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薬剤師が健康相談や医薬品の情報提供を行う「健康サポート薬局」|厚労省

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by e-Magine Art(画像:Creative Commons)




【追記(2016/6/4)】

「健康サポート薬局」(PDF)|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakkyoku_yakuzai/

「健康サポート薬局のあり方について」(平成27年9月24日:健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会)(PDF)|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/matome.pdf

健康サポート薬局は、地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援する薬局として位置付けられています。

薬局を健康づくり拠点に 厚労省方針、基準を検討

(2015/6/4、47ニュース)

厚生労働省は4日までに、薬剤師が地域住民の健康相談に応じ、医薬品の情報提供などを行う「健康情報拠点薬局(仮称)」を整備する方針を決め、具体的な定義や基準の検討を始めた。同日に始まった専門家検討会での議論を夏ごろまでに取りまとめ、来年度にも導入する。

複数の医療機関や薬局にかかることで、多くの薬を服用していることが問題視されており、例えば、高齢者宅には年475億円分の残薬(飲み残し・飲み忘れの薬)がある!?|解決する4つの方法によれば、処方された薬を適切に服用できずに、その結果、症状が悪化して薬が増えてしまうようなことがあるそうです。

今回の記事によれば、薬剤師が健康相談や医薬品の情報提供を行う「健康情報拠点薬局(仮称)」を整備していくそうです。

かかりつけ医を持つことが重要ということはよく言われていたことですが、かかりつけの薬局・薬剤師を持つことが重要になってきそうです。







P.S.

薬剤師の活躍の場が広がりそうですね。



【関連記事】

2015年薬剤師国家試験では合格率の低下傾向に歯止め

Student studying

by UBC Learning Commons(画像:Creative Commons)




合格率低下に歯止め、2015年薬剤師国試

(2015/3/28、m3.com)

第100回薬剤師国家試験の結果が3月27日発表され、合格率は63.17%で、前回より2.33ポイント上昇した。

<中略>

薬学部が6年制になり、最初の卒業生が国家試験を受験した2012年の合格率は88.31%、それ以降、2013年は79.10%、2014年は60.84%と年々低下していたが、今回の国試では歯止めがかかった

薬剤師不足が深刻、その原因は「国家試験」!?ー岩手県内医療機関によれば、薬剤師国家試験の出題傾向が変わったことで、合格率が低くなっているということでした。

各大学が薬剤師国家試験への対応を行なったからなのでしょうか。

医療機関によっては、内定者が不合格となって採用できなくなり、薬剤師が不足しているという問題も今後は解消していきそうです。

【参考リンク】

第100回薬剤師国家試験大学別合格者数 https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/307243/

薬学部を持つ計73大学の試験結果を集計し、受験者数総数に対する合格者の割合が多い順にランキングを作成されていますので、参考にしてみてください。









薬局で糖尿病測定 普及へ推進組織発足

World Diabetes Day

by Oskar Annermarken(画像:Creative Commons)

> 健康・美容チェック > 糖尿病 > 薬局で糖尿病測定 普及へ推進組織発足




糖尿病、薬局で指先測定 普及へ推進組織発足

(2015/5/28、日本経済新聞)

薬局で糖尿病検査ができる、厚労省が規制緩和(2014/4/4)によれば、糖尿病検査キットを使って、糖尿病の指標となる血糖値やヘモグロビンA1cをチェックしやすくすることにより、糖尿病患者の早期発見につなげるために、規制を緩和されましたが、さらなる普及のために、検査する人自ら血液を採取し、薬剤師が血糖値を測定する測定室を備えた薬局の開設や運営を支援する推進組織が発足したそうです。

【関連記事】

糖尿病の発見につながる血糖値への意識が低い!?によれば、糖尿病診断アクセス革命事務局が30~60代の主婦300人を対象に行った「主婦の健診受診状況調査」によれば、5割以上の主婦が検診を受けておらず、また、糖尿病に関連する血糖値への関心は低かったそうです。

測定室を設けた薬局ができることによって、予防医療の意識が高まるといいですね。







糖尿病関連ワード

糖尿病の症状・初期症状|糖尿病とは

糖尿病の診断基準(血糖値・HbA1c)

糖尿病改善・予防する方法(食べ物・運動)

糖尿病危険度チェック

糖尿病の原因(生活習慣)|女性・男性

薬局でもできる糖尿病の検査|検尿(尿糖検査)と採血による血糖検査

糖尿病の合併症|網膜症・腎症・神経障害

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インスリン(インシュリン)とは|血糖を下げる働きがあるホルモン

血糖値(正常値・食後血糖値・空腹時血糖値)・血糖値を下げる食品

薬剤師不足が深刻、その原因は「国家試験」!?|岩手県内医療機関

Pharmacist Lucy

by Brian Dunnette(画像:Creative Commons)




薬剤師不足が深刻 県内医療機関、国家試験が高い壁

(2015/5/19、岩手日報)

2006年から始まった薬学部の6年制移行に伴い薬剤師国家試験の出題傾向が変わり、近年全国的に合格率が急落。内定者が不合格となって採用できない事態が相次ぎ、一部の県立病院では病棟への薬剤師配置など診療体制強化に向けた計画が狂うなど混乱が生じている。

岩手県内の医療機関では薬剤師不足が深刻なのだそうです。

その理由は、薬剤師国家試験の出題傾向が変わったことで、合格率が低くなり、内定者が不合格となって採用できなくなり、薬剤師が不足しているからなのだそうです。

合格率の低下は全国的なものであり、影響は岩手県だけに限らず、全国的にも及ぶことが予想されます。

6年制移行が病棟薬剤業務など臨床現場で活躍できる薬剤師の養成を狙いの一つとしていたのに対し、国家試験は極めて広範囲の知識を求めており、現場とのギャップが生じているとの見方もある

元々の6年制以降の狙いと国家試験が求めるものとでギャップが生じているために、合格率が低下しているようですね。

専門性の高く、レベルが高い薬剤師は患者にとってありがたい存在なので国家試験のレベルが高いことは望ましいことなのでしょうが、薬剤師不足の影響によって、人員の確保ができず、そのしわ寄せが患者に押し寄せるようになってしまっては問題ですよね。