「高血圧」タグアーカイブ

メタボや高血圧、高血糖の改善に効果がある物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」の量産に道|産総研など




Honey

by John Loo(画像:Creative Commons)

産総研など、抗メタボ物質 量産に道

(2009/6/24、日経産業新聞)

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場は、内臓脂肪症候群(メタボリック症候群)や高血圧、高血糖の改善に効果があるといわれる物質を、低価格で素早く作る技術にメドをつけた。

産業技術総合研究所と北海道立工業試験場によれば、メタボリックシンドローム高血圧高血糖に効果的だといわれる、体の中の様々な分子に働きかけ、活性化する生理活性物質「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」を低価格で素早く作る技術にメドをつけたそうです。

この物質は、記事によれば、

はちみつなど様々な食品に含まれており、血圧降下作用や血液中の脂肪酸を減らす効果があることが研究からわかっている。

とのこと。

この物質が、はちみつ以外に、どんな食品に含まれているのか、気になるところです。

今後、この物質に注目してみていきたいですね。







医師を困惑させる “肥満パラドックス”とは-肥満の人は心疾患の経過が良好?




Bizarr testek

by Lwp Kommunikáció(画像:Creative Commons)

医師を困惑させる “肥満パラドックス”-肥満の人は心疾患の経過が良好?

(2009/5/28、NIKKEI NET)

余分な脂肪は心疾患の発症の原因となるが、同時に症状の悪化を抑える可能性があることが、これまでの心臓研究のレビューで示された。

余分な脂肪は心臓疾患の原因となりますが、同時にその脂肪は心臓疾患の症状の悪化を抑える可能性があるそうです。

とても不思議なことですが、記事によると、心臓病研究では知られていることなのだとか。

こうした現象を「肥満パラドックス」というそうです。

米オクスナーOchsnerメディカルセンター(ニューオーリンズ)のCarl J. Lavie博士は、この現象を「肥満パラドックス(obesity paradox)」と呼んでいる。

「肥満は心疾患リスクおよび死亡リスクを大幅に増大させるが、高血圧、冠動脈の閉塞、末梢動脈障害(PAD)をいったん発症すると、肥満の患者は痩せた患者よりも経過が良好である。

このパラドックスは数年前から報告されているが、未だ認識していない医師も多い)」と同氏はいう。

このレビュー研究は医学誌「Journal of the American College of Cardiology(米国心臓病学会誌)」5月26日号に掲載された。

しかし、こうした考えが誤った形で浸透すると、肥満の人がダイエットする必要がないという方向に進んでしまいかねません。

この記事でも、その点を指摘しています。

「肥満は糖尿病や高血圧など多数の危険因子(リスクファクター)をもたらすとともに、それ自体が独立した危険因子でもある」と同氏は指摘し、心疾患の患者で最も経過がよいのは体重を減らそうとしている肥満者であることを指摘し、肥満がよいものとは考えてほしくないと述べている。

心臓疾患の経過を良いものにするためには、肥満を解消しようとする必要があるようです。

また、肥満は、糖尿病高血圧などの生活習慣病のリスクでもあるので、やはり肥満を解消するように対策を行う必要がありそうです。







「睡眠中に食事」で60キロ増加、ダイエットしても20年間太り続けた女性。




eat

by Pedro Figueiredo(画像:Creative Commons)

「睡眠中に食事」で60キロ増加、ダイエットしても20年間太り続けた女性。

(2009/6/18、ナリナリドットコム)

米国のある女性は、20年以上前からダイエットを開始したが、1日の摂取カロリーを1200キロカロリーに抑えていたにもかかわらず体重が60キロ近く増え、思い悩んでいた。

ダイエットのために、1日の摂取カロリーを抑えていたにもかかわらず、体重が60キロ近く増加した原因は何なのでしょう。

すぐに専門家に検査を依頼した結果、ライアンさんは睡眠関連摂食障害(SRED)と診断された。

つまり、寝ているときに高カロリーの食事をしてしまっていたために、太ってしまったようなのです。

現在では、糖尿病高血圧にもなっており、体が心配されます。

解決する方法はないのでしょうか。







高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=研究




MEMORIES !!

by Romel(画像:Creative Commons)

高血圧治療剤に過去の嫌な記憶を薄める効果も=研究

(2009/2/16、ロイター)

オランダの心理学者らは15日、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるとの研究結果を医学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した。

<中略>

研究者らは、脳内の神経細胞に働きかけるプロプラノロールにも、記憶を薄める効果があると話している。

オランダの心理学者らによれば、高血圧治療に広く使用されている薬によって、嫌な記憶を消去できる可能性があるそうです。

この研究が進めば、今後、不安障害や恐怖症などの治療に活用できるかもしれないそうです。







シイタケ(Shiitake)がアメリカで人気|椎茸で免疫力アップしてがん予防・中性脂肪値や血圧下げる成分も

shiitake

by Alison Harrington(画像:Creative Commons)




シイタケ がんの免疫指標が向上 中性脂肪や血圧下げる成分も

(2009/6/8、産経新聞)

米国でも「Shiitake」として人気が高まっているシイタケ(椎茸)。

おいしいだけでなく、免疫を活性化し、中性脂肪値や血圧を下げるなどの健康成分が知られる。

きのこになる前の菌糸体をがん再発予防を期す患者が食べ、免疫指標が向上した臨床試験結果も報告された。

アメリカでは椎茸(シイタケ)が健康食材「Shiitake」として注目が集まっているそうです。

がん予防のための免疫力アップや中性脂肪高血圧の人にもよいようです。

記事にもあるとおり、過度な期待は禁物ですが、日頃の食事に一品加えていきたいものです。