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若田光一宇宙飛行士の健康リスクとは?リハビリ内容は?




NASA Astronaut Rick Mastracchio and JAXA Astronaut Koichi Wakata visit GSFC

by NASA Goddard Space Flight Center(画像:Creative Commons)

■若田光一宇宙飛行士の健康リスク

これからリハビリ45日間…若田さん、なお激務

(2009/8/2、朝日新聞)

記事の中から、若田光一宇宙飛行士の健康リスクに関して抜き出してみました。

  • 無重量状態では体に負荷がかからないため、骨や筋肉が衰えてしまうそうです。
    記事によれば、毎日2時間の運動をこなしても、筋力は約2割落ちて一気に20歳も年をとった状態になるそうです。
  • 骨量も骨粗鬆症(こつそしょうしょう)患者の約10倍の速さで減るそうです。
  • 骨折や尿路結石の危険性も高まっているそうです。
  • 放射線被爆の影響により、白内障やがんのリスクが高まっている可能性
  • 燃え尽き症候群の恐れ

 

■若田光一宇宙飛行士のリハビリ内容

今後の対策を抜き出してみました。

  • ストレッチ、マッサージから始め、自立歩行、自転車こぎなど負荷をあげていくそうです。
    筋肉は数カ月で回復する見込みとのことです。
  • 骨量が戻るには少なくとも滞在期間のほぼ倍の時間がかかるそうです。
    若田さんは、今回骨粗鬆症の治療薬も実験的に飲んでいたとのことで、その効果が検証されるそうです。
  • 定期的な眼科検診・血液検査
  • メンタル面のサポート

宇宙に行くということはこれだけの体に負担のかかることなんですね。

若田光一さんが着陸後すぐに会見に出席したことはとてもすごいことだということがわかります。

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骨粗鬆症の患者数は約1000万人!閉経後の女性や高齢者に多い

La Osteoporosis afecta a hombres y mujeres http://t.co/O38Vnv6jYz

by German Tenorio(画像:Creative Commons)

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骨粗鬆症ってな~に? (2008/11/6、大手小町・読売新聞)

骨の量が減って骨がもろくなる(スカスカになる)病気が骨粗鬆(そしょう)症です。

閉経後の女性や高齢者に多くみられ、現在日本では高齢化社会にともない、その患者数は約1000万人ともいわれています。

骨粗しょう症はたびたびニュース等で紹介されているため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

しかし、骨粗鬆症の患者数が約1000万人とは驚きです。

骨粗鬆症は高齢者に多い病気だと思っていましたが、今、若い人にも骨粗鬆症が起こっているそうなのです。

偏った食事や無理なダイエットをすることで十分なミネラルの摂取ができず、また日光にあたることもなく運動もあまりしない生活を続けていると、骨の形成に大切なビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になってしまうのです!

偏った食事や無理なダイエットによって栄養バランスが崩れてしまい、また、運動もあまりしないような生活を続けていると、骨粗鬆症になってしまうそうです。

では、骨粗鬆症の予防のためにはどのようなことをする必要があるのでしょうか。

骨粗鬆症の予防に大事なことは、食事と運動です。

  • 食事:カルシウムを多く含む食品を摂ること
  • 運動:適度な運動をすること

バランスよい食事と適度な運動が骨粗鬆症の予防に欠かせません。

バランスよい食事と適度な運動を行なって、骨粗鬆症を予防しましょう。

→ 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら







骨粗鬆症・関節リウマチの画期的な新薬候補、発見|大阪大・米国立保健研究所

Petzval - Knee High SP

by Beryl_snw(画像:Creative Commons)

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骨粗鬆症の画期的な新薬候補、発見 大阪大

(2009/2/9、朝日新聞)

骨を作る細胞と壊す細胞(破骨細胞)のバランスが崩れると病気になるが、破骨細胞が骨の中で働く仕組みはよくわかっていなかった。阪大免疫学フロンティア研究センターの石井優准教授らは、生きたマウスの骨の中を見ることができる新しい顕微鏡を開発し、骨を壊す細胞の動きを観察した。その結果、血液中に含まれる脂質の一種「スフィンゴシン1リン酸」(S1P)に、破骨細胞を血管へ引き戻す働きがあることを突き止めた。

大阪大と米国立保健研究所のチームは、骨粗鬆症や関節リウマチの画期的な新薬となりうる新薬候補を発見したそうです。

チームは、免疫抑制剤として海外で臨床試験の最終段階まで進んでいる薬に、S1Pと同じ仕組みで働くものがあることに注目。この薬を骨粗鬆症のマウスに投与したところ、骨の破壊が6割軽減されることがわかった。この薬は、冬虫夏草の成分をもとに作られたもので、S1Pより強い働きをもつ。石井准教授は「すでに人の薬として開発中なので安全性は高い。骨粗鬆症や関節リウマチ、がんの骨転移など骨が壊れる病気の患者に有望だ」と話している。

「スフィンゴシン1リン酸」(S1P)には骨を作る細胞と壊す細胞(破骨細胞)を血管へ引き戻す働きがあることを突き止め、免疫抑制剤として海外で臨床試験の最終段階まで進んでいる薬に、S1Pと同じ仕組みで働くものがあることに注目し、この薬を骨粗鬆症のマウスに投与したところ、骨の破壊が6割軽減されることがわかったそうです。

この新薬は、すでに人の薬として開発中なので安全性は高いそうです。

骨粗鬆症や関節リウマチ、がんの骨転移など骨が壊れる病気の患者にとって、期待できそうです。

→ 骨粗しょう症の症状・原因・予防・食事 についてはこちら







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「遺伝子検査」による予測医療で、人は100歳まで生きられるか?

DNA?

by Thomas Wensing(画像:Creative Commons)




将来の健康や医学を語るうえで重要となるのが、遺伝子を調べることで病気を予測し、予防・治療するということだと思います。

このことに関して興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

「遺伝子検査」による予測医療で、人は100歳まで生きられる?

(2008/11/26、ダイヤモンドオンライン)

記事によると、アンチエイジング医療の最先端は、「予防医学(体の老化の兆候を早めに発見して「老化を予防」する医学)」から遺伝子検査による「予測医療」へと向かっており、すでに一部のクリニックでは「遺伝子検査」による予測医療がはじまっているそうです。

遺伝と健康問題は大きくかかわっており、メタボリックシンドローム糖尿病高血圧・心筋梗塞・肺がん・骨粗鬆症・アレルギー・乳がん ・アルツハイマー病など様々な病気になりやすい遺伝子を持つかどうかの検査を受けることができるそうです。

今後は、遺伝子による検査が重要な位置を占めるようになると思ったところ、そうではないようなのです。

やはり、生活習慣などの環境要因が大事だと書かれています。

私たちの健康における個人差に関して、遺伝素因だけで説明できるのは20~30パーセントだけであると、何十万人もの双子(*)を対象とした研究結果が示しています。

これは残りの70~80パーセントは、ライフスタイルのような環境要素が原因であることを意味します。

遺伝的になりやすい病気を知ることにより、生活習慣をよりよい習慣にしていくことが今後重要になりそうです。







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