「PM2.5」の代表的な微粒子であるDEPがアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みが解明された|兵庫医科大


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■「PM2.5」の代表的な微粒子であるDEPがアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みが解明された|兵庫医科大

No273 13 Oct 2009 Sneeze

by mcfarlandmo(画像:Creative Commons)

PM2.5による鼻炎悪化メカニズム解明 兵庫医大

(2015/8/5、神戸新聞NEXT)

兵庫医科大(西宮市)の善本知広主任教授(免疫アレルギー学)らが5日、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる微粒子(DEP)がアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みを解明したと発表した。

兵庫医科大の善本知広主任教授は、微小粒子状物質「PM2.5」の代表的な微粒子であるDEPがアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みを解明したそうです。

■微小粒子状物質(PM2.5)とは?

中国の大気汚染「PM2・5」日本への影響は?によれば、大気中に浮遊する粒子状物質のうち、粒径2.5μm(1マイクロメートルとは千分の1ミリメートル)以下の物質をいいます。(髪の毛の1/40程度の大きさ。)

■花粉の飛散が少なくても、DEPにさらされていた場合、鼻炎の症状が悪化しやすくなる

ヒトの鼻粘膜の上皮細胞株で観察したところ、細胞同士を密着させてバリアーの機能を果たしているタンパク質「タイトジャンクション」をDEPが破壊し、細胞の隙間から花粉を通り抜けやすくしていることを確認。花粉の飛散が少なくても、数日前にDEPにさらされていた場合、鼻炎の症状が悪化しやすいことが分かった。

バリアの機能を果たしているたんぱく質をDEPが破壊することで花粉を通り抜けやすくしているだけでなく、また、花粉の飛散が少なくても、DEPにさらされていた場合、鼻炎の症状が悪化しやすいそうです。

記事によれば、タイトジャンクションの破壊が、抗酸化剤の点鼻で抑えられることがマウスの実験で分かったので、今後の予防薬の開発につながりそうです。

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