 緑黄色野菜
  • 果物

などを取り入れた食事が効果的なのだそうです。

脳の健康によいとされる栄養素を摂取した人は、そうでない人に比べて、アルツハイマー病を発症するリスクが40%低いそうです。

 

反対に、どういうものは避けた方が良いのでしょうか。

逆に、飽和脂肪酸を含む赤身肉やバター、内臓肉、高脂肪乳製品などは避けた方がよいとしている。

避けた方が良い食べ物としては、

  • 飽和脂肪酸を含む赤身肉
  • バター
  • 内臓肉
  • 高脂肪乳製品

が挙げられています。

 

抗酸化作用のある食べ物(アブラナ科の野菜・ ケールの効果・効能)、

青魚、えごま油、シソ油、亜麻仁油、木の実(くるみ)などのオメガ3脂肪酸を豊富に含む食品

を積極的に摂った方がいいようですね。







脳トレは認知機能を高める効果がない!?|英ロンドン大学など1万人実験

Mind Control

by Steve Jurvetson(画像:Creative Commons)




「脳トレ」効果に疑問…英で1万人実験

(2010/4/21、読売新聞)

コンピューターを利用した脳トレーニング(脳トレ)は、健康な人の思考力や記憶などの認知機能を高める効果は期待できないことが、ロンドン大学などの1万人以上を対象にした実験で分かった。

脳トレは世界的ブームになっているが、大規模な検証はほとんどなかった。

英科学誌ネイチャーで21日発表した。

イギリスの科学誌ネイチャーによれば、コンピューターを利用した脳トレは認知機能を高める効果がなかったそうです。